Zapf 2004-2011

2000年代の暮らし。自転車・ゴルフ・Yセツ・城・リコーダー....
今に続くいろんなことが芽吹いた季節

きよしこ他

2005年07月21日 | book

首相の小泉はデビュー時はなんとなく颯爽としててカッコよくて、大半の日本人同様に私も「支持」してたんだけど、その後は徐々に「とんでも」な性格が表に出てきて、いつしかただの「アブナイ」男であることが判明した。
そんな彼が実施したことの中でもっとも優れた政策が「クールビズ」。数年前、勝手に「クールビズ」な格好で毎日会社に来て、当時のブチョーに会議室に呼び出されて説教をくらった経験のある私から見れば、やっと時代が追いついたかと感慨深いものがある。
ということで、今週はネクタイをカバンに入れてお仕事している。能率チョーアップって感じ。

シゲマツ・アサダラインからの脱却を図って、最近名前が売れてる若い作家の本を読んで見た。
convini toshositu kiyoshiko
だめ。やっぱつまんない。
池本陽@コンビニララバイは一言で言えば陳腐。「汚れてしまった心はどうしたらいいの」「洗濯すればいいさ。時がアイロンをかけてくれるよ」という文章を見た瞬間、本を投げ出しそうになった。
恩田陸@図書室の海は、ファンタジー色の強い多角的な短編集。こないだ読んだ「明日の記憶」が第二位だった今年の本屋大賞で一位になった作品を書いた人。上手なんだけど密度が感じられない。小手先の文章という感じ。

で、その後にまた重松の新しい文庫を読む。きよしこ。野球が好きで吃音がある少年が主人公。少年が青年になるまでの大切な時間の断片を切り取った短編集。序章を読むだけで、その文章の輝きにひきつけられてしまう。なんなんだろうねえ。何がちがうんだろうねえ。この生クリームとバタークリームとの違いのような感覚。

そういえば、こないだ金沢の近代文学館を見学した。泉鏡花・徳田秋声・室生犀星を代表とする石川出身の作家の資料を集めて展示してたんだけど、基本的に1ページも読んだことがないから、そう楽しいものでもなかった。

近代文学。読んだほうがいいんだろうか。(とかいいながら、たぶん死ぬまで読まない予感あり)


石川観光

2005年07月19日 | 旅行

今回は妻の勤務する会社の社員旅行。社員旅行に家族も参加するというというのは、社員=家族という創業者の考えが引き継がれているためのようですが、中堅規模の会社にしては珍しいんじゃないでしょうか。しかもこの不景気の最中に、社員の積み立て金額の2倍程度を会社が補助、家族参加者も費用の2/3は会社が負担すると言う気前のよさ。(ちなみに一人当たり13万円くらいかかってるそうです)
そんな会社なので社員も皆、実にフレンドリー。部外者の参加でもまったく気兼ねなく楽しめる雰囲気なので、私なんぞは自分の会社の旅行には通算で一度しか行かないのに(それも今年になって初参加)、妻の社員旅行には5年前のグァムに引き続き2度目の参加です。

ではあらすじを(妻が旅行の行程表を捨ててしまったので)記憶に頼って書きます。

一日目はJRで富山まで。そこからバスで観光しながら和倉温泉へ。「プロが選んだ日本のホテル・旅館 100選」でずっと総合1位を獲得している加賀屋 雪月花で一泊。
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ちなみにこの日の夕食、社員旅行のくせに「部屋食」が選択可能。我々ももちろん夫婦水入らずで夕食をいただきました。食後は館内のホールでタカラヅカみたいなショー見学。
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宝塚みた
というか宝塚そのもの

二日目は能登島から能登半島を北上、輪島の朝市、妙成寺、千里浜なぎさドライブウェイを経て金沢へ。日航金沢で一休みしてから夕食は老舗の高級料亭で。ここはさすがに全員が大きな部屋で輪になっての懐石料理。はじめて一同で集合。お茶屋の舞妓さん付。
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三日目。金沢市内観光。東茶屋街、近代文学館と兼六園、武家屋敷など。バスでちょこっと走って到着。30分後にバスに集合みたいのを延々と繰り返しました。梅雨明けとフェーン現象が一緒に来てて、たいへん暑かったので、エアコンの効いたバスに帰り着くのが楽しみでした。
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のんびりしたい人、ゆっくりと味わいたい人にはまったく不向きな旅行の形態だけど、今回はなんか楽でよかったなあ。もう全て身を任せるって感じ。ある程度、自由行動もできたんだけど、ふたりで移動だったらせいぜい2箇所くらいしか回れなかったと思います。まあ次に金沢に行く時に、同じことをするとは思いませんが。

