福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は十斎日で六斉日です。

2021-04-30 | 法話
今日は十斎日で六斉日です。 十斎日とは月の一日・八日(六斉日でもあります)・十四日(六斉日でもあります)・十五日(六斉日でもあります)・十八日・二十三日(六斉日でもあります)・二十四・二十八日・二十九日(六斉日でもあります)・三十日(六斉日でもあります)をいいます(根拠は下の地蔵経にあります)。この日に八斎戒(不殺生、 不倫盗、 不淫、. 不妄語、 不飲酒、 不聴歌舞、 不坐広床戒、 非時食戒) . . . 本文を読む
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本当の『我』は『全』そのものを生かす所にある

2021-04-30 | 法話
コロナへの対応問題等に見る最近の一連の世の混乱ぶりを見るに戦後の「個」の中途半端な高揚感が原因となっていると思われます。 「個」はそれだけでは誠に空しい存在です。個利個略の追求はすればするほど虚しいものです。「個」の存在は「全体」に裏付けられてはじめて意味を獲得できます。「真言宗読本」でも栂尾祥雲師は「本当の『我』は『全』そのものを生かす所にある」と喝破しておられます。 「一切のものが全一とし . . . 本文を読む
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舎利信仰の比丘尼遷化時に奇瑞ありしこと

2021-04-27 | 法話
本朝新修往生伝「比丘尼蓮妙は河内国丹北郡東条長原郡の人也。尼壮日より老年に及び五障(楽欲障、瞋恚障、睡眠障、悪作障、疑惑障等の説あり)を鎮圧し偏に九品を欣求す。八十以降、二三年、毎日晦日天王寺に参り仏舎利を供養す。其の結願の日、舎利三粒光を放ちて照曜し、尼独り之を見、余人見ず。元永の年、子息に語りて曰く『白蓮天より下り大法会の散華の如し、汝等見ずや』と。子息等以て老爛の言と為し信受せず。此の如く相 . . . 本文を読む
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パンチェンラマ11世拉致から26年目

2021-04-26 | 法話
ゲンドゥン・チューキ・ニマ (198年4月25日生まれ)はダライラマ14世により1995年5月14日、パンチェンラマ11世と認定されましたが、ダライ・ラマ14世による新パンチェン・ラマ認定布告後の3日後に、ニマ少年は両親とともに失踪。中国当局は「ニマ少年を保護する目的」で連行したことを認めています。今年は拉致から26年目です。チベット・ウイグル・香港・尖閣・南沙諸島・台湾等と中国侵略国家の魔手はど . . . 本文を読む
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阿字観は九界の闇を照らし六道群類を照らす

2021-04-26 | 法話
  本朝新修往生伝に阿字観の功徳がありました。「我心性より五色光を放ち九界の闇を照し、彼の光還りて我が身に容入し、更に出て六道群類を照らす」と。 本朝新修往生伝「沙門重怡は伯耆の国の人也。久しく台嶺に住して顕密に通ず。後に鞍馬寺に移住。寺奥に一佛庵あり。丈六の阿弥陀象を奉安す。公其の所を以て宿坊と為す。行年五十以降、偏に道心に住し六箇年山門を出ず。常に両界供養法を修し彌陀寶號を唱ふ。 . . . 本文を読む
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「金剛般若經開題」(弘法大師)

2021-04-24 | お大師様のお言葉
「金剛般若經開題」(弘法大師) 「今斯の蘇多覽を釋すに略して二趣あり。一には顯略、二には深祕なり。 顯略趣とは、多名句を以て一義理を詮ずる是也。深祕 とは、一一名句中に無邊の義理を含する是也。 初門に就きて又二あり。所謂、唐梵二國の説是れなり。梵淺略とは又二あり。初は題目について釋し、次は經文について釋す。 題額の淺略とは謂く、バザラセイジキャハラジニャハラミタソタラン の十三字は四名 . . . 本文を読む
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道徳から宗教への進化はありえない

2021-04-23 | 法話
道徳や知性からは霊性的なものは出てきません。そこにはいつも対象的なものがあるので、自由がきかない、さうして霊性的直覚の法界は絶対に自由な場所です。(道徳・知性の世界と、霊性的世界の)両者の隔たりは非連続的であるから、道徳から歩みを進めて霊性へ這入りこむといふわけには行きません。この間隔は所謂嶮崖に手を撤して大死一番することでなければ飛び越えられません。合成ゴムや合成酒は作ることが出来ても桜の花は合 . . . 本文を読む
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苦惱の人を見ば 當に願うべし衆生

