あかまど(仮)

net初心者で自称ソフト技術者。Gamer属性。netは人の望み?それとも?

そらにはなにも。

2005-07-30 19:39:53 | Weblog
ふるーい歌。

ときめくこころ、もしもなくしたら、
みえないのさ、そらにはなにも。

「未来警察ウラシマン」の主題歌、たしかタイトルは「ミッドナイトサブマリン」。「テーマ」ソングになってたかどうかとか疑問もあるけど。

「めんどうだなー」と「でも書きたいなー」
とか
「書いたらヤバいかなー」と「でも書きたいなー」
とかのバランスで、BLOGに書くかどうか決まる。

SELinuxが使いこなせなくて悩んでても、Xenがうまく動かなくて挫折しつつあっても、ヴァナ・ディールが「あますず祭り」でも、FFではじめてMPKされても、スペースシャトルが飛んでもトラブっても、MSが妙なUpdateしてきても、あたらしめのゲームいくつか始めてても、バランスは右に傾かなかった。

今週はそらに何も見えなかったみたい。
こんな状態続いても日に20ipぐらいもらってるなぁ。ありがたやありがたや。
とりあえず。生きてます。なんかやってます。ときめいたり、でも書きたいなーの方が強くなったとき、何か書きます。

KimI

Elysion~楽園パレードへようこそ~。

2005-07-24 23:43:14 | Sound Horizon
Sound Horizonコンサートいってきました。

開演。
曲順は忘れました。
Elysionの全曲を順序いろいろで演奏したようです。

side E
わりと最後の方でした。
生の「ねぇ...お父様」は素敵だったのですが、コンサート終盤だったこともあってか、音程発声運動量的に、後半はちょっと苦しそうでした。
2種類の4つの「ねぇ...お父様」の対比は、アルバム全体を象徴する部分のような気がします。左脳的に読み取れる情報はあったと思うのですが、歌い手を意識せざるを得なくて右脳的に聞けなかったのはちょっと残念です。
席がすごく近かったのもあるかと思いますが、エリスのマッドジョージマスクは、ちょっぴり怖かったです。
仮面の男の死にっぷりがかなりよかったです。

Ark
これもわりと後半でした。
映像のつくりが「中世風病院」?的に確定していたのが印象的でした。
「監視、管理された箱庭」でありつつ、6月の雨の日や、2月の雪の日とかの屋外のイメージとか、「宗教」がどう関われるのかとか考えると、舞台設定はかなり大きくて、個人的にはSF的というか、未来っぽいイメージを持ってたです。「箱庭」が少なくとも町一つ分ぐらいあるような世界ですが、まぁ、それはともかく。
歌はとてもきれいでした。
ただ、振り付け(?)がかなり大きく、音的につらいところもあったような気もします。
病院感が前面に出ていて、「狂気の美しさ」があまり出てなかったような気もします。何よりArkの看板(とわたしが勝手に思っている)高笑いが前面に出てこなかったのは残念です。
ELYSIONの中でも、頭に描く絵の幅がすごく広いArk。誰もが納得する演出は難しいのかもしれません。

魔女とラフレンツェ
魔女がっ。魔女がーっ。
あらまりさんが特殊メイク(?!)でラフレンツェとオルドローズの2役を文字通りにこなしてたです。感心していいのか笑ったらいいのかちょっと迷いました。いずれにせよ、オルドローズの演技はもうちょっとゆっくり落ち着いた雰囲気が欲しかった気もします。
この曲は、映像とか演技もかなり力が入ってたように思います。
具体性が強くて、神秘性とか象徴性がちょっと薄れてたかなという気もします。

Baroque
かなり最初の方に演奏されました。
最初にマイクトラブルがあったのですが、動きがあまり多くないというか、歌がないので、音的には落ち着いてました。チェンバロがかっこいいです。
石段の出てくるあたりから演技が不穏な…。ちょっと使徒を喰う初号機を思い出したりしてたら、ああ、でも、それは首じゃないか。
心理描写的には正しいような気もします。マッドジョージさんがお気に入りなのかも知れません。

肖像
たしか最初の曲です。
席がかなり斜めに見るところだったので、よく見えなかったのですが、スクリーンに映った肖像画には「ELYSION」と書かれてたでしょうか。
立派な肖像画でした。肖像画というと貴族趣味というか、お金持ちのステータスっぽいイメージもあるのですが、この肖像画が存在できる状況というのは、想像するとおもしろいエピソードになるのかもしれません。
いわゆる演技があんまりない曲で、安心して聞けました。
内容的にも、序章っぽく、うまくわかりやすく伝わってきたように思います。

Yield
ああっ。あんまり印象に残ってません。
曲的にすごく安心して聞けたと思うのですが、聞いているときのわたしの心の動きは、CDで聞いてたときと、なにかちょっと違ったような気もします。もともとが独りよがりっぽい内容なので、手拍子によってそれが薄れたせいかもしれません。

天秤
演技がやたらに気合はいりまくりな感じでした。
舞台も曲の雰囲気によく合って、曲も演技の大きさの割にしっかり聞こえて、なんというかステージの完成度が高い感じがしました。
ただ、具体性が増したことで、「伯爵はそう言った…」の語りがあらまりさんだったりするのがかなり不自然な感じがしたり、「残念だったね」のシーンが、取り囲むはずがじまんぐさん一人で、あんまり窮地っぽい感じがしなかったとかが残念でした。
象徴としての天秤を小道具に使うのはあんまりうまく行ってなかったように思います。

Sacrifice
ひきづられてくシーンとかありますが、歌い手の動きがあまり多くないせいか曲は安心して聞けました。
曲前半の展開は時間経過がものすごい速いので、あんまり具体的な動きで見せない方がいいような気もします。
影絵のとこは、演技がオウギョウというか、別の文化圏、たとえばテレビ芸能人系の演技に見えてちょっと違う気がしました。女将につかみかかる間とか、モノローグと動作を一人の演技者の実時間の動作に入れるのは無理な気もします。
ハリツケされたのが誰だったのか、はだしで歩いてたのが誰だったのか、よくわかりませんでした。「ありがとうと言った」のところが好きなのですが、わかりにくかったです。

笛吹き男とパレード
笛がかっこよかったです。じまんぐさんがうさんくさかったです。よかったです。

Stardust
あらまりさんがきれいだったです。かがやいてます。
「何故なのよう!」もきっちり決めてくれます。
あらまりさんご本人とは面識がないのですが、お気に入りの曲というか、とても身に付いてる曲な感じがします。Revoさんものりのりです。
ですが、敢えて望むなら、そんな曲だからこそきっちり殺人のイメージ、狂気を出して欲しかった気もします。

side A
映像が気合入ってました。
最初の掛け合いのとこは、あらまりさんが2人調達できなかったらしく、あわただしい感じがしました。当たり前なんですけど。

アンコール:じまんぐの世界
「荒れ果てた野を、一人のじまんぐが行く…。」
新曲です?じまんぐです。のりのりです。
かっこよかったです。
ただ、声域的にちょっとつらいかも。
バイオリンがめちゃくちゃかっこよかったです。
「とーざーされーたーおーとーこーのーひーとみーがー」

アンコール:約束の丘
Chronicle2ndから。
観客との出会いとか再会の約束を象徴してたのかも知れません。

アンコール:恋人を射ち堕とした日
これが最後ですかーっ。抗えない衝動は何かを象徴…?
コンサートを終えたSHの皆さんが次のコンサートまで灰色の日々を送らないことをお祈りします?

なんだか文句が多いなぁ。
お祭りとしてじゅうぶん楽しんだのですが、いろいろ不満も残りました。
特に、舞台のかっこよさがちょっと不足な気がしました。
歌い手が演技することには、音的にも練習量的にも、あんまりこだわらない方がいいような気がしてます。
ケレン味も大切な方向ですが、かっこよさはSHやじまんぐの大切な要素です。
紡がれる狂気の方向性を間違わずに、次回のコンサートにも期待します。


あかまど: なかのZEROいってきました。開演までの話。

Diska

なかのZEROいってきました。

2005-07-24 21:59:44 | Sound Horizon
Sound Horizonコンサートいってきました。

16:00当日券発売のところに14:00ぐらいに到着したのですが、その時点で整理券を発行していました。何枚チケットが販売できるかわからないとかいろいろおどかされて注意を頂いて、46と書いた券をもらいました。
時間になって行ってみたら、整理券発行は50枚だったみたいです。ほぼ絶望っぽいです。50人+αの、黄昏の葬列です。どよーん。

