まったり アイマス2

アイドルマスター2 超ライトユーザーのプレイ日記

4398. プログラミング入門には

2024年03月31日 | 日記

 その昔、パソコンが出始めた頃のプログラミング入門と言えば、マイクロソフトのBASICに決まっていました。8bit機が低価格帯となり、16bit機が主流になるとMS-DOSが一般的になり、ワープロや表計算ソフトを使う人が多くなって、個人でプログラムする雰囲気では無くなって行きました。

 私の考えですが、プログラミング入門にはそのかつての行番号BASICは悪くないと思います。今はWindowsでは取っ払われてしまったので、ちょっと寂しいです。
 代わりとしてはC言語が良いと思います。プログラミングだけなら他の選択肢もあるでしょうが、何しろWindows自体がC言語前提で組み立てられているからです。

 あくまで入門段階ですが、Windows 3.0時代のWinMain()を使う、べたべたのウィンドウプログラムは体験していた方が良いと思います。今でも動作します。関数はややモダンになっているようですが。UNIX系でもmain()を使うものの、ウィンドウ系は同様のプログラミングでした。

 というのも、我が事業所の基幹システムの応答ののんびりしたこと。最初はデータベースの設定が悪いものだと思っていましたが、速い所もあるのでそうでは無いみたいで、多分、どこから拾ってきたのか画面作りのユーティリティの作りが悪いみたいです。
 1年ほど前にシステムの更新があって、Core i5でそれなりのメモリを積んでいるのに、やはりのったりした動きだったのはかなり衝撃的でした。
 上述の本来(?)のウィンドウプログラムを知っていれば、対応方法も思いつくのではないかと思います。マイクロソフト系のウィンドウプログラム(ワードやエクセルなど)は普通の応答速度でしょう?。

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4397. 土曜日

2024年03月30日 | 日記

 本日は私は休日でした。家にこもってゆっくりくつろいでしまいました。
 国内は無風というか準備中というか、もう少ししないと行け行けの感じはしないと思います。次世代の感じは、その後になるでしょう。こんな時に万博は良い展示機会と思いますが、どうなることやら。

 PS5 proの噂がちらほら出ていて、GPUの強化版というかおそらく信号処理系の拡充と思います。8Kテレビがちっとも流行らないので能力的にはここが一旦の到達点になる感じでしょう。8Kテレビは国策のはずなのですが。エコバッグや紙ストローも結構ですが、こちら側もひとつよろしく。
 で、私の感触としては4K用の機材や開発ソフトはもはや簡単に手に入るはずなので、後はコンテンツメーカーのやる気次第だと思っています。

 ウクライナ情勢は報道が限られていて、よく分かりません。NATO側はすでにあらゆるシナリオを検討しているはずで、準備中のはずですが、その内容は極秘のようです。
 東アジア情勢も今は嵐の前の静けさのような感じです。何も起こらなければ幸いですが、どうやらそうでも無いみたいです。本年中に小規模紛争が起こるとのもっぱらの噂です。こちらも西側はあらゆるシナリオを検討していて、即応体制はすでに万全のはず。
 結局、東西冷戦の終結後といっても、列強の思惑通りに進んでしまった感じで、あまり愉快な感じでは無いです。特効薬はどこにも無く、これまで通りに地道にやるしか無い、が、ひとまずの結論のようです。

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4396. 春が来た

2024年03月29日 | 日記

 本日は普通の勤務日。適当に疲れました。家に帰ってやることやって、ちょっと一息。
 街も田舎もすっかり春めいていて、ぽかぽか気温でした。皆様の地域はいかがだったでしょうか。

 書店の店頭では、ラズベリー・パイ 5を特集した一般向けの電子系技術雑誌が目立ちます。念のために買ってしまいましたが、ラズパイ5を使う予定は今のところ無しです。
 LINUXが動作する高性能組み込み用ボードで、たしかGPUまで付いています。
 私が食わず嫌いになっているのは、これに入れ込むのならWindowsのシステムを極めた方がいろいろ私の用途には便利ではないか、の感じが拭えないことです。価格は全く違いますが。
 ちなみに、ラズパイ・ピコは普通のよくある組み込み用マイコンで、ラズパイ5とは感じが全く違います。こちらは私の次の電子工作の基軸の一つになる予定です。

 まあかつての人工知能ブームだったころに私は大学にいて、当時は科学技術用にはUNIXのエンジニアリングワークステーションというのが流行していました。今から眺めると、ちょっとだけ高級なパソコンです。
 仲間は国産の経済的なエンジニアリングワークステーションを嬉々として使っていましたが、私は開発系の貧弱さにやや興ざめしていました。ええ、普通にプログラムを作るには困りません。
 しかし、当時流行しかけていたウィンドウシステムで画面を作ろうとするとたちまち壁にぶち当たります。

 ところが、米国製のUNIXエンジニアリングワークステーションでは全く問題なく、とても快適でした。しかし、そうこうするうちにインテルの80486とマイクロソフトのWindows 3.0がDOS/V機で動くようになると、普通のパソコンで十分に快適な感じになりました。

 要はハードだけ用意してもだめ、ということ。ラズパイなら問題ないと思います。うん、国産、頑張って欲しいです。

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4395. 原子核内部

2024年03月28日 | 日記

 一般向け科学啓蒙書の新刊で宇宙と物質の起源の話は一応最後まで目を通しました。
 よくまとまっていると思います。粒子加速器と天体観測の、基礎物理回りの結果のまとめです。

 天体観測の方はダークマターの分布と、正体の仮説の一部の消去法による排除が成果のようです。粒子加速器の方はヒッグス粒子の観測が進んでいて、しかし最初に発見されたもので、他があるかどうかが検討されているとのこと。
 他はニュートリノの解析を進めていて、しかしこれも10年前からなかなか進んでいないようです。

 他方、K中間子(第二世代)、B中間子(第三世代)は普通に発生出来ているようですが、そのまとめは見られないので、当たり前の事しか分かっていない位置づけなのでしょう。
 電弱統一は既成の事実となっているようです。しかし大統一理論、つまり強い力との統合は今一歩の記事をみたような気がしますが、まだまだのようです。ましてや重力との統一はずっと先。

 あくまで一般向けの発表では、ここしばらくは踊り場の状態のようです。超弦理論も落ち着いている感じ。観測結果は日に日に増えているので、検討は進んでいるようです。
 感じとして、プランク長は途方もない先にあって、そこまでに何かあるかどうかは全くの闇の中。しばらくは身の回りの観測の方に重点が移るのかもしれません。

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4394. 圏論へ

2024年03月27日 | 日記

 今週は私は自由時間が取りやすい週であることは分かっていたので、しかし予定変更して現代数学の話題を進めています。
 最初に読んだ本はまとまりすぎで、圏論も加群も単語帳になってしまいました。圏論については別途参考書を買っていて、読み始めています。評判らしく、技術系も視野に入れた書き方と思います。まだ最初の方しか読んでいません。

 感じとしては演算が成り立つなら、その対象は集合で無くても良い、みたいな感触です。群論と整合性が良いのはそのためみたいです。計算機言語との関係は以前から言われていて、そのあたりも楽しみ。20世紀後半から注目された現代数学の分野です。ううむ、何となくもはや数学とは言えないような気がしないでもないですが。

 加群は私の興味の範囲に関わる感じがして、押さえておいた方が良いと思えるので、こちらはあらたな参考書探しになります。イメージ豊かな具体例が出てこないと私にはきついです。

 それとは別に、とある一般向け科学啓蒙書の新刊に物質の起源の話があって、珍しく量子色力学の初心者向けの解説があります。強い力、つまり原子核内部の引力の話。
 以前から分かっていたのは、原子核の内部を詳しく調べようとして、さらに高エネルギーの放射線を当てると粒子(パートン)の数が増えてしまう、だったか。
 解説を読んでいる内に思い出したのは南部陽一郎氏の(超弦理論で無い方の)弦理論です。弦の両端に粒子があって、引っ張ると切れてしまって新たに現れた弦の端に新たに粒子が現れるアイデア、だったか。この理論は計算上は破綻してしまうそうですが、とっかかりのイメージとしては悪くないと思います。

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4393. 歌織の誕生日

2024年03月26日 | 日記

 明日、3月27日はPS4の最新アイマスゲーム、スターリットシーズンに出てくる仮想アイドル、桜守歌織(ミリオンライブ)の誕生日だそうです。いつものようにスターリットシーズンのPV新着欄で有志Pがお祝いのPVを上げるはずです。

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4392. 月曜日

2024年03月25日 | 日記

 本日は普通の勤務日でした。特に変わったところも無く、日本経済は順調なようです。
 通勤途中では、海外からの旅行客は相変わらず多いものの、中国系(?)が激減している印象です。今年初めには割といて、しかし心なしかつまらない感じでした。新型コロナ感染症の時は減ったものの、それ以前から訪問客がとても多かったので、日本の主な見所は見尽くした感じです。派手な写真になるような箇所は数えるほどしかありませんから。

 私の現代数学の勉強は今回もほどほどになりそうです。もともとそれほど関心は無いので、いくつか把握できた項目があったのはとてもラッキーでした。2冊の啓蒙書には感謝です。
 それとは別に、公理系に関心のある数学者はとても慎重に事を進めている感じです。ここは参考になります。古典系の数学者と同様に、証明で定理、定理と進めて行く様は数学ならではの痛快さがあります。
 つまり、代数幾何はざっと見になってしまいました。明日は加群と圏論の予定です。

 代数幾何は特異点だらけのリーマン面を「ほどいて」高次空間内の「なめらかな」面に移すこと、で良いのかな。こちらは具体的な座標計算が無いと取り付く島もない状況です。幸い、身近に取っ掛かりがあるので、そちらには関心が少しはあるので、検討はします。そちらは有理関数の積分で、多分、関係あると思っている分野です。
 それにしても、射影空間で同次座標の話題は演算上は分かるものの、メビウスの帯みたいに表裏が無くなっているのは幾何学として放っておいて良いのかな。いや、これはこれで進めると面白いとは思いますが、面白くするためには軸ベクトルというかスピン量子量というか、カイラル系の導入が必要と思います。こちらは物理系になるのかな。

 半導体に関しては、規制を緩めた瞬間に、何だか日本がやる気満々なので、米国もそれじゃ一つこちらも、の感じがします。最先端CPUなどは関わる人数がスーパーエリートと、それを支える技術群に限られていて、応用はPCが主体ですから後は大量生産するのみ。
 しかし、産業応用は相手する分野が広大です。ハードのみならずソフトもそう。新規開発を待っている分野は数知れず。とにかく現状打破が可能なら何としてでも食らいつきたい、そんな感じがします。

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4391. やよいと、翼の中の人の誕生日

2024年03月24日 | 日記

 明日、3月25日はPS4の最新アイマスゲーム、スターリットシーズンに出てくる仮想アイドル、高槻やよい(オリジナル765)の誕生日だそうです。
 同日は同じく仮想アイドル、伊吹翼(ミリオンライブ)の声優、Machicoさんの誕生日だそうです。
 いつものようにスターリットシーズンのPV新着欄で有志Pがお祝いのPVを上げるはずです。

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4390. 論理型言語、続き^3

2024年03月23日 | 日記

 第五世代コンピュータ計画の後半ではPROLOGを並列処理化したGHC言語の検討となりました。これはホーン節の頭部を一斉に処理を開始し、マッチングが成功したら他を止める(ガード)というもので、PROLOGのカット述語が述語内の同期制御に移行しました。
 ただ、割と探したつもりと思っているのですが、GHC言語の文法書が手に入らず、もちろんどのようなCPUの設計だったかも私は把握していませんので、手元にある公式資料からの類推になります。

 並列処理と同期ですから、計算機言語ではJOB命令とLOCK命令に相当します。JOBの方は新たなプロセスの開始で、LOCKはOSの排他セマフォに相当します。前項で述べたように、トレイルスタックの動作の一部がLOCK相当になるはずです。JOBは今なら別スレッドの開始で良いでしょう。
 PROLOGの頭部の処理はそれほど大規模ではないので、低粒度の並列処理になると思います。ですから、今の後知恵だと、当時ならCPUの高速化に画期的な成果と思います。しかし、第五世代コンピュータ計画は時限で終了し、頓挫した感じになりました。
 今は分岐予測はパソコンのCPU内でやっているので、珍しくは無くなりました。両者の成立過程は微妙に異なるでしょうが。
 まあ、当時は100万トランジスタが目標でしたから、今とはCPUの規模が全く違います。分岐予測を思いついていたとしても実現できたかどうか。

 ソフト的にはデータストリームが標準言語内で作成できるので、UNIXのパイプ処理相当がやや高度なデータコンテナの感じで実現します。GHC言語の目標の一つがこれでした。私の印象では並列化と言ってもCPUのグリッド配置の図の方が思い出されます。こちらはいわゆるルーティングの高速化が鍵となります。今では組み込み用のマイコンにもそれなりの仕掛けが付いています。お試しなら普通のイーサネットのハードで十分でしょう。

 カット述語の使い方には流儀というか、配慮しないと危険な使い方になります。このことからPROLOG(及びGHC)は純粋な一階述語論理の処理では無いように見えます。ただし、FIFO相当により横型探索が可能ですから少なくともシミュレーションは可能でしょう。

