福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

四国八十八所の霊験・・・その88

2018-12-27 | 四国八十八所の霊験
 次 光明真言
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだらまに はんどま じんばら はらばりたや うん
(このご真言は過去の罪業を光明に変える力をもつとされています。先祖供養にもっとも有難い真言です。徒然草222段に法然上人の弟子宗源の話がでてきます。宗源は亡者の供養に一番功徳があるのはなにかと聞かれ「光明真言」と「宝篋印陀羅尼」だ、なぜならお経に書かれているからだと答えたとあります。(「竹谷〔山城醍醐の地名〕の乘願房〔そこに居りし淨土宗の法師〕、東二條院(とうにでうのゐん)〔後深草帝の皇后公子〕へ參られたりけるに、「亡者の追善には何事か勝利多き。」と尋ねさせ給ひければ、「光明眞言、寶篋印陀羅尼。」と申されたりけるを、弟子ども、「いかにかくは申し給ひけるぞ。念佛に勝ること候まじとは、など申し給はぬぞ。」と申しければ、「わが宗なれば、さこそ申さまほしかりつれども、まさしく稱名(しゃうみゃう)を追福に修(しゅ)して巨益(こやく)あるべしと説ける經文を見及ばねば、何に見えたるぞと、重ねて問はせ給はば、いかゞ申さむとおもひて、本經(ほんぎゃう)のたしかなるにつきて、この眞言、陀羅尼をば申しつるなり。」とぞ申されける。」)

 次 御宝号
南無大師遍照金剛

 次 回向文
願わくば この功徳をもって あまねく一切に及ぼし 我らと衆生と みなともに 仏道を成ぜん。

9. 光明真言を唱えつつ大師堂に向かいます。
「おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどまじんばら  はらばりたや うん」
(移動のとき光明真言を唱えるのは有縁無縁の霊魂を供養するため)

10. 大師堂でもおなじようにして拝んだあと納経所にむかいます。


 以上のお経はほとんどの宗派共通です。このほか南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経、南無釈迦牟尼佛など随意につけくわえて。
 日本人は変な習性があり宗派にこだわりますがお釈迦様の時代に宗派はありませんでした。それどころか「仏教、キリスト教、イスラム教などの世界宗教は古代ペルシャから起こった元は一つのもの」という説もあるくらいです。
 
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