あかまど(仮)

net初心者で自称ソフト技術者。Gamer属性。netは人の望み?それとも?

絵文字にUnicode。

2008-11-28 21:42:06 | tech
ケータイの絵文字がUnicodeで採用されるかもという話があるそうです。

SlashdotJ: 携帯絵文字のUnicode化、Googleも協力

Cnet Japan: グーグル、絵文字を標準化へ--オープンソースプロジェクト開始



すっかり世事にうとい人なので、現実性とかよくわからないのですが、標準化って案外力づくというか政治的というか企業的とかユーザー数的なとこで決まってくとと思うので、日本人が何千万人とか使ってたら、300人しかいない少数民族とかだれも日常で使ってない古代語の文字よりも簡単に採用されたりすることもあるのかも知れません。

これが通ったら、「楽しい」とか「悲しい」とかにコードが振られることになるような気がするのですがどうでしょうか。
もちろん、中国語というかCJK(V)漢字でもそういうことは起こってるのだとは思うのですが、数が絞られてて、およそ人間として生活してれば、世界中どこでもだいたい見るだけで通じちゃうかも知れない文字というのが定義されるかも知れないというのは、すごく画期的なことかも知れません。

微妙に遠い未来には、PSOのワードセレクト的な概念や、FFXIの定型文辞書的な概念にコードが振られたりとかするかも知れません。アメリカンジョークにUnicodeが振られる時代が来るのかも?

あるいは、いまのCJKVが「概念の標準化」に使われたりとか、標準化が進んでくと各国語の言語の語順や活用とかも整理されて自動翻訳が発達するとか、逆にGoogleに最適化インターネットに最適化されて翻訳の必要がなくなったりとかいうことがあったりするかも知れません。

Diska

2008/11/19 XBOX360アップデート。

2008-11-21 09:37:34 | games
XBOX360のインターフェイスが大幅アップデートという噂を聞いて数ヶ月ぶり?に起動してみました。

なるほど大幅アップデートです。

SNSっぽい方向。
起動したらいきなりアバターを作らされてびっくり。アバターのデザインはWiiの似顔絵広場(Mii)に強烈にインスパイアされてもうそれ以外のものを考えられなくなった人か、既にヒットして成功してるものは手段を尽くして貪欲に取り入れるけど取り入れたら脱共有化な企業精神が作ったのかなぁ、という感じなのですが、「選んで」という候補が全部アメリカ人で困りました。ランダムで更新されるアバター候補をずいぶん時間掛けて再表示させて、無難そうなのを渋々選んだら、そこからエディット開始で、最初選んだ要素は全部変更。むぅ。
アバターのエディットは、Wiiよりある意味手軽なのですが、自由度は全然なくて、どうやっても人間の顔にしかならないようになってるようです。
アバターを使ったパーティ機能とか、アバター対応ゲームとか、コミュニケーションツールの方向でいろいろ拡張されたみたいなのですが、19日以来オンラインゲーマー的にまっとうな時間に使えてないのでその辺りはまだよくわかりません。そもそもともだちすくないですし。
アバターは、XBOX360が作ってきた世界から強烈に逸脱してるデザインなのですが、一方でXBOXLiveが最初から目指してた方向とかなり相性がよさそうな気がします。
Playstation@Homeみたいな方向の展開もあるのかなぁ。あ。アバター作成のインターフェイスとかデザイン要素の分け方とかはPlaystation@Homeによく似てました。とても。同じ人が違う依頼書もらって作ってるかもとか思うぐらい。
XBOXLiveのこれまでからすると、アバターの洋服とか同時発売とかするのが当然な気もしてるのですが、わたしが見た範囲では見つかりませんでした。
ビジネスモデル云々の前に、アバターの特に顔や頭身のデザインも含めて、インターフェイスの実験をしてる段階かなという印象もあります。

インストール。
DVDのゲームソフトのHDDへのインストールが可能になってるとかで、うるさいと評判のDVDドライブから開放されると言われてるようなのですが、わたしが持ってる本体はわりと初期型のでHDDがもう2GBytesぐらいしか空いてないので何もできませんでした。でも、MS製なのに本体のVer3を待たなかったわたしのせいなので問題ないです。HDMI対応機にするかHDDだけ買うか、やっぱりあきらめるかは未定です。

