Zapf 2004-2011

2000年代の暮らし。自転車・ゴルフ・Yセツ・城・リコーダー....
今に続くいろんなことが芽吹いた季節

「新選組血風録」司馬 遼太郎

2004年09月21日 | book
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「燃えよ剣」から続けてだったので、さすがに最後のほうはゲップが出そうでした。
かなり面白かったので、新撰組以外の司馬 遼太郎も読んでみたいけど、巻数が多くてなあ。ちいとつらいです。坂の上の雲でしたっけ。スーパースペシャル大河ドラマでやるらしいんで、それまでに読むことを勧められているんだけど。




Human AudioSponge

2004年09月21日 | music
2年前に細野+高橋の2名で組んだユニットがスケッチショウ。この二人に坂本龍一を加えた3人がHuman Audio Sponge、、、だそうです。SONARという毎年6月にバルセロナで開催される前衛的アート・音楽の総合フェスティバルにHuman AudioSpongeとスケッチショウが登場したのを金曜の夜にBS-hiでやっていて、録画して見ました。

と、ここまで書くだけでも「はてなダイアリー」とかで調べまくって書いてます。素養だけで書いてるわけではないので念のため。
まあ、俺レベルだと「おお、Human Audio Sponge=YMOじゃんかよ」というだけの期待で見る訳です。で、やっぱし「前衛的アート」なもんでナニやってんのかナニがやりたいのかさっぱし分かりませんでした。3人が並んでノートパソコンから様々なサンプリングのフレーズやループを打ち出して、もうひとり映像の人がスクリーンに幾何学模様を出すんですけど、面白い人には面白いのかな。スペインの会場は6万人の人手で朝まで大盛況とのことでしたが。

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全然関係ない話、隣の奴が「同人誌のカタログ&通信販売」みたいな本をやることになって、それの「原稿」として送られてきた衣装ケース6箱に満杯の同人誌の山。千冊くらいあるそうです。これまたまったく無縁の世界なのですが、ひとつ驚いたのは同人誌の印刷や装丁の豪華なこと。凝った表面加工や質の高いカラー印刷にちいとびっくり。
いわゆる「ヤオイ」本とかいうのがないのかなとほじくって見ましたが、見つかったのは昔ながらのホモ本まででした。




寿司屋にて

2004年09月20日 | Diary
きのうカウンターの隣の席の奴が「声デカバカグルメ君」でした。残念っ!

知っていることを声高に話す。日本酒の話を長々と。銀座のどこかにある「一見さんお断り」の焼き鳥やの話。「あっと驚く有名人」とか「○○の宮様」が来るという店。相槌を打って聞いているカウンターの中の職人さんに「今度一緒に行きませんか。行きましょうよ」と誘う。かなり強引な感じで「じゃあ、水曜日6時に三越前で」と話をまとめてしまっていた。
これで、来週末には別のどこかで「こないだ美登利寿司の職人と焼き鳥屋に言ってさー」と話すネタになるんだろうな。

ちょっと上の話の趣旨とはずれるけど、、
「なんでも知っていると勘違いしているやつらは、実際になんでも知っている私たちにとって、いい迷惑だ」
というアシモフの秀逸なジョーク斬りっ!



ブルーハーツ「スーパーベスト」

2004年09月19日 | music
blue

3れんきうー。

いっちょ温泉でもとも考えたけど、今回はやめ。その代わり3日間なんか美味しいものでも食おうということになり、昨夜は千石のトラットリアへ。今日はこれから昼飯は寿司食いに梅ヶ丘、という計画。

11月に公演される鴻上尚史「リンダリンダ」のチケットを妻が仕入れてきた。土方歳三な山本耕史君が主役だから。

前編ブルーハーツの楽曲を使った音楽劇、らしいのだけどブルーハーツはほとんど知らないのでベスト盤を買って予習する。聞いてみたがどれもほとんど全部同じ曲みたいだ。演ってる人たちもよく区別がつくもんだと感心。Aメロはだいたい同じ音程の8分音符が8個または6個並ぶところから始まる(数えたら17曲中の9曲がそうだった)。
歌詞も「青春時代の落ち着きのなさ」みたいのが丸出しでちと恥ずかしいが、高校生だったらそこそこはまるのかも知れない。



