あかまど(仮)

net初心者で自称ソフト技術者。Gamer属性。netは人の望み?それとも?

gooBLOG検索強化。

2005-06-29 19:49:51 | Weblog
gooのBLOG検索機能が強化されはじめてるらしいです。

いろいろやるらしいのですが、とりあえずトレンドランキングの対象がページ単位だったのが、テーマ単位でまとまるようになってます。記事と照らし合わせると、キーワードのゆれを自動補正してまとめてるみたいです。とはいえ、人間が見て同じと思われるニュースが複数エントリされてたりは、まだまだあるようです。完全な判断は人間でも不可能、理論上不可能と思うのでしょうがないです。
ほかにも、他のBLOGサイトとの横断検索は既に行われているみたいですが、今後は、ping発信してないサイトも検索対象にしたり、もっと大規模になったりするみたいです。
gooのBLOGとかサービスがBLOG界??とかでどういう位置なのかとか、その中でこの強化がどんな意味を持つのか、とかは、わたしにはよくわかりませんが、
約1億記事に順次拡大し、国内最大規模のデータベースに基づく検索機能を提供す予定だ。

というのは、何かすごそうです。

「Web2.0とかいう言葉が使われる気分」は、まだよくわからないし、ついていけるのか、あるいは数年後には「Web2.0(笑)」とか語られるものになるのかよくわかりません。
でも、BLOGをはじめて、思いがけないとき反応があったり(したと思えるようなリアリティのある錯覚を助長するようなことがあったり、先方には迷惑だったかなぁぶつぶつとか)して、ちょっと感動したりしてました。「Web2.0と呼ばれそうな何か」は何となく感じました。

検索エンジンはBLOGのとても重要な一部分と思います。意識の集約とか「ネット」方面で、BLOGやBLOGに特化した検索エンジンというのは大きな意味があると思います。「生まれ続けてくるものを、理解しようとしてる」のは、なんか新しい感じがします。
BLOGを始める前だったら、「Googleでいいじゃん」とか思った気もしますが、いまは、BLOGに限定することが大きな意味を持ってるような気がします。

ネット初心者なのでビジョンは持てないですし、ソフト的には手を動かしてないのですが、せめてBLOGを書くことで参加して行きたいな、とか思います。あるいは、この「参加してる感」、「一部になった感」がWeb2.0なのかも知れません。


Cnet: 最短5分で記事検索が可能--gooブログが検索機能を大幅強化

Diska

需要の創出。

2005-06-29 19:10:03 | web
ある記事を、わたしは、こう読みました。
「我々の売り上げは勢いを増しており、ユーザーに大きなメリットをもたらしているが、同時にサイバー犯罪の増加にも寄与している。これは我々が当初より意図していたインターネットやJavaに対するFUD戦略の結実である。この戦略は企業モラルとして許容、賞賛されて然るべきものであるが、しかし、昨今、サイバー犯罪は我々が想定していた愉快犯の域を超え、当社の利益とならないところで利潤を求めるに至り、日々悪質化し、高度化している。」

「利用価値が低くなったこれらの犯罪に対抗するために、官民の協力は不可欠だ。すなわち、ザルの目を荒く設定しすぎたために、セキュリティ市場が成立できない状況となり、利益を上げ続けたり、維持していくことが難しくなってくることが予想される。要は、近い将来、資本主義の立場である我々の手には負えなくなるということだ。
コスト面でも、技術面でも、我々の手に負えないものが、税金や公務員の投入で解決することは期待してないが、税金と権力の投入を促すことで、責任を国民全体に広く分担し、消費者の目を我々から逸らすことは極めて重要だ。
今回の警察庁との協力は、サイバー犯罪の適度な抑制に向けた重要な第1歩となる。」

わたしの見方です。文字通りに受け取ってもらってかまいませんが、内容的にアレなので、ちょっとぼかしめに書いてみました。そうじゃない読み方をする人も世の中にはいるのかも知れません。

