あかまど(仮)

net初心者で自称ソフト技術者。Gamer属性。netは人の望み?それとも?

ハレの日。

2006-02-24 13:40:52 | ことば
ハレの日が嫌い。「今日はパーっと」が嫌い。お祭りが嫌い。
ケの日をギセイにしなきゃならないほど、世界がきびしいと思えないのです。
ほかの人が日常、あるいは仕事を楽しんでないからでしょうか、わたしがゲンジツに生きてないからでしょうか。
よりよい世の中を夢見て、あるいは最低限の生活を夢見て、生きるためにムリをして、養うためにムリをして、守るためにムリをしてる人が、世の中のムリを増やしてて、そのムリにみんなが合わせないと、生きられなくて、養えなくて、守れない世の中にしてるように思えてならないのです。

Diska

「ニンテンドーDSブラウザー(仮称)」発表。

2006-02-15 18:04:53 | Opera
Nintendo DSにOperaブラウザが出るみたいです。

OperaJP: 二画面を駆使した快適なウェブブラウジング: ニンテンドーDS®用 Opera ブラウザ、「ニンテンドーDSブラウザー(仮称)」発表

ニュースの写真とかを見ると、2画面使ってズームしたりとか、ちょっと謎機能があっておもしろいものになるかもという期待が持てそうです。
あと、まだあんまり使われてない気がするマウスジェスチャーという概念が世界中に強烈に定着するという予感があります。


個人的には「おうちでネットゲームしながらちょっとゲーム内の調べ物」とか、「メモ代わりにWikiとかBlog」とかいう需要が確実にありそうなのですが、そういう人がどれくらいいるかは不明です。
今のところDSの接続機能は無線LANのみなはずなので、たぶん、想定としては「ひとりで食べ物やさんに入って食前とか食後にちょっと調べ物」とか「飛行機待ってる間にひまつぶしネット」とか、微妙な限定状況な気もします。相当破壊力のある付加価値(ピクトチャットが同時に使えるとか。画面構成上ムリな気もします)がないと、複数人がいる環境でペン入力ネットデバイスは(「そっち系の人」が集まってるんでなければ)絵的に使いにくそうに思います。
GBAのコネクタ経由でW-SIMとかが使えたりするようになったりとかいう妄想もできないこともないですが、256k程度でネットするのは、サイトを選んだりすると思うので、「DSでブラウザ」といまひとつイメージがマッチしない感じもします。

個人的な思い込みが多分にあるのですが、任天堂はDSを中心にゆびきたすな感じな世界観をUSBコネクタとかRevolutionとか、あと、すれ違い通信とか、いろいろ演出してきたような気がします。
DSブラウザを使う環境というか、ビジョンというか、世界観というか、そういうのを、Nintendoが示してくれるのをちょっと期待したりもするのですが、そういうのがあるかどうかはちょっと疑問もあります。
作りっぱなしでうまくいくかどうかは、不安が大きいです。演出が考えられてないなら、かなりボウケンな気がします。おもちゃ屋さんとか友達のおうちでみんながDSでネットサーフィンに没頭してる絵はあんまり見たくないのです。

DS用Operaブラウザ。わたしは欲しい、というか、出たら確実に買いますが、人に薦められるものになるかどうかは、ちょっと未知数な気がします。


わたしは今の時代の携帯デバイス、ほんとうに携帯してそとで「使い込める」だけのバッテリーを持つものは「ひとつもない」と思います。
百科事典(Wikipediaみたいな)とか、レシピ帳とか、はげしく更新されることが意味があって、DSの画面構成とか速度とかを想定したコンテンツが出てきたら、おもしろくなりそうです。
正解はおうちの中にあるような気がします。
最大突起とか、ケーブルとか、謎スイッチとかがぜんぜんない、ペン入力のネットデバイスです。貴重です。想定外のところで需要がでてくるかも知れません。うまくいったら、ブラウザ内蔵して防水したDSが数年以内に出てきそうな気もします。
直感なのですが。


