あかまど(仮)

net初心者で自称ソフト技術者。Gamer属性。netは人の望み?それとも?

ヴィジャー2009年型。

2006-10-27 19:33:18 | cyber
自律型の情報収集衛星が2009年打ち上げ予定だそうです。
ITmedia: 「自分で判断を下す」スーパーコンピュータ、宇宙の旅へ
って、普通どうなのかよく知らないので、どのあたりが画期的か判断できないのですが、行間を読むに、

・宇宙環境だと電線が細くできないので、集積度の低いチップでコンピュータを組まないといけなかった(=低機能大型化)->強力にシールドできる手段、あるいは、ものすごい冗長性を持たせて、多少の誘導電流とかではそれなりな判断ができる技術みたいなのが開発されて、まぁ、イマドキっぽい(V)LSIが使えるようになった(=高機能小型化)。

あるいは、

・いままでは地球の基地とデータのやり取りをする必要があったので、充分なシールドができなかった->完全自律型にできるだけのソフト・ハード両面の技術が蓄積されたので、データ収拾する部分以外を完全密閉することができるようになった。

とかいう感じの話なようです。


具体的な話はわたしが記事を見てもあんまり見えてこないので妄想に走り勝ちなのですが、世代、属性的には、とりあえず「V'ger(ヴィジャー)」とか「スーパー巨人」を連想しました。

集めた情報をどうするのかは書いてないので不明です。たくさん集めたら落ちてくるとか、シャトルで迎えに行ったりするのかも知れません。あるいは、人間なんかに渡す必要はない?

具体的な話が見えてこないわりに、冒頭にわざわざ「『2001年宇宙の旅』のHAL9000のように反乱を起こすことはないが」と書いてあるのが、あまりに無根拠に見えるのですが、枕詞として流すべきでしょうか。あるいは流していいものでしょうか。
そもそも反乱という言葉を選んだ時点で間違ってるというか、反乱という概念が通用する相手とも思えないというか、「害虫益虫」という言葉みたいな無責任さを感じたりするのです。

「データ収拾という目的のため、非常手段として用意された自爆装置を制御下に置いて人類に要求を……」とか想像するとちょっとわくわくします。


参照記事:
ITmedia: 「自分で判断を下す」スーパーコンピュータ、宇宙の旅へ

Diska

PLAYSTATION Network。

2006-10-27 12:03:36 | games
PS3でちょっと大きな発表がありました。

Cnet: PS3発売と同時にオンラインサービス「PLAYSTATION Network」がスタート

あんまり真剣に情報をおっかけてなかったのですが、「PS3は本体性能で勝負」「あとはソフト屋に任せた!」「ネットのインフラは様子見て追々追加予定」なイメージを持ってました。そうでもなかったようです。

PLAYSTATION Network、ぱっと見はXbox Liveサービスに相当するもののようです。相当するというか、もうそのまんまな感じで、あるいはサービスメニュー上の違いを見つける方がむずかしいかも知れません。
Wiiチャンネルにも似てる気もしますがこっちはまだよくわかりません。

内容を見るに、思いつきで数ヶ月でひょひょいと作ったというレベルのものではなさそうです。本体仕様も含めてインフラだけしっかり整備しておいて、「微調整」して後出しで発表したという感じです。きっとサードパーティはいろいろ振り回されてるんだろうなぁ、とかいう気もします。

PSソフトアーカイブとかダウンロード(販売)とかいった話は前からあったように思うのですが、具体的なタイトルとかはこれまで出てきてなかったんじゃないかと思います。
ITmediaの記事を見ると、「新作といいつつ見たようなソフト=古めの原作で知名度が高い=PS3はエッジと思わせておいて万人受けっぽいタイトル」を並べてるあたりが目を引きます。
価格とか性能から想像されるユーザー層と微妙にミスマッチな感じもするのですが、うっかりすると「ソフト買わなくてもトロがいればいいやー」というプレイヤー続出かも知れません。個人的にはトロさんとは縁がなかったのですが、「いっしょ」というシステムは、オンラインサービスと恐ろしいほどの親和性があると思います。彼は、有料サービスを使うよう誘導する特命を負わされてるんじゃないかという気もします。
あと、PSPソフトの配信が目を引きます。現状のDSだと拡張メモリがないので、真似できないはずです。サービス、価格次第ではあるのですが、これは多分かなり破壊力があると思います。

