よっぱらう

いつの頃からか
あんまり酔えなくなりました。
20代前半に
記憶をとばしすぎたからでしょうか。

たぶん理性が勝つようになったから。
しっかりしなきゃ
と思う気持ちが年々強くなってきているのだと思います。

就職したばかりのころは
わたしはいちばん下っ端で
飲みにつれていってくれる先輩たちに
甘えていたのだと思います。
記憶をなくすときと
そうでないときの違いは
その場にしっかりした人がいるかどうかで
決まると
そのとき気がついておりました。

いまは、
なんかあったら
洒落にならん。

と無意識に思っているため
あの頃のように
浴びるように飲んでは
朝、裸で自分の家の玄関に倒れている
というようなことはなくなりました。

先日、
キャンプ場にて
速いペースで飲んでいて、
それでも
そんなに酔わないことに
気がつき、
自然の前では
さらに責任感が意識をしっかりさせているのだ。
と理解しました。

ひょっとして、
柚が大人になって
自立したら
またあの頃のように
酔っぱらえるかもしれません。