福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は平安末期の真言僧興然師の示寂された日です

2023-11-30 | 法話
今日は平安末期の真言僧興然師の示寂された日です。以下密教辞典等によります。読み方は、こうぜん・こうねん。字・理明坊・勸修寺御坊・慈尊院阿闍梨。生年:保安2(1121)、没年:建仁3.11.30(1204.1.3)。勸修寺慈尊院二世。寛信に随って両部大法・護摩・諸尊儀儀軌等を学び、念範・実任・亮薫等から受法8回、真言系各派の密教修法を再び統合し後世に伝えるために,多くの儀軌や曼荼羅・図像を精力的に収 . . . 本文を読む
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第九十八代・北朝三代、崇光天皇御出家の日

2023-11-30 | 法話
「本朝皇胤紹運録」(第九十八代・北朝三代崇光天皇)「明徳三年1392十一月晦、御落飾。法諱勝圓心」 崇光天皇・・・14世紀、北朝第三代の天皇。在位1348〜1351。光厳天皇の第1皇子。足利尊氏が南朝にくだったため廃位される。のち、南朝方に捕らえられて賀名生(あのう)に移され、さらに帰京して出家。 . . . 本文を読む
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「神皇正統記」には「真言第一」としつつ

2023-11-29 | 法話
神皇正統記には「真言第一」としつつ「為政者は諸宗を捨てず庶民教化の機をつかむべし」としています。 「神皇正統記・嵯峨天皇の条」「・・・東寺は桓武遷都の初め、皇城の鎮めのためにこれを建てらる。弘仁の御時、弘法に給ひてながく真言の寺とす。諸宗の雑住を許さざる地なり。 此の宗を神通乗と云ふ。如来果上の法門にして諸教に越えたる極秘密と思へり。就中我国は神代よりの縁起、この宗の所説に符合せり。(大師の作 . . . 本文を読む
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邪婬は國を亡し家を亡す

2023-11-29 | 法話
昔尼僧もどきの作家が不倫を奨励するような発言をしているのがネットに出ていたことがありますがとんでもありません。十善戒は僧俗問わず基本中の基本ですしその中でも不殺生、不偸盗、不邪淫は最も重いとされています。古来「邪婬は國を亡し家を亡す」とされています。人倫のみだれは文明を滅ぼしてきたことは歴史の証明する所です。また「家運が下降をたどるという場合は必ず先祖に色情問題がでている」とされます。以下引用して . . . 本文を読む
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生まるるも阿字(梵字)より来れば死ぬとても本の不生に帰りこそすれ」。

2023-11-28 | 法話
印融法印の時世の歌 高野春秋に「(永正十六年)秋は八月十五日夜、印融闍梨、武州烏山観護寺(また三會寺)に入寂。融師とは武州久保の人也。幼若に登山。事教業成。無量光院に入る。開講撓はず。議論玄に入る。筆記勝計すべからず。晩年関東に遊説。談林を興し論場を創る。平生書籍を捨てず、恒に烏山三會寺に居し時々隣里他山講義の毎に小牛に乗る。而して其の牛角に巻帙を架し行々熟覧焉。辞世歌に曰く「生まるるも阿字(梵 . . . 本文を読む
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佛説大輪金剛總持陀羅尼經

2023-11-28 | 諸経
  佛説大輪金剛總持陀羅尼經 如是我聞。一時、佛、王舍城耆闍崛山中にいまして大比丘衆千二百五十人と倶なりき。復た菩薩摩訶薩三萬六千ありて上首たり。爾時世尊、般涅槃に臨む後、佛法滅せんとする時、比丘比丘尼優婆塞優婆夷天龍八部、前後に圍遶し共に會して説法せんと。爾之時にあたり執金剛神ありて其の法要を問ふ、「世尊般涅槃後、總持の法 門云何んが受持せんや」。佛執金剛神に告げたまはく「善哉善 . . . 本文を読む
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今日は親鸞聖人ご入滅の日・報恩講です

2023-11-28 | 法話
今日は親鸞聖人ご入滅の日です。「弘長2年(1262年)11月28日 、押小路南 万里小路東にある実弟の尋有が院主である「善法院 」にて、享年90(満89歳)をもって入滅。臨終は、親鸞の弟の尋有や末娘の覚信尼らが看取った。遺骨は、鳥部野北辺の「大谷」に納められた」(ウキペヂア)とされます。東本願寺では21日から28日まで報恩講を営んでいます。不十分な知識ながら、親鸞聖人はわれわれに『業』のどうしよう . . . 本文を読む
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今日は宮沢賢治の妹、「トシ」の命日です。