たぶん、いま採り得る対応策で、ユーザーにとっても最適なもののひとつだろう、とは思います。でも、
オフィス向けのドキュメントファイルにスクリプトを埋め込んで、あらゆるプログラムの実行を可能にしてしまった、ある会社のことは忘れません。
標準メールクライアントをHTMLメールにして、上のドキュメントファイルの仕様とセットでメールボムを発明したある会社のことは忘れません。
JavaAppletがサンドボックスを採用して悪戦苦闘しているのを横目で見て、「便利で危険な改造」を加えて一般公開し、あまりの危険度を周知することで、出たばかりの分散アプリケーションの芽を摘み取った、ある会社のことは忘れません。

資本主義の究極は、市場への最適化じゃなく、市場の最適化なのかも知れません。最適化の目指したものは「便利で危険なものを求めるという考え方の人、危険だけど手放せないものがあるという考え方の人、セキュリティにあんまり詳しくない人がいっぱいいる世界」なのかも知れません。


関係あるかも知れないないかも知れない参考記事:
Cnet: 「サイバー犯罪の撲滅へ第1歩」--警察庁と協力したビル・ゲイツ氏

Diska

ポインティングデバイス。

2005-06-27 22:28:58 | tech
今度買ったPCの付属のマウスは光学式。

これまでポインティングデバイスはたまーーーーにマウスを使う程度で、メインマシンはIBMスペースセーバーキーボードトラックポイントだった。

光学式マウスはSunのマシンに付いてるのを見てちょっとあこがれたこともあった。当時のは、つるつるで細かいパターンが印刷してある専用のマウスパッド。
今は、あんまり好きじゃない。
イマドキの光学式は専用のマウスパッドがなくても使えることになってるみたいだけど、実際使ってると時々カーソルが飛ぶし、加速度感がなじみにくい感じがする。
機械部分がない方が劣化しないとか言ってみても、マウスはほかにも隙間だのボタンだのホイールだのあるし。
機械式マウスの方が好きだ。
ゴロゴロする摩擦感とか、「なんか支配してる」というか、「理解できる感」もある。
ボール接触部分の掃除は楽しいし。

名前よく知らないけど、よく見かける静電パッドとかグラインドポイントとか呼ばれる奴は嫌い。親指でのミスタッチが多いしカーソルがよく飛ぶ。ホコリには強そうだけど、ぼくは実用上問題がある。

用途にもよる気はするけど、トラックポイントはもっと好きだ。
「手が3本要る」と称されたMac以来のキーボード+マウスインターフェイスを、手が2本しかしかない人に開放した点は大きい。ホームポジションで操作できる。
どんなキーボードを使っててもついトラックポイントを探してしまうぐらいに手になじんでる。
トラックポイントつきで右SHIFTの真下に右CTRLがあってDELキーがレイアウト的にほかのキーに囲まれてないキーボードが欲しくなってきた。前のPCもまだ使ってるから流用は考えてない。トラックポイントというだけでIBMに限定されるから結構選択肢は少なそう。
できたら電源キーとかボリュームボタンも付いてるのがいいけどあるのかなぁ。標準化とかされてるんだろうか?

KimI

XPと格闘中。

2005-06-26 22:25:39 | tech
いままでWindowsXPがともかく嫌いで極力避けてたんだけど、新しく買ったPCがプリインストールなのでがんばって使ってみている。
あんまり具体的なことは書かないけど、XPはかなり難しい。

要は慣れなんだろうけど、いらなそうなサービスを片っ端から止めたらタイトルバーが丸くなくなったりとか、その辺の設定が「パフォーマンス」の括りの設定に入ってたり、いちいち意表を突かれる。サービスひとつ止めたらいきなりシャットダウンプロセスが始まって、再起動しても元に戻らなくてなぜか2回立ち上げなおしたら元に戻ったりとか、なんともWindowsっぽい。

メーカー品なのも影響があるかも知れないけど、得体の知れないポートでLISTENしてたりする。Windows自体の機能がどこまでかまだ区切りがはっきりしないけど、いじってたらMcAfeeのパーソナルファイアウォールがどうも勝手にインストールないしアクティベートされたみたい。通信させなくするならまだわかるんだけど、デフォルト動作が「プログラムが通信しようとしたら無言で許可」というのは動作上どうかと思うんだけど…。何をやってるか理解するのに1時間ぐらいかかって、勝手に開いた穴を全部消して動作を厳しめにしてみたりとか。
言葉が異常に難しい。前からそうだった気もするけど、「インターネットオプション」がIEの設定ってのはどうにも狂ってる気がする。チュートリアルではヘルプが充実してるような印象を受けたけど、Unixの感覚から言うとヘルプ機能はないに等しい。慣れてくればマイクロソフトのサイトに探しに行くとかできるんだろうけど、少なくとも意味のあるファイアウォール設定をするために最低限必要な情報は、ぼくには得られそうもなかった。
何かsvchost.exeがらみのプロセスが勝手にゲートウェイと四六時中UDPで通信してるみたいだけど、これは何だろう・・・。

