毎年必ず同じところを歴史散歩するところがあります。王子から都電で終点の三ノ輪で降りてそこから小塚原回向院や浄閑寺、そして吉原へ、この散歩を深めてくれたのは江戸を研究している田中優子氏の「江戸を歩く」という本です。最初に小塚原回向院が出てきます。この歴史散歩はもう5~6年続いていると思いますが、同じコースでも毎年、行く場所が増えたり、同じところでも見る場所が増えたりしています。面白いのはその時の自分の置かれている立場によっても感じ方が違ってくることです。「江戸を歩く」を読み返して、ふと自分の置かれている立場に気づき、訪れた場所の意味を深めていきます。歴史散歩は過去を振り返るだけではなく訪れた場所から自分の存在に気づきこれから生きていく、また死んでいく意味を深めていくことでもあります。
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