【大いなる野生のカメ】

【大いなる野生のカメ】
 


 静岡市清水区押切。
 母親の墓参りに通う際に通りかかる田んぼ。5月31日も、7月18日もそうだったけれど、田んぼの様子をのぞき込んだ途端、畦で甲羅干しをしていた野生のカメが人の気配に驚き、もの凄い勢いで水中に飛び込むのを見て、かつて日記にこう書いた。

「 5月31日もそうだったし、この日もそうだけれど、手前の水路の角にスッポンが住んでいて、上からのぞき込むと甲羅干しをしており、人の気配に気づくとカメとは思えない素早い身のこなしで水中に逃げて行く。あまりに敏捷なのでスッポン取りも容易くはなかったんだろうなと考えを改めた。」



左から、カメがいつも寝ている田んぼの角、鳥除けネットが張られた田んぼ、こちらは田植えが遅かったせいか実の付き方が遅い田んぼ。

 8月8日。この日はあまりに暑くてカメもダウンしていたのか、いつもより反応が鈍くて、甲羅干ししている姿をついに撮影することができたのだけれど、なんとスッポンなどではなく日本各地に繁殖して困っている巨大化したミドリガメだった。
 六義園で、池近くに人影を見つけると餌欲しさに集まってきて口を開けている愚鈍なミドリガメばかり見ていたので、柔道の受け身をするように、斜面で身をひねって転がりながら水中に逃げていくカメの機敏な動作に、思わず野生のスッポンに違いないと思ってしまったのだった。下記のように書き直しておきたい。



あまりの暑さで甲羅干しの最中に熱中症にかかったのか、いつもより反応の鈍いカメ。

「 5月31日も7月18日もそうだったし、この日もそうだけれど、手前の水路の角にミドリガメが住んでいて、上からのぞき込むと甲羅干しをしており、人の気配に気づくとカメとは思えない素早い身のこなしで水中に逃げて行く。あまりに敏捷なので、人に餌をねだったりして堕落せず野生で生きていると、ミドリガメであっても動作は機敏なのだなと考えを改めた。」

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