XPはWin2000までの機能をを骨の髄まで理解した人じゃないと、とても使いこなせない気がする。外面がユーザーフレンドリーなのは罠に違いない。

最近の人はこれに付き合ってるんだから、すごいなぁ、とも思う。皮肉もないでもないけど、文字通り、よく使えるなぁ、とも思う。
Linuxは片手間で学習できるし、一度覚えれば、新しいソフトや機能が出ても、使い方は開発者が必ず教えてくれる(=ドキュメントがある)のがお約束だ。
けど、Windowsはプロになって、MSと契約してないととても学習できない気もする。
時間かけてドキュメント読めば理解できるLinuxより、ハッカー(叩いて理解する人)向きかも知れない。XPは、叩いて叩いて何度も壊して何度もインストールしなおして、という、人生の大半を使った付き合いをしないと絶対理解できないように作られてるに違いない。

ぼくはXP初心者だ。必要に迫られなければ、Windowsのプロにはあんまりなりたくない。

KimI

PCも買った。

2005-06-25 06:50:18 | tech
ちょっと勢いづいてPCを買った。NECで水冷で新し目の奴。VALUESTAR TX。
いわゆるメーカー品というと、ずううううううっと昔に買ったSEGATeraDriveとかもうだれも覚えてなさそうなPackardBellとか、ThinkPad230とかばかりで、初代Pentium以降の時代はショップブランドすら付いてないようベアボーンばかり3世代ばかり使ってきた。

最後のアップグレードがCel300->Cel1200とかだから、性能は申し分ない。P4-3.2Gだから今までの3倍近い。
筐体はちょっとかっこいい。傷つけるのが申し訳なくなるぐらいにかっこいい。マニュアル見た限りではメンテナンスもわりとしやすそう。とりあえずアイボリーなノーブランド品で、ツメが合わなくて体重かけてフレームゆがめてフタしたりとかしてきたのに比べればなおさらだ。
中身は割とすっきりしてるんだけど、マザーボードのジャンパの説明とか(ぼくにとっての)普通の情報が発見できないのがちょっと気味が悪い。

NECがどうなのかとかよくわからないのだけど、メーカー品はどうにも勝手が違う。

OSのメディアがない。プリインストールだけど、パーティション切ってそこにOSインストーライメージとかそれのバックアップツールとか置いてるから、ツブす前にインストーラ作っとくかそこから入れろということらしい。まぁ、これはよかろう。XPならパーティションはわりと楽にいじれる。個人的にはCD-Rとか仕事以外で焼いたことがないので、かなり面倒ではあるが、そうそう何度もやる話じゃないし。

キーボードが邪悪だ。
電源ボタンやボリューム、アプリケーションショートカットがあるのはいい。便利に使えるかもしれない。デザインもプラスチック光沢がちょっとチープな感じはするけど、割と好きだ。
キーターッチは割りと好き。かちゃかちゃ言わない。深さがちょっと足りない気はするけど多分これは慣れる。
ただ、配置が凶悪だ。ブラインドタッチを拒絶してると思う。
ぼくが絶対使わないWindowsキーがあるのは、まぁイマドキはしょうがないとしても、左下にFnキーがあってCtrlキーが押しにくいことこの上なし。
右Ctrlにいたってはカーソルキーにその場所を譲って、?キーの下あたりにある。最下段のキーはスペースキー以外ほとんど通常キーと同じサイズだ。
全角半角変更に頻繁に使うAltキーもちょっと指に負担が。
ぼくが極めて頻繁に使うDelキーはF12と同じ高さの、InsとPrtScの間という、これ以上ないくらい押しにくい場所に配置してある。
ファンクションキーも今までのキーボードとピッチが違って位置が違うから、日本語入力でぼくがよく使うF6-F8のミスタッチがかなり多い。
おそらくはノートPCに近いんだと思う。
ノートで文章やらプログラムやら書く人もいるような気はするけど、ぼくはちょっと耐え難い。
とりあえずゲーム専用と思ってたんだけど、FPS系はこのキーボードはつらいかなぁ。

