カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

アレッポ。

2016-12-20 05:26:57 | Weblog

今朝早く。唐突に目覚めて、〈アレッポに花を〉と聴こえた。〈?〉と聞き返すと、〈アレッポの花に〉と。16小節をあわててメモした。

モーツァルト風。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスの音楽。

2016-12-19 07:51:20 | Weblog

ラジオ欄を眺めながら、先週水曜日の午後に聴講させて頂いた、国立音大の川島素晴先生の「ワークショップ」授業のゲストご講師の天野正道先生がお話のなかで、「ハリウッドは組合の力が強いところなので、作曲家は〈映像に合わせた音楽の譜面を書く〉、オーケストレーターは〈作曲家が書いた音楽の譜面を壮大華麗にオーケストレーションする〉という分業体制が確立しています。たとえ素晴らしいオーケストレーションをできる知識や技術を持っている作曲家であってもそれに従わなければならないのです。だから、ジョン・ウィリアムズも映画作品でオーケストレーターと必ずコラボしていますね。オーケストレーションができないわけではないんです。」と語られていたのを思い出す今朝。そういえば、もうすぐクリスマス。ジョン・ウィリアムズが音楽を担当した映画『ホーム・アローン』のテーマ曲はクリスマス音楽の最上のひとつと思っています。今日、NHKFM午後4時からの『音楽遊覧飛行』で放送されるようです。たのしみです。

〈夜の河へ〉メモ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

葉書。

2016-12-17 21:06:26 | Weblog
頂いたものへの御礼状を書かなければならない今日この頃なのだが、恥ずかしながらまだ書けていない。遅筆が情けない。今日は、しごとから帰って来て、ポストに嬉しい楽しみなコンサートのご案内葉書が届いていた。ありがとうございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蕪村の。

2016-12-15 18:46:59 | Weblog

歌誌『塔』12月号をまだきちんと読めてはいないのだが、その編集後記に、溝川さんが、〈今年は蕪村、若冲の生誕三百年に当たり〉と書いていらした。そうか、今年は蕪村のアニバーサリーイヤーでもあったのか、と師走の今頃はじめて知った。蕪村といえば、父方祖父の長兄は京大で勉強したあと舞鶴で長く神経内科医院をやっていたそうなのだが、医業の傍ら、趣味で蕪村の研究をしていたらしい。きっかけは寂しくてつらいことの多かった少年時代に蕪村のことばに触れて非常に心に響き慰められたからだという。そんなことをつらつら思い出した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今宵。

2016-12-14 00:15:21 | Weblog

しごとのあと。帰宅するとポストに歌誌『塔』12月号。まずは、先日亡くなった佐藤さんの作品を拝読。ついで、山下洋先生選歌欄にあった拙作。相変わらず低調。しかも、悲しいかな、名前が誤字。 気分は蒼く凹んで、寝床に転がって平野さんの『マチネの終わりに』(毎日新聞出版)の続きを開いて読み出す今宵。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今朝もまた。

2016-12-13 07:16:16 | Weblog
今朝もまた、ニュースを見ていて思い出した。。

小豆島在、重松富蔵氏の短歌メモから。

不誠実なる為政者の顔記事で尻を拭き厠を出でたり、その朝もまた
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作文。