整理券の確認とか連番へのグループの割り振りとかしてたのか、よくわからなかったのですが、1人ずつ止めて、ちょっと時間かけて売っていったようです。42番の人が買ったとこで何か止まりました。係の人がきて、

「残念だったね」

…と言われるかな、と、わくわくして待ってたのですが、違いました。
「開演直前まで待ってるとまだチャンスはある」
みたいなことを言ってました。何人か帰ったようです。とりあえず残ってみました。何より、おもしろそうです。得がたい経験です。

開場。

壁際で丸くなってる50-43+α-β。
αβは、券なしでもチャンスをうかがってる人と、あきらめて帰った人です。

入場者で、ともだちが来れなくなったとからしく券を売りにきたひとが2組。どうなるかどきどきして見てると、敏捷な人が買い取ってました。ちょっと殺伐とするかなとか思ったのですが、とても平和的に済んだようでした。わたしは買い損ねました。むぅ。

入場がほぼ完了して場内アナウンスとかが始まって入場口が閉じたあと、係の人が来ました。

「残念だったね」

…じゃなくて、

「43番の方!」

でした。
どきどき。演出が行き届いてます。結局わたしも入れました。少なくとも48までは入れたようですが、あとはその場にいなかったので不明です。
取れた席は、前から2列めの右端の方でした。個人的にはほとんど最高の席です。
わーい。

とりあえずおしまい。


あかまど: Elysion~楽園パレードへようこそ~。開演後の話。

Diska

想像しうる最悪の夢。

2005-07-23 05:45:07 | web
最近のニュースで、ふと思い出したものがある。デビルマン。アニメのじゃなく、衣谷遊作画のでも、レディーでもないデビルマン。
単体では強いが数が少ないデーモン族が、数が多く科学技術もあって「強い」人類に対して攻撃してくる話。

デーモン族は理性を失った生き物と合体して相手の能力を自分のものにするらしい。相手が理性を持ったままだと、おおむね「いわゆる化け物」に変身して相手もろとも死んでしまう。
その上で、デーモン族が取った最大の作戦は、理性を持ったままの人間に無理やり合体すること。
数で劣る上での一人一殺。自殺攻撃だ。
こんなものがうまく行くはずが?

しかし作戦は成功する。
原理を知らない人間には、ある時突然、隣の人が化け物に変身して勝手に死んでしまうように見える。原因を考えていく。どうしたら防げるのか、何を疑えばいいのか。
自分は大丈夫だった。自分と違うものが原因に違いない。
違うものを排除していけばいい。
考えているうちに、かなり文字通りの意味で魔女狩りが始まる。
核戦争が起こる。
不安を与えて、疑心暗鬼を起こさせて、自滅させるのが目的だったのだ。

最近のニュースを見てると、思い出す。駒はそろいつつあるようにも思える。


ところで。
デビルマンの物語は、主人公の友人、了の想像しうる最悪のシナリオで進んでいく。
ネットや放送メディアは、了の言葉を見える形にする。
サイコジェニーの替わりを、十分果たすだろう。
もしかしたら、ぼくらや、ダイトウリョウや、ソウリダイジンが「今度はお茶が怖い」と言えば、今度はお茶で攻撃してくるのかも知れない。
無邪気なバカ話のノイズが恐れを上回ってた方が、国防上有利かもしれないな。
夢を見ないことより、少々ムチャでも可能性のある、いい夢を見ることは大事かもしれない。


Wikipedia(J): デビルマン
Wikipedia(J): 2005年ロンドン同時爆破事件(信憑性は不明だが自爆した人に関する見解は興味深い)。

KimI

宇宙人を探して反重力技術を見つけた人の話。

2005-07-22 20:10:28 | Weblog
宇宙人情報を求めて米軍のサイトに侵入したイギリス人が捕まったとかいうニュースがありました。人並み(?)にゴシップ好きなので、ちょっと目に止まりました。

