世界中に、Happy を smile を!

どんなときも笑顔で!元気よく!毎日カンシャ!
みんながhappyでsmilyな世界になりますように。

リレーフォ-ライフ☆

2006-04-29 01:25:25 | 参加したイベント
リレー・フォー・ライフ 「Relay For Life」
4月29日(明日)@横浜あした、日本で初めてのRFLというイベントが開催されます。
主催は、がん患者支援プロジェクト(CPSP)
これは1985年アメリカの1人の医師、クラットさんから始まり、故人の追悼と、がんにならないという誓いと、がんになっても社会が受け止める環境をつくる、ということが目的の活動。
リレー・フォー・ライフは大きく広がり、現在では全米4000カ所以上、世界20ヶ国以上で行われているとか。
開催方法は様々だが、共通するプログラムとして「サバイバーズ・ラップ」(がんと闘う人たちの勇気を称え、がん患者やがんを克服した人たちが歩く)、「ルミナリエ」(がんで亡くなった人たちを偲び、一人ひとりの名前を記した紙袋の中にろうそくを灯して並べる)などがあり、ほかにバンド演奏、ゲーム、バーベキューなど様々なイベントがある。
明日のRFLは14:00~16:30の時間帯にあり、部活が13時半に終わる私は横浜までダッシュでも16:00くらいにしかつかないため、しぶしぶ諦めました><
が、気持ちをここで繋ぎたいと思い、写真のリレーを受け取りました^^

興味ある人は是非見てね。
がん患者支援プロジェクトのHP
→http://www.cpsp.jp/index.html
★明日は、当日参加も全然OKらしいから、時間的に行けそうな人は、行ってみて!!

今や、3人に1人が癌で亡くなる時代。
自分は癌にならない、なんて、言い切れる?

RFLのルミナリエの写真に、私が小学校の時に癌でなくなった、城島のおじいちゃんに追悼の意をこめて。

UNITED93

2006-04-29 00:38:47 | BOOKS&MOVIES

UNITED93
日本公開は29日、明日だと言う。
この映画、9.11を取り上げた内容だ。
united93と言う飛行機は、ハイジャックされた飛行機の中で乗客がテロリスト達に勇敢に立ち向かい、建物に突っ込むことは免れたものの、ペンタゴン付近に墜落した、あの飛行機の名前。
さっきnews23で私も初めてこの映画を知った。


「9.11を忘れてはいけない。」
「これは語り継がねばならない。」
胸を張って声高に主張しながら、遺族の写真を掲げ、試写会に続くレッドカーペット上で、テレビのインタビューに答える遺族。
(日本では考えられない。アメリカ的!!)
9.11の記憶を風化させてはならないと、必死な遺族達。
遺族や生き残った人(飛行機やビルで)もエキストラで出演してる。

その一方で、
「盲目的すぎる」
「時期尚早だ。悪夢が蘇る。」
「金儲けに過ぎない。」
と、反発も多い。
実際予告編を流したら、気分が悪くなったという声が殺到し、予告編の上映すら、取りやめた映画館もあるという。

 

私も時期尚早だと思う。
ルワンダのジェノサイド(1990年代くらい)だって、今映画になってるからこそ見れるけど、9.11は未だにリアルだ。
5年前。
私はリアルタイムで見た。
当時高校2年生。日本は9月12日で、12日は友達の誕生日だったからよく覚えてる。
大分はチャンネル数が少ない。(フジテレビもあんまり写らない。)
だから実家ではケーブルテレビに加入してて、MTVもwowowも、BBCも、写るようにしてた。
夜の9時とか10時頃。
今のソファでチャンネルを回していた私は、たまたまBBCを見ていた。
あんまり意味は分からなくても、ニュース英語を聞いたり画面を見てるのが好きだった。

突然、番組の司会者の表情が変わって、緊急ニュースの雰囲気になる。
映し出される、青空の摩天楼、NOWYORK。
あれがエンパイヤステートビルディング?なんて、お父さんに聞いていた、私。
「あれ、なんで焦ってるだろ、このリポーター。」
「あ、ビルが火事なのね。」
最初、ただの火事だと思った。