松尾スズキ少女歌劇団

2004年09月17日 | act
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昨夜BS-hiで放送の「いま裸にしたい男たち 松尾スズキ41歳」を見る。恥ずかしながら大人計画の公演は見たことナシ。昨年、宮藤官九郎脚本のテレビドラマにはまり、その流れで阿部サダヲ→大人計画→松尾スズキという存在を知る。本は何冊か読んだ。(おもしろかった)

松尾スズキ少女歌劇団は、「いま裸にしたい男たち」の番組の中で松尾スズキが自らの生い立ちをミュージカルで語るというただそれだけの目的のために公募オーディションで結成。3週間の練習期間を経て原宿クエストホールで客を入れて撮影したというもの。
今までいくつかこのシリーズの番組を見てきたけど、ここまで手間ヒマと費用をかけた企画は初めてではないか。何より超多忙の松尾スズキ自身がよくこれだけの時間を割けたものだ。おどろいたよ。

ミュージカルの演目は「松尾スズキ物語」。松尾役にソニン。音楽伊藤ヨタロウ。
けっこうおもしろかったです。基本的に若いムスメが歌い踊る姿があればそれで満足な私。それにしても半分素人な寄せ集め集団で短期間の練習でよくできました。なんか全員に一発勝負の必死さがあってすごい。あわよくばここで認められて、演劇だのミュージカルだのの世界に行きたい人たちの集まりですから、はじけ方がプロにはない凄まじさでした。ソニンもけっこうやる。最近のアイドルはあなどれないですね。


のだめカンタービレ 10巻

2004年09月17日 | book
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4ヶ月ぶりの10巻。
のだめ好き好き、会いたかったぜ。

パリ編ということですが、全体の雰囲気ほとんど変わらず。安心です。10巻はピアノの出番はほとんどなし。千秋の指揮コンクルーが中心。新キャラ多数もそれぞれいい味出してます。プリごろ太もたっぷり。って読んでない人にはわけわからんですね。

ちなみに「ぎゃぼー」はフランス語では「ギャボ~ン」です(笑)



他力本願寺

2004年09月17日 | blog
やっぱ見苦しかった。ので色は元に戻す。
抜き文字はキライだった。

色の組み合わせテンプレートがわんさかあるんだけどほとんど使えない。で、そのテンプレートに「blog人」にかこつけた名称がつけられている。
「遊び人」「趣味人」「自由人」から果ては「蝶々婦人」「仙人」「巨人」「美人」とか。どうでしょうか、このセンス。ちなみに昨日一日だけの限定カラーが「茶人」、元に戻したこの色が「社会人」です。やれやれ。

使い始めて4ヶ月。blogが記録保管庫としてなかなか役に立つのはわかったんだけど、不満な点も多い。
たとえば必要とする過去のコメントにたどりつく方法がしょぼい。今、「バックナンバー」ということで右に月別のリンクがあるけど、このまま何年も使ったら、この月の羅列だけでえらいことになりそうだ。
たとえばカテゴリーのリンクをクリックするとそのカテゴリーの記事が全部一度に読みこまれる。これもこのまま何年もたって記事の量が増えたらえらいことになる。
こんぴゅーたー上のことなのに「検索」という概念がないのはいかがなものかと。

というようなことをぶつぶつ言う人は、自分で全部各種設定できるアプリでやればいいんだろうけどね。


昨日と今日の新製品

2004年09月16日 | AV
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一部マニアの存在が散見されるこのblogで、コンシューマーな話題はちょっと恥ずい気もしますが、考えてみれば自分のショバなんで気にすることもないか。書かせていただく。

昨年出てこの春に買った我が家のAVアンプの後継機。一瞬ビクっとしたけど「MCACCのグレードアップ」とか、「RS-232C端子で接続したPC上で、測定した部屋の残響状態をフルカラーの3Dグラフィックスで表示可能」とかくらいの違いでどってことなかったですね。しかしRS-232C端子っていつまで使う気だ。このThinkPadにはないぞ。
あ、ビデオコンバータはこっちにも搭載したんか。おせーよ。

ということで、物欲に関係なし。なんか買っちゃった後ってつまんないね。

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こちらはちょっと変わった新製品。「家庭向けのHD映像光無線伝送システム-1080i映像の非圧縮ワイヤレス伝送を実現」だそうだ。
今、特に自分に必要なモノではないけど、「無線」と「電動」が大好きな私には、将来に期待を持たせてくれる新製品ですね。

そういえばBluetoothって最近あまり聞かないけど、もうポシャったの?