実際触ってみないと評価はしにくいのですが、サービスや無料でできる範囲とか次第では、XBOX(Live)先行の優位は、あんまり大きくないんじゃないか、とさえ思えてきます。
「XBOXLiveのMS税っぽさ」には抵抗があるのに「SONYから購入ならいいかも」、という気分になるのはなぜでしょう……。


Playstation.com: 「PLAYSTATION®Network」日本国内で11月11日からサービス開始
Cnet: PS3発売と同時にオンラインサービス「PLAYSTATION Network」がスタート
ITmedia +D: すぐに遊べる――「PLAYSTATION Store」で配信されるゲームはこれ

Diska

Firefox2.0リリース。

2006-10-25 12:28:29 | Opera
Firefox2.0がリリースされたようです。
日本語版も普通に入手できるようなので、早速入れてみました。
Firefoxは1.0のころにちょっとだけ使ったきりの記憶だけで、1.5とかの動向は追っかけてません。
わたしの標準ブラウザはOperaです。


タブが格段に使いやすくなってます。
1.0では「タスクバーが片付けばいいので、よくわからないけどとりあえず作ってみました」感が満載で、個人的にはとても使えたものではなかったのですが、2.0になって、「Operaのちょっと古いバージョン並」という印象を持ちました。

(1.0のことを正確に覚えてないので、新しいかは不明ですが)具体的には:
・タブに「閉じるボタン」が付いてます。わたしがよく使ってる「タブをShift-Click」操作とか「ジェスチャーでLの字」では閉じてくれないです。まぁ、これは慣れです。
・「閉じちゃったタブ」の復帰ができます。Opera9にある「タブバーごみ箱アイコンの、閉じちゃったタブの一覧から復帰」操作は、メニューバーからならできるようです。
・ドラッグ&ドロップでブックマークできます。「なんでもないとこにドロップするとそのタブだけのウィンドウができる」操作はできないようです。
・タブバーダブルクリックで新規タブが開けます。タブが残り1つだけになるとバー自体が消滅するのにドキっとさせられますが、これは設定で変えられます。
・ブックマークフォルダから「タブですべて開く」操作ができるようになってます。ブックマークフォルダの深層に直接ブックマークする操作はないようです。
・Shiftでリンククリックすると新しいウィンドウで開くので、せっかくのTABが台無しな感じもします。これも設定次第かも(2006/10/25追記:「リンクをwheel-click(多分middle-clickも可)」で「新しいタブで開く」ことができるようです。1ボタンとか2ボタンの場合は知りませんが)。

まだ違和感がありますが、手が慣れたら、タブ操作に関しては、Opera並に使えるのかも知れません。

検索エンジンの選択がマウスだけでできたりとか、Plug-inのインストールがFirefoxの中のインターフェイスだけで完結したりとか、よさげなところもあります。


Cnetによると、
「Firefox 2で最大の焦点となっているのは、堅牢性と効率性に確実に重点を置くことだ。つまり、セキュリティ、安定性、そして速度に重点を置き、このブラウザをユーザーが本当に必要としているものに変化させることだ」とMozillaで「現象学者」と呼ばれるMike Beltzner氏は語っている。

なのだとか。
Opera8.0の標語「Speed, Security, Simplicity」を思い出します。
Speedは1時間ほど使った印象では申し分ないです。
Securityの評価はとてもできないので、当分先です。
標準機能が少ない分、Simplicityでは上かも知れません。


