あかまど(仮)

net初心者で自称ソフト技術者。Gamer属性。netは人の望み?それとも?

Opera9.6リリース。

2008-10-08 23:01:43 | Opera
2008/10/08付けでOpera9.6がリリースされたようです。

Opera: Opera 9.6 で更なるスピード・効率・革新性をあなたのもとへ

国際版が最初からリリースされてて、今回も何も考えず上書きインストールしたのですが、フツウに使えてるようです。対応言語が増えてるみたい(中央アジア方面?)なのですが、インストーラのファイルサイズはむしろ縮小してます。
「インストーラの初期画面で一瞬メッセージが見えてレイアウト崩れて読めなくなるのは相変わらず」みたいですが、特に問題ありません。

OperaLink(前からサービスはあったらしいです)とか、M2(ブラウザに統合されてるメールとかRSSとかのクライアント)方面で機能向上してるらしいのですが、まだよくわかりません。

OperaLinkは、複数デバイス間でブックマークを共有するとのことで、ちょっとよさげではあるのですが、Operaが入ったデバイスをたくさん使いこなしてるわけでもないのでありがたみはもう一つです。
サーバ上にブックマークリストのコピーを置いておいて、他のブラウザへコピーするというものらしいのですが、ベースとなってるmyOperaが(少なくともわたしの環境では)重たいのと、操作がもうひとつめんどくさいです。たぶん、ポータブルなデバイスをシンクして、そこでブックマークしたものをPC上で管理するとかそういう形なら抵抗なく使えるんじゃないかと思います。Opera以外のブラウザの場合は、ブラウザへのインポートとかはできないのですが、myOpera上でもいちおう見えるからそれを使ってね、ということのようです(Opera リンク)。
「メモ」とか「検索履歴」とかも共有できるみたいなので、一生懸命使う人には便利かも知れません。ブラウザで調べものしてコンテキストメニューからメモへコピーしてポータブルデバイスとかで見られるのはちょっとうれしいこともあるかも知れないのですが、基本的に「失敗する可能性のあるものは、失敗する」という人なので、Operaのメモ機能を自分の記憶の拡張みたいに使ってると、精神の境界の危機に陥ったりもあるかも知れません。
あ、ただ、「メモ」と「スピードダイアル」は設定してもサーバにコピーされてなかったみたいでした。まだ一生懸命使う気がないので追求はしませんが。
ソーシャルブックマークとかいう世界はあんまり関わってないのでそっちとの比較もできなかったりします。

レンダリング速度は向上してるそうですが、これまでもネックはサーバ側の速度な感じだったのでよくわかりません。

むむ。
なんだか煮え切らないレポートになっちゃいましたが、とりあえず何の不満もなくて、今後ともデフォルトブラウザとして使いそうです。


Opera: Opera 9.6 で更なるスピード・効率・革新性をあなたのもとへ
Desktop Team: Opera 9.6 released: Discover Opera!
Opera: Opera リンク

Diska

Opera9.5リリース。

2008-06-28 23:13:57 | Opera
久しくブラウザ方面はノーチェックだったのですが、Operaブラウザの9.50がリリースされてました(いちおうあとづけで調べたら2008/06/12リリースだそうです)。
わたしは最近は激しくヌルいOperaユーザーで、BLOGに"Opera"カテゴリがあるのが恥ずかしかったりするほどなので、昔書いてたような技術者っぽい話は多分ないです。あらかじめ。

ヌルいユーザーらしく、ソフト屋としてありえないぐらい無造作に上書きインストールしてみたのですが、びっくり。
あ。いえ。普通につかえるんですが、外観が激しく変わってます。

わたしの環境の上書きインストールなので、細かい話は省くのですが、デフォルトスキンが、何かよくわからない世界に変ってます。(わたしの環境では)緑っぽいグレイっぽいのが基本色で、サイトアイコンやブックマークフォルダ類が全部その色の明度を落とした黒っぽいものに。ステータスバーに、ズームとかのボタンが勝手に加わって、一瞬Ver5とかの、上下逆転した世界を思い出したりしてみたり。

