私は勝海舟が大好きなので1823年に生まれた勝海舟が1899年に亡くなるまでの77年間にどんな人物に会っていたかをよく調べます。一般によく知られている西郷隆盛や坂本龍馬もそうですが、勝海舟が若い頃にあった高野長英や晩年にあった田中正造なども興味があります。また、高橋是清のようにアメリカ人の従者として勝海舟に会っている人物もいます。その一つひとつの出会いが後に大きな活躍をしていきます。また現代に住む人々と共に歴史上の人物を語る時に自分の知らなかった人物との出会いが新たな生き方の気づきにつながることもあります。歴史をさかのぼって人物を見るだけでなくその人物の出会いから現代につながる生き方の気づきも生まれてくるのです。田中正造は足尾鉱毒事件の被害民のために奔走しますが、その活動を勝海舟は足尾鉱毒事件に明治政府の農商務大臣として関わった榎本武揚や旧幕臣で農学者の津田仙などとも深い関係があり、公害の原点と言われる足尾鉱毒事件に関心を持ちます。足尾鉱毒事件に対する勝海舟の視点は現代の公害や薬害事件にも学ぶべき点があります。歴史を学ぶことは現代につながる人物の生き方を学ぶことでもあります。
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- アシェラッド/ボロボロの人生の中で歴史を楽しむ
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- 舶匝/空っぽの器ーメディカルカフェの意味を考える
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- 前世占い師エティース/HPVワクチン被害者の生の声を聞いて
- もののはじめのiina/三舟(勝海舟・山岡鉄舟・高橋泥舟)の明治の生き方
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- 舶匝(@online_checker)/歴史から見る危機の脱出ー松平定信・上杉鷹山
- 片平洌彦/人様にご迷惑をおかけしてー救急車で運ばれてしまいました