音は思ったより大きい。今までのCel1200マシンと同じくらい。
水冷に過大な期待を抱いてたのかも知れない。まぁ、これまでからすると性能は3倍近くて同じくらいの騒音なら、立派なものという気はする。もっとうるさいマシンは多いんだとは思う。ぼくの部屋では配置的にベッドのそばなので、常時稼動はちょっと無理っぽい。

ソフト。
ソフトは最小限の奴を注文した。
サポート関係が気合が入ってる感じはしたんだけど、多分、まじめに使うことはないので評価不能。

McAfeeでつまずいた。まだ仕組みがよくわかってないんだけど、McAfeeのコンソールで定義ファイルの更新をしようとすると、IEが立ち上がってActiveXコントロールを使うというのが標準の動作らしい。IEのセキュリティ管理はぼくみたいな素人ではとてもやってられないので、かなり怖い。
2回目の更新をしようとして、Operaが立ち上がってにっちもさっちも行かなくなって何が起こってるのか理解するまでに1分以上かかった。ActiveX必須なのにIEじゃなく、デフォルトブラウザを使おうとするMcAfeeのバグ(ではなくてIE以外のブラウザの存在を許さないというか認知すらしてないという仕様)っぽい。
WindowsUpdateも、起動直後にアップデータのActiveXコントロールを2回もインストールさせられた。IE+ActiveX嫌いにはかなり厳しい。
実際問題、ほかのベンダだって普通にExecutableをアップデータとしてがんがん配布してるし、ぼくも配布元サイトぐらいしか確認せずに無神経にアップデートもしてるし、OLSはウィルスチェッカ一度通すぐらいで無造作に入れてるし、EverQuestとかやってるのでIEコンポーネントは使わざるを得ないんだけど、代替手段があるならIEは避けたい。
近いうちにSymantecのやつを買うつもりだけど、Symantecの最新版がIE使ってたらショックだな。
Windowsがまともに使える状態になるまでに3回も「めをつむって」ActiveXを使う必要があるってのは、教育上どうかと思う。
逆に、出荷後にアップデートされたものをユーザーが入れる必要があるというのなら、ちゃんと手順を踏んで本人が学習しないと「使えない」ようにしちゃえば教育効果が高いような気もする。試験によるネット使用免許だ。いや、一ベンダが思いつきでできる話じゃないと思うけど。

XPはファイアウォール(パケットフィルタ)付きらしいんだけど、プリインストールソフト用にがんがん穴を開けてるのも何か抵抗がある。調べれば何が何をするためにどのポートでどこと通信するかとか特定できるんだろうとは思うけど、通信するソフトは少ない方が管理するほうは楽だ。
McAfeeのファイアウォールもあるみたいだけど、ライセンスがどうなってるやら買わされるんだかどうにもよくわからないので未調査。プリインストールマシンはぼくみたいな素人にはなかなか難しい。

ひさーしぶりにOSの紹介ツアーというのを見た。
XPというのはどういうOSにしたかったのか、というかMac文化が作りたかったんだなぁ、というのがちょっとイメージできたと同時に、そういう風には完成してないよなぁ、という印象も持った。

インターネット時代になってからいわゆるベンダの個人向けマシンを買ったのが始めて。どうにもジェネレーションギャップを感じると同時に、IEのシェアの意味とかがちょっぴり体感できたような気もする。

文句言いつつも今のところゲームのためにはWindows必須だから使うんだけど。


参考:
VALUESTAR TX

KimI

TeraStationを買った。

2005-06-23 19:59:44 | tech
TeraStationを買った。Buffaroのネットワークドライブ。250Gx4内蔵なのでTera。GigabitEther。10万円ぐらい。自宅PCのHDDはもうこれまでいくつもツブして来てるので保険にどうするか考えて結局これにした。一応専用機だし、熱でHDDツブしたりはそうそうするまい。