インストーラは、最初のダイアログに何か文字が出たのですが一瞬で消えちゃいました。何かレイアウトグリッドの設定を間違ってるアプリみたいな感じですが、まぁ、支障はないです。
起動時に、内蔵メールソフトのDBの変換だかをやってたようです。

レンダリングは、ぱっと見変化ないようですが、とんでもなく速くなってる気もします。
ボタンやスクロールバーのウィジェット(OSのUI的な意味の)がWindowsXPあたり?っぽくなってて、ちょっと印象が違います。

洗練されてる印象はあるのですが、外見に慣れるのにちょっと時間がかかりそうです。
Opera-tanの水色っぽい紫っぽい衣装も、緑っぽいグレイっぽい色になるんでしょうか。
(2008/07/05追記:しばらくいじってて気がついたのですが、「外観の配色」関係のところが「システムカラーの配色を利用」になってたのが緑っぽくなった原因のようでした、9.25からの移行で、デフォルトが上書きされたとかなんかそんな気もするのですが追及しません。手で「外観の配色を利用しない」にしたら前の色に近くなった気もするのですが、タブバーやブックマークのフォルダがダークグレイだったりで、同じではないようです。)

使用時間30分ほど。機能的には違和感なくばっちり使えてます。
(2008/07/05追記:使いこんでくと、右クリックで出るコンテクストメニューとか、こまごまとした挙動がかなり違うようです。ちゃんと調べてないし調べないですが、「前できた操作ができなくなってる」ケースが多い気がします。)

Firefox3.0は入れてみたのですが、2.0に入れてたマウスジェスチャAddOnが非対応だったので使用保留。外観はFirefox3.0の方がOpera9.0っぽいかも?

Diska

Opera9.20リリース。スピードダイヤル。

2007-04-12 02:35:04 | Opera
Opera9.20がリリースされてました。
このところ全然追っかけてないので、新機能とかよくわからないままにとりあえず何も考えずバックアップも取らず上書きインストールしたのですが、普通に使えてます。日本語もばっちりです。

と、タブバーダブルクリックしてびっくり。これがウワサのスピードダイヤルですかーっ。別にウワサしてませんか。

Operaは設定次第でどんな画面になってるか予想付かなくて説明しにくいのですが、とにかくタブの並んでるとこの余白をダブルクリックすると新しいタブが開きます。以前のバージョンでは、ここに空白のタブが開いてたのですがそこに専用画面が表示されるようになったようで、これがスピードダイヤルです。Webページの縮小イメージが9つ並んでて、クリックするとそのページにジャンプします。それだけといえばそれだけです。こんなのです。シンプルです。

この画面の余白をダブルクリックすると改めて「いわゆるホームページ」が開くようです。

結構以前からプレスリリースとかで実は情報が出てたみたいな気もするのですが、ケータイ用Opera限定の話と思ってちゃんと読んでなかったようです。

細かいと言えばひどく細かい機能アップではあるのですが、確かに便利そうです。
設定では、「よくアクセスするページ」が候補に出てきたりします。
ケータイ版がどうなってるかどうなる予定か把握してないのですが、この機能、PCより、携帯デバイスとかWiiとかSTBとかの方が威力が大きいような気もします。
デザイン的に、Wii用に考えられたんじゃないか(さらに言えばWiiチャンネルが気に入ったから作ったんじゃないか)という気もします。

でも、個人的にはダイヤルよりダイアルが好き。


OperaJP: ウェブブラウザ Opera ダウンロード

Diska

Opera for Wii beta。

2006-12-20 19:48:43 | Opera
Opera for Wiiのβが2006/12/22リリースだそうです。
前の発表から特に変更はないようですが、いろいろ確定してます。

Opera Press Releases記事からリンクのある任天堂USの記事とか、ITproによると、

・2006/12/22に出るのはβ(tryal version)で無料配布。
・製品版はWiiChannelから500Wiiポイントでダウンロード販売される。
・ただし、製品版も2007/06いっぱいは無料。
・製品版のリリースは2007/03末リリース予定。