曰く。
「宇宙人のデータを米軍が持ってるに違いないので入ってみたらセキュリティもなにもなくてあっさり管理者権限が取れた。」
「宇宙人の存在証明になるようなデータは見つからなかったけど、反重力技術が実用化されてるとか、南米の独裁政権支援のテロリスト養成所を運営しているとか、拷問技術を教えてるとか、そんな情報は、たくさん見つかった。」

ひとことで評するなら「電波なひと」ということになるかと思うのですが、インタビュー記事の文言を見てくと、なかなか興味深いです。実際、この人が何をして、何を見つけたのか、米軍なりアメリカ政府なりが、何を問題として引き渡し要求しているのか、少なくとも「わたしに理解できて納得できる形」では絶対出てきませんし、部外者としては憶測して楽しむとかしかできないのですが、おもしろいです。

ご本人も怪しさ大爆発ですし、CNETの記事も概して偏見に満ちてるという認識なのですが、わたしは個人的にはハッカー属性なので、「この人の言ったことが全部ほんとだったら、どんなストーリーになるかなぁ(=どういう可能性があるかなぁ)」、とか、そういう方向で見てしまいます。

何より面白いのは、このインタビュー記事を、「世間的に見て電波系な話」もはしょらずに採用したCNET UKと、それを日本語版に掲載したCNET JPの判断というか勇気というか蛮勇かも知れません。


スケープゴートか、社会の敵か--米軍ネットワークに侵入した英ハッカーの言い分

Diska

3D任務と無人偵察機。

2005-07-21 01:10:40 | ことば
米軍無人機のニュースで「3D任務」という言葉を見ました。どれくらい普及してる言葉かわからないのですが、「Dull, Dangerous, Dirty(つまらない、危険な、汚い)」の条件を満たしてるもののことを指してるようです。CGとか3次元とかは関係ないです。

このキーワードで検索をかけて数分の考察を試みました。
なんか、まさしく米軍用無人偵察機のためにある言葉みたいにも見えます。
ロボット一般についての説明で使われる言葉みたいです。
少なくとも2年ぐらい前には、3つまとまって使われてる記事がありました。

ことばについて、
・日本の3K(きついきたないかっこわるい)の輸出かなーとか
・日本語英語で「きたない」のニュアンスはちょっと違うかなーとか
・米軍相手には「きつい」より「退屈」を悪徳とするキャッチが効果的なのかなとか
・技術屋なら明らかに既にある3Dという言葉にぶつけかる言葉をキャッチに使うのは避けるような気がするから、これ系メーカーは技術者とセールスが仲が悪いのかなとか

無人機については、
・うまく行ったら当然その職場は人が減ってロボットがたくさん使われるだろうなぁ、とか
・すると数がやたらに作られるだろうなぁ、とか
・技術がこなれてきたら軽武装する方向に進むだろうなぁ、とか
・武装するようになれば当然飛行機以外も作られるし重武装になってくるだろうなぁ、とか
・というと、これって無人掃討兵器(いわゆるバーサーカー)の試作品なんだなぁ。とか
・当然、量産の暁には不良品とか撃破されるものも出てくるわけで、敵とか民間人の手に渡って、ロボット兵団とかわくわくするものを作る人が出てくるだろうなぁ、とか
・ハックしようとする人はいるだろうし、万全の暗号化とかで安心してたら、技術者の中にテロリストとかスパイとかがいてあっさり奪われたりするんだろうなぁ、とか
・ロボット制御ってことではロボコンとかロボカップとかのが上な気がするから、制御用プログラム開発のために素人というか民間人が某団体や某国に拉致されて「○○されたくなかったら我々に協力するのだ」とか言われてやむを得ず開発に携わるんだなぁ、とか

いろいろ考えさせられたり妄想したりします。
まぁ、いまのところ他人事なので、おもしろいなぁ、という以上の話ではないのですが。


元記事はasahi.comでは見つかりませんでした。有料ページにはあるようです。

Diska

スターバックス。

2005-07-20 04:05:20 | Weblog
スターバックスが北米で抹茶フラペチーノ期間限定販売。というニュースを見ました。ちょっと面白いかなとは思ったのですが、今日は抹茶フラペチーノの話じゃないです。

個人的(?)に、スターバックスはすごく利用してた時期がありました。スターバックスが入ってるビルに通ってたころは1日2杯以上買ってたことが多かったです。「だぶるとーるきゃらめるまきあーと」をよく注文してました。

たまたまなのかキョウイクなのかよくわかんないのですが、スターバックスは、なんか応対が独特な感じがします。お店によってもたぶん微妙に違うのですが、
Diska「えーと、きゃらめるまきあーと、とーるで、しょっと追加でお願いします。あ、ほっとで」
店員A「ホット入ります!ダブル、トール、キャラメルマキアートぉ(語尾上がる)」
店員B「ダブル、トール、キャラメルマキアートぉ(語尾上がる)」
みたいなやり取りがあります。わたしも店員さんも、珍しいものを頼むと何度か聞き返されたりとか繰り返したりすることもあります。グランデとか、フラペチーノにショットを、特に複数追加すると混乱する率が高いかもしれません。
何度か同じものを注文してると、「ああ、わたしがほしかったのはダブルトールキャラメルマキアートだったんだ」と学習して、直接店内プロトコルでやり取りをするようになったりします。

こころ世代のテンノーゲーム: カフェ〜その機能と本質〜で見た、
「呪文を唱えること」

という表現や、
また、それらの出所不明のカタカナ言語は、それを介して店員との共犯関係を築くものであると同時に、周囲にいる他の客との同一世界観の共有を背中で確認し合うための合言葉ともなっているのである。

というのがすごく納得だったりします。


メニューの字が小さくて読みにくいとかはあるのですが、アメリカに行ったときも、スターバックスでは呪文が通じそうな安心感がありました(店員は一人だったのですが)。
この「呪文感」って、何か、アメリカっぽい感じがします。英語なのはもちろんなのですが、プロトコル感というか、これがわかれば仲間、みたいな感じとか、囲い込み感とかがただよってます。「アメリカ語」な感じがします。

わたしなんかは、ひねった表現というか、ひねりすぎて半分も通じなくて数分経ってから「何言ってたかわかったよ」とコメントされたりとか永遠にわかんなかったりとか、通じる人だけ通じてわかんない人は流して欲しいとかいう表現がわりと好きなのですが、共通体験というか、ぱらだいむというか、そういうのが前提になってない、わかんないのが前提、という多文化な社会だった経験のある統一的な文化というのは、なんか、理解できます。

ウソでもなんか理解できたつもりになるのは、結構うれしいと同時に、シャレにならないレベルで進んでいる国際化を考えるための材料になるかなとかいう気もします。
店員同士の「だぶる、とーる、きゃらめるまきあーとぉ」の呪文も逆輸入されるかなぁ。


asahi.com: スターバックス、北米でも抹茶フラペチーノ発売

Diska

デュアルビュー液晶。

2005-07-16 15:18:59 | cyber
SHARPが「1画面で2画面表示する液晶ディスプレイ量産化」だそうです。
最初は立体視とかを想定しているものと思ったのですが、どうもそういう話じゃないみたいです。

記事中にあるような、想定する用途事例、

「液晶マルチメディアモニター」:右画面ではテレビ放送、左画面ではインターネット画面を表示。
「車載用ディスプレイ」:運転手側は地図表示、助手席側はDVD映像を表示。
「業務用モニター」:顧客には提案資料を、販売員は内部資料を表示。
「広告用ディスプレイ」:右方向からの歩行者には“広告A”が見え、左方向からの歩行者には“広告B”が見える。1つのディスプレイで2つの広告表示が可能となり、設置場所を有効に活用。

は、かなり苦しいと思います。
最初のと広告はそれなりに現実的だと思うのですがほかの2つはなさそうな気がします。

端的に言って「てれび」は共通体験をするための装置であり、コミュニケーションのための装置と思います。2人以上の人が、同じ画面を見て違う映像を見ていたら、共通体験できません。
2人以上でこの画面を使うのは、なんというか、すさまじいコミュニケーション上の苦痛が伴うような気がします。誰が何を見ているかわからない状況で、見ているものについて語るのはかなり苦しいです。目隠しして象の話をするとか、バーチャルボーイを売らなければならないような苦痛です。
あと、世の中には音声を消してテレビをつけっぱなしにする人もいますが、多数派とは言いがたいと思います。音声も超指向性を持たせるのも、技術的に可能かもしれないですが、苦痛は相乗効果っぽいです。