母の眠り

2004年09月16日 | movie
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最初からレニー・ゼルヴィガー目当てで借りた1本。なんというかちょっと自分にとっても不思議な存在となった。純粋に「好き」という気持ちはないんだけど、なぜか見てみたいという欲求にかられる。

原題が「ONE TRUE THING」ひとつの真実。「母の眠り」という邦題はどうでしょう。だめですね。

ニューヨークでジャーナリストとして多忙な日々を送るエレンは、母ケイトが病に倒れたと知らされ、キャリアを捨てて帰郷した。自分とは異なり平凡な人生を過ごしてきた母を見下していたエレンではあったが、やがて彼女は母の真の強さを理解するようになる…。
というのが、Amazonの紹介。紹介するサイトによって「母の真の強さ」だったり「家族の絆」だったり「人間の尊厳」だったりメインテーマの捉えられ方が変化する。

私には「親が病気すると家族は大変」「アメリカの家族は行事が多くて大変」「ホームパーティは必ず気まずくなる」「アメリカの末期医療は家でする」ですね。全体としては星4つ半。実はかなりよかった。メリル・ストリープとウィリアム・ハートがパーフェクトに思える演技を見せて、一瞬も退屈させるところがない。こんな二人に挟まれて演技をするのは、ゼルヴィガーも大変だろうがまったく見劣りなし。はじけるシーンは2回くらいで、後はそれなり抑えた演技なんだけど情感はビシビシ伝わる。
コールドマウンテンを見た後で、田中邦衛か竹中直人かゼルヴィガーかと、少し食傷ぎみのコメントを書いた記憶がありますが、それと比べるとこっちの方がずっといいですね。でもアカデミー賞はコールドマウンテンでしたが。

もっと一気に泣かせる脚本も書けそうな題材なんだけど、そう簡単に号泣させてはくれないので、逆に後半はいきそうでいけないもどかしさの中、ウルウル目で映画を見ることになりました。


ちょっと休憩な日

2004年09月15日 | Diary
秋晴れ、というにはちいと気温が高めですが、まあそこそこ気持ちのよい午後ですね。

今日は仕事率40%くらい。同じ課の奴のWindowsXP+I.E.6でリンク先のpdfファイルが開かないという問題があって、なんでかなーと調べていました。I.E.のplug-inフォルダには 「Nppdf32.dll」と「Nppdf32.jpn」というファイルがあるので大丈夫そうなのですが、とにかくpdfファイルのリンクをクリックしても、例の「開くか保存するか」を聞くアラートが出ない。何か設定項目にplug-inのON/OFFとかするところありましたっけ?
まあ、他人のトラブルなんでどうでもいいんだけど。

毎日のように見本ができてくる。昨日は溜まっていた事務処理関係をまじめに片付けた。今日もまだ「やること」はそこそこ多いんだけど、「今日やらなければヤバいこと」はなくなったので、少し心を落ち着けて、さぼる日にしたいなあなどと思う。と言ってるうちにもう夕方か。帰ろうかな。

ちょっとまた近場の温泉でも行きたくなって、そこらへんに落ちてる「じゃらん」だの「じゃぱん」だの「ざぶん」だのを眺めて見たりする。そんなに小ジャレてなくていいんで、美味しいものを食べさせてくれる旅館がいいんだけど。写真だとわかんないですね。


荒淫矢の如し

2004年09月14日 | Diary
そういえば、私も11年に一度訪れるという伝説のゾロ目になりました。先週の金曜日。
11年前、33歳の時は髪も長く、子どもが二人いて、芦花公園に在住。
現在44歳。髪はキヨハラより短く、DINKSで板橋在住。

次は55歳ですね。憧れの定年もかなり近づき、どんな暮らしをしていることでしょうか。このblogはまだ残っているのでしょうか。
ちなみに今年、妻からのプレゼントは「ボンレスハム」でした。


クリムゾン・リバー

2004年09月12日 | movie
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めずらしく重たい映画でも見たい気分だったので、TSUTAYAの中でもめったに行かない「サスペンス」のコーナーへ。フランス映画だけどお金かけてる大作だしジャン・レノだからいいかなと。

