福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

正法眼蔵随問記より

2014-09-29 | お大師様のお言葉
或る時道元禅師がおっしゃった。學問をする僧は須く吾我を離れるべきであると。たとえ千經萬論を學し得ととしても我執を離れなければ最後には魔の坑に落ちるであろう。 古人の云うことには「若し佛法の身心なくんばどうして佛となることができたり、祖師と成ることが出来るのか?我を離れると云のは、我が身心を佛法の大海に投げ入れて苦しく愁いても佛法に隨って修行するのである。若し乞食をすれば人は是を悪い・醜いことと思ふ . . . 本文を読む
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御岳山噴火による犠牲者がでました

2014-09-29 | 法話
御岳山噴火による犠牲者がでました。、東日本大震災以後も広島の土砂災害、今回の災害と災害が連続して起きています。 . . . 本文を読む
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「彼の諸仏菩薩常没の凡夫たりき・・」

2014-09-29 | 法話
「諸仏菩薩も昔は常の凡夫であった。迷いの深さも我らとおなじであった。しかし諸仏菩薩は生死の中で大勇猛心を発して覚りを開かれ、我等を導いてくださっている、そういう諸仏菩薩のお姿にひきくらべて自らを恥ずかしいとおもい、悲しむべきである・・(彼の諸仏菩薩、常没の凡夫たりき、迷心も殆どわれらが如し、然れどもも皆生死の夢の中に大勇猛心を発して、いま仏果の覚りの前に我等を利益したまふ。彼をみて我を顧み恥ずかし . . . 本文を読む
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四国八十八所の霊験その151(最終回)

2014-09-28 | 四国八十八所の霊験
カリフォルニア大学のフリシチョフ・カプラは「タオ自然学」のなかで述べています。「「相対性理論の時空の世界は本質的にダイナミックな世界であってここでは物体は「過程」である。(これは諸行無常にあたります)。現在無数の素粒子が知られているが今日これらの素粒子は「粒子」と呼べなくなった。「客観的実在は消滅してしまった(ハイゼンベルグ)(諸法無我にあたります)。」 万物は他のすべてとつながっておりすべての自 . . . 本文を読む
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御岳山の噴火

2014-09-27 | 法話
御岳山が噴火して遭難者も出そうな気配です。心配です。御岳山には御岳神社があり、神社のホームページによると、「御祭神は 国常立尊(くにとこたちのみこと、天地の大元霊)大己貴命(おおなむちのみこと、子宝、縁結、福徳の大 神)少彦名命(すくなひこなのみこと、智恵・才能・長寿・除病・禁厭を司る霊妙神)とあります。そして「木曽御嶽山頂上奥社は大宝2年(702年)信濃国司高根道基が創建した・・・室町時代中期・ . . . 本文を読む
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四国八十八所の霊験その150

2014-09-27 | 四国八十八所の霊験
 ラッセルは第二次大戦直後「人類の将来・・人類に害を与えてきた諸思想(1946年)」でいっています。「さまざまな人間の災難は次に二種類に分けることが出来る。第一に非人間的な環境から蒙る災難であり、第二には、他の人間から蒙る災難である。・・・今後の事については次のように考ええいいだろう。すなわち人類が考慮すべき最も重大な弊害は人類が愚かさや悪意、あるいはその両方によって互いに他の上に生じさせる弊害な . . . 本文を読む
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「得」は「徳」から

2014-09-26 | 法話
「得」は「徳」から 先日テレビでいろいろ苦労してお金持ちになった女優が「運のいい人と付き合う事」がお金持ちになる秘訣の一つと言っていました。こういう考えだとお金もちになるには「運の悪い人には近寄らない」ということになります。しかしこれは根本から間違った考えです。実際この方は必ずしもいままでの家庭生活は幸せだったとは言えない人でもあります。運をよくして「得」をしたいなら、まず自分が「徳」をつむことで . . . 本文を読む
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法然上人百四十五箇条より

2014-09-26 | 法話
問う。現世利益をいのってもお蔭の現れないのはどういうことですか? 答。現世利益を祈って、お蔭があるということは仏の嘘ではありません。ただ自分の思うようにならないということはあります。ちゃんと拝めば必ずおかげはあります。観音様を念じても、一心に念ずればおかげはあります。もし一心でなければお蔭は在りません。仏縁の厚い人は、前世から定まっているの業報まで変えることが出来ます。むかしもいまも佛縁の浅い . . . 本文を読む
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四国八十八所の霊験その149

