とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

中国経済失速、報道合戦

2015-07-09 23:42:02 | 海外・国内政治情報等

「異常事態」の中国株市場、商品や株式にグローバル投資家の売り
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0PI0LM20150708
2015年 07月 8日 18:56 JST

[東京 8日 ロイター] - 中国リスクへの警戒感が市場に広がっている。上場銘柄の約半数が売買停止となる「異常事態」にグローバル投資家は、株式や商品などのポジションを手仕舞い始めた。実体経済への影響も懸念され、金利は低下、リスクオフの円買いも出ている。

ギリシャの財政問題も混迷を極めており、市場の楽観ムードは大きく後退している。

<アジアに広がるリスクオフ>

約半数の銘柄が売買停止となる異常事態となった。8日の中国株式市場の上海、深セン取引所では約1300社の企業が売買停止。全上場企業2808社のうち約45%が売買できない状況となっている。

事前には「売ることができなければ、株価が下がることもない」(外資系証券)との楽観論もあったが、株安は止まらなかった。上海総合指数.SSECと滬深300指数.CSI300はともに一時8%下落。取引可能な株に売りが集中しただけで、抑止効果はほとんどなかった。




予想に反し中国株が大きく下落して始まると、日本を含むアジアの市場は動揺。日経平均.N225は3%を超える下落となり、2万円大台を大きく割り込んだ。香港ハンセン指数.HSIは6%、台湾加権指数.TWIIも3%を超える下落となっている。株式などリスク資産のポジションを落とす動きが加速している。

中国株式市場への外国人の直接の投資は制限されており、マネーフローでの連関性が高いわけではない。しかし、名目GDP(国内総生産)で世界2位(1000兆円超)に巨大化した経済国における株式市場の「異変」に投資家も警戒感を強めている。

「中国株の下落はリスク量を増大させ、他市場でのグローバル投資家の利益確定売りにつながる。さらに株安が中国の実体経済に影響を与えれば、世界経済もただではすまない。影響は限定的と楽観視はできない」と、アムンディ・ジャパン投資情報部長の濱崎優氏は話す。






ゴールドマン:中国株はバブルではない-27%上昇の予想維持
2015/07/08 11:11 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NR57B56JTSEB01.html

  (ブルームバーグ):中国株式相場が大幅な下落を記録しているにもかかわらず、ゴールドマン・サックス・グループの強気な見通しは揺らいでいない。

ゴールドマンの中国担当ストラテジスト、劉勁津氏(香港在勤)は、大型株から成るCSI300指数が今後1年間で27%上昇すると予想。当局の支援策が投資家の信頼感を高めるほか、金融緩和で経済成長に弾みがつくためだと説明している。また、レバレッジをかけたポジション(持ち高)は市場の崩壊を引き起こすほど大きくはなく、バリュエーション(株価評価)には上昇する余地があると指摘した。

海外投資家による売却が記録的なペースに達し、中国の信用取引トレーダーによる売りは過去最大規模となり、中国株の時価総額からは3週間で3兆2000億ドル (約390兆円)が吹き飛んだ。他の外資系投資銀行からはバブルを警告する声が高まっているが、こうした状況にもかかわらずゴールドマンは楽観的な見方を維持している。同社の予想は個人投資家の信頼回復に向けた中国当局の前例のない取り組みの成功にかかっている。

劉氏はインタビューで中国株について「まだバブルではない」と指摘。「中国政府には相場を支える多くの手段がある」と述べた。

7月1日にCSI300指数の目標を設定した劉氏は7日、予想を引き続き維持していることを確認した。同氏は過去1年間の大半、中国株の上昇を予想してきた。CSI300指数は先月、7年ぶり高値に付けていた。


分かりやすいポジショントークですが、この後に起こる事実とどれだけ振れ幅があるか比較すると面白そうではある。


株に熱狂する中国 バブルのおそれは?
2015年6月5日(金)
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2015/06/0605.html

景気が減速する中国で、株価が急上昇を続けている。上海市場の株価指数はこの1年で2倍以上上昇。世界の主要な市場の中でも上昇率は際立って高い。背景にあるのは、資産を次々に株式市場につぎ込む個人投資家たちの熱狂だ。これまで投資の対象となっていた不動産の低迷が続く中、「株こそ最良の財テク」と、株に手を出したことがない若者たちも、こぞって取り引きを開始。さらに、自己資金を大きく超えた投機的な動きも広がっている。バブルの懸念は? 世界経済への影響は? 過熱する中国の株取り引きの現状をリポートする。
出演:為井貴規(上海支局記者)




上海市場 代表的株価一時8%以上下落
7月8日 12時02分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150708/k10010143091000.html

中国の株式市場では株価の下落傾向に歯止めがかからない状況が続いていて、8日も上海市場では取り引き開始直後から売り注文が相次ぎ、代表的な株価指数は7日の終値と比べて一時8%以上下落しました。

上海の株式市場では去年後半から株価の高騰が続いていましたが、先月中旬以降下落に転じ、代表的な株価指数である「総合指数」は先週までの3週間で28%の大幅な下落となっています。

中国当局や証券各社などは株価の下支え策を相次いで打ち出していますが、これまでの効果は限定的で、8日も取り引き開始直後から売り注文が相次ぎ、「総合指数」は一時8%以上下落しました。



ニュースを見てきてこの世のロジックがちょっとだけ分かったことがある。

・投資家には力がある。
・投資家はポジション・トークと言って市場を揺さぶったり、自分の利益を極大化するために誇張や嘘の発言も許される。
・NHKは一ヵ月後に中国のバブルが崩壊すると分かっていても、中国は株価急上昇で絶好調と報道してもいい。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする