福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

21番太龍寺などへお礼参りしてきました。

2010-05-28 | 還暦求聞持成満の記
21日から25日まで21番太龍寺等へお礼参りをしてきました。ありがたい体験がありましたので記録しておきます。

・昨年秋21番太龍寺で求聞持を成満させていただいて以来つぎつぎとありがたいことがおこり願いが叶えられてきたので其の御礼に21番から20番鶴林寺、別格3番慈眼寺、19番立江寺、18番恩山寺、と歩き遍路し、帰りに奈良の田原亮演先生にも瞑想のご指導をいただいてきました。御礼にってまたまた更にありがたい思いをして帰ってきました。

・21番太龍寺には半年ぶりだったのですが朝あるいて山道を登るとき山門の前あたりに来るといろいろな蝶が何度も何度も私の周りを回ります。他の札所ではこういうふうに蝶が群れてくることはありません。太龍寺でのみこうして蝶が迎えに来てくれました。
求聞持のときも同じようにこうして蝶が求聞持堂の縁を飛んでいたのです。なにか当時の蝶が迎えにきてくれたような気がしました。舎心嶽のお大師様にも岩にのぼってご挨拶しました。お大師様は行中とちがい尊いお顔がくっきりと拝せました。諸堂も行中と同じように参拝しました。やはりなんともいえず懐かしい気がします。ご本尊さまにも先ず第1回目の御礼が出来た気持ちがしました。


・副住職のすすめでつぎに別格3番慈眼寺の穴禅定にいってきました。今まで三回の遍路では全く縁のなかった寺です。20番鶴林寺の麓から20k弱の人里はなれた深山にぽつんと別格3番慈眼寺はあります。其の本堂からさらに30分以上岩道をのぼりやっと2億年前に出来たといわれる鍾乳洞の入り口に着きます。入り口のお不動様お大師様にお祈りしてガイドの人についてローソクを手に洞窟に入りますがガイドのかたの指示どおり腹ばいになったり、両手を上げたりアクロバットのようにして1時間半くらいかかってやっとおまいりをすませて穴から出てこれました。洞窟の中で家族の祈願をしましたが帰ると家族もこの日に私の夢を見たことがわかりました。やはりこの洞窟はただならぬ気配がしているはずでした。1千萬円の寄進をしている人もいました。よほど霊験あらたかなのでしょう。

・19番立江寺に泊まったのは丁度父親の命日23日でした。歩きの僧侶からは宿代は取らないとおっしゃるので父の供養をお願いし、お布施を置いてきました。僧形のゆえかなにか勿体無いような部屋に案内されました。ありがたいことでした。

・かえりには奈良観音寺の田原先生のところで瞑想の指導を受けてきました。いつも先生にはありがたい指導を頂いていますが今回も『我々僧侶の一人一人がその境涯を深めていくことしか今日の混迷を救う道はない。仏道を歩むことしかない。』と説諭されました。まったくそのとおりと感じ入った次第でした。禅僧の方も一緒で、この方は毎朝4時から座禅をしておられるそうです。まさに仏道を歩んでおられます。いい刺激になりました。


こうして短いながらもありがたい御礼参りをして帰ってきました。佛縁はどこまでも無限に深く広くなるものと改めて感じさせられた旅でした。自身の記録のため書き残しておきます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 6月6日(日)坂東巡礼のご案内 | トップ | 坂東観音霊場記にみる二十八... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

還暦求聞持成満の記」カテゴリの最新記事