「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

1950年代生まれの政治家に期待 東京都知事選

2016-07-31 05:28:59 | 2012・1・1
東京都知事選への有権者への関心度が高いようである。告示翌日の15日から29日までの15日間に期日前投票した都民は131万7854人で、これは選挙人名簿登録名簿の11.69%に当たり、前回2014年選挙に比べ1.5倍増だという。今日31日の東京の天候は夕刻から雨模様だが、日中30℃を超すような猛暑ではない。恐らく投票率は50%台後半になろうという予想だ。

何も根拠がない予想だが、戦況は小池百合子、増田寛也両候補の一騎打ちの感じだ。小池氏は1952年(昭和27年)7月生まれ、増田氏は51年9月生まれで、現時点では同じ64歳だが、学年は増田氏が1年先輩だ。改めて二人の年齢をチェックしてみて、日本の政治家の若返りを感じた。安倍晋三総理はさらに二人より若い59年生まれだ、三人とも団塊世代よりも若い1950年代生まれ,つまり、51年のサンフランシスコ平和条約の後に生まれた”純粋戦後派”だ。

50年代生まれの半生の軌跡を追ってみると、昭和30年代に小学校に入学、昭和15年生まれの鳥越俊太郎氏と違って戦後占領下の極端な日教組教育を受けていない。鳥越氏から次の団塊世代にかけては、反体制、反権力、変な平等主義の人が多いし、いまだにその呪縛から解けていない。その意味で、僕は1959年代の政治家に期待する。海の向こうの米国は依然、クリントン(1947年生まれ)トランプ(46年)時代が続くが、超高齢化時代に入る日本には、活力のある若い指導者が望ましい。半日しか選挙運動ができない後期高齢者ではダメだ。