あかまど(仮)

net初心者で自称ソフト技術者。Gamer属性。netは人の望み?それとも?

アクリル玉の神託。

2006-02-01 20:36:51 | cyber
20Qのボールが日本語化されて発売されてたみたいです。
実は去年(2005/11/12)に発売されてたらしいのですが、Amazonでオススメされて初めて知りました。

Amazon: 20Q

新色が2006/03/25発売らしいです。



20Qについては以前ちょっと縁があって調べてみたことがありました。詳細については前の記事で書いたのでここでは説明しません。

自称ソフト屋さんとしては、これのソフトって「プログラムの古典」であって、何をいまさら感も持ってたのですが、実際オンライン版でやってみると「おおっ」という印象でした。けっこうすごい、というか、すごいという印象をもたせるようにうまくできてるという言い方が正しいのかもしれません(<ちょっと斜に構えてます)。
多分厳密に数学的な意味での「ファジーな判断」をするあたりが、すごいっぽい感じのポイントみたいです。
製品の現物は見たことないのですが、インターフェイスを見る限り、Yes/Noだけじゃなく「わからない/ときどき」があります。

あと、みたところボタンが6つしかないらしいことがわかります。
多分、学習部分を省く、あるいは簡略化してる(降参したときにも質問文を作成させない。解答は入力させるのかも)んだと思います。
でたらめを学習するリスクは切り捨てる。ユーザーから学習しなくても充分すぎるおもしろさがデータベースの大きさで保障される自信、という印象を受けます。いえ。見てないのでいろいろあてずっぽうなカンですけど。


これを買って遊べるかどうかわたしには自信がないのですが、交友関係とか家族構成とかによってはかなり遊べるおもちゃかも知れません。

これ自体は、とりあえず遊ぶ以上のものではない、おもちゃ。と思うのですが、これに類するおもちゃは世の中にあんまりない気がします。

このうさんくさい水晶玉と付き合った人、たぶん「今とても若い」人たちの中には、プログラムとかアルゴリズムとかデータベースとか、人工知能とか、ユーザーエージェントとかに興味を持つ人とか、そういうのを作ったり仕事にしたりする人もでてくるんだろうなぁ。とか思うとちょっとどきどきします。

見ないでいろいろしゃべってるのもアレなのですが、データベースの作り次第では、たとえば野草とかキノコとか虫の種類を見分けたりとか、断片的に思い出した歌とか映画とか本とかのタイトルやメロディとか歌詞とかを確認したりとかいったシュミ分野とか、お医者さんがいない環境での問診とかで対処法を教えてくれたりとかいう「人工知能の古典としてのエキスパートシステム」としての方向のものにもなるんじゃないかと思います。既にカバーしてたらごめんなさい。

PDAなりケータイなりでもソフト的には動いても、多分あんまりうまくいかない気がします。
こういう、シンプルで、普段なんとなく遊べて、あと、ちょっとうさんくさくて、顔を持ってるということは、「付き合う相手」、「信頼を置く知恵袋」として、重要な気もします。


ITmediaの記事によると、製品のデータベース構築には以前記事を書いたときのデータが使われてたみたいです。のべでしょうけど、100万人とか書いてあります。
おもちゃですけど、アクリルの水晶玉の答えは、大勢の人の知識を集めたものなのです。世の中を動かしてる力がその玉には込められてるのです。それも、文字通りに。


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