2021-04-23 | 諸経
華厳経巻六浄行品第七、「・・・若し橋梁を見ば 當に願ふべし衆生 法橋を興造して人を度して不休ならしめんと。園圃を修むるを見ば 當に願うべし衆生穢惡を𦓷除(うんじょ)して 欲根を生じざらしめんと。 無憂林を見ば當に願うべし衆生 心に歡喜を得て 憂惱を永除せんと。好園池を見ば 當に願うべし衆生 衆善を勤修して菩提を具足せんと。嚴飾の人を見ば 當に願うべし衆生 三十二相をもって 而も自ら莊嚴せんと。素 . . . 本文を読む
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二十三日は勢至菩薩・不空羂索観世音菩薩・八幡大菩薩・住吉大明神・思兼と手力雄の日

2021-04-23 | 法話
「二十三日は勢至菩薩・不空羂索観世音菩薩・八幡大菩薩・住吉大明神・思兼と手力雄の日。 ・勢至菩薩(「三十日秘仏」。密教辞典には「得大勢、大勢至、世志。観音とともに阿弥陀仏の脇侍とするのは、観無量寿経に「智慧の光を以て普く一切を照らし三途を離れ無上の力を得る」と説き、観音の慈悲に対して智慧の立場から救済するため」とする。曼荼羅図典でも「胎蔵曼荼羅でも蓮華部院(観音院)にあり、左手に未敷蓮華、右手は . . . 本文を読む
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読経に依り難病が治った話

2021-04-23 | 頂いた現実の霊験
「(日本霊異記)卅四、怨病忽ち身に嬰かかり、之に因りて受戒行善して以って現に病を愈すことを得る緣」 「巨勢呰女(こせのあさめ)者,紀伊國名草郡埴生里(和歌山市)之女也。以天平寶字五年761辛丑、怨病身に嬰(かか)り,頸に癭肉疽を生じ、大苽の如し。痛苦切るが如くにして歷年不愈。自ら謂へらく、「宿業の招く所ならむ,但だ現報にみには非じ、滅罪し病を差(いや)すよりは,善を行はむには如かじ。」と。剃髮受 . . . 本文を読む
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骨を刻むような苦悩がそのまま光明

2021-04-23 | 法話
円覚寺横田南嶺管長様は「『刻苦光明』(注1)とは、『骨を刻むような苦悩がそのまま光明』という意味である」と喝破されていました。 https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwjowPPtw5PwAh . . . 本文を読む
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平城天皇灌頂文

2021-04-23 | お大師様のお言葉
「大和尚奉爲平安城太上天皇潅頂文」(弘仁十三年大師が平城天皇に結縁灌頂を授けられた時の文) 「夫れ八繕の深海は修足にあらざれば其底を極ること能ず。九萬の高鳳は鵬翼にあらざれば其の頂を見るを得ず。盤薄厚地は劫火之灰滅する所、靉靆たる濃雲は猛風之搴卷する所なり。摩尼の奇珠は大龍を待ちて而も寶を雨ふらす。輪王の妙藥は鄙人に対すれば以って毒となる。何に況んや眞言祕藏は三自(三是一心の摩訶衍)を超 . . . 本文を読む
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「この世界にはありとあらゆるところに仏さまの願いが溶けていて・・・」

2021-04-23 | 法話
「ピアノは一台ずつ顔のある個々の独立した楽器だけれど、大本のところでつながっている。たとえばラジオのように。どこかの局が電波に乗せて送った言葉や音楽を個々のアンテナがつかまえる。同じように、この世界にはありとあらゆるところに音楽が溶けていて、個々のピアノがそれを形にする。・・」(「羊と鋼の森」宮下奈都)なにかの拍子にこの小説を読んでこの部分に惹かれました。同じように「この世にはありとあらゆるところ . . . 本文を読む
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信心について

2021-04-22 | 法話
仏教学者安田理深 は 「下総たより ある老人の問と答」 (文明堂)  で「生死の中にあるのが自分であるが、信心は生死を超えておる。信心が主人公であるから、信心が仏法を生活する。信心が浄土の生活者。穢土にあって浄土の生活。・・・この信心を獲ることが御利益。・・・ 」といい、臨済宗円覚寺管長をされた朝比奈宗源老師も「人間はだれでも「生死」を超えた無始無終の『仏心』の中に生かされている。いたずらに不安に . . . 本文を読む
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今日は四天王寺の「聖霊会舞楽大法要」です

2021-04-22 | おすすめ情報
今日は四天王寺の「聖霊会舞楽大法要」です。以下四天王寺のホームページです。 「今年の聖霊会(4/22)は無観客法要となります通常は六時堂と石舞台で行われます聖霊会(舞楽)は、コロナ対策の為、五智光院にて非公開で開催します。こちらはYouTubeライブで法要予定ですので、当日はコチラからご視聴ください。聖霊会ライブ配信」「4月22日 12時30分~聖霊会舞楽大法要。場所、六時堂 石舞台。毎年4月2 . . . 本文を読む
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