Sound Horizonコンサートいってきました。
開演。
曲順は忘れました。
Elysionの全曲を順序いろいろで演奏したようです。
side E
わりと最後の方でした。
生の「ねぇ...お父様」は素敵だったのですが、コンサート終盤だったこともあってか、音程発声運動量的に、後半はちょっと苦しそうでした。
2種類の4つの「ねぇ...お父様」の対比は、アルバム全体を象徴する部分のような気がします。左脳的に読み取れる情報はあったと思うのですが、歌い手を意識せざるを得なくて右脳的に聞けなかったのはちょっと残念です。
席がすごく近かったのもあるかと思いますが、エリスのマッドジョージマスクは、ちょっぴり怖かったです。
仮面の男の死にっぷりがかなりよかったです。
Ark
これもわりと後半でした。
映像のつくりが「中世風病院」?的に確定していたのが印象的でした。
「監視、管理された箱庭」でありつつ、6月の雨の日や、2月の雪の日とかの屋外のイメージとか、「宗教」がどう関われるのかとか考えると、舞台設定はかなり大きくて、個人的にはSF的というか、未来っぽいイメージを持ってたです。「箱庭」が少なくとも町一つ分ぐらいあるような世界ですが、まぁ、それはともかく。
歌はとてもきれいでした。
ただ、振り付け(?)がかなり大きく、音的につらいところもあったような気もします。
病院感が前面に出ていて、「狂気の美しさ」があまり出てなかったような気もします。何よりArkの看板(とわたしが勝手に思っている)高笑いが前面に出てこなかったのは残念です。
ELYSIONの中でも、頭に描く絵の幅がすごく広いArk。誰もが納得する演出は難しいのかもしれません。
魔女とラフレンツェ
魔女がっ。魔女がーっ。
あらまりさんが特殊メイク(?!)でラフレンツェとオルドローズの2役を文字通りにこなしてたです。感心していいのか笑ったらいいのかちょっと迷いました。いずれにせよ、オルドローズの演技はもうちょっとゆっくり落ち着いた雰囲気が欲しかった気もします。
この曲は、映像とか演技もかなり力が入ってたように思います。
具体性が強くて、神秘性とか象徴性がちょっと薄れてたかなという気もします。
Baroque
かなり最初の方に演奏されました。
最初にマイクトラブルがあったのですが、動きがあまり多くないというか、歌がないので、音的には落ち着いてました。チェンバロがかっこいいです。
石段の出てくるあたりから演技が不穏な…。ちょっと使徒を喰う初号機を思い出したりしてたら、ああ、でも、それは首じゃないか。
心理描写的には正しいような気もします。マッドジョージさんがお気に入りなのかも知れません。
肖像
たしか最初の曲です。
席がかなり斜めに見るところだったので、よく見えなかったのですが、スクリーンに映った肖像画には「ELYSION」と書かれてたでしょうか。
立派な肖像画でした。肖像画というと貴族趣味というか、お金持ちのステータスっぽいイメージもあるのですが、この肖像画が存在できる状況というのは、想像するとおもしろいエピソードになるのかもしれません。
いわゆる演技があんまりない曲で、安心して聞けました。
内容的にも、序章っぽく、うまくわかりやすく伝わってきたように思います。
Yield
ああっ。あんまり印象に残ってません。
曲的にすごく安心して聞けたと思うのですが、聞いているときのわたしの心の動きは、CDで聞いてたときと、なにかちょっと違ったような気もします。もともとが独りよがりっぽい内容なので、手拍子によってそれが薄れたせいかもしれません。
天秤
演技がやたらに気合はいりまくりな感じでした。
舞台も曲の雰囲気によく合って、曲も演技の大きさの割にしっかり聞こえて、なんというかステージの完成度が高い感じがしました。
ただ、具体性が増したことで、「伯爵はそう言った…」の語りがあらまりさんだったりするのがかなり不自然な感じがしたり、「残念だったね」のシーンが、取り囲むはずがじまんぐさん一人で、あんまり窮地っぽい感じがしなかったとかが残念でした。
象徴としての天秤を小道具に使うのはあんまりうまく行ってなかったように思います。
Sacrifice
ひきづられてくシーンとかありますが、歌い手の動きがあまり多くないせいか曲は安心して聞けました。
曲前半の展開は時間経過がものすごい速いので、あんまり具体的な動きで見せない方がいいような気もします。
影絵のとこは、演技がオウギョウというか、別の文化圏、たとえばテレビ芸能人系の演技に見えてちょっと違う気がしました。女将につかみかかる間とか、モノローグと動作を一人の演技者の実時間の動作に入れるのは無理な気もします。