ということです(Opera Press Release中にリンクのある「ダメダメな感じのオフィシャルコミック(の忍者の勘)」によるとリリースはSpring)。


まだWii自体買ってないどころか現物を触ったことも見たこともないわたしが言うのもかなりアレですが、「光ファイバーの速度でWiiRemoteな、身体拡張としてのネット」とか、「後ろめたくないインターネット」とかいうあたりが、受け入れられるのか、需要があるのか、需要は生まれるのかが、かなり興味深いです。
新しすぎて「次回作に期待」になったものはいっぱいあったような気もしなくもないですが、今回はアタリな気がしてます。
文字入力が面倒という「属性」がどう働くのかは、期待と不安を持って注目したいところです。


SlashdotJとかで「でもOperaの知名度は上がらない」とか言われてるようですが、「Operaロゴの認知度が上がる」ことは疑う余地がないように思います。
うっかりすると、

「IEアイコンを見て『インターネット』だと思う人」
より、
「Operaロゴを見て『インターネット』だと思う人」
が多くなる

かも知れないぐらい、すごい話だと思います。
ブラウザなんて言葉を知らなくても、「赤いOの字はネットの入り口」という認識が正しくなったりする気も。


参照記事:
Opera Press Releases: The Opera browser for Wii launches just in time for the holidays
任天堂US: Free Opera browser connects the world to Wii
ITpro: 任天堂,Wii用Webブラウザ「Opera」のベータ版を無償提供へ


追記(2006/12/22 19:30):
日本語記事が続々。
BBwatch: Wii向けブラウザ「インターネットチャンネル」お試し版利用レポート
詳しいです。論調は好意的な気がするのですが、「メモリの制限が厳しい」というのと、「全ユーザー共用なのが難」というあたりがかなり痛そうな印象です。WiiとOperaが大嫌いな人は、重くて認証が厳しいページを作るとよいようです。
Cnet: 任天堂、Wii用にOperaブラウザベータ版を提供へ
同ブラウザは、いずれ「Nintendo DS」にも対応する予定。」とあります。ソース不明、信用度不明。DS版の現バージョンでは電源切るとクッキーとかは全部忘れるようですが、ブックマーク持ち込みとかは(どんな形かはともかく、理論上は)可能なのかも。パーソナルデータがDS側に持てるなら、Wiiは一家に一台。DSは一人一台とか。Wiiから無線でDSにログインとかわけのわかんなさげな認証もおもしろそう?

Diska

Opera9.10リリース。

2006-12-19 02:22:12 | Opera
2006/12/18付けで、Opera9.10が正式にリリースされたようです。

Opera Press Release: Opera Introduces Fraud Protection, Powered by GeoTrust and PhishTank: New release expands Opera's commitment to secure browsing

長い長い長い長いタイトルのプレスリリースです。しかも、「最新版がリリースされた」ということを理解するまでに5秒くらいかかる気もします。


何も考えず上書きインストールしたのですが、いまのところ、すごく普通に動いています。

ニホンジンには注目度が高いと思われる「2ch問題(まとめた情報がどこかにあるのか知りませんが、これとか)」も従来どおりの操作感で互換性もバッチリ……?……それはダメなのでは……。


個人的に懸案事項だった、Phishing対策は、結局デフォルトではオフになってるようです。アドレスバーの右端に「?」ボタンが追加されていて、オフにしておいてもこれを押すと信用度データベースに問い合わせできるようです。

「デフォルトオフで、フィッシングに掛かる人に効果があるのか」とか、「統計処理(プレスリリースのAbout PhishTankに説明があります)だったら、DBへのフィードバックで風評を流す攻撃とかへの対策は理論上可能なのか」とか、「Googleみたいに個別処理も併用するなら、Operaのある全言語、全文化圏で公平公正な評価が可能なのか」とか、まだ、激しく疑問はあるのですが、デフォルトオフで、オンにする操作に抵抗感があるおかげで、わたしは当面抵抗無く使えそうです。

こういうデータベースって、アメリカとか中国とか安倍政権とかGoogleとか、その他暴力集団とか圧力団体とかから、理論上でも中立でいられる道理があるえるんでしょうか。そもそも、それを目指すことを期待するわたしが反社会的?

