福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は7年続く疫病で下賀茂上賀茂両社で祈願した日

2024-05-10 | 法話
今日は7年続く疫病で下賀茂上賀茂両社で祈願した日。続史愚抄 / 延徳四年1492五月十日巳卯条「十日巳卯 賀茂下上社に於いて病事御祈仰せらる <他社及諸寺も同じ歟 >天皇は後土御門天皇。室町幕府将軍は十代足利義材文明十八年1486から7年間疫病が続き、この後、延徳四年七月十九日には延徳から明応へ改元しています。(「妙法寺記」による) . . . 本文を読む
コメント

人間を超越して初めて苦悩から脱出できる

2024-05-10 | 法話
『人間は人間でなくなるまで苦悩は続く。人間を超越して宇宙と一体になって初めて苦悩から脱出できる』(那須政隆猊下「密教が教える変幻自在の生き方」) この宇宙と一体となる具体的方法は利他行しかないのではと思います。利他行は自己を超越して他者と一体となれる唯一の方法ですから(瞬間的にでも部分的にでもあれ狭い利己をはなれ他者と一体となることですから)。   . . . 本文を読む
コメント

平城天皇が飢饉疫病に際して給付と免税をされた日。

2024-05-10 | 法話
貴族政治と言われている平安時代でさえ、飢饉疫病に際して大乗経転読に加えて給付金や減税をしていました「脩徳は虚ならず」としています。 日本後紀 / 大同三年(808)五月辛卯(10)条「辛卯 (平城天皇)詔して曰く ・・・ 頃者天下諸国 飢餒繁に興る 疫癘相尋ぎ 多く夭折を致す ・・・ 其の畿内七道。飢疫を言上せる諸国は 今年の調 宜しく咸く免除せよ 仍ち国司は親しく郷邑を巡し 医薬営救せよ 兼て . . . 本文を読む
コメント

今日は疾病対策のため諸寺社において仁王経を読ましめた日

2024-05-10 | 法話
日本紀略・延喜九年909 五月十日「疾病に依り、諸寺諸社において仁王経を読ましむ・・」 天皇は醍醐天皇。延喜8年(908)の夏季から延喜9年(909)の夏季にかけて、疫病の大流行があり、そのなかで、. 延喜8年(908)に、平安京では「咳逆」(インフルエンザ)が流行していた。 . . . 本文を読む
コメント