見てくれはキューブPCっぽいサイズの筐体につや消し銀でランプとかの配置が金庫っぽい印象を与える。
金庫のダイアルに当たるステータスとアクセスランプは起動終了時やアクセス時にくるくる光ってなかなか楽しい。ただ、ディスプレイの横に置いたら、1000baseのLinkを表す青色のランプ(多分発光ダイオード)の明滅がかなり目に厳しい。ポケモン的な破壊力を感じたのでそのランプだけちょと隠すことにした。きれいなんだけどねぇ。
音はある程度覚悟してたんだけど、思ったよりは静かだ。

容量は1Tbytesが売りなんだけど、実際にはRAID5構成にしたので冗長性に1台分とられて3台分の750G-システムでもうちょい少ない。747,827,625,984bytes=686GBらしい。ローカルマシンを圧迫してた音楽とかかさばるネットゲーム系のインストーラとかバカスカ突っ込んでみたけどたかだか20G弱。当分容量では困らなそう。RAIDじゃない構成にして250Mx4のまま使って、自前でバックアップとかしてもよかったんだけど、ものめずらしさも手伝った。共有はフォルダ単位でできるからどうとでもなるはず。

速度は「RAID5だと書き込みが遅くなる」とか聞いてたけど、PCが100baseで繋がってるし、ディスク由来の問題は全然なさそう。個人用だし、ゲームだのムービーだのをTeraStation上から再生しても、今までのところ実用上大きな問題はなさそう。周辺機器で録画とかの用途にも使えるらしいけど、当面は使う予定なし。
ゲーム(とかその他アプリ一般だが)突っ込む場合はレジストリとかセーブファイルとかをごちゃごちゃ考えないと、複数クライアントから使ったり、PC本体がツブれた場合復元できなかったりしそうなのは難点。あたりまえだけど、WindowsはどうにもUnixぽくない。そろそろWindowsアプリもその辺考えて欲しい気もする。動的なファイルの仕様書が一通りあればそれだけでもいいんだけど。

OSはLinuxっぽくて、ソフトはGPLで配布してるらしい。telnetd突っ込んでいじくりまわしてる人もいるみたい。PS/2やVGAの口は無いけど、HDDやプリンタ用としてUSBが4口もあるので、システムいじり始めれば結構いろいろできそうではある。
とはいえ、当面マニュアルどおりWebインターフェイスからいじれる部分しか触らない予定。
マニュアルどおりなら、できることはおおむねファイルサーバとプリントサーバだけだ。

久しくWindowsNetwork(呼び方が正しいか知らない)使ってなかったので「NetBIOS over TCP/IP」の設定がWindows2000でどこにあるか見つけるのにえらく苦労した(マイネットワークのLAN経由の「接続」の設定ダイアログの「インターネットプロトコル(TCP/IP)」のプロパティのWINSタブの下の方にあるのに気がつくのに数時間かかった)。
SAMBAは使い込んでないんだけど、SAMBAでできることはおおむねできそうな感じ。

遊び倒すタイプのマシンじゃないと思ってるけど、これくらい手がかからないならアプライアンスサーバも悪くない。
ぼくの部屋の夏冬が越せるかどうかの評価はこれから。動作環境5℃~35℃が額面どおりならアウトだ。冬は0度ぐらいにはなってると思うしここ数年のことを考えれば、夏35度を超えないとは考えにくい。
民家では厳しい気もするんだけど、そう思うのはぼくだけか。
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参考:
TeraStation

KimI

脆弱性。

2005-06-23 19:04:43 | ことば
「主要なブラウザに脆弱性」のニュースがありました。ポップアップの由来のドメイン名が詐称できる(ような印象を与える)というものです。Opera8.01は対応済みだそうです。よかったよかった。

よかったのですが、なんか変な感じがしてます。脆弱性という言葉に違和感があります。
記事タイトルの「主要なブラウザに脆弱性--ポップアップを悪用したフィッシングのおそれ」に多分ウソはないですし、実際フィッシングに使えなくもなさそうです。

