自転車を買いに~
西荻窪の和田サイクルへ~
僕と~妻の~自転車~
めったに乗らない中央線なんかに乗って、中野高円寺西荻窪などとやって来ると、だんだんタカダワタル的な気分になる。
さて、とうとうこの日がやってきた。和田サイクルで自転車を買います。どうして「和田サイ」で買うかということを一般のシロートさんに説明するのは困難なのだが、とにかくここは「小径」「折りたたみ」の人たちにとっての聖地。日本中の折りたたみ野郎がここを目指すメッカなのだ。
和田サイの全景。小さ~。後姿はだみあん。でかー。(ちなみにダミアンの陰に隠れて妻が歩いている。右手だけ見えてる)
店の中外に人が次々と。さらに信号を渡った反対側の歩道ではMC-1の会社の人が展示会だかオフ会だかを開催していてそちらにも人がいっぱい。まあ確かにここは普通の自転車屋さんとは違うということは分かった。
店の外もひどいけど店内の混沌はさらに尋常でない。商品がぐちゃぐちゃに積み重なっている。知らない人が見たら放置自転車を集めて廃棄する場所かと思いそう。でも天井からぶら下がっているのは数十万の高級外車だ。
和田店長と従業員1名がとにかく次々と来るお客をさばくのに忙しくて、なかなか私の買い物が進展しない。話しかけるタイミングが難しい。私とダミアンは見るものいっぱいでけっこう楽しいのだが、妻が厭きてきそうなので在庫を確認して取り急ぎ注文する。
「あの~BD-1のカプレオのグラファイト1台とMROMPTONのT6のグリーンを1台下さい」
パン屋さんで菓子パンでも選んでいるかのような注文の仕方。ダミアンから「お客さん、いい買いっぷりだねえ」と茶々が入る。
ようやく出てきた「私のBD-1」。
組み立て中。
オプションでセキサイダーも取り付け。
完成~。
引き続き(ではなく実際は私のBD-1)の完成の後でまた別の仕事になって、かなり待たされたのだが)、妻のBrompton登場。
完成。ちなみにこちらが店長の和田さん。腰の低い気さくなおじさん。本当に一瞬も休むことなく仕事する。
めでたく会計も済んで、いよいよここ杉並区桃井から私のおうち板橋区板橋まで自転車に乗って帰らなければならない。今までだったらそんな距離を自転車でとは思わなかったはずだが、本日大枚を叩いて手に入れたのはその気になれば一日100kmは軽いというツーリング用のマシンである。
ダミアンがハンディGPSを持っていて、それと地図をたよりに北東へ。最初は乗り降りも不自由だったがじきに慣れる。前後にサスペンションはあるものの固いタイヤは路面の凹凸を吸収しない。なかなかハードだ。段差などの衝撃がもろにケツに来る。
そう。問題はケツの痛み。小さなシートがケツにモロ。これについてはまたいずれ。とにかく今は我慢するしかない。
幹線道路を行けば簡単な道のりなのだが、まだ車道を走るのは怖いし、かと言って歩道は路面も悪いし人も歩いている。練馬から板橋は幹線を外れて石神井川に沿って走る。この川沿いの道は私たちが毎年花見をする場所に続く。
城東公園で一休み&写真。なんとなく「愛車」って撮影したくなっちゃいますね。この後豊島園の横を通り、気がつけばとなり駅の大山商店街。そしてようやく翼よあれが板橋だっちゃ。
これは昨日走った軌跡。GPSでこんなことができるのか。すごいぞ。ほしいぞ。ハンディGPS.。
これで走行距離は17kmだったそうだ。路面の状態が良くて、車の危険がないところだったら50kmくらい走るのはそれほど体力的に難しくもないような気がする。とにかく問題は「ケツ」と「自動車」だ。あと歩行者もけっこう怖いけど。
ウチではとりあえずまずシャワー。
そしてビールとおかずを食べながら、なんども折り畳みの練習をしたり「自転車談義」で夜はふけていったのでした。ダミアンありがとう。
2台の置き場所心配でしたが、たたむとこんなに小さいのでなんとかなりそうです。