ラストのオチというか、解けた謎の答えがアレっちゅうのは多くの人が言うようにやや安易かも知れませんが、一応途中で複線の映像もあったし、まあルール違反といきり立つこともないでしょう。ふたつの事件が融合していくところや、二人の捜査員の対立する個性も見ごたえがありました。
しょっぱなの死体の大ズームは相当気持ち悪かったですが、サスペンスのファンに言わせるとあれで「つかみはオッケー」だそうです。我が家では夫婦二人で薄目で見てました。


印刷立会いへのお返事

2004年09月11日 | Diary
ペンネーム「だみ」さんからは「印刷立会い」についての質問ですね。聞きたいことは遠慮せずに聞いて下さい。
印刷立会いの目的については、妻の説明でほぼいいと思います。印刷する時には「色校」と呼ばれる試し刷りをしたものが見本としてあるのですが、様々な理由からそれと完全に同じ色で本番も印刷をすることは難しいのです。どこかで妥協が必要になる世界なのですが、その妥協点を印刷オペレーターまかせにできない場合は先週のようにデザイナーや編集者が印刷現場に行って、妥協点を見極めます。印刷オペレーターは生産効率の向上を目指して、早めに色を確定しますので妥協点がデザイナーより早いのです。

印刷するときには「用紙の予備枚数」というのがあります。10,000枚の4色の印刷だと5%くらい、つまり500枚くらいは色を確定するまでの間の調整用の紙で、これはゴミになります。印刷立会いであーだこーだ色の話をしている間はこの予備枚数の中で行われます。一度、色が決まると後はその色で10,000枚刷りますが、この間はデザイナーはすることがありません。次の印刷が始まるまで待ち時間になります。けっこう時間のロスが多い無駄なお仕事ですよね。よほど仕事に愛情と責任感がないと、2日も3日も印刷会社に通ったりできません。今回の秋山さんはエラかった。
もちろん現場からすると、OKが出るまでの時間が長いので、正直嫌がられます。私もめんどくさい。でも、印刷しているところを見ないで、後で本が出来てから文句を言われるよりはマシだと思っています。ちなみに立会いをする仕事は、私の場合で年に3-5冊くらい。ごくごく一部のことです。

では、次の質問をどうぞ。







仕事率へのお返事

2004年09月11日 | Diary
みなさんは勤務時間の中のどれくらいの時間に「仕事」をしているでしょうか。ずっと仕事ですか?

私は一日9時間会社にいたとすると、本当に直接「会社のお仕事」をしているのは、平均すれば一日6‐7時間がいいとこではないかと思います。2-3時間は仕事でないことをしています。blogを書いたり、仕事に関係ない調べごとをしていたり、オークションを見ていたり、雑誌を眺めたり、煙草を吸ったりとかそんな時間がけっこうあります。

だから普段の日の仕事率は60-70%と言ったところです。
木曜日は、これだけの内容の仕事を他の人がやったとしたら間違いなく12時間以上はかかるよなーと思われる仕事を昼休みも使って9時間で終わらせたので仕事率114%だと思いました。数字はテキトーです。

印刷会社の管理職でない営業の仕事というのは、まずは自分が受け持っている担当品目が無理のないスケジュールで品質的に問題のない状態で納入するための「舵取り」をすること。それと顧客と円満で信頼のある関係を築いて、次のお仕事をもらいやすい環境を作ること。この2点です。
この2つが満足している限り、営業は時間的にはけっこう自由度が高いです。直接生産にかかわる現場の人は、労働時間と生産量がほぼ比例するので勤務時間中はずっとお仕事をしなければなりません。

「舵取り」というのは、ぶっちゃけて言うと、「限られた時間を印刷会社と出版社で適宜分配すること」だと思います。どちらも時間が足りないことがほとんどなので、力関係によっては、出版社側の時間が多大になりすぎて印刷会社が生産にかけられる時間が足りなくなり、それを補うために現場が残業しなければならなくなります。入稿が極端に遅い場合とかがそうですね。
逆に営業の舵取りがしっかりしすぎると、今度は編集者が厳しい労働環境におかれてタイヘンになります。現場は楽になりますが、あまり度を越すと出版社との関係が悪化します。ちょっとシムシティみたいなバランス感覚が必要になります。

入社5年くらいは、力も知識もなくて奴隷状態でしたが20年も同じ仕事をしているので、だいぶ上手になりました。