 もしもうまく行っていたら、の話ですが、良い線行っていたと思います。基礎理論がしっかりしているので、今も研究する値打ちはあると思います。ただし、どのような発明でもそうですが、しっかり検証しないと役立つかどうかは分かりません。私は自分のペースで、時々思い出しては検討しているつもりです。

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4389. 金曜日

2024年03月22日 | 日記

 ややくどい文章になってしまいました。が、読み直しても今の私の知識ではこれ以上簡易に説明することは難しいです。後もう少しの予定です。

 昨日と今日はやや寒くて、来週からは気温が上昇するとのことです。春らしい感じは少し前からあります。
 学生が春休みのためか通勤電車が空いています。座席は埋まっています。帰宅途中の駅で、多分有名電子系の製造業の社員が乗ってきて、社内事情は言いませんが何だか楽しそうでした。儲かっている感じです。
 株価は年初以来急激に上昇していて、さすがに一旦落ち着くのかと思ったらまた日経平均が4万円台に上昇しました。どこまで行くのかな。

 半導体業界のごく一般向けの解説書を見てみました。さすがに昔のことはそれほど詳しくは出ていません。日本の半導体の復活の感じはいろいろとあるらしく、米国も自国生産を強化してきたみたいなので、ここしばらくは安定感が続くと思います。

 注文していた「LISP 1.5 Programmer's Manual (1962年)」が届きました。オンデマンド版で国内印刷のようです。B5版程度の大きさで100ページほどです。後半は付録扱いですが、主な関数はこちらに定義が書いてあります。
 いや懐かしいというか。手元にある1974年のbit臨時増刊「プログラミング言語」(共立出版)の中の一章がLISPで、このLISP 1.5がメインの解説になっています。ん、邦訳があって、書名は思い当たりますからあとで書庫を探してみます。最近、事情があってやや奥にしまってあるので。
 それにしても米国に比べて10年以上も遅れています。産業にあまり関係ないと当時は思われていたのでしょう。昨今の2度目の人工知能ブームなど知るよしも無く。

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4388. 論理型言語、続き^2

2024年03月22日 | 日記

 (私が想像する)純論理型言語はいわゆるパターンマッチの所で組み合わせ爆発が起こり得るのだと思います。PROLOGではホーン節に分解しカット述語と合わせることにより、組み合わせ爆発を防ぎます。しかし、ここで一階述語論理の構造が保たれているかどうかは大問題だと思えますが、すっきりした解説は見たことが無い、と思っています。

 ホーン節への分解とカット述語は、PROLOG解説が必要となった時に改めて説明すると思うので、一旦棚上げします。要は、この両者でLISPのcond形式、つまりマッカーシーの条件式の形になるのがミソです。
 まあ、これだけまとめてやっと今頃になって、LISPがなぜ逐次言語的なのかが分かった気がします。つまりマッカーシーの条件式が逐次実行だからです。PROLOGも同様。

 とすると、PROLOGとLISPの違いは束縛変数の扱いのわずかな違いだけになります。
 PROLOGでは未束縛、つまり値が決まっていない変数を引き継ぐことが出来て、どこかで値が決まると別の場所の同じ変数も値が決まります。面白いのは逆が効くことで、束縛が無かったことにすることが出来て(バックトラック)、その場合は別の場所の同じ(単一化された)変数の束縛も解かれます。この機構を実現するために、PROLOGでは他の言語に無いトレイルスタックと呼ばれる記憶域が用意されます。

 トレイルスタックの動作に関しては、PROLOGの標準的なインタプリタの解説、Warren Abstract Machine (WAM)の論文(1983年)が公開されていて、詳細が分かります。私はこの論文は持っていますが、まだ実際のインタプリタを作っていないので、実感はつかめていないことをお断りしなければなりません。

 このトレイルスタックの効果が外部に唯一現れるのが、差分リストの技法、だと私は思っています。普通のLISP流のリストでは頭にアトムまたはリストをくっつけ(cons)、あるいは頭からアトムまたはリストを取り出す(carとcdr)だけの動作になります。単純リストと呼ばれています。LIFO (後入れ先出し)、つまりプログラミング解説で言う一般的なスタックの動作です。
 PROLOGでは差分リストが完全に組めて、LIFOだけでなく、FIFO (先入れ先出し)の待ち行列とかキューと呼ばれる動作が可能となります。つまりリストの最後尾にアトムまたはリストをくっつけることが(LIFOに追加で)出来ます。FIFOは一般的なOSのファイルシステムでは順次ファイルに相当し、入出力ストリームやパイプ(プロセス間通信)と同等です。

