武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

緊急事態宣言延長と万里の長城

2021-05-29 08:43:50 | 人間観察
昨夕、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が再々延長された。

都会の人流を減らす??との目論みで、こういった宣言がなされているが、
その都会での人流を見ていると、効果にはかなりの疑問を感じる。
一見の数字上は、感染者は減っているが果たして重傷者の低減には繋がっているのだろうか?

感染することと、発症すること、そして重症化することと、死亡することには、
全てが100%で繋がっている訳ではない。

政治家や専門家たちの発言には、死亡数ゼロを目指すような美しい文言が散りばめられているが、
これは本当にできることかい?と、思わざるを得ない。

さて、今回の宣言延長 元々、織り込み済みだったと思われる。
当初、5月11日までだったのが、今月末まで延長され、そして今回 6月20日までの延長。

こう云うやり方は、昔 囚人たちを使って万里の長城を築いた方法論と同じである。
長城は、端からずっと延々と造ったのではなく、
ある囚人集団には、ある一定の短い長さの工区を造らせて、それが完成した時点で遠く離れた工区にまた移動させる。
そういったことを繰り返して、延々と作業をさせたと言われている。

今回の宣言も、情報と期限を細切れにして、
「あともう少し、あともうちょっと。」「これが最後の勝負」と、
国民全体を囚人のように使い回ししている。

舐められたものだ。

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