わたしにとってFirefox1.0で致命的なのは、「標準機能が抑えられてて、使い込むほど『どこの馬の骨とも』なAdd-onが増えていく(さらには、オススメした相手にもそれを当然のこととして強要するとか、がんがんAdd-onしたFirefoxの不調の面倒を見るハメになる可能性があるとか)」あたりだったのですが、これは多分設計思想とか開発体制が影響していて、今後とも変わることはなさそうな気がします。
さしあたってマウスジェスチャー(特に右クリック中左クリックで「戻る」あたり)が標準機能にないのが、かなり痛いです(追記2006/10/25 17:10: とかいいつつMouse Gesture1.5.2(AIOじゃなく)を入れて「↓」だけ「新規タブ」に変えてみたら、とりあえず使えそうです。でもやや重量感が)。
あと、この記事書いてて思ったのは、TEXTFIELDの彫りの深さが気持ち悪いとか、TEXTFIELD内でトリプルクリックがテキスト全体を選択してくれないとか…。

しばらく使ってみる予定。
「誰でも使ってて、安全性も確実っぽい定番Add-onが確立される」とか個人的な状況に変化があれば、Firefox2.0を標準的に使うこともあるかも知れません。


Mozilla Japan: Firefox2
Cnet: モジラ、「Firefox 2」を正式リリース
ITmedia: Firefox 2リリース

Diska

鎌田家。

2006-10-23 19:28:05 | Weblog
週刊こどもニュース」が好きです。あるいは好きでした。
池上家の「さやか・ひびき・あやか世代」は、キャラが立ってて特に好きで、世代交代したときはショックでした。もう、「ジャジャ丸ピッコロポロリがいなくなった以上、ノッポさんが引退した未満」ぐらい。

新世代も1年過ぎて、ちょっと演技指導過剰っぽく見えた「ふーん」、「そうなんだ」もずいぶんこなれて来たり、こどもたちの反応にも「やらされてる」以上のものが感じられるようになってきました。

ただ。

鎌田パパの解説は、相変わらず「オトナがこどもに説明するときはこうすればいい」という感じです。もっといえば「ここは誤魔化すところ」、さらに言えば「時間の都合、調べるだけムダ、言うだけムダ」という意思が感じられて、かなりがっかりです。思いすごしだといいのですが、どうしてもそういう意思を感じてしまいます。

むかしはよかった、で済ませてもいいのですが、気になってちょっと調べたら、先代のお父さんのインタビュー記事を見つけました。

ewoman: 佐々木かをり対談 win-win 第63回 池上 彰さん

とんでもなく長いインタビュー記事なので読み終わってないのですが、熱いです。何でしょう。うまい表現が見つからないのですが、わたしの属性の言葉で言うことが許されるなら、「モロボシダンに『血を吐きながら続ける、悲しいマラソンですよ』と言わしめる脚本家」のような熱さを感じます。
池上家のお父さんがわたしの知るお父さんになるのには、11年かかってたようです。

こう言ったら恐らくは無礼かとは思うのですが、まだ1年ほどのお父さんを11年目のお父さんと比較したら気の毒かも知れない、とも、思えて来ました。
11年分の魂が引き継がれていないのは、誰のせいかわかりませんし、滑り台が象徴する、「オトナから見たこども」への路線変更もあったのでしょう。お父さん役の変化は、パーソナリティの違いなのか、製作サイド全体の方針変更なのか、理想とする番組感が違うのかは、わかりません。
あと、少なくとも「こども」じゃないわたしは、少なくとも建前上メインターゲットである「こども」に、どっちがウケがいいのかは、知りませんし、「わたしにうれしいこどもニュース」なんてものが世間的に意義があるのかも、知りません。

わたしは、週刊こどもニュースが好きでした。
多分、池上パパが好きだったんです。
今後の鎌田パパ、あるいは鎌田一家に、期待していいでしょうか?


