まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.520 各駅巡り・名鉄津島線(2)愛西市

2016-07-02 20:18:15 | 文化財
おはようございます。





愛知の旅は前回から名鉄津島線各駅巡りへと入っています。名鉄と言うと名古屋を中心に岐阜、豊橋、犬山に知多半島、セントレアと岐阜、愛知県内を網羅しているのですが、その中でこれから巡る津島線、尾西線はどちらかと言うと地味~な存在、それでも津島線は特急も走る路線です。今回は各駅巡りで走っているのですがその通り道は津島街道と言う旧街道であり、こちらをメインにして走っても・・・と言う気分になってくる。






その旧街道の風景をいくつか並べてみました、町並自体は特にその雰囲気を感じるものは少ないが緩やかに曲がりくねった道にはその痕跡を見ることができる。場所は木田駅を過ぎた辺り、駅周辺は普通の町並で商店や病院が多く狭い通りには車や人が多くて賑やかな所、駅も結構乗降客数は多くてあま市の中心駅としての機能を果たしているわけだが、津島街道の途中にある昔からの町並がこの駅を発展させてきたのだろう、ただその役割は近年、先に通り過ぎてきた甚目寺駅にとって代わられようとしているみたいだが。







しばらく走ると次の青柳駅、旧街道から少し外れた所にあり、駅の手前には写真1枚目にあるように津島市の表示が。後で地図を見たところではこの付近、津島街道はあま市と津島市の境界線の上を走っているらしい、と言うことは名鉄線は津島市に域していることとなる。青塚駅は相対式ホームの特にこれと言った特徴もない駅、上下線それぞれが別々の改札になっているのは他の私鉄でもよく見る形である。周辺は普通の住宅街、街道風景も少し目に暇な所と言った感じで、乗降客数も津島線内では下から数えた方が早い位置にある。津島線は一駅間の距離が結構長く、その度に横を沿う旧街道の風景も変わってきているが、その風景に合わせるような感じで特急停車駅と普通しか停まらない駅が交互に続いている、となると次の駅は特急停車駅なのか・・・、まあとりあえず先へと進んでみることとしましょう。







旧街道も町並が途切れると田園風景となり、写真1枚目にあるように電車を遠くから眺めるような場所へと出る。見てもお分かりの通り、この日はGWと言うのに天気は思わしくなくいつ雨が降ってもおかしくない状態、空模様を気にしながらの走りが続いている。次の駅を目指して走っていると、この辺りではいつの間にか愛西市に入っていることに気付いた、あまり馴染みのない市名は2005年に付近の町が合併してできた市である。さっきの青塚駅は津島市に属しているから津島までの残りの駅もそうなのかと思えば、次の駅とその次の駅は愛西市に位置している、しかも津島駅の南に位置する佐屋駅も愛西市に属していて、JTB時刻表では市の中心駅の◎マークがついている。市に属する駅が飛び飛びなのは羽曳野市を通る近鉄南大阪線でも見られるが、ここは路線が入り乱れていて津島市や弥富市が包み込まれるようになっている、しかもさっき名古屋に着く前に乗っていたJR関西本線の永和駅も愛西市にあると言うから、この市がどこからどこまでなのかもう全然こんがらがってしまっている。
そんなわけで愛西市がどんな形かと言うと↓↓↓



なるほど、変な形の市だわ、周辺の町を合併したからこんな形になってしまったのだろう。「愛西」と言うからには文字通り愛知の西と言うことだと思うが、そう言えば昔この辺りに尾西市ってなかったっけ?尾西が愛西に変わったのかと思うとそうではなく、尾西市はここから離れた所にあって今は一宮市に合併されてしまったとある。その辺りはこの後走ることになると思うので、その話についてはまたの機会に・・・と言うことで、話は横道に長くなってしまったがやっとのことで次の勝幡駅へ。


勝幡駅は駅前のロータリーが整備されて、駅舎もこざっぱりとした感じ、飛び飛び特急停車駅の法則は継続中で、ここはさほど乗降客が多いわけでもないのに特急停車駅である。駅前にある銅像からここが織田信長に関する地であるみたいだが、それよりも興味をひかれたのは、この駅から少し離れた所を通る津島街道がなかなか見所があるらしいとのこと、となると行ってみたくなるのが僕の悪い癖、またまた横道に逸れてしまうが行ってみることにしましょう。








駅前にある地図を頼りに進んで行くとまずは写真1枚目にある古い石の道標に出会う、ここまでほぼ東西を道なりに続いていた津島街道はこの道標がある場所で方向を90度南へと変えて進んで行くことになる。やあ、この辺りは旧街道の雰囲気が漂う町並が続いていてなかなかいい感じですねえ、そんな中で目に着いたのが写真5枚目、6枚目にある〒マークが印象的な西洋風なモダンな建物、扉の横に表札が掛かっているところからして個人宅な感じだが、元は郵便局だったのだろうか。津島街道はこの先橋を渡って津島市へと向かって行くわけだが、自分(一人称)の目的はあくまでも各駅巡り、雰囲気のいい道に後ろ髪をひかれる思いで離れて行き次の駅へと向かって行くことにする。次回はいよいよこの路線の最終目的地、津島へとたどり着き、その町並を巡って行くことにします、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。        まちみち