金魚が4匹

2010年7月にボストンから日本へ帰国。でも、相変わらずな日々です。

もやしもん

2007年03月07日 | 
「もやしもん」 1~4巻  石川雅之(講談社)

大雑把に言えば、農大漫画。
だけど、広く農大のことがわかる漫画ではありません。
「発酵」や「菌」限定の農大漫画です。


主人公は菌が見えるという、特殊な能力を持った農大1年生。
入学式のときから話が始まります。
その能力を見込まれてしまい、
菌の第1人者である教授の教室に出入りするようになります。
「もやしもん」は主人公の家業の麹屋=もやし屋からきてます。
なんちゅーか、とにかく菌がでるわでるわ。
人にとって有益なものも有害なものも。
それと世界の発酵食品。
そして日本酒。
人はまったく登場せず、菌だけの回もあります。
菌ちゃんたちは、とてもかわいらしいんですけどね。


とりあえず、とても勉強になります。
先人たちの知恵や、菌の底力。
人間って、地球で一番高等な生き物のようにしてるけれど、
結局は共生してるんですよね、とか。
実際の発酵の方法も書いてあるので、
実験教科書にしてる大学もあるとか。


「動物のお医者さん」で獣医学部ブームがきましたが、
もやしもんで、農大ブームが来るか!?


読めば確実に教養がつきます。