15時20分に金沢を出て家に帰り着いたのは20時くらい。3連休の全てを使い切っての旅行でしたが、不思議なことにそれほど疲労もなく、今日も朝から元気に働いています。


旅に出ます

2005年07月15日 | Diary

というわけで、今週もなんとかお仕事も終了。
明日から能登・金沢2泊3日です。自由時間もあるから、自転車持ってっちゃおか、という話もありましたが、社員旅行でそこまでやるとアホ夫婦と言われる可能性もあるので断念。まあ、のんびりしてきますわ。

いま見たらダミアンは同じ頃、富山県でスーパーカミオカンデ見学だとか。富山って石川の隣じゃないですか。まあ、そちらもお気をつけて。


おろかなる

2005年07月14日 | Diary

家電量販店のベスト電器(福岡市)がインターネットの仮想商店街に出品した液晶テレビ(ソニー製)の価格を、誤って10分の1に表示した問題で、同社は注 文者に迷惑をかけたとして、来週初めにも注文した6401人全員に一律1000円の郵便為替を送り、謝罪することを決めた。

「注文者」のほぼ全員が2ちゃんねるで価格のミスを知って、お祭り気分で注文を出している馬鹿餓鬼どもだというに、こんなやつらに詫びたり金を払ってどうする。


ツール・ド・沖縄 参戦

2005年07月14日 | Diary

54122233016qz4 イメージフォト。つうか実際はこんな真剣に走りません。

書くのが二日あいてしまった。月曜まで、今月はパーフェクト狙えるかなーとか思っていたが甘かった。別にこんなとこで日記をかく30分がとれないほど忙しいというのではないんだけど、その気にならなかったりネタがなかったりで。

昨日は外苑前にあるデザイン事務所で打ち合わせ。地下鉄を降りて細い道を行くと、普通の住宅と、現代的なデザインのビルと、小ジャレた飲食店にアパレルメーカーのアンテナショップみたいなブティック、合間の路地奥にはわりと大きな神社があったりする。
なんというか歩いている人もみんな含めて「おしゃれ」な感じ。変にモダン一辺倒でなく、ほどよく古いテイストが混ざって雑誌の「天然生活」を具現化している感じが・・・・・・嫌。

つうか、本来であれば嫌でない風景なんだけど、自分が住んでいるところとあまりに違うので、なんかジェラシーと言うか反感を感じてしまいました。でもきっと自分たちがこんなところに住んだら、「休日の昼間にはこんなお店でこんなランチを」、とかうれしそうに報告するんだろうけどな。

今日は午後半休にして、西荻窪の和田サイクルにハンドル修理に行くつもりだったけど、こんな曇り空だし、タケちゃんが先に休みにしてていろいろやることも多いから断念。まあ、どうせ今度の3連休は乗れないし(妻の会社の社員旅行に夫もついて金沢に行く)、急ぐこともない。

11月の前半の土日にツール・ド・沖縄があって、それに参加してみようと思っている。かなり規模の大きなレースのようだけど、私が参加しようと思っているのは、レースではなくて、なんとかいう名前の島をぶらぶらと50kmくらい走る「サイクリング」の方。
最初は軽いところから始めて、徐々に距離を伸ばしながらいろんな大会に参加するもり。国内だけでもツールド○○というのはいろいろある。

ついこないだまでは、旅行と言うと温泉入って飯食って翌朝することなくて帰ってくるというしょーもないパターンが多かったが、これからの旅はまず輪行、温泉の前にその土地を50km走って一汗かく。翌朝は自転車で近くのゴルフ場に向かい1ラウンド。それから自転車で駅まで戻って輪行して家に帰る。........と、このようなスケジュールを書いているだけで疲れそうだ。

ひょっとして俺は今本来の自分を見失っていないか。


高橋留美子 赤い花束

2005年07月11日 | book

4091847242 ローソンのカレーを食ってから渋谷へ。今日も暑い。厚いのは暑いんだけど、なんか今年は暑さから逃げてない気分がある。暑さと正面から向き合うというか、いくら暑くてもお前は単なる「暑さ」じゃないか。下がりおれ下郎め。みたいな気分。ヒッキーの文科系だった私が、肉体派への華麗な変身を遂げつつある。のか?

