金魚が4匹

2010年7月にボストンから日本へ帰国。でも、相変わらずな日々です。

家庭裁判官

2006年10月07日 | 子供
私のことです。
子供が複数いると、時々、母親は裁判官になります。

昼食後の後片付けをしていると、ほーちゃんが泣きながら訴えました。

原告(ほーちゃん)「きくちゃんが、噛んだ~
裁判官(私)「何で、噛むの。この前、噛んで、怒られたでしょう
被告(きくちゃん)「だって、ほーちゃんが、つねったから。
          きくちゃん、やめてって、言ったのに

しかし、ここで大切なのは、被告も原告も、前科があるということ。
きくちゃんは、数日前同じ状況で、ほーちゃんを噛んで、怪我させている。
ほーちゃんは、人の皮膚の柔らかいところが好きで、いつも触ったりつねったりしてて、注意されている。

ほーちゃん「ぼく、そんなことしてないっ
きくちゃん「したじゃん」
ほーちゃん「してないっ
私「ほーちゃん、つねったの?」
きくちゃん「つねった」
ほーちゃん「つねってない

とまあ、両者一歩も譲らず。
そして、互いに前科もち。
わんわん泣く被告。
地団駄踏む原告。

裁判の場は混乱したけれど、きくちゃんが噛んだことは事実なので、

「きくちゃん、隣のお部屋で一人で遊ぶ」の刑。
私がほーちゃんをソファでトントンしながら落ち着かせて。

きくちゃんは怒りながらビーズの糸通しをしてました。
でもまあ、姉弟なので、5分後には一緒に遊んでたけれどね。
きくちゃんの所に駆けてゆくほーちゃんをみながら、
やれやれと、ため息ひとつ
自分を省みると、反抗期が終わる頃までは妹とよく喧嘩してたので、
あと10年ぐらいか~と、ため息もうひとつ

こんな日々も思い出になるんだと信じつつ(じゃないとやってられん)
冷静を欠く投げ遣り裁判官は、今日の出来事を記録するのです。

姫の言の葉

2006年10月06日 | 子供
きくちゃんは、言葉にこだわる。
知らない言葉はちゃんとたずねてくる。
日本昔話系は、知らない言葉だらけなので、
逆に集中できないみたいで、ちょっとかわいそうなくらい。

対応するこっちも大変
その言葉を、きくちゃんが知ってる言葉で置き換えて説明しなきゃならない。
私の頭の辞書をフル稼働するんだけどね。

ちょうど台風が日本近くを通ってて、
私「風が強いね。海が荒れてるからお魚さん大変だね。
  でも、海の中ってあんまり荒れないのかな?」
きく「アレってなに?」
きくちゃんは、”荒れない=アレない”と思ったらしい。
私「アレない、じゃなくってね、荒れるって言葉があるんだよ」
きく「荒れるって?どんなの?」
私「え~とね、表面がザラザラというか、ザクザクというか…
 (この説明じゃ、「荒れた生活」って言う場合の説明には
  ならないよなあ、って思いつつ)」
きく「表面って?」
私「え~とね、見えてるところで、一番上で…」
ほんっとうに、答えに困ります

こういうこともありました。

温泉で、蒸し風呂のようなところがあって、
私「うわ~中は、蒸し風呂だね」
きく「え~っ、なんの虫?」
私「虫風呂じゃなくってね、蒸してる風呂のことを、蒸し風呂って言うんだよ」
きく「蒸してるって?」
私「熱くてモクモクしててね…」
なんちゅー説明かいなとは思うんだけれど、
言葉を平易な言葉で置き換えるのって
難しい


でも、こうやって、きくちゃんの言の葉がふえていって、
大樹になるんだろうなあって思います。


ちなみに、ほーちゃんは、とても拙い喋りなのですが、
それはそれで、かわいい
わらっちゃうのが、困ったりしたときに、
「うわ~ん、うわ~ん」って、
本当にそう言う。
漫画みたいなヤツです

白い世界

2006年10月03日 | 日々
欲しかったお皿が届きました

「白山陶器」のリーン(白磁)とG型醤油さし(白磁)。

白山陶器は波佐見焼きです。
白磁のものが多いのですが、その他の色もあります。
華美ではなく、すごくシンプル。

G型醤油さしは、1961年にグットデザイン賞を受賞しており、
それ以来のロングセラーです。
購入するとき、C型とどっちにしようか迷ってたけれど、
浜松の百貨店で偶然見つけて、手にとって見たところ、
C型は使うたびにカチャカチャといって、ちょっと使いづらい
で、G型にしました。
写真のは大ですが、小も購入しました。
小には、ポン酢か、刺身醤油を入れようと思ってます。

リーンは楕円形のお皿なんですけど、
片方のふちがせり上がってて、左右非対称です。
これは、子供用のお皿を探してて、みつけました。
正円のお皿って、意外と使いづらい。
食卓に無駄なスペースが出来て、狭いテーブルがさらにごちゃごちゃに
スクエアか楕円を探してて、見つけたんです。
また、片方のふちがせりあがってると、
スプーンですくうとき、すくいやすいので、
その点も購入の決め手になりました
せっかくなので、子供用2枚と大人用2枚を購入。

私は食器は断然白が好き
土の味わいがいい和食器も
模様が豪華な洋食器も素敵だとは思うけれど、
いろいろ使ってみる中で、白が一番使いやすく、
食卓も映えることに気づきました。
それ以来、なるべく白を買うようにしてますが、
今までの食器も愛着があり、
なかなか白一色にはならないのが現状ですけど

新しい気に入ったお皿が手に入ると、
なんだか料理にも気合が入っちゃいます
内容でなく、盛り付けに。
今晩も白い世界に相手に頑張ります