「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

自由12、公明11、民主3 ”寅さん”の葛飾区議選結果

2013-11-13 06:34:47 | Weblog
東京の葛飾といえば柴又の帝釈天、映画「男はつらいよ」の”寅さん”で知られているが、先日行われた葛飾区長と区議会議員選挙の結果が新聞に出ていた。区長は自民公三党推薦候補が、共産推薦候補を破って当選したが、区議選(定員40名)では、自由民主党が12、公明11、民主が3という結果であった。公明が11という数字に僕は驚いたが、前回の議席維持で、驚くには当たらないことだった。

全国的にみて地方選挙での公明党の結果はどうなのか判らないが、東京都議会での各党派別の分布図を見ると、自由民主59、公明23、共産17、民主15-で公明が第2党である。各区別でみても下町の代表区台東区が自由民主9、公明6、民主1、山の手の杉並区でも自由11、公明8、民主7人と、この構図には変わりがない。

公明党が発足したのは昭和39年11月で、まだ半世紀も経たないが、その進出ぶりは驚きだ。葛飾区議選で想い出すのは、僕がまだ駆け出し記者だった時代の先輩に創価学会員Sさんがいた。記者をしながら「聖教新聞」に連載小説を書いていた。当時創価学会には”折伏”という制度があったのであろうか、僕らはふざけ半分に、Sさんから”折伏”されるなよと話し合ったものだ。その後Sさんは会社を辞め、葛飾区の区議会議員に当選したと聞いている。昭和30年頃の話である

僕は政治にも宗教にもあまり関心のない一人だが、公明党が選挙に熱心なのには感心する。選挙になると遠く北海道からも公明党への応援支持の電話がかかってくる。これもまた冗談だが、他の政党もすこし、この熱心さを見習ってはどうか。ちなみに、あまり関係のないことだが、柴又の帝釈天のお寺は日蓮宗である。