帰りに旭屋書店でかなり長時間の店内散歩。帰り際に高橋留美子の「最新短編集」を見つけて買う。見慣れない短編集と思って買うと、旧作ばかりの再編集だったり、判型をA-5からB-6に変えただけだったりして、中を見ないで買うのは危険なのだが、これは紛れもなく「最新短編集」だった。よかった。その横にあった「青少年のための江口寿史入門」なんて未発表作品は6ページの1本だけという寄せ集め。本人は「ベスト盤」と言っていたが、いかにも詐欺紛い。

センター街のABCストアで自転車用のスニーカーを探す。紐で結ぶ奴だとほどけて車輪に巻き込んだりすると危険なので、マジックテープな靴が欲しい。あと蒸れない奴。前にダミアン家に行った時に、メールに底の固い靴とかなんとか書いてませんでしたっけ。自転車の靴底って曲がらない奴がいいんですか? その辺りが不明のため結局買わず。

i52自転車と言えば、昨日ユニクロで自転車用の「スーパードライメッシュ」な衣類をまとめて購入した。夫婦の分を合わせて、シャツが6枚くらいにパンツが3本くらいに靴下が6足くらい。会計に並びながら「1万円でおつりがきたりして」と言ってたらほんとに1万円以内だった。ユニクロは偉大だ。


ゴルフ自主トレ 小満足編

2005年07月10日 | Diary

30%→50%→70%と上昇していた日曜の降水確率。当日になってみれば結局そこそこの夏日となった。まあ、どっちみち壊れたハンドルでは自転車に乗ることも出来ないんだけど。

昨日の川原での打ちっぱなしは酷かった。自転車走行直後とか借り物のクラブとか、自転車用のグローブとかいろいろ悪条件はおおいけど、それにしても1年近くやっててこれほど当たらないってなんですか。もうホント悲しかった。
ということで、雪辱戦。午前中で掃除をすませて大山のゴルフ練習場へ。今日はこっちの兎を追う。

昨日はいきなり振り回して当たらなかった。実はボール代がとても高かった(25球で400円だよありえねーよ)ので、とてももったいなくてアプローチの練習とかできなかったのだ。
今日は20球ほど4時8時、20球ほど3時9時と、林の教えの通りに練習開始。その甲斐あってか終盤にはスイングが安定したのか7番アイアンでネット上段に当たる好ショットもちらほら。・・・・と言ってもその状態になるのにボールを100球近く打ってようやく、ですからね。とても本番では使い物になりません。

今日はテイクバックで頭が下がる癖を注意。妻が見たところダフリの原因はすべて頭が下がること。なんか突っ込んでいく傾向にあるらしい。ティアップで打って打感を思い出したりしているうちに、徐々にボールを打つという意識が芽生えてきた。いや、今までもずっと下手なりにボールを打ち続けてはきたのだが、今まではとにかくスイングの形ばかりに重点を置いていて、ボールに正しく当たるかどうかはスイングの結果としてついてくるものと考えていた。今日は途中から「この棒でそこにある白くて丸いものを叩くんだ」という目的意識が生まれて、そのイメージでクラブを振り下ろすとグッドショットが出た。

えーと、感覚的なものなのでうまく表現できない。けど何か大事なイメージだったので何とか次の練習まで覚えておきたい気がする。たぶん無理だろうけど。


ハンドルが・・・

2005年07月09日 | 自転車生活

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今日走ってる時に、何かハンドルが少しカクカクする感じがあって、おそらくクイックレバーの締め付けが弱いんだろうと思ってたんだけど、家に帰って見たらレバーの軸となる金具が完全に脱落していた。

んもー。これだから台湾製はなあとか決め付けてはいけないんだけど、それにしても困った。ここがグラついてると走行中にいきなりハンドルが折れて落車することだってありうるから、自転車屋さんに乗っていくわけにも行かない。もちろん近所の自転車屋ではパーツもないだろうし、一番近くてギャラクシーか。よその店で買った奴も診てくれんのかなあ。


めおとポタ[2] 浮間~江北端

2005年07月09日 | Diary

土曜の午後から日曜が雨の確率が高い。ので、朝食後すぐに出かけました。マンション前で準備しているとお掃除のおばさんと男性の住人の注目を浴びで話しかけられました。服装は地味でもあのヘルメットは目立つみたい。

