武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

処分の意味

2007-08-24 08:48:03 | 人間観察
揺れに揺れている朝青龍関の問題
どうやら病気治療名目でのモンゴル帰国で一件落着しそうな気配です。

ことの発端となった腰や肘の身体的故障はどうなってしまったのか?

日本相撲協会側が出した謹慎処分は、前例に照らして軽重を決めたものと思われますが
その処分が発効する前から彼が過剰に反応し自らを保てなくなってしまったのは
傍から見ていて「如何にも脆いなあ~、。」と思わざるを得ません。

そもそも「処分」とは、本人が辛いと思える苦痛を課して本人に反省を促し、
二度と同じような失敗をしない様に心に刻み付けさせることを目的としたもの。
ヘラヘラと笑っていられるようなものは「処分」たり得ない。
その意味では充分にインパクトを与えたのでしょう。

しかし、今回の症状は病気なのか?一時的な精神反応なのか?

押しも押されぬ相撲界の横綱、モンゴルの至宝とも言える朝青龍関
日本人だったら外交問題に発展することも
また何処かに帰国することも
迷走、こじれることも無かったのではないか?
まさに船頭多くして舟山に登る。

順風満帆に来た人間は、逆境に弱い。


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