で、そのキーボードは昨日届きました。結局、注文から3日で届いたので大したものです。
ついでに、PS5の抽選は今回も外れましたが、これを買ったので、外れて良かったです。その量販店のポイントを全部つぎ込みましたが、それでも出資した感じでしたから。
届いたのはヤマハのモバイルミニキーボード、reface DXという機種です。シリーズものの一つで、他はreface CSがアナログ・モデリング・シンセサイザー、reface CPがエレクトリック・ピアノ、reface YCがハモンドオルガンみたいなの。
reface DXは同社自慢のFM音源のシンセサイザーの一つです。コンパクトなキーボードの外見にも関わらず、素晴らしい音が出てきます。
USB接続でパソコンとMIDI信号で交信できます。MIDI編集ソフトのdominoとはすぐにつながり、しかし、音色編集ソフトはiOS専用みたいです。なのでここで紹介するのに躊躇していたのですが、MIDI信号を可視化する無料ソフトのMIDI-OXを使ったら、いわゆるバルクダンプが簡単にできたので、その気になりました。
もちろん、MIDI-OXはバイナリエディタのようなものなので、これで音色を変えるのは実用的ではありません。しかし、バルクダンプのMIDI信号の内容は公開されている(公式のホームページで)ので、入力インターフェースにこだわらなければ、たとえばC言語でごりごり書けると思います。
私は他のキーボードと一緒に、dominoで合奏させたいから上記のような経緯になりました。普通は普通に楽しめるキーボードと思います。
ただし、パソコンのMIDI編集ソフトから合奏させたいときに、このキーボードを選ぶかどうかは考えた方が良いと思います。私はFM音源だから満足していますが、かつてのサウンドブラスターみたいには使えません。なぜなら、普通のシンセサイザーだから同時1音色しか出ないからです、当然。3音色同時くらい有れば単体で遊べますが、こちらもmicro KORG XL (こちらは同時2音色まで)と同様に、ソロ楽器として扱うべきです。
純粋のFM音源シンセサイザーで同時8音発音。ボイス、つまり音色は32種類記憶できて、その中から1つを選びます。最初はプリセット32音色となっていて、FM音源の特色有る音作りの音が入っていると思います。
左右に直径3cmのスピーカーが配置されていて、いわゆるバスレフの仕掛けがあるので見た感じよりも豊かな音が出てきます。とはいえ、私は例によって本格オーディオのステレオセットに接続しています。ものすごい低音まで発音できますから。
ミニタイプとは言え、ちゃんと弾けるキーボードが付いているのは非常にありがたいです。音色は実際にメロディーとか和音進行で確かめないと決められないと思います。
このrefaceシリーズは、ライブパフォーマンスで肩から掛けてショルダーキーボードみたいな使い方も想定されていて、重量感があるのは安定性のためだと思います。1.9kgだそうで、軽めの電気ギターもこれくらいでしょうか。
しかし、机の上に置いても操作性抜群と思います。私はDX7は見ただけですが、おそらくこちらの方が音作りは容易と思います。かつて、私は同社のポータサウンドMK-100と呼ばれる伝説のポータトーンを持っていました。シンセみたいな音が出てきて、さらに思いついたメロディーの運指を記録することができました。このreface DXにも記録機能があるようです(まだ試していない)。