武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

次男の憂鬱

2006-09-07 07:52:54 | 人間観察
この記事書こうかどうか、かなり迷いました。
世の中、こんな見方も有ると云うことでお許し下さい。

家に於いて、長男は余程のことが無ければ、廃嫡と云うことにはなりません。
これは江戸初期から儒教思想が国策として奨励されたからだと思っています。
(理由は、下克上を防ぎ身分制度を厳密にすることで
社会支配を安定的にするものと説明されています。)

さて、止ん事無き方々の御出産に当たって
皇位継承順位が頻繁に取り沙汰されています。

連綿と続いた”皇位継承の伝統”について、
私は、”次男の方が、長男に比べて何十倍も精神的こだわりが強い”と考えます。
つまり、産まれながらにして”皇位継承権”を約束された者のこだわり感より
たった数年遅く産まれたことで、不安定な身分に甘んじざるを得なかった者のこだわり感は、
遥かに強いことは想像に難く有りません。

今回、皇室典範改正の議論の行く末を見ていて
母屋を”他人”に取られることに、”直系を自負する”意識はそれを許せなかったのでは?と、
思います。

女系か?男系か?

現代版”壬申の乱”が、何年か後に勃発するのでは無いかと
思ってしまいます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/壬申の乱

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