いじめの特集( 2006/10/21 放送)で、オトナ視点で「一人で悩まないで先生に相談して」と、お定まりのまとめ方をしようとしてる流れに、コドモの当事者としてしっかりかみついてた光河君がちょっとかっこよかったです。


追記(2006/11/01):
東京新聞: NHK『週刊こどもニュース』2代目お父さん。こんな記事がありました。がんばってるらしいです。

追記(2009/03/29):
2009/03/28付けで、お父さんが代替わりだそうです。
「解説君」は、「モノゴトを知ること、伝えること」のほかに、

「自分を含め誰が何を、理解していないのか、あるいはどう理解しているのか、なぜ理解していないのか、どうすれば理解することができるのか」とか
「うなずいた相手は本当に理解しているのか」、「それ以前に、その話題を理解したいと考えているのか」とか、
「どこまでが報道されていることで、客観的に信じてよさそうで、どこからが報道側の見解で、どこからが自分の意見なのか、少なくとも自分は明確にしてないといけないなぁ。特に、無条件でうなずいてくれる相手に対しては」とか

いろいろと考えさせてくれるお父さんでした。あまり肯定的な意味でなく。
きっと、わたしの考える「いい解説君」のあるべき姿と、権威ある報道機関の「いい解説員」のお仕事や、「いい親」の役割は、それぞれ違うのでしょう。

Diska

Diskaの予感。

2006-10-23 17:01:08 | ことば
望みが叶わないのは多分まだ幸せなのです。
叶えたい望みがないことに比べれば。

思うように行かないのは多分まだ幸せなのです。
思えないことに比べれば。

望みも思いも、だれもくれません。
助けてくれません。

むかし、なんか持ってた気もするのですけど。
もらい物じゃない望みって、あったかなぁ。

あるいは実は持ってるけど、自分や周りの人に徹底的に封印されてて、気が付かないのかもしれません。
気が付いたらしあわせかなぁ。

Diska

ゲーマーと勝利条件。

2006-10-23 13:04:51 | ことば
世界のルールが変わるのならば、プレイヤーの行動も変わって然るべきか。
プレイヤーの行動様式、文化に合わせて、世界のルールを変えるべきか。
そもそも世界のルールはプレイヤーの行動様式が作ってるのではないか。

ということを、いろんなプレイヤーが世界のあちこちで、思い出しはじめてる。

やったもん勝ち。勝ったもんが正義。
選択するのは、力。あるいは暴力。
それが、資本と呼ばれたり、多数決と呼ばれたり、軍と呼ばれたり、策略と呼ばれたり。

いろんなとこで戦いが起こってる時代なんだろう。
オトナの権威権力資金力腕力頭数に抑えられてきた、無力感の申し子、コドモだった、ぼくやぼくらは、多分それを望んでいた。
望んだ結果のいま、それが幸せなのか、まだ自信がない。
公平な競争の元で更なる無力感に絶望したり、運だけで登り詰めて公平の無力さに絶望してるのかも知れない。

世界での勝利に最適化する戦略とは、どんなだろう。
多分、勝利条件を自分で設定する以外ない。
自己満足と人が言おうと、タコ満足なんざ聞いたこともない。
共感を呼ぶために自分が満足しないのなら、ぼくはそれを勝利と呼ばない。
共感を呼ぶことを勝利条件とするなら、ぼくはそれを敢えて自己満足と呼ぼうか。

KimI

Opera9.02リリース。え?

2006-10-20 20:57:25 | Opera
(はじめに注:以下は、2006/10/20 20:57時点のCnetJapanのある記事の内容と、その記事内容についての記述です。2006/10/21 03:10時点では、タイトル、内容とも変更されてます)

CnetJapanですごいニュースを発見しました。

オペラ、「Opera 9.02」をリリース--セキュリティ脆弱性を修正

Opera Softwareは、同社オープンソースブラウザ「Opera」のバージョン9.02をリリースし、同製品のセキュリティアップデートを行った。新バージョンでは、Opera 9に存在していた脆弱性が修正されている。





先月にOpera9.02が出たばかりだというのに、Opera9.02がリリースされたそうです。
……あれ?