画面が変わる。
偶然その事故現場をビデオカメラに撮っていた一般人のビデオが流れた。
「あれ、飛行機が突っ込んだ!ね、お父さん、何あれ!」

それから、しばらく父と私は画面に釘付け、飛行機事故で突っ込んだものと思っていた。
繰り返し、テンパって叫ぶように、何かを言うリポーター。
情報が錯綜していて何がなんだか分からない、番組のキャスター。
1時間くらい経過して、ある言葉が繰り返しテロップに出てくるようになった。
"HIJACKED"

事態が飲み込めた私と父は焦って家族中をテレビ前に呼んだ。
そしたら、
2機目がworld trade center buildingに突っ込んだ!
私はその2時間後の2ビル倒壊まで、全部見てしまった。
気がついたら夜中の1時になっていた。

テロ、飛行機が危ないと、高校2年生の11月に予定されていたニュージーランドでの修学旅行は中止され、高校2年の2月に長野でスキーになった、と言う思い出つきで、覚えてる。

衝撃だった。
戦争を自分の目で見たことがない私には、テロは戦争じゃないけれど、とにかくほんとに恐怖を覚えた。
国の対立、宗教の対立、民族の対立が、何の罪もない人を大量に殺してしまうのを、初めて自分の目で見た。
戦争は教科書の中の世界じゃないと、初めて実感した夜だったと思う。


未だ世界中で内戦や紛争やテロや地雷や、教科書の中でしか日本人は知らないようなことが起こっていると思うと、ほんとに恐い。
日本だっていつそうなるか分からない。

世界平和!
めっちゃデカイ言葉だけど、実現する日を見てみたい。

やっぱ、この映画は見たくないかも。
みんなは、どう思う?この映画の上映。


笹のように

2006-04-28 01:17:04 | 部活
自分はものすごーく、好奇心旺盛。
やりたいと思ったことは、全部やってみたい。
知らないことをいっぱい知りたい。
やり始めたことを途中で投げ出したくない。

と言うと、聞こえがいいけれど、裏を返せば、

キャパ以上に色々やりたがる。
結果、全部中途半端で苦しむ。
切り捨てるのがへたくそで、諦めが悪い。
結果、ストレス溜まる。
ほんと自分が二人欲しい!!!!
最近そうゆう事件が続いてます。

I-Jや自分の興味分野の色々や、それらと部活とのジレンマに陥って、
初めて、胃まで痛くなった。笑

時間は限られてて、チャンスもそんなにあるもんじゃない。
やれるときにやらないと、後悔するよ?
今諦めたら後悔するよ?と考えちゃう訳です。
でもしょうがないんだもん。
部活だってやりたいし、I-Jだって捨てたくない。

でもでも部活の試合とかぶって、キャンセルしなきゃいけないのがほんとにつらい。
特に最近行けないことが判明した、でもどらえもんに頼んででも行きたかった、予定。だーーーーーいすきな小児保健のセミナーと、I-J総会(多分行けない)と長崎の学会。行けないなんて。
なんでこの日程なの。
私どうしても行きたかったのに、と恨み言まで言いたくなりました。

なんでこんなにバレーしてんだろ?
やりたいこといくつ我慢してバレーやってんの?と思う。
部活はほんっとに体力面以外がきつい。
人のことを思いやれない後輩を諭し、同学年には協力を呼びかけ、独裁的な監督との摩擦。
目標に向かって頑張ることの大変さ、部員のベクトルを同じ方向に向けることの難しさ、叱咤と激励の使い分け、妥協しないこと、キャプテンとして怒らなきゃいけないとき、みんなのモチベをあげさせる地道な声かけと気配り。
やめたいと思うことなんて練習の3回に1回。
だけど、今やめたら、ほんとに後悔する。
今やめたら、後輩に「やっぱ、やってて良かった」と言ってあげられない。
終わったときにやってて良かったと、はっきりと言いたいから、今頑張るしかない。
と昨日の夜、へこたれてたまるか!!という衝動に駆られました。

最強の負けず嫌いなことも、ここで判明。笑


将来のことに迷う、最近。
今からの3年間は大学入ってからの3年間より、ずーーと密度が濃いと思う。
何をして学生生活の最後をすごし、医者になる道へ繋げていくのか。
先が見えないし、壁にぶつかってる気もする。
今日だって保育園に断られた。
つくばのぬいぐるみ病院の将来も、未定。


くそー、でもへこたれてもたまるか!と思う今日この頃。
踏まれても咲き続けるタンポポみたいに。
暴風にも折れない笹のように。

何度でも挑戦して、根気強く。
すぐにくじけず、頑張り続けるしかないね!