ハリツケされたのが誰だったのか、はだしで歩いてたのが誰だったのか、よくわかりませんでした。「ありがとうと言った」のところが好きなのですが、わかりにくかったです。
笛吹き男とパレード
笛がかっこよかったです。じまんぐさんがうさんくさかったです。よかったです。
Stardust
あらまりさんがきれいだったです。かがやいてます。
「何故なのよう!」もきっちり決めてくれます。
あらまりさんご本人とは面識がないのですが、お気に入りの曲というか、とても身に付いてる曲な感じがします。Revoさんものりのりです。
ですが、敢えて望むなら、そんな曲だからこそきっちり殺人のイメージ、狂気を出して欲しかった気もします。
side A
映像が気合入ってました。
最初の掛け合いのとこは、あらまりさんが2人調達できなかったらしく、あわただしい感じがしました。当たり前なんですけど。
アンコール:じまんぐの世界
「荒れ果てた野を、一人のじまんぐが行く…。」
新曲です?じまんぐです。のりのりです。
かっこよかったです。
ただ、声域的にちょっとつらいかも。
バイオリンがめちゃくちゃかっこよかったです。
「とーざーされーたーおーとーこーのーひーとみーがー」
アンコール:約束の丘
Chronicle2ndから。
観客との出会いとか再会の約束を象徴してたのかも知れません。
アンコール:恋人を射ち堕とした日
これが最後ですかーっ。抗えない衝動は何かを象徴…?
コンサートを終えたSHの皆さんが次のコンサートまで灰色の日々を送らないことをお祈りします?
なんだか文句が多いなぁ。
お祭りとしてじゅうぶん楽しんだのですが、いろいろ不満も残りました。
特に、舞台のかっこよさがちょっと不足な気がしました。
歌い手が演技することには、音的にも練習量的にも、あんまりこだわらない方がいいような気がしてます。
ケレン味も大切な方向ですが、かっこよさはSHやじまんぐの大切な要素です。
紡がれる狂気の方向性を間違わずに、次回のコンサートにも期待します。
あかまど: なかのZEROいってきました。開演までの話。
Diska
開演。
曲順は忘れました。
Elysionの全曲を順序いろいろで演奏したようです。
side E
わりと最後の方でした。
生の「ねぇ...お父様」は素敵だったのですが、コンサート終盤だったこともあってか、音程発声運動量的に、後半はちょっと苦しそうでした。
2種類の4つの「ねぇ...お父様」の対比は、アルバム全体を象徴する部分のような気がします。左脳的に読み取れる情報はあったと思うのですが、歌い手を意識せざるを得なくて右脳的に聞けなかったのはちょっと残念です。
席がすごく近かったのもあるかと思いますが、エリスのマッドジョージマスクは、ちょっぴり怖かったです。
仮面の男の死にっぷりがかなりよかったです。
Ark
これもわりと後半でした。
映像のつくりが「中世風病院」?的に確定していたのが印象的でした。
「監視、管理された箱庭」でありつつ、6月の雨の日や、2月の雪の日とかの屋外のイメージとか、「宗教」がどう関われるのかとか考えると、舞台設定はかなり大きくて、個人的にはSF的というか、未来っぽいイメージを持ってたです。「箱庭」が少なくとも町一つ分ぐらいあるような世界ですが、まぁ、それはともかく。
歌はとてもきれいでした。
ただ、振り付け(?)がかなり大きく、音的につらいところもあったような気もします。
病院感が前面に出ていて、「狂気の美しさ」があまり出てなかったような気もします。何よりArkの看板(とわたしが勝手に思っている)高笑いが前面に出てこなかったのは残念です。
ELYSIONの中でも、頭に描く絵の幅がすごく広いArk。誰もが納得する演出は難しいのかもしれません。
魔女とラフレンツェ
魔女がっ。魔女がーっ。
あらまりさんが特殊メイク(?!)でラフレンツェとオルドローズの2役を文字通りにこなしてたです。感心していいのか笑ったらいいのかちょっと迷いました。いずれにせよ、オルドローズの演技はもうちょっとゆっくり落ち着いた雰囲気が欲しかった気もします。
この曲は、映像とか演技もかなり力が入ってたように思います。
具体性が強くて、神秘性とか象徴性がちょっと薄れてたかなという気もします。
Baroque
かなり最初の方に演奏されました。
最初にマイクトラブルがあったのですが、動きがあまり多くないというか、歌がないので、音的には落ち着いてました。チェンバロがかっこいいです。