いえ、別に、ここ数日中にリリースされたとはどこにも書いてないから、多分「Opera9.02がリリースされた」というのは合ってるんですけど……。世間的に「ニュース」と言わないような気がしたり、タイトルのミスリード感は強烈な気がしなくもないのです。

オープンソース!……ってこれは大ウソなんじゃないでしょうか……。少なくとも9.01、というか2006/09/22リリースの9.02まではクローズドソースで無料配布されてたような気がします。新9.02がオープンソースというのが本当だとすると、脆弱性云々よりオープンソースであることの方が大ニュースな気がします。

Opera 9に存在していた脆弱性……は、まぁ、拡大解釈すれば9.00及び9.01とか、WeeklyBuildとかを総称するいい言葉がないから過去形で書くことで9.02より前と解釈できないこともない……でしょうか?

で、脆弱性の話なのですが、これは実は初耳でした。9.00時点では、「長いURLでクラッシュするというバグ」が知られていたのですが、記事からリンクされてるページの説明を見る限り、「クラッシュも含めて、任意のコードが実行できる」とされているようです。
これは、別物の、本物の、新しい脆弱性と考えた方がよさそうです。
大変そうなので検証はしませんが、先日のはOpera社で「It is just a crash. No way to exploit this」と認識されてたので、本当だとすると、深刻度は256倍どころじゃなくアップです。ほんとにDoSにも使える脆弱性です。
記事中前半にある、「ユーザーのシステムがクラッシュしてしまうというもの」という記述は、正しいのかも知れませんが、先日の「Operaがクラッシュする」という話と混同しそうで、結構危険です。


どうも、このニュース、「既に9.02では修正されているけど、Operaの9.01以前に存在した『重大な脆弱性』が『最近』発見された」というセキュリティ関係のレポートを見て、いくつかの勘違いの上で書かれた「実は重要な情報を含んでるけど、ヘンなとこを強調したり根本的に間違った情報を加えたりで結果的にカモフラージュしてる」という、なんともややこしい記事だったようです。

とりあえず、Opera9.00及び9.01を使ってる人は先月既にリリースされてるOpera9.02にアップデートしましょう。それでこの件については万事おっけーです。


Cnet: オペラ、「Opera 9.02」をリリース--セキュリティ脆弱性を修正
ZDnet: オペラ、「Opera 9.02」をリリース--セキュリティ脆弱性を修正
Cnet news.com: Opera releases security update。元記事。コメントで、「先月へようこそ!」とか突っ込まれます。


追記(2006/10/21 03:10):
さすがに訂正されたようです。タイトルが「Opera 9.0および9.01に脆弱性--9.02へのアップデートを」と、この上なく適切に(欲を言えば9.00)変更されてます。
……でも、現時点で英語の元記事は元のままおいてきぼり(上記引用の原文「Opera Software has released a security update, 9.02, of its open-source browser.」がそのまま)になってるのがちょっとどきどき。ニュースの翻訳って責任とか権限とかいろいろ大変そうです。オフィスアワーとかも違うでしょうし。
訂正された日本語記事は、Opera社のAdvisaryへのリンクが張られてるところが新しい(?)です。「このAdvisaryがニュースソースだったらしい」とかわかって、ひと安心でナイスな感じです。

Diska

myloが国内発売。

2006-10-18 20:55:09 | Opera
myloが2007/02国内発売(予約は2006/12から)だそうです。
ITmedia News: myloを見てきたのだ


はい。myloって何ですか?
というボケは以前やったのでやめときますが、興味があれば以前のわたしの混乱振りをお読みください。
ITmediaの記事は「ネット端末」、「“IM+音楽”のコミュニケーションツール」と書いてますが、やっぱりちょっと分類が難しいデバイスであって、たぶん、「これが何か」という質問には「これはmyloだ」という答えが一番適切な気がします。


myloを見てきたのだ」記事の写真を見ると(余程手が巨大な人なのでなければ)思いのほか小さいです。小さなキーボードを見てて思ったのですが、一番の潜在需要は、小中学生なんじゃないでしょうか?先日の印象では高校生大学生とか思ってたのですが、もっと下。
その世代と生活圏がほとんど重なってないので、想像するほかないのですが、すごくなじむ気がします。