参照記事:
OperaJP
(ITmedia, Broadband Watch, Game watch)


追記(2006/02/15 20:30?):
nintendoの発表資料が公開されてました。
nintendo: ニンテンドーDS Conference(カンファレンス)! 2006.春
その他の記事
(Cnet)


追記(2006/02/16 2:20):
ニュース記事、あとはGoogleに任せよう…。主に自分参照用。
Google検索: opera ds

Diska

Phantasy Star Universe。

2006-02-14 20:17:06 | games
いまさら、というか、なんでこのタイミングに話題にするか、という議論もあるのですが、Phantasy Star Universe(PSU)というゲームが来月末ごろ発売になります。
PSU。ファン、あるいはマニアとして、「買う」ことは問答無用で決定事項になってましたが、「プレイする」かどうかは未定でした。やってみることに決めました。

PSUは、語弊もあるかもしれませんが、PSOの後継です。
PSOあたりから歴史を語ってみようかと思ったのですが、長くなりそうだったのでそこは大幅にはしょっちゃいます。


PSOは、わたしは「全コンピュータゲームの中でもっともRPGと呼ぶにふさわしいゲーム」という評価をしていました。

性能で選んだつもりがアクの強い外見を持つキャラクターを強制的に持たされて、それに自分の行動や言動を合わせていく過程。クエストを進めることで、この外見のキャラクターの典型的言動はこうだ、と自然に学習するプロセス。
単調な繰り返しで戦略もほとんどない戦闘で、「十字キーマクロに何を割り当てるか考えさせることでどうやっても個性を出さずにいられない」システム。
D&Dが提示して、以後のRPGが軽視して来た、ロールプレイング。ゲーム分類の古典でも提示される「演技」というものを、王道を持って提示し、成功させたという評価をしてました。

そして、Ver2のUltimateの方向、XBOXのボイスチャット、Windows版PSOBBのチームやチャット、操作系変更の方向に絶望し、その評価を取り下げました。今PSOの世界に戻る気は起きません。

PSOのバージョンアップは、まるで「PSOをプレイしたけど不満だったところを改良してやる」と思うあまり「PSOをプレイしておもしろかったところを破壊していく。あるいは薄めていく」過程だったように思います。
わたしが「PSOに」求めてたのは、アイテムの増加とか、クエストの追加とか、チームポイントとか、あるいは、ゲーム性とか難易度とか、そういうのじゃないのです。
PSOをわたしにとって特別に感じさせていたものは、「コミュニケーション重視」だったところなのです。
愛着の持てる、あるいは、感じられる自分の体であるとか、ゲーム中でも性能とか戦闘効率とか以外のところで、仲間とか自分の存在を主張できるところなのです。


PSUのサイトを久しぶりに見て、とりあえずプレイしてみようと思いました。決め手は、「キャラクターの鬼のようなカスタマイズ」と「カットインチャット」の紹介ムービーです。
PSUの中の人が、コミュニケーション重視だったPSOを思い出してくれたんだ、と思いました。
正直なところ、カットインチャットの操作がアクションゲームになじむものになるのか、そもそも、ムービーで見せられたような止め絵のカットインに感情移入ができるのか、とか、疑問はありますが、コミュニケーション重視なゲームだったことを思い出してくれた、と思いました。

Diskaが再度レイキャシールの体に戻れるかどうか、世界観が合うかとか、そういうのはわかりません。あるいは、その世界に合わせたくなったり、その世界向きのキャラクターとして生まれ変わったり生まれたりしたくなるのか、わかりません。
でも、PSOで見た夢が、もう一度見られるかも知れない、という期待を持たずにはいられません。
あんなすごいRPGは、オンラインでもオフラインでも、コンシューマでもPCでも、コンピュータでもテーブルトークでも、他に替わるものが、ひとつも、ないのですから。
そして、それはわたしの中で、失われてしまって、いま、どこにもないのですから。


