ペンネーム「だみ」さんからは「印刷立会い」についての質問ですね。聞きたいことは遠慮せずに聞いて下さい。
印刷立会いの目的については、妻の説明でほぼいいと思います。印刷する時には「色校」と呼ばれる試し刷りをしたものが見本としてあるのですが、様々な理由からそれと完全に同じ色で本番も印刷をすることは難しいのです。どこかで妥協が必要になる世界なのですが、その妥協点を印刷オペレーターまかせにできない場合は先週のようにデザイナーや編集者が印刷現場に行って、妥協点を見極めます。印刷オペレーターは生産効率の向上を目指して、早めに色を確定しますので妥協点がデザイナーより早いのです。
印刷するときには「用紙の予備枚数」というのがあります。10,000枚の4色の印刷だと5%くらい、つまり500枚くらいは色を確定するまでの間の調整用の紙で、これはゴミになります。印刷立会いであーだこーだ色の話をしている間はこの予備枚数の中で行われます。一度、色が決まると後はその色で10,000枚刷りますが、この間はデザイナーはすることがありません。次の印刷が始まるまで待ち時間になります。けっこう時間のロスが多い無駄なお仕事ですよね。よほど仕事に愛情と責任感がないと、2日も3日も印刷会社に通ったりできません。今回の秋山さんはエラかった。
もちろん現場からすると、OKが出るまでの時間が長いので、正直嫌がられます。私もめんどくさい。でも、印刷しているところを見ないで、後で本が出来てから文句を言われるよりはマシだと思っています。ちなみに立会いをする仕事は、私の場合で年に3-5冊くらい。ごくごく一部のことです。
では、次の質問をどうぞ。
印刷立会いの目的については、妻の説明でほぼいいと思います。印刷する時には「色校」と呼ばれる試し刷りをしたものが見本としてあるのですが、様々な理由からそれと完全に同じ色で本番も印刷をすることは難しいのです。どこかで妥協が必要になる世界なのですが、その妥協点を印刷オペレーターまかせにできない場合は先週のようにデザイナーや編集者が印刷現場に行って、妥協点を見極めます。印刷オペレーターは生産効率の向上を目指して、早めに色を確定しますので妥協点がデザイナーより早いのです。
印刷するときには「用紙の予備枚数」というのがあります。10,000枚の4色の印刷だと5%くらい、つまり500枚くらいは色を確定するまでの間の調整用の紙で、これはゴミになります。印刷立会いであーだこーだ色の話をしている間はこの予備枚数の中で行われます。一度、色が決まると後はその色で10,000枚刷りますが、この間はデザイナーはすることがありません。次の印刷が始まるまで待ち時間になります。けっこう時間のロスが多い無駄なお仕事ですよね。よほど仕事に愛情と責任感がないと、2日も3日も印刷会社に通ったりできません。今回の秋山さんはエラかった。
もちろん現場からすると、OKが出るまでの時間が長いので、正直嫌がられます。私もめんどくさい。でも、印刷しているところを見ないで、後で本が出来てから文句を言われるよりはマシだと思っています。ちなみに立会いをする仕事は、私の場合で年に3-5冊くらい。ごくごく一部のことです。
では、次の質問をどうぞ。