中山道六十九次、つまり、中山道には、69の宿場があったわけだ。
東海道は五十三次、というよね。
そのなかのひとつに、小田井宿がある、と知ったばかりなんだけど。
母親が、御代田の駅の近くに、小田井という古い街があるらしい、と軽井沢への車中、ぽつり、と言う。
なにせ、長女なので、ほかのおば・おじは、言うことを聞くんです。
じゃ、そこへ、行ってみよう、とあいなった。
ところが、国道18号線の近辺で、土地のひとに、聞いたリするんだけど、なかなか、たどりつかない。
目印という目印もないしで、わかりにくい。
やっとの思いで、さもない辻を曲がると、その角に、小さな標識に、中山道小田井宿跡地、と書いてある。
その通りが、旧中山道ということになる。
18号線が、まぁまぁ、中山道でもあるわけだけど、すべてでもない。
今は昔、の今昔物語じゃないんだけど、今のメインストリートは、国道18号線なわけで、道ばたの標識には、旧中山道、なんて書いてもあったりするんだけど。
その昔、歩いて、または、かごで進む道中は、こんなに、便利に、まっすぐで、広い道ではないわけだ。
ほとんど、18号線からはずれたところに、かつて繁栄・栄華をきわめた中山道の街々は、ひっそりと身を隠している。
旧道に、上書きするように、新道が何回もでき、われわれは、便利この上ない、ドライビング・ジャーニーを満喫するんだけど。
その道の、奥底ふかいところに、栄耀栄華、悲喜こもごもの物語が、数え切れないくらい、眠っているんだよね。
歴史?そんなもん、答案用紙には、ぼくは過去にはこだわりません、て、書いておけ、って、島田洋七は、がばいばあちゃんに言われるんだけどね。
東海道は五十三次、というよね。
そのなかのひとつに、小田井宿がある、と知ったばかりなんだけど。
母親が、御代田の駅の近くに、小田井という古い街があるらしい、と軽井沢への車中、ぽつり、と言う。
なにせ、長女なので、ほかのおば・おじは、言うことを聞くんです。
じゃ、そこへ、行ってみよう、とあいなった。
ところが、国道18号線の近辺で、土地のひとに、聞いたリするんだけど、なかなか、たどりつかない。
目印という目印もないしで、わかりにくい。
やっとの思いで、さもない辻を曲がると、その角に、小さな標識に、中山道小田井宿跡地、と書いてある。
その通りが、旧中山道ということになる。
18号線が、まぁまぁ、中山道でもあるわけだけど、すべてでもない。
今は昔、の今昔物語じゃないんだけど、今のメインストリートは、国道18号線なわけで、道ばたの標識には、旧中山道、なんて書いてもあったりするんだけど。
その昔、歩いて、または、かごで進む道中は、こんなに、便利に、まっすぐで、広い道ではないわけだ。
ほとんど、18号線からはずれたところに、かつて繁栄・栄華をきわめた中山道の街々は、ひっそりと身を隠している。
旧道に、上書きするように、新道が何回もでき、われわれは、便利この上ない、ドライビング・ジャーニーを満喫するんだけど。
その道の、奥底ふかいところに、栄耀栄華、悲喜こもごもの物語が、数え切れないくらい、眠っているんだよね。
歴史?そんなもん、答案用紙には、ぼくは過去にはこだわりません、て、書いておけ、って、島田洋七は、がばいばあちゃんに言われるんだけどね。