PHANTASY STAR UNIVERSE


追記(2006/02/15):
今日付け(?)で発売延期の発表がありました。
PSU: 『ファンタシースターユニバース』発売日延期のお知らせ
今年中に出す予定らしいですがー。ちょっと怪しいですねぇ。

Diska

いけるかも?NetBeans 5.0。

2006-02-07 02:19:40 | web
NetBeans 5.0が出たらしいです。
SunのJava統合開発環境です。厳密には「Sunの」というと語弊がある気もしますが、Eclipseが「IBMの」である程度には「Sunの」と言っていいと思います。
一応長い歴史の中ではEclipseのライバルと目されたこともあるソフト(かなり偏見)の最新版です。

ITmedia: Eclipseに襲いかかる「NetBeans 5.0」

NetBeans、最後に触ったのがずいぶん前(たしか3.0とか)なのでうろ覚えの記憶で恐縮なのですが、大雑把に「スペック、機能面でEclipse(単体)に勝る」けど「安定性、快適性でEclipseに劣る」。端的に言って「Swingが使い物にならないからNetBeansは論外」と思ってました。

このところEclipseもろくに使う機会がないので比較もなにもあったもんじゃないのですが、こんどのNetBeans5.0、試用時間1分ほどですが、結構軽くて安定してます。
わたしのマシン環境が以前より格段にアップしてるというのは確実に影響してるのですが、「Swingが使い物にならない」という前提が、「世の中の」マシンが高性能になってきたことで崩れるということはあるんじゃないかと思います。
P4の3.2GHzマシンをもってしても、メニュー表示のラグ(恐らくは0.1秒とか)が目に付いたりはしてるのですが、これはちょっといけるかも。と思いました。
重さが軽減されたのは確実です。安定性はしばらく使わないとわかりません。

いま時点では、「流れは確実にEclipseがデファクト」とか思うのですが、SWTの速度の優位がぼやけてきたら、Swingの美しさが注目を集めてみたり、NetBeansの機能が見直されたりすることもあるかも知れません。
まぁ、試用時間1分なのですが。

「Javaで開発」自体と疎遠になってる現状でどれくらい使い込めるか不明ではありますが、機会があれば使ってみようと思います。


参照記事:
ITmedia: Eclipseに襲いかかる「NetBeans 5.0」
Netbeans: downloads

Diska

For Great Justice!。

2006-02-06 19:55:30 | games
Hotwired Japanの記事に懐かしい(?)フレーズが出てきました。「All your base are belong to us」。

Hotwired Japan: 掲示板で「知ったかぶり」ができる4つのコツ

記事の内容は、まぁ、掲示板で煽ったりするガイド(要約しすぎ)でしかも英語圏じゃないと使いようがないもので、どうということはないようなというかわたしはあんまり興味がなかったのですが、「All your base are belong to us」というのがまだネタとして現役というか、ちょっとイタいレベルに落ちてるネタらしいという話が出てきました。
All your base are belong to usを最初に知ったのはたしか妖精現実さんの記事(長いけどリンクしていいのか迷ったので下記引用)だったように思います。こちらの記事で過不足なく理解できた気がします。
イマドキのAll your base are belong to usはどんなかなぁ、とGoogleでちょっと見たらWikipediaの項目になってました。詳しくはそちらを参照するか、Googleで日本語の解説ページを探していただくとよさそうです。


で、ここまで前置きなんですが。

Wikipediaの解説に、このフレーズの英日全文が紹介されてるのですが、その英語版の一番最後の方に「FOR GREAT JUSTICE.」という台詞があることに気が付きました。これも英語的にちょっとアレらしいのですが、どういうニュアンスでアレなのかはわたしの英語力ではちょっと判別できません。たぶん、文法的にも意味も正しくてある意味かっこいいけど、王道過ぎて大上段過ぎてなかなか使い道がないとかいうことな気がします。Googleで上位にさっきのとかこれとかがヒットするところを見るとあんまりかっこいい状況で使わないほうがいいと思ってたほうがよさそうです。