アクタ共和国憲法(?)の「どんどん密告すること」とか思い出すのです。


参照記事:
Opera Press Release: Opera Introduces Fraud Protection, Powered by GeoTrust and PhishTank: New release expands Opera's commitment to secure browsing
Opera Destop Team: opera 9.10


追記:
日本語のプレスリリースも出てました。やっぱりタイトルが長い……。
Opera プレスリリース: Opera、GeoTrust と PhishTank のテクノロジーを利用した、フィッシング防止機能を発表: 最新リリースでは、セキュアブラウジングをさらに強化
時差(?)があるのか日本語のOperaホームページからだと現時点(2006/12/19 02:30)では9.02がダウンロードされるようです。じき更新される気もするのですが、プレスリリース中のリンクか、下のリンクみたいのから落すのが無難かも知れません。
Opera
アフィリエイトってgooBlogアドバンスじゃないとまずいのかしらー?というかそもそもOperaアフィリエイトって無料化されたいま意味あるのかしらー?

Diska

Opera-tan20061113。

2006-11-16 08:48:19 | Opera
2006/11/13付けで、オペラたんの新規画像が公開されていました。

Abandoned Depot: Sorry for being late

Opera-tanと「オペラ手袋」発案者の方(というかinspire元となった方)がOpera社に入社されたとかで、そのお祝いに書かれたとのことのようです。ようです、って無責任なようですがリンク先英語なので自信が……。

参考:
あかまど(仮): Opera-tan 9。
あかまど(仮): 公式サイトにOpera-tan。


The image is free to use. It's in public domain except font data.

とのお言葉に甘えて、久々のGIMP(http://www.gimp.org/)の操作に悩みつつも、とりあえずベタベタにstraight forwardな変換で、壁紙風(1024x768)PNGにしてみました。thumbnailは同じく320x240にしてあります。
元画像は左上にフキダシ(と台詞)があるのですが、入れるべき台詞を思いつきませんでした……。愛が足りないでしょうか……。





Diska

Widgets1.0。

2006-11-11 05:13:48 | Opera
Opera9.00以降(厳密には多分その開発版)で実装された、「Widgets」なのですが、W3CでWorking Draftが公開されたそうです。

Opera Desktop Team: Straight from the build machine..

って、この記事自体は、次期バージョン「Opera9.10」の元となる、「今週の開発版」がリリースされたという記事なのですが、わたしは開発版を試用する気合の入ったユーザーではないのでその辺はよくわかりません(「テストチームもまだろくにテストしてないできたてだよー(!?)」とか、「詐欺サイトよけ機能はそれなりなデータ取れたからとりあえずデフォルトオフにするね」とか、「圧縮関係のとんでもないバグは潰したから安心してねとか」書かれてるような気がします)。


で、Widget1.0なのですが……、
ってW3Cドキュメント読みこなす気合すらないので斜め読みなのですが、どうも、文字通りにWorkingDraft(作成中の草稿)な感じで、「ここは仕様ツメなきゃ」みたいな注意書きが赤枠でそこかしこにあるようです。WDと言うと、「まだ仕様固まってないけど実装してみました」とかいうことも多いという印象を持ってるのですが、Firefoxあたり向けに誰かが実装してみるとかはもうちょっと先かな?という印象を受けました。


とりあえず即物的に読みとれるとこだけ見ると、
・MIMETypeはapplication/widget
・拡張子は.widget
・現時点で、仕様書の大半はconfig.xmlの説明。
・プログラム言語に公開するインターフェイス(Widget, Windowの2つ)の定義。
となってるようです。


Widgets、まだわたしにはポテンシャルが見えてないのですが、「AJAXでOffice代替」とか「WebアプリでデスクトップOS」とか、がんばってる人もいる昨今、どんな実装が出てくるかは興味深いです。あるいは、ポテンシャルというか、適用範囲を明確に定義する過程がWorkingDraftなのかも知れません。