2016-12-12 20:02:59 | Weblog
 〈町〉へのただ一つの入り口の検問所脇の側溝に秋のある夕方、薄汚れた犬が死んでいたことがあった。その事実は、大きめのぶかぶかな毛糸靴下を履いて就寝しようとしていたメゲネル検問所長のもとにすぐに伝えられ、裁判所へも速やかに報告されたが、酒精で脂ぎった不夜城のごときお歴々の集う〈町〉の裁判所は案の定その犬が〈町〉に入ろうとしていたのか〈町〉から出ようとしていたのかを朝までおいてはおかれぬ大問題とし、検問所長に事実を直ちに判事の前で詳細に説明せよと出頭命令を下したので、犬の第一発見者たる検問所三等係官オルサブローはその夜のうちに寝室兼書斎代わりの家の物置から検問所に呼び出され、検問所事務棟の木製扉脇の壁に自転車を立て掛けた。検問所事務棟は其々の窓の大きく取られた石造りの三階建てで、一階の当直室の灯りと、三階の所長室の灯りが、煌々と外に洩れていた。
 制服のオルサブローは幾分俯きながら木製扉の前に立ち、「こんばんは。当直お疲れさまです。オルサブローです。」と軽く三回ほどノックをした。すると、しずかに扉が開いて、検問官の制服に身を包んだやや小柄な少女が顔を出した。それと一緒に外へハーブティーのよい香りがこぼれてきた。「オルサブローさん、たいへんなことになって。とにかく中へお入りくださいな。」彼女は、その夜の深夜当直の三等係官アスフィータだった。オルサブローは、アスフィータに軽く微笑みながら「アスフィータさん、君にもいろいろと心配をかけて済まない。それで、所長はもう部屋に来られているのですか?」と尋ねた。「はい、つい先程部屋に入られました。所長ったら、『〈町〉の裁判所の能天気な奴らと来たらまったく』とぶつぶつこぼしていましたよ。」アスフィータが所長の口真似をすると、オルサブローは思わず吹き出し、アスフィータもくすりと笑った。「ありがとう。では、所長のところへ行ってきます。」オルサブローは、当直室奥の階段を急いで駆け上がって行った。

 その翌朝のことである。〈町〉を取り囲むように広がる森の中にこじんまりと佇む修道院では、たいへん豪勢で荘重なオルガンがひとしきり鳴り響いて朝の礼拝が行われたところだった。オルガンが止むと、小柄で初老の修道士がひとり聖堂の扉を開けて出て来て、辺りを見渡し優しく微笑んだ。聖堂の前の木々にはたくさんの小鳥たちが思い思いに枝へ留まって歌をうたっており、そばの薮には狸や兎などの獣たちが息を潜めて音楽に身を委ねている気配があった。修道士はしづかに「そうだな、昨日のシンフォニーの続きを書こう。」とひとりごちて、ゆっくりと聖堂の隣の質素な小屋へ入っていった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼそり。

2016-12-10 03:14:16 | Weblog

夜半に、大瀧詠一さんのナイアガラサウンドの素晴らしい楽曲を久しぶりに聴きながら、あらためて、自分の学校の大先輩で五人、大尊敬するひとを挙げなさい、と云われたとしたら、大瀧さんは必ずその中に入ってくる、と考えた。ついこの間、くるりの岸田さん作曲による交響曲第1番の初演があったようだが、大瀧さんがもしも交響曲を作曲されたらどういう音楽を書かれただろうか、といろいろ想像してしまう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フレッシュコンサート。

2016-12-09 18:32:33 | Weblog
すごく楽しみです。


澤和樹先生門下生によるフレッシュコンサート。

2016年12月26日(月)
開場17:30
開演18:00
東京藝術大学音楽学部内第6ホール
入場無料

モーツァルト作曲:
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 KV216
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 KV218
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調 KV364
ブリテン作曲:
シンプルシンフォニー op4

ヴィオラソロ、指揮・澤和樹先生

〈出演者〉(敬称略)
岸本萌乃加、斎藤澪緒、山田香子、岡本誠司、上薗綾奈、柘植彩音、廣瀬奈津美、村山由佳、小浦場健、中平めいこ、山田友里恵、大光嘉理人、宮下絢子

〈賛助出演者〉(敬称略)
浅井春香(ホルン)、梅島洸立(ホルン)、五味春花(オーボエ)、志村樺奈(オーボエ)、井上祐吾(ヴィオラ)、松本征志(チェロ)、山崎太陽(チェロ)、布施砂丘彦(コントラバス)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年最後の。

2016-12-07 17:43:03 | Weblog
今年最後の今日の平日歌会は花山先生小林幸子先生含めて参加者24名。和気藹々、意見のいろいろ出た面白い歌会でした。ちなみに私が出した詠草は以下。

空爆になべては焼き尽くされてひろき野にその朝の太き糞をしに行く

仮想現実的な一首と思う。〈尽くされて〉とあるので〈なべては〉は不要では、などの意見を頂きました。

みなさま、ありがとうございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする