まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.988 『SUNNY』見てきたよ~、良かったよ~!!

2018-09-05 08:51:37 | 日記
おはようございます。


前にもここで言ったと思いますが、昨日(1日)映画『SUNNY 強い気持ち強い愛』を見に行ってきました↓↓↓



以前テレビで韓国版を見たことがあったのですが、これがなかなか良かった、泣きました↓↓↓



と言うことでこの映画の日本版をやることを知って今回楽しみに行ったのですが、まあいろいろと突っ込み処はあったのですが出来は概ね満足、いい感じでした。ただウルっときたところはあったものの韓国版で内容は知っていたので泣くほどの所までは行かなかった、これはまあ仕方ないところでしょうか。
物語は専業主婦の何気ない1日の朝の光景から始まる、その主人公の専業主婦を演じているのが篠原涼子、東京パフォーマンスドールももう高校生のお母さん役か~って思ったが何かこの人、久しぶりに見た気がする。韓国版では娘の忘れ物を届けに行った(だったと思う、忘れた・・・)学校の坂道で登校する女子高生に紛れて行くうちに、主人公のお母さんが女子高生時代の姿になってそこから物語が始まった。自分(一人称)はこのシーンからこの映画に引き込まれたので日本版ではどう作るかな~と楽しみにしていたが、篠原涼子が女子高生に突き飛ばされて倒れたら次の瞬間から広瀬すずに変わって次の瞬間

「まわれま~われメリゴラン~♪」

と久保田利伸が流れ周りのコギャル風の女子高生が皆で踊り始めた。なんだこれ・・・この場面は韓国の勝ち、っていちいち日本と韓国を比べるのはよくない、ここはまっさらな気分で見ていくことにしよう。物語は病院で会った末期がんの昔の友人のために当時のグループのメンバーを探していく、が現実は厳しくて皆変わり果ててしまっている、というもの、現代のメンバーと高校生時代のメンバーがそれぞれ、映画のポスターに出ていますが、あれ?現代版では一人メンバーが足りません、どうしたんだろう・・・


「サニー」と言うのは女子高生=コギャル時代にダンスコンテストに出るためにつけたグループの名前、主人公は半ば強制されるようにグループのリーダーから誘われるようにしてそのグループに入るがだんだんと馴染んでいきます。リーダーを演じたのは現代は板谷由夏、コギャル時代が山本舞香、最初は現代の方は真木よう子が演じるはずだったが降板してしまい板谷由夏がやるようになったとか、でも結果的にはその方が断然良かったかも、昔はへったくそな女優さんだったのが今や名バイプレーヤー、抜群の安定感と主人公を喰うくらいの存在感・・・って彼女を主役にしてもいいくらいだったかも・・・でさすがと言う感じでした。そのコギャル時代を演じた山本舞香も最近よく見る子、『ひるなかの流星』ではスズメちゃんの友人役、『恋は雨上がりのように』でも主人公の気持ちを掻き立てる役で出ていました。この前のドラマ『チアダン』ではキャラに似合わず泣いていましたがこの映画でもキャラに似合わず涙を流すシーンがありました、このシーンは結構来たな~。最近活躍の若手女優さんですが、自分(一人称)のこの子のイメージはやっぱりこれなんだなあ↓↓↓



上野樹里の記念すべき一番最初の娘役を演じたのがこの子です、ちょっときつそうな顔つきはこの頃から面影があったような感じです。




コギャル時代を演じていた子たちはあまり知らない子ばかり、まだまだこれからと言ったところでしょうか。太っている子は『ソロモンの偽証』に出てましたね、映画『チアダン』では広瀬すずと共演もしていました。そしてこのグループの重要な部分を支えていたのが一際目立つ感じでセンターに写っている池田エライザさん、NHKのドラマに出ていたので名前は知っていました。後、あまり取り上げられてませんが、以前はリーダーと仲良しだったがドラッグに手を出したために疎遠になり、リーダーと仲良くなった嫉妬から広瀬すずに嫌がらせを繰り返すガングロコギャル役を演じていたのが『鈴木先生』のあの子(と言う例えで分かる人にはわかると思う)だったとは、えらい変わり様・・・。それと広瀬すずが憧れる『ロンバケ』時代の木村拓哉ばりの長髪の大学生、最初で得てきた時誰やったかな~?仮面ライダー555に変身してた奴?と思ったが、声で三浦春馬だと分かった、今からするとちょっと笑ってしまう風貌も当時の女の子には憧れの的をステレオタイプな感じで演じていました。あと『半分、青い。』からはブッチャー君も1シーンだけ出ていました、彼も最近よく出てくるなあ~。




