噺の世界では、明烏、とでも言えるか。
女郎部屋で朝寝坊して、だったかな、忘れたけど。
誰のを聞いたんだったか。
志ん生もやっていたんだろうな。
「三枚起請」なんてのも、あったな。
いずれにしても、良い子の皆さんは、聞いちゃいけない噺ということになるな。
良いことだけがいい、というのかね、悪いことはいけない、というのも、なんとも。
複雑な風情でもあるな。
善悪で決め込み、悪を避け善を選択する、ということが賢人へ至る道、みたいな作り込みは。
どうもね、危ない。
明るさは滅びの道、とか言ったのは、太宰治だったのか。
アメリカの、ポリコレ、とかいうのも、つまり、ポリティカル・コレクトネス、ね。
とにかく、反論もできない正しさ風、ってやつ。
こんなこと書くと、信者さんから礫が飛んできそうだけど、バチカンが風前の灯火的なニュース、流れてくるよね。
以前から密かに語られ、映画なんかにもなったりしていた領域の事件ね。
そんなこと言い始めると、これ、内緒だけど、SDGsとかの話も、似つかわしいかな。
もっとも、この類の話を朝から展開するのは、どうもね、だけど。
という間に、ベランダにはスズメがやってきた。
同じ餌を、我が家の窓辺にも次男坊が置いているけど、あちらは食べに来ないのかな。
よくわからない風情だな。
今朝は三羽、残りの二羽はどうしているのかな。
そうだ、昨日は山道を走ったんだった。
それがね、奥さん、走り始めの頃の平地くらいの走り、ってのができたんです。
知らぬ間に体力、ついてるんだな、という実感。
それがうれしい。
なんて夜、kan.さんの「問題は解決するな」という本をパラパラめくっていたら。
ただ歩く、ただ立つ、というフレーズがあって。
それがいたく気になって。
なんとも面白そうな、そんな感じでもあるんだけど。
それとか、自分の鼓動に合わせる、というのか、鼓動を感じる、とりもなおさずそれは、宇宙の鼓動に通じる。
なんてのね。
そんな思いがけないフレーズに出会うのは、なんとも、楽しさの極みなり、ってわけだ。
さて、そろそろ、走り始めるとするか。