一人用としてはおもしろいです。
オンラインゲームなど、リアルタイムでネットを使っている人は同時にテレビ放送を見てる場合もあるみたいなので、需要はあります。ディスプレイ2台並べて使うのはちょっと度胸がいるというか、逆に人として何かを捨てる必要がある気もするのですが、この製品ならその抵抗感がかなりやわらぎます。とりあえずテレビ放送2つでザッピングせずにザッピングできたりするのは、それなりの需要がありそうです。
おそらく一人で2画面使う人は、ほぼ中央から画面をみて、新たに実装される専用の首振りギミックを使うか頭をちょっと動かして交互に見ることになると思います。おそらく、そうするうちに、正面から見て2画面分を同時に認識できるようになってきます。そうなったとき初めて切り替え器以上のものになると思います。

鏡を使うデモがありますが、これを使って、「ない空間を画面表示に使う」というのはおもしろいかも。ポールポジションとかダライアスとか。

SHARP: 世界初 左右に異なる情報を同時表示する『デュアルビュー液晶』を量産


追記(2006/09/28):
トリプルビュー液晶ができたそうで、その関連で古い記事発見。かなり詳しいようです。リンク切れてないし。
PCWatchシャープ、左右に違う画面を表示できるデュアルビュー液晶~視野角をコントロールできるベールビュー液晶も

Diska

究極はタッチパネルなし?

2005-07-14 22:56:48 | cyber
IBMが、多分ペン入力を想定した新しい入力方法を作ってるみたいです。
Cnetの記事を読んでも、正直、どのへんがすごいのか、いいのか、よくわからない気もするのですが、とりあえずわたしが理解した範囲では、
・画面上にわりとふつうなソフトウェアキーボードを表示。
・英単語のスペルの順にキートップをなぞっていく。
・文字が入力される。
という感じになってるようです。
従来のソフトウェアキーボードとの違いは、単語を入力する間、ペンを離すかどうかだけみたいにも読めます。
記事を読んでくと、ちょっと違うものが見えてきます。記事中の図にあるように、単語をひとつの単位として、幾何学図形として表現されるようになります。単語をシンボル化するところがミソな気がするので、日本語みたいに助詞でべったりした言語でメリットが出るかどうかは、まだちょっと想像できません。

訓練しだいでは、英語筆記体でフツウに文字を入力するよりも速く入力できるような気もします。「ペンを使った先進の速記手法」というのは多分そういう意味です。訓練というか学習が要求されるので、現実に受け入れられるかどうかは、その宣伝手法とか運にかかってるような気もします。
というか、かっこいい製品で且つ、それ以外の妥当な入力方法があって且つ、この入力方法が洗練されて実装されて且つ、この入力方法の優位性が明らかでないと、かなり厳しいでしょう。

ブラインドタッチはかなり苦しそうな気もするのですが、「タッチパネルに相当する部分に浅い筋彫りとか入れてみるとか、パネルから手へのフィードバック」を実装したら、そういう回路が頭に作られるまでの補助になるような気もします。フルキーのF,J突起みたいな感じです。Palm用のイボイボキーボードみたいな進化をするかも知れません。

たぶんこの入力方法が本領発揮するのは、タッチパネル->凹凸だけある非電子的入力装置->ただの平面か空間と変化して、ペンだけになるところまで頭の回路が完成してからです。
そこまでやるなら、ペン内蔵携帯電話にするとか、指輪型とかにして手を振ると文字が書けるとか、魔法のバトンみたいなおもちゃみたいな実装とかもいいかも知れません。

むかーし。3x3とかの数学的魔方陣に、9文字のそれっぽいアルファベットを当てはめて、そのアルファベットで作れる文字を、各マスをなぞった線で表すとか言う、なんかカバラっぽい魔術儀式っぽい手法の話を聞いたことがあるような気がしますが、それを思い出しました。起源はつながってるような気もします。


Cnet: もうキーボードは叩かない--IBMが新種の入力手法を公開

Diska