金魚が4匹

2010年7月にボストンから日本へ帰国。でも、相変わらずな日々です。

絵本~おおきなかぶ

2007年01月31日 | 絵本
「おおきなかぶ」トルストイ/話 ニーアム・シャーキー/絵 中井貴惠/訳 、ブロンズ新社

有名な話ですが、中でも一番有名なのは、
A.トルストイ/再話 内田莉莎子/訳 佐藤忠良/画 、福音館書店
のやつだと思います。
小学校の教科書にも載ってたしね~。
でも、ここで紹介するのは、
「おおきなかぶ」のパロディ絵本です。


内容はほぼ一緒。
おじいさんが蒔いたかぶの種から、おおきなおおきなかぶができて、
一人では抜けなくて、おばあさんに加勢してもらって・・・。
で、この後、加勢に加わるのが、
おじいさんちの家畜たち。
しかも、1匹づつ増えていくんです。
1頭のちゃいろの牛、2匹のころりんぶた、3匹のクロネコ…
で、加勢を頼んで増えるたびに、
おじいさんと、おばあさんと、1頭のちゃいろの牛と、2匹のころりんぶたと・・・
と、一からすべて読みます。
読みまくりです。
勢いがないと、息も続きません。


でも、リズムもあり、子供たちは大喜び。
イラストもいいんですよ、これが!
1999年英国マザーグース賞を受賞してます。
銅版画をカラーにしたような、
乾いた感じのラインですが、
愛嬌たっぷりです。
画面いっぱいにおじいさんと家畜たちが、
表情豊かに描かれています。


そういや、この本のカブは黄色いんですけれど、
外国には黄色のカブがあるんですかね??