2023-11-27 | 先祖供養
  宮澤トシは1922年(大正11年)11月27日24歳で逝去しています。 「永訣の朝」(宮沢賢治) 「けふのうちに とほくへいつてしまふわたくしのいもうとよ みぞれがふつておもてはへんにあかるいのだ    (あめゆじゆとてちてけんじや) うすあかくいつそう陰惨な雲から みぞれはびちよびちよふつてくる    (あめゆじゆとてちてけんじや) 青い蓴菜のもやうのついた . . . 本文を読む
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今日は26年間の読経に依り難病が治った日

2023-11-27 | 頂いた現実の霊験
「(日本霊異記)卅四、怨病忽ち身に嬰かかり、之に因りて受戒行善して以って現に病を愈すことを得る緣」 「巨勢呰女(こせのあさめ)者,紀伊國名草郡埴生里之女也。以天平寶字五年761辛丑、怨病身に嬰(かか)り,頸に癭肉疽を生じ、大苽の如し。痛苦切るが如くにして歷年不愈。自ら謂へらく、「宿業の招く所ならむ,但だ現報にみには非じ、滅罪し病を差(いや)すよりは,善を行はむには如かじ。」と。剃髮受戒し袈裟を著 . . . 本文を読む
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今日は村上天皇が困窮民に賑給された日

2023-11-27 | 法話
  日本紀略 / 応和二年(962)十一月廿七日辛未条 「廿七日辛未 (中略) 今日 綿調布等を以て東西京(の困窮民)に賑給す」  天皇は村上天皇。『後撰和歌集』の編纂、『清涼記』の著者とも、平安文化を開花させ「天暦の治」として後世景仰される。この「天暦の治」もこうした天皇の貧民へ賑給する等の陰徳あって花開いたといえましょう。 . . . 本文を読む
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第九十九代後亀山天皇御出家の日

2023-11-27 | 法話
「本朝皇胤紹運録」(第九十九代後亀山天皇)「応永四年(1397)十一月二十七日尊号および兵仗を辞退、その後御出家、法名金剛心」 後亀山天皇は第九十九代・南朝第四代。南朝最後の天皇。後村上天皇(第97代天皇南朝第2代天皇)の皇子。在位1383〜1392。足利義満に応じ、神器を北朝の後小松天皇に伝えて譲位、南北朝合一。 . . . 本文を読む
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山中の小さなお地蔵さま

2023-11-26 | 法話
・山中の小さなお地蔵さまは子を失った母が夜登ってきて抱きしめて泣くためのものだ。(長野県の言伝え) 四国遍路で山中を歩くと小さなお地蔵様が至る所にあります。これらのお地蔵様も地元の人たちが悲しい時に密かに抱いて泣くためのものかもしれません。 . . . 本文を読む
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大御心やすめまつらんとこしへに我靖国の神となりて

2023-11-26 | 先祖供養
靖国神社の社頭掲示 陸軍大尉皆川孫六命。「妻への手紙」「・・假令遺骨帰らざる事あるも国家の為充分の御奉公をしたものと思ひ喜ばねばならぬ。・・・大御心やすめまつらんとこしへに我靖国の神となりて」とあります。是を読む時、僅か数十年で日本人はいかに劣化したかを思い知らされます。 https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s . . . 本文を読む
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業に「三世四業」「因果四報」の種類がある。

2023-11-26 | 諸経
業に「三世四業」「因果四報」の種類がある。「三世四業」には 順現業・順次業・順後業・順不定業がある。・順現業とは、現世に善悪業因をなして現世にその賞罰を受けるもの。・順次業とは、現世に善悪業因をなして次の世にその賞罰を受けるもの。・順後業とは、現世に善悪業因をなして三回目以降の世にその賞罰を受けるもの。・順不定業とは、つよい善悪を造ってないため、報いを受ける時期が定まっていないもの。「因果四報(結 . . . 本文を読む
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宗教は安全保障そのものであること

2023-11-25 | 法話
以前NHKBsの「大戦国史」で、戦国時代にスペイン等がキリスト教によりアジア諸国を植民地化した姿が改めて浮き彫りにされていました。日本は秀吉・家康等の禁教令に依り辛うじてキリスト教から日本を護ることができましたが、明治維新以降は宗教的には戦国時代と同様の危険な状況が現出され、敗戦でさらに一層混迷の度を深めています。皇室にまで深くキリスト教が入り込んできています。 日本人は無宗教を表明することをイ . . . 本文を読む
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