三国志大戦DSを買った。
「おもしろそうか?」と聞かれれば、「確実におもしろそうだ。」とは答えられる。
でも、いま「おもしろいか?」と聞かれれば、「まだわからない。」としか答えようがない。
三国志大戦DSはゲームセンターにあった三国志大戦の任天堂DS版らしい。
オリジナルの方は、ゲンジツのカードを操作盤上で動かすことで操兵するのが特徴のリアルタイムシュミレーション。
DSはポーカートランプ大のカードを置けるような筐体じゃないので、操作はタッチパネル。「直感的操作で、すごく相性がいい」と思ってたんだけど、なんとも難しい。部隊を動かす感覚は、DSだけあってロストマジックに似てる。
操作自体は実際DSとすごく相性がよくはある。ほかの家庭用ゲーム機ではありえないと思えるほどによくできてると思う。カードを3枚横に並べておいて、そのままの位置でまとめて振って槍攻撃とかいった操作も慣れれば多分できる。
ただ、あたりまえだけど視認性が悪い。
DSは解像度がかなり低くて、カードは文字通り印刷物のように絵が細かい。「いま触ってるのがどの武将で、その武将の部隊の種別はいくつか」あたりは、まぁ、一応別途表示されるので許容できるとしても、「キャンペーン時にあてがわれた武将カードが、それぞれどういう性能なのか、初期配置時には、絵柄と内容を暗記していなければ絶対にわからない」仕様なのは、ちょっとあんまりだ。
ゲームセンター版のソロ用のゲームというのがどういうデザインか知らないけど、DS版のキャンペーン、特に武将追加の画面がない、お仕着せのカードのみで戦うシナリオは、「少なくともカード全体の60%ぐらいを暗記する」とか、「ともかくスタートして、負けるまでにカードを覚えて次回に期待」するしかない。いわゆる「死んで覚えるゲーム」?
対戦はやってないけど、全く知らない武将が出てくる確率は、当然もっと高いだろう。
とりあえずキャンペーンモードは、3周半ぐらい、「他」のエンディング見るぐらいにはやった。覚えたシナリオなら、多分事故もそうそうなく勝てる。
でも、現時点で、「初期配置シーンで表示されるサイズで絵柄が判別できる」ほど馴染んだカードは、ほぼない。
現状では、パズルゲームをやってるようで、「とりあえずやってみたら何となく解けた」であって、「戦略戦術を考えて勝った」ではないし、「すばやく正確な操兵術を習得したから勝った」という自信もない。
そもそもカード覚えなきゃ勝てるゲームでないのだとは思う。
オリジナルのよさは、非プレイ時にカードを並べて戦略をあれこれ考えられることや、他の人の使ってるカードを見ることや、そうするうちにカードや、その武将に愛着が沸いてくるあたりなのだと思うけど、DS版から入ったぼくにはそれがない。キャンペーンでない、「鍛錬の章」でもしつこくしつこくしつこくやってればそのうち覚えるんだろうけど、そこまで楽しめるかどうかは、どうにも疑問がある。
カードインベントリを見る画面の操作が不満。「中ぐらいの大きさで並べて数字を比較してみる」とかいうことができない。解像度的にそもそもムリなのかも知れないけど、それは「カードに親しむことが楽しみの大部分を占めるであろうカードゲーム」には必要と思う。
カードが見づらい、脳内でカードの内容の補完を必須とするカードゲーム。
脳とカードとの繋がり方が、オリジナルとは確実に違うDS版。
「やりこめばおもしろそう」。
でも、ちょっとオススメしにくい。
問題は、やりこめるかどうか。やりこもうと思えるかどうか。
そして「DS版単体で」やりこみたくなるデザインなのかどうか。
カルドセプトでもMtGでも百人一首でも同じなんだろうけどね。
SEGA: 三国志大戦DS
KimI
「おもしろそうか?」と聞かれれば、「確実におもしろそうだ。」とは答えられる。
でも、いま「おもしろいか?」と聞かれれば、「まだわからない。」としか答えようがない。
三国志大戦DSはゲームセンターにあった三国志大戦の任天堂DS版らしい。
オリジナルの方は、ゲンジツのカードを操作盤上で動かすことで操兵するのが特徴のリアルタイムシュミレーション。
DSはポーカートランプ大のカードを置けるような筐体じゃないので、操作はタッチパネル。「直感的操作で、すごく相性がいい」と思ってたんだけど、なんとも難しい。部隊を動かす感覚は、DSだけあってロストマジックに似てる。
操作自体は実際DSとすごく相性がよくはある。ほかの家庭用ゲーム機ではありえないと思えるほどによくできてると思う。カードを3枚横に並べておいて、そのままの位置でまとめて振って槍攻撃とかいった操作も慣れれば多分できる。
ただ、あたりまえだけど視認性が悪い。
DSは解像度がかなり低くて、カードは文字通り印刷物のように絵が細かい。「いま触ってるのがどの武将で、その武将の部隊の種別はいくつか」あたりは、まぁ、一応別途表示されるので許容できるとしても、「キャンペーン時にあてがわれた武将カードが、それぞれどういう性能なのか、初期配置時には、絵柄と内容を暗記していなければ絶対にわからない」仕様なのは、ちょっとあんまりだ。
ゲームセンター版のソロ用のゲームというのがどういうデザインか知らないけど、DS版のキャンペーン、特に武将追加の画面がない、お仕着せのカードのみで戦うシナリオは、「少なくともカード全体の60%ぐらいを暗記する」とか、「ともかくスタートして、負けるまでにカードを覚えて次回に期待」するしかない。いわゆる「死んで覚えるゲーム」?
対戦はやってないけど、全く知らない武将が出てくる確率は、当然もっと高いだろう。
とりあえずキャンペーンモードは、3周半ぐらい、「他」のエンディング見るぐらいにはやった。覚えたシナリオなら、多分事故もそうそうなく勝てる。
でも、現時点で、「初期配置シーンで表示されるサイズで絵柄が判別できる」ほど馴染んだカードは、ほぼない。
現状では、パズルゲームをやってるようで、「とりあえずやってみたら何となく解けた」であって、「戦略戦術を考えて勝った」ではないし、「すばやく正確な操兵術を習得したから勝った」という自信もない。
そもそもカード覚えなきゃ勝てるゲームでないのだとは思う。
オリジナルのよさは、非プレイ時にカードを並べて戦略をあれこれ考えられることや、他の人の使ってるカードを見ることや、そうするうちにカードや、その武将に愛着が沸いてくるあたりなのだと思うけど、DS版から入ったぼくにはそれがない。キャンペーンでない、「鍛錬の章」でもしつこくしつこくしつこくやってればそのうち覚えるんだろうけど、そこまで楽しめるかどうかは、どうにも疑問がある。
カードインベントリを見る画面の操作が不満。「中ぐらいの大きさで並べて数字を比較してみる」とかいうことができない。解像度的にそもそもムリなのかも知れないけど、それは「カードに親しむことが楽しみの大部分を占めるであろうカードゲーム」には必要と思う。
カードが見づらい、脳内でカードの内容の補完を必須とするカードゲーム。
脳とカードとの繋がり方が、オリジナルとは確実に違うDS版。
「やりこめばおもしろそう」。
でも、ちょっとオススメしにくい。
問題は、やりこめるかどうか。やりこもうと思えるかどうか。
そして「DS版単体で」やりこみたくなるデザインなのかどうか。
カルドセプトでもMtGでも百人一首でも同じなんだろうけどね。
SEGA: 三国志大戦DS
KimI