2014-09-26 | 四国八十八所の霊験
・医経に「衆生病を得るに十因縁あり。一には久しく座して臥せず、二には食貸すことなし、三には憂愁、四には疲れ、五には淫逸、六には瞋恚、七には大便を忍ぶ、九には上風を制す、十には下風を制す。」 ・涅槃経に「一切衆生に四毒箭あり。貪欲、瞋恚、愚痴、驕慢なり。もし病因あらばすなわち病生ずるあり。いわく、寒熱肺病、上気吐逆、皮体しゅうしゅう、その心悶乱、下痢噦咽、小便淋漓、眼耳疼痛、腹背脹満 . . . 本文を読む
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「地球交響曲」のすすめ

2014-09-25 | 法話
地球交響曲の中の一節より「・・『地球の中の私、私の中の地球』(この言葉は、1992年ブラジルで開かれた『環境と開発に関する国連会議』の提案書に使われてました)という、とても大事なテーマが語られています。それぞれの楽章は、世界各地の、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、日本での取材を行ない、『今』を語るに相応しい人々6人(随時各章で登場人物は増える)に登場していただいています。それぞれの分野で、大きな仕 . . . 本文を読む
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華厳経から・・58

2014-09-25 | 諸経
華厳経巻第三十、十忍品第二十四ノ二 「・・諸の色は心によって造られ示現するも猶幻の如く、虚妄にして真実にあらず。一切の有は幻の如し。たとえば工みなる幻師の四衢に衆像を現じ、衆生見て歓喜するも而も実には所有なきがごとし。世間もかくのごとく一切みな幻の如く、有無等の諸法は悉く虚妄なりと了知す。」 . . . 本文を読む
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四国八十八所の霊験その148

2014-09-25 | 四国八十八所の霊験
どちらかといえば平穏な一生をすごすひともいる一方、世の中には悲惨な出来事に遭遇する人もいます。  事件事故にまきこまれ或は病苦にあえぎ苦しんでいる人々と平穏な人生を送っている人々のあいだにはどういう関係があるのか?遍路道で出会った障害者を連れた家族の方々を思い出すにつれ考えこまざるをえませんでした。 (病気についてのお経の文句があります。大智度論巻八「病に二種あり、先世の業病と今世の不摂生病なり。 . . . 本文を読む
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四国八十八所の霊験その147

2014-09-24 | 四国八十八所の霊験
 明治14年の「四国遍路道所記」には「それ四国遍路一度巡拝の輩は病苦またはよろずの難を除き、未来成仏うたがひなし。 遍路に道ををしへ、一夜の宿をかし、一粒一銭を施すものは寿命長久にして諸願成就すべきものなり。」とあります。 なお、お蔭をすぐには受けられないこともあります。 福聚講にきている松田京子さんが「お蔭の出方について」という投稿をしてくれています。紹介します。 「人それぞれにお蔭の出方は違 . . . 本文を読む
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「大いなるお慈悲一つの身となりて 過ごす月日は尊かりけり」

2014-09-24 | 法話
「大いなるお慈悲一つの身となりて 過ごす月日は尊かりけり」これはお地蔵様の歌です。この歌は、お地蔵様の全身がお慈悲の塊だといっています。お地蔵様はお慈悲の塊と成って道端に雨の日も風の日も何百年と立っておられて、『衆生無辺誓願度』を願っておられます。お地蔵さまに願い事をしてもお地蔵さまは我々のように見返りを求めたりはされません。ただお慈悲を一方的に与える為にのみ、気の遠くなるような時間、道端に立って . . . 本文を読む
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四国八十八所の霊験その146

2014-09-23 | 四国八十八所の霊験
私の頂いた霊験を再度書きます。 1、毎年入退院を繰り返していた縁者の重度うつ病が治り家族ともども幸せな家庭生活を送っていること。 2、遍路の途中で深い草むらに落とした時計を偶然一ツ橋の学生が拾い、更にその学生と焼山寺山門でばったり会うことができ時計を渡され、その後の遍路を続けられることになったこと。 3、血圧が25も下がる等健康体になったことと 4、身内が望みどおりの就職ができたり、不動産の贈与 . . . 本文を読む
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