武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

安全スイッチを切る行為

2018-10-24 07:35:24 | 人間観察
台湾での列車脱線転覆事故 詳細が徐々に伝わってきている。

当初から、JR西日本の福知山線事故との異同が取り沙汰されているが、
今回明らかになった部分に、「運転士が列車の安全装置(ATP)を切って走行したかもしれない。」というものが出てきた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181023-00000535-san-cn

この部分を読んで、一番最初に思ったことは、
今から40年以上前の 近鉄青山トンネルの正面衝突事故のこと。
https://ja.wikipedia.org/wiki/近鉄大阪線列車衝突事故

当時 子供心に「電車のブレーキが効かない状態で。。」と、とても恐ろしく感じたことを覚えている。

大きなシステムに制御された交通機関。
安全余裕を削って利便性を追求し続けることは、危険部分をシステムブロックで何とか安全装置を掛けている。
しかし、一旦 ブロックを外した場合、そこから先安全は一人のひとの判断に委ねられることになる。

まだ全容が解明された訳ではないので軽々には結論を出せないが、
何らかの不具合に対して警告を発していた列車の安全装置を、
解除してしまう方法を採った判断は、いったい誰の判断だったのだろうか?


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