 LISPでリストをくっつけるにはappend関数を用います。しかしくっつける方のリストはコピーされます。コピーせずにポインタを付け替えるだけのnconc関数が別に用意されていますが、これは純LISPの範囲には無く、くっつけられた方のリストの変化を防ぐには、くっつけた方のリストの操作ができなくなる、という重大な「副作用」があり、LISPでは効率が良いものの要注意の関数となっています。ちなみに、私の感触では今はnconc関数ではなくsetfマクロを使うのがかっこいいみたいです。

 間の悪いことに、nconc関数(相当)を使いこなすのが一流のLisperへの登竜門になっている、と思います。人工知能のアセンブラ、だったか、FORTRANに対するC言語(高級アセンブラ)みたいな言われ方をすることがあるのは、ここに起因していると思います。

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4387. 論理型言語、続き

2024年03月20日 | 日記

 本日は春分の日で国民の祝日です。ペンディングになっているマイコンボードの半田付けを予定していましたが、純LISPが気になってしまって、そちらの調べごとをしています。
 wikipediaの日本語版に純LISPの項目があって、外部リンクにLISPの創設者のマッカーシーによる有名な論文があり、とても綺麗なpdfが得られます。それと、ごく初期の処理系、LISP Iのマニュアルと。どちらも1960年のものです。

 IBM 704という当時最先端のコンピュータが用いられていて、演算素子は真空管、36bitのワードマシンで、浮動小数点演算機構が付いているそうです。記憶素子は信頼性の高いコアメモリで、そのLISP Iのマニュアルには32Kワードと書いてありますから、現在で言うと144Kバイトです。
 私の経験で申し訳ありませんが、LISPは64KB程度のメモリではほんのお試ししかできず、128KB程度から気の利いた応用が出来ますから、非常にラッキーな開発状況だったと思います。さすがMITです。

 LISP IではできたばかりのLISPを手慣れたプログラマが素晴らしいシステムに仕上げていて、こちらもラッキーでした。科学技術用の計算機言語のFORTRANは莫大な費用で開発されたと聞きますから、LISPも本来ならば同程度の予算が必要だったはずですが、おそらく大学で開発されています。

 ただし、その2文献は、FORTRANやC言語しか知らない方だとかなりの難物に見えるはずです。Common LISPである程度のプログラムが書ける方には、慣れるまでちょっとかかるでしょうけど、何とか解読できると思います。

 数値計算が得意なようには見えないので、何に役立つのか、というと、記号処理でリスト処理ですから、コンパイラの構文解析のような感じの処理に役立ちます。論文ではエキスパートシステムの開発用に設計された、とあります。純LISPで書かれた純LISPインタプリタ、apply関数が万能チューリングマシンに相当する、と書いてありますから、計数型電子計算機の理論上の能力を知る近道になります。

 今のプログラマは構造化プログラミングに慣れているでしょうから、if文もwhile文も無い純LISPでどうやってプログラムを組むか、が最初の問題になります。論文の最後の方にフローチャートをLISPで動作させるには、の項目があります。
 cond形式が純LISPでは唯一の制御構造です。多重分岐の構文ですから、if文はすぐに分かるでしょう。繰り返しは再帰で行います。現在の処理系はまず間違いなく末尾再帰の最適化を実施しますから、(うまく書けば)機械語では単純なループになります。逐次実行は、condの条件節が逐次実行されるのを利用します。今のLISPではcondの実行節に複数の関数を並べることが出来て、もちろん逐次実行されますから、逐次実行用のprogn形式が必要な場面は少ないはずです。

 あと、数値計算はあるにはあるものの、配列がありません。代用にリストを使うことは出来ますが、何となく効率が良くない感じがします。近代LISPでは配列が用意されていると思います。まあ、普通はそんな場合にはFORTRANやC言語を使うでしょう。

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4386. 論理型言語

2024年03月20日 | 日記

 第五世代コンピュータの前半で話題となった論理型計算機言語のPROLOGは、私の考えでは第二世代の論理型計算機言語と思っています。

 ここでいう第一世代と第二世代は、LISPで言うと純LISPと、計算に適したLISP 1.5だったか、の違いに相当するものです。

 純LISPでは、単純データ型はアトム(記号)だけ。ただし、リストで任意の複合データ構造が組めて、その組み方はLISPの本には必ず出てくると思います。これらはS形式と呼ばれる形で表され、LISPの計算対象です。
 純LISPのプログラム遂行、つまりアルゴリズムの記述のためにM形式があります。