Opera8.01も「ポップアップにドメイン名が表示されるから大丈夫」という議論であるなら、ホスティングサービスとかの設定次第(=同一ドメインでいろいろやってるとか)では、ダメなんじゃないかと思います。
SlashdotJのコメントでは「これはブラウザの問題というより、ウィンドウシステム(のメタファ)自体が持つ性質」とかいう議論もされてるようですが、これは正しい気がします。バグではなくて仕様みたいな感じです。
今回のニュースは、国際化ドメイン名の時の話(ITmedia, ITPro)と似た匂いがします。

障害の元=脆弱性という言い方や考え方が今後とも通用していくのなら、これからは
・主要メールクライアントに脆弱性:チェーンメールの温床になることが判明。
・主要PCに脆弱性:ライセンス内容の誤認誘発による詐欺が横行。プリインストールでOS代金が横領される。
・主要ブログサービスに脆弱性:新手のワームMusical Batonが増殖中。対策はNGワードフィルタか?
・主要郵便システムに脆弱性:アドレス秘匿化はもはや不可能。各自治体が乱数化住所サービスを開始。
・主要公用語に脆弱性:あらゆる詐欺行為の温床に。先進各国が言語フィルタ1984開発への意欲。
・主要生物に脆弱性:高負荷時に既知のウィルスへの耐性が劣化することが判明。デザイナーベイビー開発とウィルスの温床となる旧来生物の根絶が急務。
とかいうニュースで大賑わいかも知れません。

脆弱性とか不具合とか、「どういう意味だったのか」とか「どういう印象を与えるのか」とか、「どういう意味で使ってるのか」とか「使ってる人は相手にどう思わせたいのか」とか、なるべく意識して使っていきたいなぁ。とか思いました。

今回の件、「ブラウザの脆弱性」と呼ぶのは、どうなんでしょうか?
もちろんブラウザ側やサービス側でうまい対応方法があるなら、対応してもらうのに越したことはないですが。


参照記事:
Cnet: 主要なブラウザに脆弱性--ポップアップを悪用したフィッシングのおそれ
SlashdotJ: Webブラウザにダイアログ“詐称の脆弱性あり”との主張。「との主張」に「技術者は違和感を感じてる」感が出てます。

Diska

カード情報流出、それが何?

2005-06-22 01:03:55 | web
クレジットカード情報流出事件。

ぼくはカードというか信用取引というか、経済だの金勘定にはド素人だと胸を張って言える自信がある

あるんだけど、今回の事件に対するぼくのこの違和感は何だろう。
信用破壊の規模という面で数字はデカいし、マーフィの法則を地で行くようないまの日本のトレンドにもマッチしてる話題なのもわかる。文字通り、桁違いの話だし、被害も出てるらしい。「情報流出」ということでは大事件な気がするし、日本人も関係あるらしい。
ニュースになるのはわかるんだけど、ニュースを目にして受ける印象や、受けるであろう印象を、どう捉えていいのかよくわからない。

ぼくはアメリカではコンビニだろうとレストランだろうと何でもカードを使ってたんだけど、店員には番号も名前も知られるし、見かけ上の年齢だってわかるし、日本人のサインだとパスポート提示求められることも多いから、もっともっと情報が知られることもある。瞬間記憶できる情報量に問題があるというなら小型カメラでも用意すれば済む。
今回の話は、コンピュータセキュリティ関係でソフト屋的に興味深い側面もないことはないようだけど、セキュリティについて注目するなら、そもそもクレジットカードというもの自体が、人間系の大穴があることを前提にデザインされたシステムなのだ。

記事でも
大手クレジットカード会社はいずれも、顧客の口座を使った不正な取引が行なわれないように保護手段を講じている。一般に不正な取引は無効となる。カード所有者はオンライン上で自分の口座を監視し、不正に使用された疑いがある場合はクレジットカード会社かカードを発行している銀行に連絡すべきだ、と専門家らは警告している。

と言ってる。人間系にセキュリティの大穴があるという前提があるから、そうなってるのだと思う。

カード会社がどこまで「不正取引」と認めるか、特に領収書も電子化されてるネット取引の時はどうなんだ、とか、かなり不安は持ってるんだけど、それはカードを使う以上は必然のリスクであって、カード情報が流出したかどうかとはあまり関係ないのではないか。

