今荻江の「山姥」を仕込んでいます。
荻江というのは長唄より後に発生した座敷音楽です。
富士田吉治と同じ時代に活躍した荻江露友が
芝居の世界に見切りをつけて吉原に逃避し、創案した音楽です。
座敷音楽ということで次第に地唄風になっていくのですが、
まあテンポがゆっくりなんです。
派手というか、賑やかなフレーズもなく、地味な曲調、
今の感覚で言えば、退屈であくびが出そうな曲です。
でもしみじみいいのですよ。
これは座敷という演奏場所にもよるのでしょうが、
やはり明和・天明(1764~1789)という時代のテンポなんでしょうね。
寝ながらこんなことを考えています。
荻江というのは長唄より後に発生した座敷音楽です。
富士田吉治と同じ時代に活躍した荻江露友が
芝居の世界に見切りをつけて吉原に逃避し、創案した音楽です。
座敷音楽ということで次第に地唄風になっていくのですが、
まあテンポがゆっくりなんです。
派手というか、賑やかなフレーズもなく、地味な曲調、
今の感覚で言えば、退屈であくびが出そうな曲です。
でもしみじみいいのですよ。
これは座敷という演奏場所にもよるのでしょうが、
やはり明和・天明(1764~1789)という時代のテンポなんでしょうね。
寝ながらこんなことを考えています。