まっすぐ天にのびる杉の木は、強く潔い。
緑の濃さは気持ちがいいし、幹は太く芯が通っている。
けれど、風に弱く、もろい。折れやすい。
さやさやと生える笹は、強さはなくてもしなやかさがある。
どんな突風が吹いても、嵐が続いても、折れることなく。
風が止めば、何事もなかったようにさやさやと元に戻る。
笹のように、折れない人間になりたい。

すぐ愚痴っちゃう自分を反省。
簡単に根をあげる、べからず!


最後に。
どうでもいいけど、大分には竹ばやしが多い。
つくばに竹、笹って生えてなくない?
小学校の帰り道を思い出す。
竹林は涼しくて、木漏れ日と笹の音が好きやった。

エルモ「小児と肥満」

2006-04-26 15:13:22 | こども

昨日はエルモ(勉強会)の第1クール「小児」の2回目
私がファシリテーターやりました♪
内容は「小児と肥満症」

初めの掴みとして、ユイネリア(ミリオネアのパクリ♪)をやったら、好評!!で、わーいわーい。
内容はどんどん多くなっちゃて時間はないわ、スライドは写んないわ(プロジェクターの馬鹿ぁ~><)、いろいろ反省点はあるものの、みんなが楽しんでくれて、意見も聞けて、勉強になって、満足^^

小児の2型糖尿病が、1型の約3倍に増えている、今。
そうゆう「子供」を増やしてしまう、親になる私たち。
少子化の時代なのに、肥満児の出現率がここ20年で(小学生で)2~3倍、という事実。
将来の日本人成人のどれくらいが生活習慣病になってしまう、とのだろう。

こうゆうことを勉強してて、で、実際の自分はどうなの?といつも、矛盾してる自分に、大反省。
忙しさのあまり、朝ごはんや昼ごはんを平気で抜き、部活後には外食が多く、睡眠時間は不規則、就寝時間はめっちゃ遅い。
運動はしてるけど、食事の面では明らかに栄養が偏ってる!

自分の子供を小児生活習慣病にしたくない!
ってか、自分が生活習慣を見直さなきゃと、思う。
授業も出なきゃ^^;


初めての小児科学会

2006-04-24 15:47:43 | こども

昨日、強行日程で金沢行ってきました。
目的は、金沢観光も含みつつ、小児科学会学術集会に行くため。
土曜の夜中2時出発、月曜の昼帰宅。
片道7時間の長旅だったーー><

なぜ、この学会に行きたかったのかというと、
・他の学会に行ったことがあるけど、小児科学会には行ったことがなかったので、雰囲気を知りたかった。
・小児科の分野で今どんなことが注目され研究されているか、どんな問題点があるのか、知りたかった。
・聞きたい講演があったけど土曜日で聞けなかった(日程が合わず)ので、その資料等がもらえたらもらいたかった。
・とにかく日曜日せっかく時間があったので、強行的でも行ってみたかった。笑

講演は半日しか聞けなかったけれど、聞いた内容は、
児童虐待、子供のうつ病、1型糖尿病、2型糖尿病の話などなど…。
小児のうつとか糖尿病とか今まで聞いたことあったし、想像のつく範囲だったけど、児童虐待のパワポは衝撃的だった…。
私小児科医になったら、先天性の難病の子供、障害をもった子供、生活習慣病を抱えた子供を診ることになるんだろうな~なんて思っていたけれど、外来に「虐待」された子供も来るかもしれないなんて、想像してなかった。考えてなかった(甘い、、)。
背中の足形のあざ(親に踏みつけられた)、
数十カ所もたばこを押しつけられた跡、
ただれた背中(熱湯をぶっかけられた)、
頭蓋骨骨折(殴られたか揺さぶり症候群か)
がりがりの栄養失調(ネグレクト)…
痛々しくて、そんな大スクリーンで映し出さないで><って感じだった。
でも目をそむけちゃいけないんだ。
しかも親は「この子が勝手に窓から落ちた。」「熱湯の蛇口をひねった」等々の嘘をつく。
子供の怪我が事故か虐待か見抜き、子供を保護することも、小児科医にもとめられることを痛感した。
これが現実。
小児科医は楽しそうだしやりがいがあるだろうけど、胸が痛い思いも頻繁に味わうことになるのかもしれない。