ほぼ確実に通話料を払う定期収入がなかったり
なるべくなら家に通話記録を残したくなかったり
インドア派で個室持ってる率が高かったり
家のネットはフィルタされてることがあったり
あるいはLAN到達圏且つ入りびたれる空間(学校,お店,友人宅)があったり

買い与える、あるいはお小遣いで買うには「大きさの割に(!)」「45000円」はとんでもないという印象を持つ人がいることは想像できるのですが、これは期待する通話量とか、払える通話料とか、携帯やPHSの購入価格や寿命、myloが置き換えられるかも知れないいくつかのガジェットの価格とかを勘案する必要があるでしょう。多分、安いと判断する子供や、親は、いると思います。


日本語関連は、開発体制とかライブラリがすっかりこなれてるのか、英語版リリースしてまだ数ヶ月だというのに、写真を見る限りすごく普通にできてるように見えます。Operaとかの話は、記事見てもよくわかりません。むぅ。カテゴリOperaなのに。


同記事を読んでて印象的だったのは、音楽関係の話です。
どうもライセンス保護されたファイルをAdHocでストリーミング再生とか、結構とんでもなさげな機能もあるようです。音楽系SNSとかと連携とかもあるようです(<よくわかってません)。あるいは、イマドキのワカモノの、音楽とかの「所有感」は、myloで再定義されるのかも知れません。「あの曲はあいつにの所に行って頼めば合法的に聞けるけど、コピーはダメらしい」とか。
mylo。
「メディアプレイヤーとコミュニケーションツール」というのが気と竹を接いだような印象を持ってたのですが、コンテンツを抱えるSONYというダイキギョウが打ち出した戦略商品だったのかも、と思えて来ました。
その戦略が想定するライバルはiPodやPSPじゃなく、AppleMusicStoreだったのかも知れません。


参照記事:
ITmedia+D: ソニー新提案、フルキーボード搭載ネット端末「mylo(マイロ)」
ITmedia News: myloを見てきたのだ
あかまど(仮): myloにOpera
関連記事:
Cnet: Skypeも音楽も楽しめる!ソニー、フルキーボード搭載端末「mylo」が日本でも登場


追記(2006/10/19 14:30):
SONY: mylo。公式サイトのようです。
Sony Global: Source Code Distribution Service。まだぜんぜん見てないですが、mylo(COM-1)はLinuxベースで、それ用のソースアーカイブらしいです。intelのLinux上でクロスコンパイルできるのかしらー?mylo上でgccうごくのかしらー?

Diska

知らない人と話しちゃいけません。

2006-10-18 14:12:50 | Opera
Opera 9.1 will include Fraud Protection」だそうです。

Opera9.1が開発中らしいのですが、
「Phishing対策として、ドメインの信用度データベースを参照して警告を出すという機能が追加される」
ということらしいです。
超訳するなら、「(わたしが)知らない人と話しちゃいけません」。


うーん。たぶん、キーワードは「信用」なのだと思います。

「相手を信じるということは、その相手になら裏切られても後悔しないこと」

というフレーズを最近どこかで目にした気がするのですが、わたしはこの件でデータベースを提供するというGeoTrust社や、それを信用して紹介したOpera社に裏切られたら、後悔しないだけの決意も自信もありません。どころか、裏切られたことに気が付ける自信もありません。
「特定企業や個人の意図で、情報の信用度が下げられたりする」のが、裏切りに相当すると思いますが、線引きは難しそうです。大勢がイヤがるなら悪。何人以上なら悪?法律に反するなら悪。どこのいつの法律?GeoTrustやOperaはいつも正しいの?間違ったら何をしてくれるの?