石段の出てくるあたりから演技が不穏な…。ちょっと使徒を喰う初号機を思い出したりしてたら、ああ、でも、それは首じゃないか。
心理描写的には正しいような気もします。マッドジョージさんがお気に入りなのかも知れません。
肖像
たしか最初の曲です。
席がかなり斜めに見るところだったので、よく見えなかったのですが、スクリーンに映った肖像画には「ELYSION」と書かれてたでしょうか。
立派な肖像画でした。肖像画というと貴族趣味というか、お金持ちのステータスっぽいイメージもあるのですが、この肖像画が存在できる状況というのは、想像するとおもしろいエピソードになるのかもしれません。
いわゆる演技があんまりない曲で、安心して聞けました。
内容的にも、序章っぽく、うまくわかりやすく伝わってきたように思います。
Yield
ああっ。あんまり印象に残ってません。
曲的にすごく安心して聞けたと思うのですが、聞いているときのわたしの心の動きは、CDで聞いてたときと、なにかちょっと違ったような気もします。もともとが独りよがりっぽい内容なので、手拍子によってそれが薄れたせいかもしれません。
天秤
演技がやたらに気合はいりまくりな感じでした。
舞台も曲の雰囲気によく合って、曲も演技の大きさの割にしっかり聞こえて、なんというかステージの完成度が高い感じがしました。
ただ、具体性が増したことで、「伯爵はそう言った…」の語りがあらまりさんだったりするのがかなり不自然な感じがしたり、「残念だったね」のシーンが、取り囲むはずがじまんぐさん一人で、あんまり窮地っぽい感じがしなかったとかが残念でした。
象徴としての天秤を小道具に使うのはあんまりうまく行ってなかったように思います。
Sacrifice
ひきづられてくシーンとかありますが、歌い手の動きがあまり多くないせいか曲は安心して聞けました。
曲前半の展開は時間経過がものすごい速いので、あんまり具体的な動きで見せない方がいいような気もします。
影絵のとこは、演技がオウギョウというか、別の文化圏、たとえばテレビ芸能人系の演技に見えてちょっと違う気がしました。女将につかみかかる間とか、モノローグと動作を一人の演技者の実時間の動作に入れるのは無理な気もします。
ハリツケされたのが誰だったのか、はだしで歩いてたのが誰だったのか、よくわかりませんでした。「ありがとうと言った」のところが好きなのですが、わかりにくかったです。
笛吹き男とパレード
笛がかっこよかったです。じまんぐさんがうさんくさかったです。よかったです。
Stardust
あらまりさんがきれいだったです。かがやいてます。
「何故なのよう!」もきっちり決めてくれます。
あらまりさんご本人とは面識がないのですが、お気に入りの曲というか、とても身に付いてる曲な感じがします。Revoさんものりのりです。
ですが、敢えて望むなら、そんな曲だからこそきっちり殺人のイメージ、狂気を出して欲しかった気もします。
side A
映像が気合入ってました。
最初の掛け合いのとこは、あらまりさんが2人調達できなかったらしく、あわただしい感じがしました。当たり前なんですけど。
アンコール:じまんぐの世界
「荒れ果てた野を、一人のじまんぐが行く…。」
新曲です?じまんぐです。のりのりです。
かっこよかったです。
ただ、声域的にちょっとつらいかも。
バイオリンがめちゃくちゃかっこよかったです。
「とーざーされーたーおーとーこーのーひーとみーがー」
アンコール:約束の丘
Chronicle2ndから。
観客との出会いとか再会の約束を象徴してたのかも知れません。
アンコール:恋人を射ち堕とした日
これが最後ですかーっ。抗えない衝動は何かを象徴…?
コンサートを終えたSHの皆さんが次のコンサートまで灰色の日々を送らないことをお祈りします?
なんだか文句が多いなぁ。
お祭りとしてじゅうぶん楽しんだのですが、いろいろ不満も残りました。
特に、舞台のかっこよさがちょっと不足な気がしました。
歌い手が演技することには、音的にも練習量的にも、あんまりこだわらない方がいいような気がしてます。
ケレン味も大切な方向ですが、かっこよさはSHやじまんぐの大切な要素です。
紡がれる狂気の方向性を間違わずに、次回のコンサートにも期待します。
あかまど: なかのZEROいってきました。開演までの話。
Diska
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