今日は自転車通勤のテストを兼ねて北へ。中仙道の少し右に旧中仙道と呼ばれる古い商店街があって、おそらく江戸時代はこの道が宿場町として栄えていたのではないかと思われ。まあ、そんなことはどうでもいいのだけど、17号をほとんど走らないで会社のある志村坂上まで比較的快適に行けるルートです。家から会社で約15分でした。

P1020883 そこから北赤羽方面に右折。会社から1kmほどの小豆沢というところで、1994年の秋から暮らし始めて、1996年の夏に今の妻が転がり込んできて1998年までそこで暮らしました。1LDKの小さな部屋でした。とえもんが巨大な鍋を持って上京して、くずもちを作る実演をしました。その時使った巨大鍋はなぜか今は等々力の田渕先生の家にあるといういわくつき。で、久し振りに昔のマンションを見てきました。全然お変わりなし。

P1020887その当時、休日に散歩に来ていた新河岸川の公園。先に写ってる橋を渡ってここから浮間方面に荒川を目指します。




P1020891荒川サイクリングコースを下流に向かって。そうそう、問題のケツの痛みですが、かなり解ケツに向かってます。パッドのインナーも効いてるし、ライディングポジションも先週はいかにもサドルの前方に体重が来てました。今日はなるべくサドルの広い部分にお尻の肉が多いところが来るように、少し体を起こす感じでこいでました。段差や道の悪いところでなるべく尻を浮かせて衝撃を与えないようにするのも大事です。

P1020892_edited赤羽岩淵水門。近づいてみると鉄の構造がなかなかセクシーです。水門を渡って反対側に渡れます。ママチャリで来ている厨房が釣りをしてます。
そういえば、サイクリングコースを走っているのはほとんどがロードレーサー系極細タイヤかBMX系の太タイヤ。あとは少年野球の子供自転車とママチャリ。折りたたみとか小径が流行ってるそうですが、まったく見ませんでした。

P1020896下流方向に江北橋まで5~6km走って、そこでUターン。浮間まで戻ったらいきなり打ちっ放しの練習場があったので、ちょっと寄って行くことにしました。見ての通り川原で川に向かって打席があります。ボールどうやって回収するんだろうか。ちなみに私は75球ほぼ全滅。ゴルフと自転車を同時にはじめる私をの2匹の兎が笑っているようです。
P1020898ゴルフクラブの貸し出しと料金の精算はこのボロバスの中で。なかなかシブい風景です。




P1020899_edited 荒川を離れて浮間公園で昼食。

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今日のもう一つの目的の「輪行」練習です。駅前で人目を少し気にしながら自転車をたたみ袋をかぶせてホームへ。最初っからセキサイダーつけてて本当に良かった。エスカレーターがあればほとんど苦労はありません。自動改札でまっすぐ進まないでひっかかったくらいです。
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なんとか無事に地元の駅まで帰り着きました。走行距離は15~20kmくらい? 早くサイクルコンピュータ買わないとな。そういえばダミアンがいらないのくれるとか言ってなかったっけ。あまってるんだったら遠慮なくどうぞ(^^)


なんて空だろう

2005年07月08日 | インポート

世界で日本でいろんなことがうまくいかなくて、いろんな歪のためにたくさんの人が血を流す日々。

今日仕事でお会いした発注先の製版会社の人。
お子様が重い病気でその子のために会社を休職していた。でもその子は先月亡くなった。葬儀も終わって会社に復帰したら、会社は業績不振で来月で業務を停止。解散することが決まった。私はそこにある月刊誌のDTP組版をお願いしていたのだけど来月からそのお仕事ができなくなるので、お詫びとご挨拶に伺いましたとのこと。

こんな時、どういう言葉を発すればいいのかわからなくなる。

週に5日会社に来る。土日の2日は楽しいけど平日5日はちょっと嫌だから、2÷7で幸せ率28%かなあとか考えた。
毎日10時間くらい会社にいる。会社にいる時間は週に50時間。1週間は24時間×7で168時間だから会社にいない時間は168-50で118時間。118÷168で幸せ率70%。こっちの方がいいな。

金曜の夜。もうすぐ会社を出る時刻。仕事もすっごい楽しければ、100%幸せになれそうなんだけど、少し苦労する時間があるからそこから開放される喜びがあるわけで。
それにしても、もうすぐ45歳になるのに基本的な発想が中学の頃と変わらない私。