とか、いまは差し障りなさげなコメントで逃げを打っておきましょう。
どう流れていくのか、
いままでどう流れてたのか、
あるいは流れないのか(AppleやMSが乗って来ないとか)、
正直なところ、見当が付きません。


Opera Desktop Team: Straight from the build machine..
W3C: Widgets 1.0

Diska

Firefox2.0リリース。

2006-10-25 12:28:29 | Opera
Firefox2.0がリリースされたようです。
日本語版も普通に入手できるようなので、早速入れてみました。
Firefoxは1.0のころにちょっとだけ使ったきりの記憶だけで、1.5とかの動向は追っかけてません。
わたしの標準ブラウザはOperaです。


タブが格段に使いやすくなってます。
1.0では「タスクバーが片付けばいいので、よくわからないけどとりあえず作ってみました」感が満載で、個人的にはとても使えたものではなかったのですが、2.0になって、「Operaのちょっと古いバージョン並」という印象を持ちました。

(1.0のことを正確に覚えてないので、新しいかは不明ですが)具体的には:
・タブに「閉じるボタン」が付いてます。わたしがよく使ってる「タブをShift-Click」操作とか「ジェスチャーでLの字」では閉じてくれないです。まぁ、これは慣れです。
・「閉じちゃったタブ」の復帰ができます。Opera9にある「タブバーごみ箱アイコンの、閉じちゃったタブの一覧から復帰」操作は、メニューバーからならできるようです。
・ドラッグ&ドロップでブックマークできます。「なんでもないとこにドロップするとそのタブだけのウィンドウができる」操作はできないようです。
・タブバーダブルクリックで新規タブが開けます。タブが残り1つだけになるとバー自体が消滅するのにドキっとさせられますが、これは設定で変えられます。
・ブックマークフォルダから「タブですべて開く」操作ができるようになってます。ブックマークフォルダの深層に直接ブックマークする操作はないようです。
・Shiftでリンククリックすると新しいウィンドウで開くので、せっかくのTABが台無しな感じもします。これも設定次第かも(2006/10/25追記:「リンクをwheel-click(多分middle-clickも可)」で「新しいタブで開く」ことができるようです。1ボタンとか2ボタンの場合は知りませんが)。

まだ違和感がありますが、手が慣れたら、タブ操作に関しては、Opera並に使えるのかも知れません。

検索エンジンの選択がマウスだけでできたりとか、Plug-inのインストールがFirefoxの中のインターフェイスだけで完結したりとか、よさげなところもあります。


Cnetによると、
「Firefox 2で最大の焦点となっているのは、堅牢性と効率性に確実に重点を置くことだ。つまり、セキュリティ、安定性、そして速度に重点を置き、このブラウザをユーザーが本当に必要としているものに変化させることだ」とMozillaで「現象学者」と呼ばれるMike Beltzner氏は語っている。

なのだとか。
Opera8.0の標語「Speed, Security, Simplicity」を思い出します。
Speedは1時間ほど使った印象では申し分ないです。
Securityの評価はとてもできないので、当分先です。
標準機能が少ない分、Simplicityでは上かも知れません。


わたしにとってFirefox1.0で致命的なのは、「標準機能が抑えられてて、使い込むほど『どこの馬の骨とも』なAdd-onが増えていく(さらには、オススメした相手にもそれを当然のこととして強要するとか、がんがんAdd-onしたFirefoxの不調の面倒を見るハメになる可能性があるとか)」あたりだったのですが、これは多分設計思想とか開発体制が影響していて、今後とも変わることはなさそうな気がします。
さしあたってマウスジェスチャー(特に右クリック中左クリックで「戻る」あたり)が標準機能にないのが、かなり痛いです(追記2006/10/25 17:10: とかいいつつMouse Gesture1.5.2(AIOじゃなく)を入れて「↓」だけ「新規タブ」に変えてみたら、とりあえず使えそうです。でもやや重量感が)。
あと、この記事書いてて思ったのは、TEXTFIELDの彫りの深さが気持ち悪いとか、TEXTFIELD内でトリプルクリックがテキスト全体を選択してくれないとか…。

しばらく使ってみる予定。
「誰でも使ってて、安全性も確実っぽい定番Add-onが確立される」とか個人的な状況に変化があれば、Firefox2.0を標準的に使うこともあるかも知れません。


Mozilla Japan: Firefox2
Cnet: モジラ、「Firefox 2」を正式リリース
ITmedia: Firefox 2リリース

Diska

Opera9.02リリース。え?

