まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.777 紀ノ川に沿って(2)・・・各駅巡り・JR和歌山線、その2

2017-07-12 10:23:55 | 鉄道
おはようございます。












大阪環状線のアクシデントから始まったJR和歌山線各駅巡り、下調べもなくぶっつけ本番で走り始めたわけですがまずは順調に3駅巡ってきました。そんなん下調べなくても国道24号線走ってたら見つかるやろ~とか思われそうですが、それがなかなかそうは行かない、前に走った時にほとんど国道沿いには駅がないと言うのは確認してました、これは結構骨が折れる走りになりそう、果たして目標の橿原神宮前駅まで行くことができるやろうか・・・。
布施屋駅の近くで大和街道へと入る、かつて走ったことがある道に入ると少しは安心感があるが、調子よく走っていると駅を見逃しそうになる。少し家が密集している所で細い道を折れて進むと次の紀伊小倉駅、駅舎はなくホーム1本だけのいかにもローカル線っぽい駅だが、祝日とは言え通勤時間に当たっているので電車を待っている人は多い、そのうち和歌山方面行きの電車が入って来た、青色一色の奈良でも万葉まほろば線でお馴染みのよく見かける2両編成、昔はショボいツートンカラーだったがまあ単一色になって見た目は良くなった感じ、でも車内は座席が高く座り心地は悪くよく揺れる、ワンマン仕様なのでこんなので十分と言ったところだろうがそろそろいい車両を走らせてほしいものだ。











再び大和街道に戻って先へと進んで行く、道は途中で紀ノ川沿いを走る県道14号線に合流してすぐ先で岩出市へと入る。進行方向左手側には岩出橋が架かっていてそれを渡って岩出の市街地へと向かうわけだがその前にひとつ、次の駅が紀ノ川を渡る手前にあるのでそちらへと向かうべく交差点を真っ直ぐに進んで行く。すぐに道を右に折れて行くと次の船戸駅へと突き当たる、駅前は広く昔からずっとあるような風情のある駅舎、無人駅なので仲へ入ってみるとホームは2面2線の行き違いができる構造。昔は紀ノ川を船で渡っていたのでこの駅名になったと思われるが、駅前周辺の町並も船着き場の雰囲気を漂わせた感じでなかなか趣深い。ここに鉄道が敷かれた時には川を渡れずこの駅(実際にはここより少し西寄り)が終点となっていたわけだから、渡しを利用する人で賑わったことだろう。しかしその後駅は現在の位置に動かされ紀ノ川に橋も架かってこの駅は途中駅になり、メインルートとなる県道からは離れていて忘れ去られた場所に佇んでいると言った感じである。












岩出橋を渡ると岩出市の中心地へと差し掛かって行く、往時の大和街道は渡しを利用して川の北側へと入っていたわけで町の中心部にも上の写真にあるように旧街道の雰囲気が漂う町並を至る所で見ることができる。写真5枚目にある新しい感じの道標は、この先大和街道を走って行く途中いろいろな場所に立っていて、街道巡りの頼りになってくれる文字通りの現代の道標である。旧街道は町中を貫くかのように通っているが、その途中で交差する広い道を曲がるとその先で次の岩出駅へと突き当たる。市の中心駅となるのだろうがその割には小ぶりな駅舎、表から見た所ではホームも狭く感じる、岩出市は近年和歌山のベッドタウンとして人口も増えてきているとのことだが、それでも駅はローカル線の中では立派な駅と言う感じ、今はこれで充分と言ったところなのか。自分(一人称)は初代相棒を買ってすぐの頃、難波から和歌山まで走って、ついでにここまで走ってこの駅前で相棒を折りたたんだことがある、駅前の狭さも駅の古さもホームの狭さもその頃とは変わっていない。その時は和歌山線をトロトロと橋本、五條、高田と通って帰ったわけでいわばこの駅は思い出のある駅となるはずなのだが、何かイマイチ印象に残ってないんだよなあ。
さて、ここまでは順調にやって来ましたJR和歌山線各駅巡り、しかしここからは駅がどこにあるのか分からない区間を走ることになる。携帯の地図サイトは電池の残量が心配なのであまり使いたくない、ここは自分(一人称)の勘を信じて先へと進んで行くことにしよう。そして大和街道巡り、登録有形文化財巡りも怠りなく・・・と行きたいのですが、どうなっていくことでしょうか、またこの先もお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。        まちみち