世界中に、Happy を smile を!

どんなときも笑顔で!元気よく!毎日カンシャ!
みんながhappyでsmilyな世界になりますように。

貧困

2006-09-29 21:55:34 | 国際保健

先週の日曜、POSITIVE+(主催:国境なき医師団)の写真展行ってきました。

必須医薬品キャンペーンについて、特許の話とかジェネリック薬の話とか、わかりやすくいっぱいパネルがあったり、ビデオ上映したりしてあった。
実ははっきり言って結構知ってる内容ばかりだったので、そんなにインパクトは大きくなかったけど、なんで医療へのアクセスに差が出てしまうんだ!って悲しい思いでいっぱいになった。

結局国際問題を考えると、どんな問題を考えても、「貧困」っていう大前提から、ぬけだせない。
紛争が起きる、教育が受けられない、乳幼児死亡率が高い、平均寿命が短い、HIV・AIDSの蔓延、食べるものがない、居住環境・水が汚い、少年兵の問題、児童買春…
「貧しいから」

なんなんだー!って思う。

そこで。
今日、貧困にちょっと考えてみました。特に援助について。
今日学んだことのまとめ。

・ミレニアム開発目標(MDGs)は2015年までに現実的で達成可能な目標って設定されたのに、現時の進歩状況じゃ遅々として達成されない模様。
・主要援助大国22カ国のうち、国民所得のわずか0.7%を援助にまわすっていう目標を達成しているのは、わずか5カ国。(それもすべて、G7以外の諸国。もちろん、日本もNO)2004年にイギリスとスペインは0.7%の目標達成のためのきちんとした字ssh計画書を作成。しかし、11の援助国はまだ実施計画すらないし、目標達成にはカナダで2025年、アメリカは2040年、ドイツは2087年と言われてるそう。
・日本はたったの国民所得の0.2%!(2005年)日本は今もODAを削減しており、目標を達成することはないでしょう。(こんな世界的評価を受けているだなんて。。。)
・しかも昔より、富める国はODAの支出割合減ってます。(豊かな国~より多くの富に、より少ない善意。)

・しかもG7の援助資金の30%でこれら先進国の物品やサービスを購入するように義務付けている「ひもつき援助」。
・でも援助のおかげで、効果が見られる被援助国もある。たとえば、国際的債務救済によって2002年タンザニアでは初等教育の授業料が無料に。新たに160万人の子供たちが学校に通えるようになったとか。現在ではウガンダ、マラウィ、ケニア、ザンビアでも初等教育の授業料廃止になった!
・ウガンダ政府の成功。医療の1次治療負担者を廃止し、貧しい人が無料で診療所を利用できるようにした。結果、廃止発表の翌日から、利用者は50-100%増、予防接種は2倍の伸び。人口の5分の1の貧困層が恩恵を受けた。

最貧民国の債務の帳消し、ODAがGNI(国民総所得)の0.7%の達成、援助に過剰なコンディショナリティ(ひも付き援助)をつけるのをやめる、途上国政府は自助努力を見せる、民主主義の達成……

果たしてどれくらい2015年までに、Goalへの達成へと近づけるんだろう…


時間あるときに勉強してもっとまとめて書きたいな。これ。


World Heart Day!

2006-09-25 20:06:17 | 公衆衛生

2006年9月24日、昨日はWorld Heart Dayだったらしいです。
さっき知りました!

今年のテーマは、
How young is your heart?
あなたの心臓 若さ保っていますか?