2006-10-20 20:57:25 | Opera
(はじめに注:以下は、2006/10/20 20:57時点のCnetJapanのある記事の内容と、その記事内容についての記述です。2006/10/21 03:10時点では、タイトル、内容とも変更されてます)

CnetJapanですごいニュースを発見しました。

オペラ、「Opera 9.02」をリリース--セキュリティ脆弱性を修正

Opera Softwareは、同社オープンソースブラウザ「Opera」のバージョン9.02をリリースし、同製品のセキュリティアップデートを行った。新バージョンでは、Opera 9に存在していた脆弱性が修正されている。





先月にOpera9.02が出たばかりだというのに、Opera9.02がリリースされたそうです。
……あれ?

いえ、別に、ここ数日中にリリースされたとはどこにも書いてないから、多分「Opera9.02がリリースされた」というのは合ってるんですけど……。世間的に「ニュース」と言わないような気がしたり、タイトルのミスリード感は強烈な気がしなくもないのです。

オープンソース!……ってこれは大ウソなんじゃないでしょうか……。少なくとも9.01、というか2006/09/22リリースの9.02まではクローズドソースで無料配布されてたような気がします。新9.02がオープンソースというのが本当だとすると、脆弱性云々よりオープンソースであることの方が大ニュースな気がします。

Opera 9に存在していた脆弱性……は、まぁ、拡大解釈すれば9.00及び9.01とか、WeeklyBuildとかを総称するいい言葉がないから過去形で書くことで9.02より前と解釈できないこともない……でしょうか?

で、脆弱性の話なのですが、これは実は初耳でした。9.00時点では、「長いURLでクラッシュするというバグ」が知られていたのですが、記事からリンクされてるページの説明を見る限り、「クラッシュも含めて、任意のコードが実行できる」とされているようです。
これは、別物の、本物の、新しい脆弱性と考えた方がよさそうです。
大変そうなので検証はしませんが、先日のはOpera社で「It is just a crash. No way to exploit this」と認識されてたので、本当だとすると、深刻度は256倍どころじゃなくアップです。ほんとにDoSにも使える脆弱性です。
記事中前半にある、「ユーザーのシステムがクラッシュしてしまうというもの」という記述は、正しいのかも知れませんが、先日の「Operaがクラッシュする」という話と混同しそうで、結構危険です。


どうも、このニュース、「既に9.02では修正されているけど、Operaの9.01以前に存在した『重大な脆弱性』が『最近』発見された」というセキュリティ関係のレポートを見て、いくつかの勘違いの上で書かれた「実は重要な情報を含んでるけど、ヘンなとこを強調したり根本的に間違った情報を加えたりで結果的にカモフラージュしてる」という、なんともややこしい記事だったようです。

とりあえず、Opera9.00及び9.01を使ってる人は先月既にリリースされてるOpera9.02にアップデートしましょう。それでこの件については万事おっけーです。


Cnet: オペラ、「Opera 9.02」をリリース--セキュリティ脆弱性を修正
ZDnet: オペラ、「Opera 9.02」をリリース--セキュリティ脆弱性を修正
Cnet news.com: Opera releases security update。元記事。コメントで、「先月へようこそ!」とか突っ込まれます。