それはともかく。
「FOR GREAT JUSTICE.」。
なんか、つい最近聞いた覚えがあります。
……Guild Warsのルリック王子が叫んでた気がします。

Guild Warsのウォリアースキルに「フォーグレートジャスティス!」というのがあるんですが、どうもこれ、「シャウト」と呼ばれる分類のスキルらしいです。
シャウト分類の技は、発動するとフキダシが現れて、さけびます。もういやおうなしに。目立ちます。

エイゴなプレイヤーの人たちは、「フォーグレートジャスティス!」というシャウトを聞くたびに、「All your base are belong to us」を思い出してにやにやしてるに違いありません。



参照記事:
Wikipedia(us): All your base are belong to us
Hotwired: 掲示板で「知ったかぶり」ができる4つのコツ
Guild Wars: Gameplay > Skills > Listing: Warrior: No Attribute
ギルドウォーズ: スキル:ウォリアー:無属性
Wikipedia: Engrish

追記(jp.wikipediaにもエントリがありました):
Wikipedia(jp): All your base are belong to us


妖精現実さんの断り書き(このウェブサイトは、都合により、まもなく終了します。 書いてあった情報は、特に断り書きがない限り、自由に使ってください。 そのまま転載しても、書き換えたりして再利用してもかまいません。)にしたがって全文引用しときます。
http://www.faireal.net/articles/8/03/#d30815_2

"All your base" vs. "反省しる"
2003年 8月15日
記事ID d30815_2

All your base are belong to us (AYBABTU)――このフレーズはネット上では有名(日本でもかなり有名)で、 Googleに専用カテゴリーまでできてしまっているほどだが、なぜそれほどウケたのか肝心の語源である日本ではあまり知られていないようだ。 日本語の解説ページを見ると「我々日本人はそれが英語として間違っていることまでは理解できても、ガイジンさんの絶大な支持を集めるほどの面白さ、馬鹿馬鹿しさにつながるニュアンスまで汲み取るのは難しい」などとある。 なぜウケたのかの想像も書いてあるが、そこに書いてあるような複雑なこと――belong to には卑猥なニュアンスがあるとか――ではなく、 もっと単純な話だ。

ポツダム宣言からちょっと連想したので、このネタにふってみる。

これは日本のあるゲームの海外向けバージョンにあった字幕で、たしかに変な英語だ。 しかし、このくらいの変な英語は、相当ブロークンではあるが、それ自体としては、ネット上ではぜんぜんオーケーで、 意味も完全に通じる。 これがウケた理由は、決して「中学生レベルの恥ずかしい文法ミス」をしやがって――といったようなことではない。 文法の間違いそれ自体を笑っているのではない。 英語のあやまりの結果、異図せず変な意味になってしまった、というわけでもない。 分かりやすく言えば、「反省しる」のようなものだ。 非常にシリアスな場面で予想外のことなのでインパクトがある。 ふつうの場面だったら「反省しろ」を「反省しる」と書いても、 単にミスタイプしただけだな、で終わりで、読み流して気にも留めないだろう。 が、偉い政治家がシリアスな表情で抗議する抗議文のなかに、 こんな誤字があったら、ずっこける。言いたい内容の真剣さと、ミスののほほんさの落差がはげしいからだ。

「All your base are belong to us」も同じこと。 深刻なストーリー展開。基地に爆弾をしかけたとかいうニヒルな悪役。 彼が「あきらめたまえ。諸君の基地は完全に我々の支配下にある」と冷笑する場面で、「支配下にあるにょ」などという字幕が出たら、 吹き出してしまう。べつに「あるにょ」が正しい日本語でないからとか、文法的にどうこうでなく、 シリアスな場面で突然アホな言葉遣いをするのが笑いをさそう。そういうことなのだ。 だから、「英語圏の人はちょっとした英語の間違いで大笑いするのだな」などと勘違いして萎縮した気持ちにならないでほしい。 繰り返すが、ふつうの場合であれば、このくらいの間違いは――もちろん、ほめられたことではないけれど――許される。 (参考: 自然な英語表現例 Your whole base is now under our control. Resistance is futile.)

