福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は疫病を払うために大極殿や賀茂神社等で大般若を読誦

2024-05-09 | 法話
今日は疫病を払うために大極殿や賀茂神社等で大般若を読誦させた日「文徳実録」 「 斉衡三年五月庚戌(9)条(856)「庚戌 請僧二百五十人於大極殿 及冷然院 賀茂 松尾神社 分読大般若経 限三日訖 攘災疫也」 仁寿三年853には天然痘の大流行があったばかりですがこの天然痘がまだ残っていたのでしょう。 . . . 本文を読む
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今日は疫病封じで大覚寺の勅封般若心経を後土御門天皇が拝された日です。

2024-05-09 | 法話
続史愚抄 / 延徳四年1492五月九日戌寅条「九日戌寅 疫病流行 因って大覚寺般若心経(注1)を召して宮中(注2)に於いて御頂礼あり云 抑も京畿諸国大疫し 死者相枕 寛正に云ふがごとし(注3)」 疫病で延徳四年七月十九日には延徳から明応へ改元しています。(注1) 大覚寺般若心経。嵯峨天皇が大師に勧められて疫病退散のために心経を写経されて霊験を現したことが大師の般若心経秘鍵にあります。「上表文。時 . . . 本文を読む
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今日は疾疫に依り紫野に疫神を祭り御霊会を行った日

2024-05-09 | 法話
日本紀略 / 長保三年(1001)五月九日庚辰条「九日庚辰 紫野に於いて疫神を祭り、御霊会と号す。天下の疾疫に依る也。是日以前、神殿三宇・瑞垣等木工寮修理所造也。又神輿内匠寮之を造る。京中上下多数此の社に集会す。之を今宮と号す。」(これが京都紫野の今宮神社の濫觴とされます。桂昌院はこの今宮神社再興につとめ、護国寺にも今宮神社を境内社として勧請しています。明治の神仏分離でいまは江戸川橋にあります。) . . . 本文を読む
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