心臓病と脳卒中は全世界でも重要な死因となっており、この2因で毎年1750万人の命が失われているそう。
World Heart Dayのパンフレットでは、若々しい心臓を保つために健康なライフスタイルを紹介しながら、わかりやすく呼びかけています。
健康な食事、タバコは吸わない、健康的な運動の方法。
基本中のキホンです。
でも、それが難しいからこその、現代病。

パンフレットの最終ページにこう書いてありました。

健康的な生活習慣を維持するために最も重要なことは、やる気を起こし、やる気を維持することです。
成功させよう!
1.必要な情報を手に入れよう。
2.自分の危険因子を知ろう。(家族歴、BMI,コレステロール値etc)
3.現実的な目標を決めよう。
4.進み具合を確認しよう。
5.支援してくれる人たちを周りにもとう。
6.完全主義は避けよう。

うーん、当たり前のこと、と、読み流してしまいそうな文章ですが、私は色々と考え込んでしまいました。
生活習慣病にアプローチするのは、成果の見えない、長期的な戦いです。
マラソンをゴールがいつかも分からずに走り続けるみたいな気がします。
予防医学に立ちふさがる、でっかい壁。
健康的な生活習慣を続けていれば、本当に健康でいられるの?
何歳まで?でも生活習慣にかかわらず癌になることもあるよ?
何歳まで大きな病気もせず生きられたら、健康的な生活習慣を送れた→イエス◎!になるわけ?
今生活習慣病に罹っていれば、数値が下がったりすることで、成果が見られる。
けれど、予防的アプローチがどれくらい功を奏したか、なんて、どうやって知れるの?定量的に。EBMにはならなくないか?
なんて、私は考えこんでしまいました。

この「成功しよう!」の6つの文章は多分、少々生活習慣病にリスクのある人にとって、とても分かりやすい心構えであると思うんです。
そして「生活習慣病のリスクがない人」なんて、今の現代社会に生きる人にはいない、だからこそ、この6つの心構えはすごく意味があるものなんだと、思い当たりました。
『自分の健康は自分で決めるべきだ』と、私は思います。
これは例えば血圧が200でも「私は健康だ、と感じているから、私は健康なのよ!」という独りよがりでいい、という意味ではありません。
健康に関する情報が氾濫する世の中で、メディアの情報に踊らされて健康食品やグッツに飛びついたり、人間ドックの検査数値のアップダウンに過剰に一喜一憂するべきじゃない、ということです。
もちろん、大前提に、医学的な真実”FACT”があります。
血圧200は高血圧で、収縮期圧は120以下であるべきです。
だけど、自分の「自分が自分を健康と感じる」目安は、自分で定義するべき、だと私は思うのです。
その自分で定めた健康の定義に近づくために、さっきの6つの心構えが役立つのではないでしょうか。
つまり、自分はこれくらいの健康になりたい、と自分で決めて、目標も立てて、でも完璧主義にならずに、自分の手で自分の健康を作っていく。(ように努める。)
それが、理想だなーなんて思いました。

そもそも日本人にはHEALTHは自分で定義して自分で作る!なんて言う概念がないから、生活習慣病に立ち向かっていくのは、相当ハードです。
でも、面白く、親しみやすく、重要性を訴えていく。
そして自分の健康について、医学的にあまり間違っていない範囲内で、自分なりの健康の概念を作り上げて、自分自身に投影していくよう、促すこと。

生活習慣病のヘルスプロモーションは、奥が深いです。


あと、2年半

2006-09-24 03:10:19 | その他

学生生活も、あと残り2年半。

最後のこの時間を、何に注ごうか、今夜はとっても考えてしまった。

なんだかんだで、4年間費やした部活はあと2ヶ月で終わり、
色々と首を突っ込んだ学生団体は、ある程度可能性も限界も知り、
学ぶことも多かったし、すごい人にいっぱい出会って、自分の未熟さも痛感した。
あと2年半を、何をして、どこの団体で or どんな場で、過ごすのか。
ひじょーに、大事です!

何かやりたくなってきました。
やりたいことは、全部やる。
史上最強の(?)欲張り、になりたい。笑

やはり、何をやるにしても、どうしてそれをやりたいのかっていう目的(動機)と、
何を達成したいのか、っていう目標と、
いついつまでにやるのか、っていうタイムリミットを、明確にして動きたい!

tsutomuと話し込むと、毎回こうゆう内容になる。笑

次への一歩を!