学会は、金沢の駅(ドでかく、きれい)の真ん前、全日空ホテル・日航ホテル(どちらも豪華絢爛)・音楽堂(公共のすごく立派な施設)の3会場で3日間も開催されていて、規模がすっごく大きかった。
学生の私が迷い込んで手いいのかと萎縮しつつも、研究医の方ですか?と製薬会社のセールスマン系の人に捕まりそうになりながら、色んな部屋を覗いて回った。
そうそう、学生は無料だった!!
(5000円は覚悟してたのに♪)
以前行ったことある学会は国際保健医療学会で、ポスター展示は私でも内容がとっつきやすいものもありました。
ラオスでの母子保健プロジェクト、とか、カンボジアでの~、等。
ですが、この小児科学会はやっぱり難しかった学生には。
ポスター展示は小児科分野のいわゆる、疾患の原因分子の作用機序がどうのこうの…、薬剤の耐性がどうのこうの…、~を合併した○△病の1例…。。。。うーん、学生の私にはあんまりよくわからん!と思った。
でもでも学んだことは、パワポの作り方、発表の仕方、どうやってグラフをのせ見やすくするか…。
私もいつかどっかの学会で発表するかもしれないな、と思いながら見ると面白かった。

あと、会場のあちこちで小児科系の本が大量に売っていて、学校の医学図書ではなかなか購入できなさそうな、図書館に入るのは何年後だ、というような本がいっぱいあって、嬉しくて思わず、数冊購入してしまった。
・チャイルドヘルス:肥満と肥満症(実は探していた本。わーい、みっけ!今度の発表に使える。)
・小児医療の現場で使えるプレパレーション(子供のための検査別説明ツール集CDROM付!!わーい!
ますますチャイルドライフスペシャリストの様なことが出来る小児科医になりたい、という思いが強くなってきた…笑)
・戦火の爪あとに生きる~劣化ウラン弾とイラクの子供たち~
(劣化ウラン弾被爆後、ガン・先天異常・白血病に苦しむ子供たちの様子。)
借りたい人はゆってください♪

金沢では、兼六園に行き、夕日のきれいな日本海を見に行き、
財布が困窮しながらも、心はほっかほかになった1泊2日旅行でした。

どんな学会でも、興味のある科の学会に学生のうちから覗きに行くのって、結構お勧めですよ^^☆


身近なことから

2006-04-22 01:53:57 | その他
身近なことから、出来ること。

友人のHが教えてくれました。

http://www.dff.jp/

知っているかもしれないけど、こういうサイトがあります。
クリックすると、企業が自分の代わりに募金してくれるというもの。
飢餓の子どもを救うのとかあるし、どうかなぁと思って・・・
実際、自分は何もできていない気はするけど、今はこういう形でも少しでも関われたらいいなって思う^^
って、Hちゃんより。

彼女は医学じゃなく、同じバレー部の、都市計画を学ぶ理系な女の子だ。
彼女はきっと彼女のフィールドで、ステキな仕事をする大人になるんだと思う。
どんな仕事の大人になっても、みんながすこしだけ、暖かい思いを忘れずに毎日自分の役割を果たしていけば、きっときっと、もともっとステキな世の中になるだろうな。

彼女からのメールで、私はすごくあったかーい気持ちになりました。
こうゆう輪が広まっていきますように。

ありがとう、H!

研究室見学

2006-04-21 23:05:07 | 公衆衛生

もう4年生だし、今年は研究室にも通おうと思い、今日は研究室見学に行ってきました。

その名は「社会健康医学」。
うんうん、イイ先生でした。
そこの研究室のT先生は、関西弁で、ズバズバと喋る感じは結構私の好みで、でも優しい表情をしていて、(話は長かったけど)、また来ようかしらと最後には思っちゃう、そんな先生と一時間半、語りました。