わたしにとって
「ねっとでおかいものの経験をしてみたい」
という動機は
「VeriSign?とかそれを採用したブラウザやAmazonに裏切られても仕方ない」
「きっと裏切られてもクレジットカードの上限ぐらいで済むかも」
と思えるだけの強さを持ってた気がするのですが、

「ある企業・団体が握ってる、全世界の全ドメインの信用度情報」
をアテにしたくなるだけの動機は、ちょっといまのわたしにはぴんと来ないのです。
はい。その団体が、わたしの好きなOperaさんの紹介でも、です。

Google八分問題とかを耳にするたびに、ネットはウィザード(知識に拠って世界を動かす)の時代が終わって、ラビ(律法に拠って人を動かす)の時代に向かってるのかな、と思ったりします。法律家というか契約書が書ける技能者が魔法使いと同格に思われてた時代があったそうですが、今もそうかも知れません。
まぁ、戦士とかシーフの時代よりは幸せかも知れませんが。

black list/white listはIE,FFも実装してるそうですし、経済界的、社会的、営業的に無難な方向なのかも知れませんが、わたしはOpera社の株主とか経営者とか社員じゃなく、ただの恐がりなOperaブラウザファンです。
わたしが得るものより、わたしが失うものの方が多そうに思えるので、わたしは支持しません。

普及したら、きっと、「ネット詐欺をするには3ヶ月程度活動・ないし休眠して信用を築くのが重要」とか「それらのサイトに巡回アクセスして実績を溜めるスクリプトをネットカフェやゾンビに仕込む」とか「稼ぎはデータベースが更新されるまでの12時間が限界」とかいうムダ知識が蓄積されて発展してく気がします。

Diska

Rediscover the Tribune。

2006-10-15 10:44:32 | games
ヴァナ・ディールにハロウィンが迫ってるとかで、「読み物」が公開された。
FFXI: Dark Lilies -闇百合の魔女- <前編> (2006/10/13)

アトルガンの新ジョブとか、読み物はこれまでもあったけど、ヴァナ・ディールトリビューン(II)がへろへろで立ち消えしてるいま、この辺が補完してくれるのかも知れない。

へろへろと思う理由。その1,その2,その3
Vana'diel Tribune IIのURLはいつの間にか変更されてBack numberしかない模様。最新号は2006/02/27付け。


・そもそも魔法やアンデッドのある世界で、魔女やエクソシストってどんなもの?
・昔魔女が起こした騒動ってどんなもの?再来が国防上緊迫感があるのか、村役場の苦情相談程度の話なのか頭に描けない。
・ロンフォールの警備は王立騎士団(R.K.)じゃなく神殿騎士団(T.K.)?あるいはオカルト方面のコネがあるから?
・幽霊話に事欠かないサンドリアは、海外から人を呼ばなきゃならないほど霊への対抗手段がないの?
・ガートルードはどこ出身?内陸のサンドリアに「海の向こう」と称されるところで、しかも敬虔な「女神信仰」でしかもサンドリアより進んだエクソシズム?本名はGravigart'ludeberryとか…(2006/10/16追記:記事トップに「はるか西方の地より招聘された」とあるのに気が付いた。「バイソン装束」の由来した地域か?)
・LSで話した相手について「彼のことだ、今頃なにかつかんでいるのだろうか」…?LS付けない派?
・最後の絵の石畳はサンドリアじゃなくてバストゥーク風?実はガートルードじゃなく同僚のブライアン(仮)?
・最後の絵の装備って赤ワイズ?白じゃなく?
・ハロウィンは天晶暦的には25年に一度のイベント?でも20年前?

とかいろいろフラストレーションが溜まらないでもないけど、この方向は歓迎。
TribuneIは好きだった。TribuneIIは嫌いだった。
今回の読み物、絵本っぽい絵とか、ぼくは確実に好きだ。


参考記事:
FFXI: Dark Lilies -闇百合の魔女- <前編> (2006/10/13)
FFXI dev/Vana'diel Tribune/backnumber
FFXI dev/Vana'diel Tribune II/backnumber

Kimiru-Hamiru@Bismarck