学生生活、何してましたかって聞かれたら、自分が注ぎ込んだものをきちんと答えられるようになりたい。
一つは部活。そしてもう一つ、何かを。

成果を自慢したいから頑張るのではなく、威張りたいから色々やるのではなく、キャリアを積みたいからガンガン外に行くのではなく。
人と違うことをしたいからやるんではなく、
でも、思いつきでやるのでもなく。

自分に自信となるものをつくりたいから、
自分の「引き出し」をふやしたいから、
やったほうが、「絶対楽しい」から、笑、
やったほうが、世界がちょっぴり変わる(はず!笑)、だから、

残りの2年半で、何かやろうと思います。
(意味不明な、宣誓!!)

わーーーい、非常に、楽しみです。


トロント・国際エイズ会議

2006-09-21 12:11:48 | 国際保健

2006年8月、カナダのトロントで国際エイズ会議が行われました。
トロントの国際エイズ会議は、27,000名の参加者中、若者(今回の会議では、26歳以下の参加者を指す)が約1,000名が参加したそう。

若者は、世界の人口における20-27%を占め、毎年の新規感染の50%以上を占めているにも関わらず、単純に数だけを見れば、全然比重が小さいよね。

しかし今回は、参加した若者は、「政策提言 advocacy 」と「若者と大人のパートナーシップ Youth-Adult partnership」 の二つに特化し、一貫した行動を取ることで、前回のバンコク国際エイズ会議よりもスケールアップした存在感を見せることができた、と評価されています。

13日の本会議開催前の10日より3日間、世界ユースエイズ連合や国際NGOファミリー・ヘルス・インターナショナルが主催して、ユース事前会議(youth preconference)が開催された。世界中から選考を通じて参加資格を得た250名の若者がこの会議に参加し、メディアやインタビューの仕方などの実践的な手法、政策やその他科学的な論点などに関しての集中的な研修を受け、また互いのネットワーキングをし、本会議への準備を進めたんだとか。

また今回、若者は5つのメッセージを掲げ、政策提言と「大人」(Adults:この場合26歳以上の成人を指す)とのパートナーシップに臨んだ。
1) Sex 安全でないセックスにより、若者が感染をしている事実。
2) Listen 若者が政策提言の場に、参画できていない事実。
3) Truth 教育の場において、性教育がおざなりになっている事実。
4) Access 予防・治療において、若者にとって使いやすい施設やサービスが不足している事実。
5) Money そして、十分に若者に特化したプログラムが行われていない事実。

本会議では目玉として、「コミットメント・デスク」という一角を設けた。そこは、
会議に参加をしている大人が、「私は若者に対して、『いつ』までに『何を』します」と、
「約束(コミットメント)」をする場所である。
本会議中、国連合同エイズ計画(UNAIDS)事務局長 ピーター・ピオット氏は、「UNAIDSでのインターンシップ制度の確保」を約束した。また、メキシコ保健相 フリオ・フレンク氏Julio Frenk は、「2008年に開催されるメキシコシティ国際エイズ会議において、若者の参加者をトロントの2倍にする」と公約した。

一般的には、国際的な論調としては、今回は若者たちが「よく見える」会議であった。さて、翻って日本の若者はどうだったか。今回ユース事前会議に参加した日本人の若者は2名。そして、本会議でも10名弱しか参加を果たせていなく、世界の人口比から見ても、「弱い」のでは?アジアの一国として、G8の構成国として、日本の若者に対する国際的な期待も大きくあるに違いない!

ってことで、日本からもユースの力を発信していかなきゃな、と思いました。

というわけで、続編イベント。見つけました。
行きたい!!!
でもこの日、2時半まで東京で講演会聞いて、4時につくばにツベルクリンの注射(病院実習するために必要!)を打ちに帰らなきゃいけない><
その後、もう一回東京に行く余裕(お金…)あるかなぁ。。