ここの研究室は茨城県の協和町というフィールドを持っていて、もう25年間も脳卒中にならないための予防医学運動をしている。
ここでも「コホート研究」やってるそうだ。
やっぱ、生活習慣病などを解析するには追っかけていく(コホート研究)のが一番なのね、とふんふん頷きながら思った。
住民全体に対する減塩運動、
体専の研究室と協力してのウォーキング教室、
小学校への健康教育(公衆衛生実習で学生も行けるっぽい)、
などなど。
先生は熱く、予防医学の重要性について語っていた。
医者の仕事は、「病気を治すこと」と「健康指導」であるはずなのに、臨床医は忙しくて後者が出来ない。
予防医学を阻むものは、
・お金にならない!
・時間がかかる(効果がすぐ現れない)
・行動変容の難しさ
にある、と。
先生は熱く、「生命保険会社」が予防医学に力を入れればいいのに!!とおっしゃっていた。
だって、契約してくれた人が長生きするほど、掛け金の利益は会社のものだものね。
確かに…、と納得。
欧米では大手の生命保険会社が、予防医学に多大な投資をしてるらしい。
うーん、日本もこれからそうなっていくのかな。

何にせよ、面白かったから、また行こうかな。
解析方法を学んでおくのは、いつか役にたつかもしれない♪

あとあと、ぬいぐるみ病院の話をしたらかなり気に入ってくれていたようだ。
単なる健康活動じゃなくて、エビデンスが欲しいねと言われた。
やっぱし…。
ま、勉強しようっと!
週末は学会にも行くし!
その報告もまた今度~☆

最後、研究室から立ち去るときに、
「君、渋谷から来たんー?」と言われた。
今日は確かにめっちゃからカラフルな原色の服を着ていましたが、笑。
いえいえ、 i am from大分県!


世界で一番いのちの短い国

2006-04-20 05:42:29 | BOOKS&MOVIES

世界で一番いのちの短い国
~シエラレオネの国境なき医師団
山本敏晴

私が国際保健を目指したい。
そうゆう動機を与えてくれた本がこれ。
初めて読んだときは、中学生だったか、高校生だったか。
衝撃は大きく、内容もなかり覚えていた。
もともと国際社会に興味があった私は、国際系に進むか医療系に進むか、かなり迷っていた時があって。
でもこの本で国際保健かも、と思った。
今日(授業中に…苦笑)久しぶりに読み直していた。
やはり、インパクトは今だ大きく。
初めて読んだときと、感じることは少し変わって来ている気がするけれど、やはり、今だここが私の国際保健への強い興味の原点だなーと強く思ったので、今日はここでご紹介。


シエラレオネ、知ってる?
世界で一番命の短い国って言われるくらい、医療統計記録は世界最低。平均寿命は25~35歳程度、日本が82歳(2006年)だから、3分の1くらい…。
※ちなみに、2006年度版の世界保健報告(WHO)では最下位はジンバブエの36歳、シエラレオネは下から3番目の39歳。
2003年世界保健報告(WHO)によると、
シエラレオネ 平均・健康寿命、どっちも世界ワースト1。
平均寿命 34.0 (男 32,4  女 35.7)
健康寿命(→日常生活に介護を必要としない年齢)は何と、28.6歳。。。
で、なぁんにも分かってなかった中学生か高校低学年くらいの私は素朴にこう思ったの。
「江戸時代みたい~。老化が早い病気とかあんのかな?」
な、訳ないじゃん。

ここからシエラレオネの現実について話すね。
シエラレオネは政府軍と反乱軍(RUF)の内戦下、多くの残虐行為が行われた。
シエラレオネが国際的に非常に有名な国であるわけは、平均寿命最短、だけでなく、乳児死亡率最悪、五歳未満の乳幼児死亡率最悪、妊婦死亡率最悪、といった医療レベルがどれも世界で一番低いから、と言うことと、忘れてはならないのが、人権を蹂躙するような残虐行為の数々(RUFによる)、そしてシエラレオネで採れたダイアモンドが「アルカイダ」の資金源になっているという、この3つの非常に深刻な問題点による。

私は特に、残虐行為の事実に衝撃を受けた。
「四肢切断」と「こども兵」だ。
「四肢切断」はRUFがわざと政府を疲弊させるために、市民の「手、足、耳、鼻」を斧で切断し、市民を生き延びさせると言う確信犯的残虐行為だ。
政府は被害を受けた市民の介護に予算と人的パワーを割かねばならない。
RUFは政府を疲弊させるためだけではなく、暴徒化し、残虐行為を楽しんでいたらしい。
なんてひどい行為か。
こんなことが地球上で起こっていたなんて。