 チューリング機械で気の利いたプログラミングはかなり困難なので、純LISPがその代用となると思います。私はまだ詳細を詰めていないので、完全に同等だとの確信はありません。しかし、上述の純LISPの範囲である程度のプログラムを組むことは、例えば簡単なゲームを私は書いてみせることが出来ると思っています。

 ここで、そのM形式を説明しようと一瞬思ったのですが、LISPの教科書の前半になってしまってかなりの分量が予想されるのと、さっきLISP 1.5のマニュアルをネット販売で注文してしまって、それを見てからまとめて書いた方が良いような気がするので、延期します。あまり面白い話にならないようなら、話の流れからは少し外れるので本ブログでは取り上げないかもしれません。

 この純LISPに相当する、PROLOG開発のきっかけとなった純粋(?)な論理型計算機言語があるはずなのですが、なぜか詳しい資料が見つかりません。なので私の想像が混じってしまいますが、多分、一階述語論理の束縛変数を残したまま命題論理に変換したものを、いわゆる横型探索で解を求める、ものだと思っています。

 なお、LISPの勉強を開始したいと思った方は、今は普通にCommon LISPの処理系を導入して、それに沿った解説書や教科書を選んだ方が良いと思います。初期のLISPは概念と特有の記述と計算機の都合がかなり錯綜していて、FORTRANから入門した私には何が何やらで、実働する処理系も身近に無く、最初はさっぱり分からなかった記憶があります。

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4385. 連続性

2024年03月18日 | 日記

 時々話題になる、1 = 0.9999…。よく見たら連続性の説明に使えそうと思えてきました。この手の話題はアイデアよりも検証の方が肝心で、私には出来そうも無いので、以下、気に入られたらご自由にお使い下さい。

 微分で出てくるdx、つまり無限小の違いの説明に使えると思ったのです。

 1.00000… - 0.99999… = dx = 0.00000…

 小数点以下を延ばして行きます。こうすると、dxは際限なく小さくなります。コーシー列の説明になりますし、小数点以下は高々可算無限個ですから、必要な選択公理は可算選択公理で足りそうな気がします。コンパクト集合が閉集合・閉区間になる理由も。

 これで行くと、

 π - 3.14159… = dx = 0.00000…

 が何となく怪しく見えるのは、前者の…の都合によってどこかで収束しないかもしれない、みたいに見えるからだと思います。円周率に関しては、任意の桁の数字を算出するアルゴリズムがあるそうなので、それで何とかなるかもしれません。
 とすると、上述の0.99999…の方も…の解釈が自由すぎて、証明にはほど遠いと思います。説明というか、理解の助けにしかならないでしょう。

 非常にいやな等式、

 0 + dx = 0

 も、0.00000… + dx = 0.00000…

 と書くと、少しは納得…できるかな。

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4384. 日曜日

2024年03月17日 | 日記

 本日もいつもの家事の他はゆっくり休んでしまいました。いくぶんうららかになってきていると思います。

 我が国の半導体復活が確実になってきているためか、ネットで五月雨的に話題になっています。一つは復活は本物か、と、日米半導体摩擦は何だったのか、です。

 前者は世界的な貿易環境の変化に伴い、他にあまり有力な地が無かっただけと思います。まあ、おかげさまで上から下まで、半導体関連のあらゆる分野が結集しそうで、ますます便利な土地柄になりそうです。
 責任も重大になってきていて、しっかりイノベーションしないと後が続かないでしょう。幸いにも、これに関しては米国をはじめとする国際協力体勢が築けそうです。何が出てくるかはお楽しみ。

 半導体摩擦に関しては、私は当事者では無いのでかなり無責任な意見になると思います。
 まあ、傍目から見ているとかなり我が国は有頂天というか、傍若無人な側面はあったと思いますよ。トランジスタの発明をはじめとして、集積回路そのもの、パワー半導体(サイリスタなど)、TTL/PMOS/NMOS/CMOS、LED/LCD/太陽電池。コンピュータのハード・ソフトにまたがる主な発明。これらは米国が主導的だったと思います。そこにずかずか入り込んでいったものだから、向こうにしてはたまったものでは無い。

 マイコンの開発はかろうじて我が国が絡んでいて、液晶ディスプレイや青色LEDの実用化に関しては日本が活躍したか。

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