立場上、ここで具体例を挙げるのはさしさわりがあるので書かないが、 英語ネイティブの人が作った英語字幕のなかにもとんでもないものがゴマンとある。 こんな程度で意気消沈してはやっていけない。

日本で「~しる!」を使う人の大半がキム・ヨンジンを知らないように、 All ... are belong とふざけて言う人も全員が語源まで知ってるわけでも、ましてや日本叩きをしているわけでもない。 もちろんどこにでも特定の国や地域を嫌いな人というものはいて、「日本人」をあざ笑う趣意でこのフレーズを使う人もいるかもしれないが、 それは極めて少数だろう。また、外国語(この場合、日本の英語)の間違いをみだりに笑う人というのは、 たいてい自分は一言語しか話せない。ひとつでも外国語を本気で習ったことがあれば誰でも、 文法の間違いやつづりの間違いに対する許容度は極めて高くなる。 一言語しか話せないことは少しも悪くないが、一言語しか話せないということは「外国語で話すのがどんなことか」を知らないわけだから、 自分の知らない行為についてあれこれ言ってみても適切な批評にはなりえないだろう。 間違いながらでも、しどろもどろでも、ちょっとでも外国語を使ってみようとする人のほうが、 知らずに笑っている人より、よっぽどりっぱだ。非日本語圏の人が漢字とかなで「反省しろ」と書くのが、どのくらい大変なことなのか、 たぶんあなたは想像してみたことすらないだろう。「All your base are」を安易に笑うことについても、 そういう意味での浅薄さも否めない。

しかしまあ、読み流すチャットとかでなく、商用のゲームのような売り物である以上、やはり日本語ネイティブの人と英語ネイティブの人が協力して、 間違いがないようにちゃんとチェックするべきだった、というのも確かだ。 海外で発売する商品である以上、語学学習の大変さとかとは別の問題だ。 英語の間違いそれ自体というより、日本の有名な大企業がこんなものをノーチェックで売ってしまう、ということが、 ひとつの意外性であり、したがって驚きや笑いの対象ともなるだろう。




Diska

Open AJAX。

2006-02-03 05:31:04 | web
AJAX標準化が進んでるらしい。

ZDnet: IBMなど、AJAX開発ツールのオープンソースプロジェクト「Open AJAX」を結成

記事を読んで、「AJAXっぽいメジャーどころのポータル持ちとか、そうじゃないツールベンダーとかが集まってEclipse用の開発ツールを作ろうとしてる」と理解したんだけど、ほかの記事見るとEclipse用のツールは、少なくとも仕様はある程度固まってて、プロジェクトの成果物としては第一弾という位置づけみたい。


AJAX、結局何も調べてないに近いので、かなりあてずっぽうのコメントになるけど、「そろそろAJAXというくくりで何ができそうかというのが見えてきて、フレームワークがあちこちで作られ始めてるのがリソース的にムダっぽかったりするのですり合わせしてよその貯め込んだノウハウも集めた上で改めて競争始めよう」ということなんだと思う。
「メジャーっぽい」開発環境が定義されることで、なんかムゲンのカノウセイっぽかったAJAXも、できることが脳内的に規定されるような気がして、いいことなんだか迷うとこもある。うっかりするとOpera締め出しみたいなこともあるかも知れない。

企業主体でフレームワークというとアレなのもあったような気がするけど、Eclipseの名前が出てくると手放しになんかうまく行きそうな気がしてしまうのは、結局ぼくはブランドに弱いということなんだろうなぁ。

AJAXの統合開発環境となれば、HTMLのWYSIWYGとかJavaScriptの実行とかも当然必要になってくるだろう。その辺のツールが、このメンバーで作られるのなら、相当期待してもいいんじゃないだろうか。AJAXのツールとしてまとまったものにならなかったとしても。