「こども兵」は5歳前後の男女を誘拐し、麻薬を無理矢理打ちライフルを持たせる。麻薬でラリっているため、恐怖を感じない最強の兵士となり、親兄弟関係なく、自分の手足が1,2本ちぎれても平気で殺し続ける…。
停戦間近となった今でも、人々は元こども兵を恐れて帰還を拒み、青年に成長した元こども兵達は施設に収容され、善と悪を、倫理的な授業を受けている。
また少年も少女もセックスを強要され(かなりの幼い年の頃から)、HIVの感染率は非常に高く、蔓延している…。
少年少女の体にはすさまじい銃痕や傷があり、こめかみや手首の切り傷はRUFが麻薬をすり込むときに使った場所だとか。

悲しくなって、悲しくなって、仕方がなかった。
人を何だと思っているんだ。
命を何だと思っているんだ。

現在内戦は停止状態だが、HIVや貧困、平均寿命はなかなか延びないだろう。
サハラ以南の国々の平均寿命は約47歳。
HIV/AIDSがなかったら、あと15歳は延びると言われている。
この現実。
※ザンビアでは1980年代50歳程度の平均寿命が2004年には約33歳にまで落ちたそうだ。
想像を絶する。
35歳までしか生きられない、世界なんて。

MSFのメンバーとして、色々な国から来たスタッフと仕事をしなければならないのは、忍耐力と柔軟性が必要で、過酷な環境にも屈しない逞しさも必要で、自分には出来そうにないと正直、思う部分もある。
しかし、私はこんな社会、なんとかしたい。
もちろん自分一人で世界を変えられる、とか思ってない。
でも一歩でもこの状況から良くなるための、なにかactionを出来ないだろうか。
見て見ぬふりはつらすぎるよ。
1人の医者は何が出来るのか。
むなしさを感じる。限界を感じる。
本当の国際協力とは何か。
著者はあとがきでこう言ってた。

国際協力として何が本当に正しいのか、私にも分からない。
結局は自己満足かもしれない。
それでも私は、迷いながらもとにかく前進している。
あなたがこの本を読んでいる頃も、世界のどこかに私は派遣されて、自分の理想が、考え方が正しいのどうか、必死に確認しようとしているはずだ。
彼らの未来を信じて。


迷いながらも、とにかく前進して行くしかない。
窓の外が明るい。
日本でも、シエラレオネでも、朝が来る。
飢えや苦しみや絶望に満ちた朝じゃなくて、希望に満ちた朝が世界中に訪れる日が来ますように。

一冊の本でこんなにも壮大になっちゃう自分は簡単な人間だけど。
夢は大きくなくっちゃ。笑


エルモC1-1

2006-04-18 23:16:42 | こども

エルモ(勉強会)
第1クールの1回目(C1-1☆)やっちゃいました!
テーマは『こどもとたばこ』

まず、13人も学生が集まってくれて、本当に嬉しかった^^
tsutomuの発表も視覚に訴える感じで良かったし、
その後のディスカッションもみんなが色々と考えているが聞けて面白かった。
学士編入で既にお母さんのMさんの、視点。
親が喫煙者のMちゃんの、視点。
たばこを吸うのが恥ずかしいと言うイメージをつくるため、たばこを変な形にしたらいいと言うKくんの、視点。笑

やっぱり1人で勉強して考えるより、
『多くの人の前で発表すること』
『考えたことを人とシェアすること』
『そしてdiscussする事』って大事だな~!!!って痛感した。

本当に考えるだけじゃなくて、5月31日 No TOBACCO Day!!に何かキャンペーンとか出来たらいいな^^
そうゆうlocalな活動の地道さが何かに繋がるんだって!(の、はず、笑)


初エルモ☆

2006-04-18 15:54:31 | その他
今から初エルモ☆
エルモって言う勉強会を開こうと決めて、早一ヶ月。
待ちに待ったよ~。笑
と言うわけでもないけど、人が集まって、ちゃんと1年間続きますように。
みんなのフォローアップもしつつ、楽しくやってければいいかな。^^

ご報告は後ほど!