XMB採用。
メインのインターフェイスが「タブブラウザ」っぽかったのが、なんか立体的なかっこいいものに換わってます。しばらく使ってて、どうもこれは機能的に「PSPのXMB(クロスメディアバー)」いただきな作りらしいことがわかってきたのですが、実はこの立体感は往年のというか誰も知らないPocketCosmoのインターフェイスに似てたような気もします。
XMBのアイコンに相当するものが巨大だったりムービーしたりしてるせいか、全体にロード時間が重くなってた気もするのですが、19日だか更新してわりと早い時期にアクセスしたせいでアップデートラッシュに巻き込まれたと考えると、すごく速い気もします。

プロモ。
プロモの方でも、「予算何に使おう?」「ゲーマー相手にしてもしょうがないというか俺オタク嫌いだから、なんか売れてるタレント雇ってTVCM打っとけ」という感じだった以前のMSからは考えにくい、CAPCOMがMHFあたりでがんばってやってるような、何歩も踏み込んだ展開もあるようです。

ウケてるものはいろいろなりふりかまわず取り入れる感じです。
あれににてるこれににてるという要素が多くて、心情的になんか納得行かないところはあるのですが、8ビット機並だったこれまでのダッシュボード機能からすれば、今回のアップデートはゲーム機本体性能を活かす方向の、正常進化な気もします。
案外反感がわかないのは、わたしが目先のことしか見えてないゲームの消費者だからかも知れません。
完成品どんどん取り入れて、最初は次点的製品を安く配って、お金的体力で改良して追いついて、相手の体力が尽きて独占したら互換性捨てて囲い込みして、後継バージョンどんどん値上げして、っていう展開を何か昔何度か見たことがあったような気がするのですが、まだ実感がないのはわたしがゲームの中の人じゃないからかも知れません。


追記(2008/11/21):
新UIは、"New Xbox Experience"というキーワードで語られる話題らしいのですが、それが何を指してるのかぱっとわかる記事が発見できてません。一番由緒正しいのがXbox.comの記事かなぁ、と思うのですが、これをみたかぎりでは、商標とかUIの名前とか環境の名前とかじゃなくて、「開発側のプロジェクトのスローガンで、ガイジン的というか英語が公用語な社内的にキャッチーなフレーズを持ってきてプロモーションのキーワードにすえてみたみたけど日本人にはなんだかすわりが悪かった」、みたいな感じがします。

Diska

這い寄る混沌。

2008-11-05 22:37:20 | pre-sci
大統領が決まったニュースを見て、真っ先にナイアルラトホテップを連想しました。失礼に当たるなら、ごめんなさい。

ナイアルラトホテップ。
二次創作系の「普及したイメージ」はよく知らなくて、大昔に呼んだラブクラフトの「よくわからない」短編のうろ覚えの記憶と、三次創作系の(デモンベインとか)何でもありなのでしか知らないのですが、「長身痩躯で演説が達者でカリスマな黒人」というとどうしても思い出さずにいられません。

ラブクラフト全集とか今手元になくて、Webはノイズが多くて上手に調べられなかったのですが、「ラブクラフトの時代(1920前後?)の黒人がどんなだったか」とか、「White Angro Saxon Protestant属性の人がマルコムXに描いた幻影がどんなだったか」とか、「当時の人は何が恐かったのか」とか、「当時、目前にあった恐怖は何だったのか」とか、「オカルト系ホラー小説として成立できたのはなぜか」とか、ちゃんと調べたり考えてみると、いまのアメリカ人が、宗教的というか象徴的な解釈として、次期大統領をどんな風に見てるのかとか、ラブクラフトの時代と何が違ってなにが同じなのかとか、想像できたりして、おもしろいのかも知れません。

日本のテレビニュースでしか知らないのですが、「何をやると言ってるか」よりも「いかに人気があるか」が先に出て来てみたり、人々の反応が「熱狂的な支持者」とか「なんとなくよさげ」とかばっかり取り上げられるあたりも、ナイアルラトホテップ的なきがします。
イマドキの選挙ってみんなこんなですか。

延長として、ヒーローものの悪役の素材にどんなものが選ばれてきたかとか選ばれているかとか見ていくと、人が不安に思うものが何かとか、よく知らないものは何かとか、あるいは踏み込んで、何が意識されてて意識されてなくて、何が共有されててされてなくて、何が無意識に恐れられてるのか期待されてるのか、とか、いろいろ見えて来たりとかするかも知れません。

恐怖の象徴は、「長身痩躯のカリスマ黒人のひっさつわざシャイニングトラペゾヘドロン」とかじゃなくて、それに「踊る無名の仮面のヒトビトの集合」の方なのかも知れません。「顔のない神」とは言い得て妙なのかも、とか思いました。

Diska