参照記事:
ZDnet: IBMなど、AJAX開発ツールのオープンソースプロジェクト「Open AJAX」を結成


追記:
その他の関連記事。
ITmedia, Japan.internet.com, PC web
経緯とか、プロジェクトの趣旨とかはPC webの記事がとても詳しい。

というか、ほかの記事もEclipse用ツールのストーリーとして書くなら「Project Proposal」へのリンクぐらい張ってくれてもバチは当たるまいに…。内容(の現状)については多分これ見れば全部わかる。

KimI

アクリル玉の神託。

2006-02-01 20:36:51 | cyber
20Qのボールが日本語化されて発売されてたみたいです。
実は去年(2005/11/12)に発売されてたらしいのですが、Amazonでオススメされて初めて知りました。

Amazon: 20Q

新色が2006/03/25発売らしいです。



20Qについては以前ちょっと縁があって調べてみたことがありました。詳細については前の記事で書いたのでここでは説明しません。

自称ソフト屋さんとしては、これのソフトって「プログラムの古典」であって、何をいまさら感も持ってたのですが、実際オンライン版でやってみると「おおっ」という印象でした。けっこうすごい、というか、すごいという印象をもたせるようにうまくできてるという言い方が正しいのかもしれません(<ちょっと斜に構えてます)。
多分厳密に数学的な意味での「ファジーな判断」をするあたりが、すごいっぽい感じのポイントみたいです。
製品の現物は見たことないのですが、インターフェイスを見る限り、Yes/Noだけじゃなく「わからない/ときどき」があります。

あと、みたところボタンが6つしかないらしいことがわかります。
多分、学習部分を省く、あるいは簡略化してる(降参したときにも質問文を作成させない。解答は入力させるのかも)んだと思います。
でたらめを学習するリスクは切り捨てる。ユーザーから学習しなくても充分すぎるおもしろさがデータベースの大きさで保障される自信、という印象を受けます。いえ。見てないのでいろいろあてずっぽうなカンですけど。


これを買って遊べるかどうかわたしには自信がないのですが、交友関係とか家族構成とかによってはかなり遊べるおもちゃかも知れません。

これ自体は、とりあえず遊ぶ以上のものではない、おもちゃ。と思うのですが、これに類するおもちゃは世の中にあんまりない気がします。

このうさんくさい水晶玉と付き合った人、たぶん「今とても若い」人たちの中には、プログラムとかアルゴリズムとかデータベースとか、人工知能とか、ユーザーエージェントとかに興味を持つ人とか、そういうのを作ったり仕事にしたりする人もでてくるんだろうなぁ。とか思うとちょっとどきどきします。

見ないでいろいろしゃべってるのもアレなのですが、データベースの作り次第では、たとえば野草とかキノコとか虫の種類を見分けたりとか、断片的に思い出した歌とか映画とか本とかのタイトルやメロディとか歌詞とかを確認したりとかいったシュミ分野とか、お医者さんがいない環境での問診とかで対処法を教えてくれたりとかいう「人工知能の古典としてのエキスパートシステム」としての方向のものにもなるんじゃないかと思います。既にカバーしてたらごめんなさい。

PDAなりケータイなりでもソフト的には動いても、多分あんまりうまくいかない気がします。
こういう、シンプルで、普段なんとなく遊べて、あと、ちょっとうさんくさくて、顔を持ってるということは、「付き合う相手」、「信頼を置く知恵袋」として、重要な気もします。


ITmediaの記事によると、製品のデータベース構築には以前記事を書いたときのデータが使われてたみたいです。のべでしょうけど、100万人とか書いてあります。
おもちゃですけど、アクリルの水晶玉の答えは、大勢の人の知識を集めたものなのです。世の中を動かしてる力がその玉には込められてるのです。それも、文字通りに。


関連記事:
あかまど(仮): 話題の人工知能。
ITmedia: 「ソレハ イキモノ?」――ブログが鍛えた人工知能「20Q」
Amazon: 20Q

Diska