西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

えびす講

2017-02-17 | 浮世絵
これは奥村政信(貞享3〜宝暦14・1686〜1764年)の浮世絵だ。
制作年代は1705〜6年とある。
タイトルは「十月えびす講宴会の体」だ。

遊女がいるから廓だろうと思うが、しつらえからすると上方のようだ。
左上の客が鯛を抱えた恵比寿のつもり、隣の遊女は大黒のつもりで鎮座している。
輪の真ん中に鯛を飾り、座頭の三味線で若衆が踊っている。
恐らくかぶき役者だろう。

この頃はまだ専門の太鼓持ちがいないので、
自前で芸人を調達したのだ。

    

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