心に従う子

娘がまた怒っている。
友人関係はいつも崖っぷち。それが青春期だ。

話を聞いたら、
ふつうにひどい話だった。

『ガラスの仮面』で
舞台上で団子を泥団子に変えたようなことをされていた。
娘はめっちゃ怒っているが、
半分は、それをした子じゃなくて、そのひどいことをした子に味方した親友にショックを受けたようだった。

悲しさの根源はそういうところですよね。
人の心を変えることは難しい。
できることは、
間違っていることに、屈しないことくらいだ。
私が言うまでもなく、
娘はよく理解していた。
というか、もともと信念の子だから。
流されない。

「戦争だ！」
と娘は怒っていたが、
戦う必要はない。
ただ「間違っている！」と言うべきだとアドバイスしました。

それによって波風たっても。
苦労するけれど、心の向かないほうに生きるほうがつらいよ。
私は、だけど。

大人になると、心で舌を出して、
やり過ごすことができる。
心だけは絶対に侵略されないでいける。
されそうになったら、ひたすら逃げる。
学校という社会は、やり方が違うんだよね。