悪用されやすさ、ということでは「誰に知られたか解らない」というのは重要な気はするけど、それすら「旅先の知らない店でクレジットカードを使っちゃう」ぼくが負って来たリスクとどう違うのかぴんと来ない。
実際、今回の事件は、深刻な事件だったんだろうか?
あるいは、それは誰にとって?ぼくにとってはどうなんだろう。
クレジット屋のクレジットが低下して、カード使える店舗の負担金が大きくなって、物価上昇。とかはあるのかなぁ。
とりあえず、ゲーマーとしては、「儲けた人がいるんだろうから、誰かが損してるはずだ」、ということだけは意識しておこう。ゼロサムゲームでなくても、そのはずだ。

ぼくの違和感は、
人がたくさん関わっても「コンピュータのえらい人がちゃんとすれば」情報が守れるという思想
とか、
「個人情報が流通する=>被害が出る」という世界観
とか、それを支える世界、社会、に対するものかも知れない。

今の世の中で、正しくはあるんだろうけど、それは正しい世の中じゃなくて、そうじゃない世界も可能だ、と、ぼくはまだ信じられる。
信じられなくなる事態が将来起こるかもしれなくはあるけど、それはあるべき世界ではないという直観がある。

「情報は自由を求めている」という言葉がある。
比喩として、「人々」の作り出すベクトルに対する分析として正しいと思うし、それを前提にセキュリティを考えるのが、ソフト屋的だし、UNIX的だと思う。
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参照記事:
Cnet: 米クレジットカード情報流出事件の詳細が明らかに

KimI

安全神話。

2005-06-20 01:52:28 | ことば
「思い付く」には背景になる経験が要る。
ネットを評して「確かなものなどない」、「穴のないセキュリティなどない」と言ってしまう発想の根底には、「こっち側」の社会に「確かなものなどなかった」、「穴のない警備などなかった」という暗黙的な経験があるから、受け入れられつつあるのだと思う。

一方で、「安全神話」というものが、「こっち側」の社会を支えてきたということや、「安全神話」への信仰が揺らいでいる人が多いという確信もある。

ならば、神話を支えていた教義や遂行者を再度リスペクトすれば、神話は息を吹き返すんじゃないか、とも思う。
神話を持つことはは悪くない。奉らなかったのがいけないのだ。
教義や意味を理解しようとしない安全神話の信者や、伝えようとしない教祖や、それを軽んじる経済原理主義。
それらが忘れられた神、祟り神を産んだのだ。
ネットもまた然り。

祟りが目に見える、混沌とした時代なら、奉り方も見えてくるんだろう。


補足:
「安全神話」がどんな意味で使われてたのか、使われてるのかは、把握してるつもりです。
言葉遊びと捉えられても結構です。
祟ってすらいないと思ってる人もいるような気もしてます。
inspired by このへん。とかその他事故とか。

KimI

Opera8.01リリース。

2005-06-17 02:01:30 | Opera
2005/06/16付けでOpera8.01が正式にリリースされました。
0.01の違いですし、フィクスのみで機能追加はないようです。
8.00は普通に使っていて「む」と思うバグもありましたし、small bug fixesというのは「え」という気もするのですが、ともかく、出てよかったです。
Opera8.01日本語版も公開されたという話も聞くのですが、未確認です。
(追記:2005/06/17 20:40時点で日本語版もダウンロードできるようになってます。デフォルトは英語版なので「Show other languages and platforms」に入る)。
とりあえず英語版には日本語のランゲージファイルは付いていないようです。
同日公開されたOpera8.01 for Macintoshのリリースノートには日本語環境では自動的に日本語UIになるとの記述がありました。

クリーンインストールしたらライセンスキーがどっかに行っちゃってた…。


参照記事:
Opera Announcements: First Opera 8 upgrade released today
Opera Press Release: Opera 8 delivers secure browsing to Macintosh


追記(2005/06/17 02:22):
ftpサイトには日本語版がありました。臆病者なのでインストールはしてみてませんが、インストーラアーカイブにはJA.LNGも含まれてます。これは正常に使えてるようです。http://www.opera.com/download/のバグ(?)なのか、はたまた何か技術的とか政治的問題があるのでしょうか?

追記(2005/06/17 20:40):
Opera8.01日本語版も正常にダウンロードできるようになってました。http://www.opera.com/download/のバグ(あるいは更新遅れ)だったみたいです。

Diska