追記(2006/10/21 03:10):
さすがに訂正されたようです。タイトルが「Opera 9.0および9.01に脆弱性--9.02へのアップデートを」と、この上なく適切に(欲を言えば9.00)変更されてます。
……でも、現時点で英語の元記事は元のままおいてきぼり(上記引用の原文「Opera Software has released a security update, 9.02, of its open-source browser.」がそのまま)になってるのがちょっとどきどき。ニュースの翻訳って責任とか権限とかいろいろ大変そうです。オフィスアワーとかも違うでしょうし。
訂正された日本語記事は、Opera社のAdvisaryへのリンクが張られてるところが新しい(?)です。「このAdvisaryがニュースソースだったらしい」とかわかって、ひと安心でナイスな感じです。

Diska

myloが国内発売。

2006-10-18 20:55:09 | Opera
myloが2007/02国内発売(予約は2006/12から)だそうです。
ITmedia News: myloを見てきたのだ


はい。myloって何ですか?
というボケは以前やったのでやめときますが、興味があれば以前のわたしの混乱振りをお読みください。
ITmediaの記事は「ネット端末」、「“IM+音楽”のコミュニケーションツール」と書いてますが、やっぱりちょっと分類が難しいデバイスであって、たぶん、「これが何か」という質問には「これはmyloだ」という答えが一番適切な気がします。


myloを見てきたのだ」記事の写真を見ると(余程手が巨大な人なのでなければ)思いのほか小さいです。小さなキーボードを見てて思ったのですが、一番の潜在需要は、小中学生なんじゃないでしょうか?先日の印象では高校生大学生とか思ってたのですが、もっと下。
その世代と生活圏がほとんど重なってないので、想像するほかないのですが、すごくなじむ気がします。

ほぼ確実に通話料を払う定期収入がなかったり
なるべくなら家に通話記録を残したくなかったり
インドア派で個室持ってる率が高かったり
家のネットはフィルタされてることがあったり
あるいはLAN到達圏且つ入りびたれる空間(学校,お店,友人宅)があったり

買い与える、あるいはお小遣いで買うには「大きさの割に(!)」「45000円」はとんでもないという印象を持つ人がいることは想像できるのですが、これは期待する通話量とか、払える通話料とか、携帯やPHSの購入価格や寿命、myloが置き換えられるかも知れないいくつかのガジェットの価格とかを勘案する必要があるでしょう。多分、安いと判断する子供や、親は、いると思います。


日本語関連は、開発体制とかライブラリがすっかりこなれてるのか、英語版リリースしてまだ数ヶ月だというのに、写真を見る限りすごく普通にできてるように見えます。Operaとかの話は、記事見てもよくわかりません。むぅ。カテゴリOperaなのに。


同記事を読んでて印象的だったのは、音楽関係の話です。
どうもライセンス保護されたファイルをAdHocでストリーミング再生とか、結構とんでもなさげな機能もあるようです。音楽系SNSとかと連携とかもあるようです(<よくわかってません)。あるいは、イマドキのワカモノの、音楽とかの「所有感」は、myloで再定義されるのかも知れません。「あの曲はあいつにの所に行って頼めば合法的に聞けるけど、コピーはダメらしい」とか。
mylo。
「メディアプレイヤーとコミュニケーションツール」というのが気と竹を接いだような印象を持ってたのですが、コンテンツを抱えるSONYというダイキギョウが打ち出した戦略商品だったのかも、と思えて来ました。
その戦略が想定するライバルはiPodやPSPじゃなく、AppleMusicStoreだったのかも知れません。


参照記事:
ITmedia+D: ソニー新提案、フルキーボード搭載ネット端末「mylo(マイロ)」
ITmedia News: myloを見てきたのだ
あかまど(仮): myloにOpera
関連記事:
Cnet: Skypeも音楽も楽しめる!ソニー、フルキーボード搭載端末「mylo」が日本でも登場


追記(2006/10/19 14:30):
SONY: mylo。公式サイトのようです。
Sony Global: Source Code Distribution Service。まだぜんぜん見てないですが、mylo(COM-1)はLinuxベースで、それ用のソースアーカイブらしいです。intelのLinux上でクロスコンパイルできるのかしらー?mylo上でgccうごくのかしらー?

Diska