現代パートではもうお馴染みな女優さんが揃いま・・・せんねえ、板谷さんがいませんがこれはリーダーが亡くなってその葬式の場面、板谷さんは「いえーい!」と言いながら彼女たちの向かい側にある写真に収まっています、この表情がまた良かったんだよねえ、ここもまた結構来るポイントでした。で、40代になった元コギャルたちで小池栄子とともさかりえ、あと実際は40代ではないけど渡辺直美が登場、この人たちももう名バイプレーヤーと言った人たちです。小池栄子は板谷由夏と前に沢尻エリカのドラマでバトルを繰り広げていました、若い頃はグラビアで売っていた人ですが演技は抜群にうまいと言うイメージがあります。ともさかりえも若い頃から出ている人ですが最近は何か陰のある役ばかりと言うイメージ、また『アシガール』やるんやったっけ。渡辺直美はあんまり好きではないので・・・、そう言えば篠原、小池、ともさかってこの辺り私生活では結構苦労しているんでは、ってまあそんな話はどうでもいいか。で、ラストではこの4人が葬儀会場でするのですが(クライマックスでネタバレになるんで)、まあここが最後の見所、さっきは陰があると言ってしまったともさかりえがなかなかな弾けっぷりでした。
この他には篠原涼子の娘役で『恋は雨上がりのように』に出ていた松本穂香さん、最近はドラマで主演もやってますがこの映画では他の若手女優さんに比べると出番が少なかったのがちょっと残念な気がしました。『半分、青い。』からはキムラ緑子さんが主人公の母親役で出ていました、家族は震災の影響で淡路島から関東へと越してきたと言うことで、緑子さんはここでもどぎつい関西弁健在と言った感じでした。行方不明の友人を探す探偵役がリリー・フランキー、このオッサンも最近よく見ますねえ、まあ世界で評価された映画に立て続けに出ているから調子に乗ってはるんでしょう。


まあここまでいろいろと書いてきましたがこの映画の主役は篠原涼子と広瀬すず、同じ人物を世代別に演じているわけだが元からイメージが直結しなかった二人、見終わった後でも直結しませんでしたねえ。女優さんってやっぱり演じていても自分を出してしまいがちなんでしょうか、例えば今の朝ドラの鈴愛チャン、初めの2週は子役が頑張って作り上げてきた楡野鈴愛と言うキャラを永野さんが踏襲して昇華させて言った感じ、子供の頃に現世と天国をつなぐ糸電話を作ると言う発想がここに来て「まーあかん袋」や「鏡よ鏡」と言ったこれ、何の役に立つの?と言いたくなるような発明へとつながった・・・ってちょっと違うか。でも2人の鈴愛チャンの間は見事に直結していると言う感じなのですが、この映画の場合は現在編と過去篇が何度も場面が入れ替わるので主人公のキャラクターが篠原と広瀬で完全に分かれてしまっていた。現在編は主人公に仲間が集まって来る内容なのに主役が地味な感じがして 違和感があったくらい、これが同じ涼子でも広末涼子だったら良かったんでは、とも思ったのですが・・・。一方の過去篇では淡路島から出てきた地味な主人公が仲間たちに引き込まれていく、その役を演じたのが広瀬すず、派手なコギャル軍団の中で地味な風貌なのに広瀬すずの存在感はその中でも圧倒的だった、いわばこの子は主役で光るタイプ、ここでもその実力を如何なく発揮していたようでした、まあ広瀬すず→広末涼子なら違和感もなかったかも、っていやいや、篠原涼子が悪いと言ってるんではないですよ、あくまでもですから。さあ、そろそろ今回も時間となったようです、久しぶりに『半分、青い。』の話をしたらまた語りたくなってきた、それについてはいずれ別枠で話させてもらおうと思っています、次回も気楽にお越しくださいませ。         まちみち