きのうに引き続き、喜多川歌麿の肉筆浮世絵、
「月雪花」のうち「品川の月」だ。
こちらも「深川の雪」と同じく縦2メートル、横3.5メートルの大作だ。
もともとは掛け軸だったものを、これは額装に仕立てなおしている。
所有者はアメリカのフリーア美術館ということだそうで、
これの複製画を栃木市が所有している。
歌麿は栃木の豪商善野伊兵衛の依頼で、栃木に滞在し「月雪花」三部作を描いたのだそうで、
栃木と歌麿の所縁は深い。
制作年は歌麿の晩年(文化3・1806年、54歳で没)といわれている。
品川の妓楼ののんびりとした夕方の情景を画いたもので、
客待ちの時間だろうか。
花魁と遣り手が何やら話をしている後では、箏・胡弓・三味線の三曲合奏が見られる。
客の前での演奏ではないので、稽古でもしているのかもしれない。
奥の欄干に手をかけている新造が眺めているのが、はるか遠くの雲間にかかる月だ。
「月雪花」のうち「品川の月」だ。
こちらも「深川の雪」と同じく縦2メートル、横3.5メートルの大作だ。
もともとは掛け軸だったものを、これは額装に仕立てなおしている。
所有者はアメリカのフリーア美術館ということだそうで、
これの複製画を栃木市が所有している。
歌麿は栃木の豪商善野伊兵衛の依頼で、栃木に滞在し「月雪花」三部作を描いたのだそうで、
栃木と歌麿の所縁は深い。
制作年は歌麿の晩年(文化3・1806年、54歳で没)といわれている。
品川の妓楼ののんびりとした夕方の情景を画いたもので、
客待ちの時間だろうか。
花魁と遣り手が何やら話をしている後では、箏・胡弓・三味線の三曲合奏が見られる。
客の前での演奏ではないので、稽古でもしているのかもしれない。
奥の欄干に手をかけている新造が眺めているのが、はるか遠くの雲間にかかる月だ。