ありさ！

残業してたら（まだしてる）電話がなった。

蚊のなくような声ってーのはこれかあ！というような小さな声で、

「・・・・あ、あのー2年Ｂ組の・・ふ、ふくだともうしますが、・・あ、ありささん、いら、いらっしゃいますでしょうか・・・」

(゜Д゜)ハァ?

わかりました。間違い電話です。2年B組の福田君がおそらくクラスメートの、「ありさ」に電話をかけたんだ。で、電話に出た俺の「○ッパンでーし！」というのが緊張のあまり聞こえないか理解できないかしたんで、俺のことを「ありさのお父さん」が電話に出たと勘違いしてビビっているわけだ。

なんか、微笑ましかったので「これ、間違い電話だよー、ここは会社だよー」と教えてあげましたが、電話を切ってからちょっと損したような気がした。

「ムスメは今風呂に入っていますが、ところでキミはムスメに何の用かね」
くらいのことを言ってあげればよかったなあ。
それにしても、今も昔も女の家に電話をする男ってのは、緊張するものなんですね。ああ、でも今は携帯があるからその辺の事情もだいぶ変わっちゃってんだろうけどね。ということは、この福田君は携帯がないってことか。それにしても、余りに情けない声だった。「ありさ」も福田くんと付き合ってるんだったら、早めに考え直した方がいいと思う。