□ ワークショップ トロント国際エイズ会議 ―――――――――――――

「世界基金に資金を!」の声はこだましたか~

2006年8月、カナダ・トロントで開催された国際エイズ会議。市民社会の合い
言葉は「Fund the Gap!」(=「世界基金の資金不足を解消しよう!」)でし
た。国連合同エイズ計画(UNAIDS)は、「2010年までのエイズ治療・ケア・予
防への普遍的アクセス」を達成するには、2010年まで年間2兆円程度を国際的
に拠出していく必要があると推測しています。結核・マラリアの克服にも相当
の資金が必要です。
今回のプロジェクトRINGワークショップでは、日本からこれらのシンポジウム
や会合に出席した皆さんから、トロント会議についての報告を受け、日本の市
民社会が世界のエイズ・結核・マラリア対策にどのような役割を果たしていけ
るかをワークショップ形式で考えたいと思います。

日時:9月25日(月) 19:00~21:00
場所:丸幸ビル2F共用会議室
   東京都台東区東上野1-20-6丸幸ビル2F(アフリカ日本協議会隣)
地図:http://www.ajf.gr.jp/map.html
参加費:無料
定員:15名
申込み:メールまたは電話で「申し込みご希望」とご連絡下さい。
・メール:project.ring@gmail.com
・電話:03-3834-6902 (特活)アフリカ日本協議会 担当:稲場

主催・問合:(特活)エイズ&ソサエティ研究会議
世界基金・日本NGO連携促進プロジェクト
〒110-0015 東京都台東区東上野1-20-6丸幸ビル2F
(特活)アフリカ日本協議会気付 担当:稲場雅紀
TEL:03-3834-6902 FAX:03-3834-6903
____________________________________

そして、think Grobal,act Local!!スピリットを発揮して、

つくばでもなんと(偶然にも?グッドタイミングで?!)wAds2006の一環でエイズイベントの企画があがっています。
みんなで考えたい。作ってみたいと思ってます。
興味ある人連絡ください♪

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□ HIV/AIDS予防啓発活動@筑波大学

        スタッフ大募集中!!  ■
                  ■□
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☆★12月1日はWorld AIDS Day!!☆★
あなたはカレシの元カノの元カレを知っていますか?

2006年8月現在      HIV感染者 7838人
            AIDS患者 3842人
(エイズ動向委員会より)

これは累計報告ですが、
実際にはこの2~3倍の感染者がいると言われています。
10倍という人もいます。

つまり、感染していることに気づかないで
ウイルスを周りに広めている人がたくさんいるということです!!

HIV/AIDSは、私達の身近な問題になってきています。
今年のWorld AIDS Dayを機会に、
自分のために、大切な人のために、
HIV/AIDSについて学びながらイベントをやってみませんか?


HIV/AIDSに興味ある人
性教育をやってみたい人
恋人ができたばかりの人
同棲してる人
恋人募集中の人
みんな大歓迎です!!

筑波大生の性の問題を一緒に考えて見ましょう♪
国際学類や保健所とコラボもあるかも!?
興味がある人は、第1回ミーティングに是非来てください(^o^)/

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第1回ミーティング
9月22日(金) 17:00~ @M1教室
****************


更新

2006-09-18 00:31:45 | その他
ずっとさぼっていた、笑 T&Yホームページのスケジュール更新しました。 9月と10月。 http://cgi.ipe.tsukuba.ac.jp/~s0311563/sche28.cgi 行きたいイベントいっぱいです。体が一つじゃ足りないし、一日が24時間、一週間が7日じゃ、足りません~!!

凹みデー

2006-09-17 18:51:30 | 部活
昨日の部活終了後から24時間くらい経ちました。
やっと、凹みきった自分から、脱出しつつあります。笑

自分のプレーが、部全体のプレーが、うまくいかず、
現実と目標との、ギャップの大きさに、
自分にのしかかってくる、プレッシャーの大きさに、
あまちゃんな私は、凹みきってました。

気分転換に、おいしいご飯を食べに行っても、筑波山まで厄払いと勝利祈願に行っても、気分は晴れなかった。
寝付けずベットで泣いて、悩んで、そのあと10時間くらい眠っても、入院している後輩をお見舞いに行っても、なんだか頭がボーっとしたままで。

どうやって、今、凹みからふくらみつつあるかというと、とても単純なことでした。
mixiに凹みきった弱音を吐いてしまったところ、部活のみんながそっこー返事くれました。
みんな一生懸命に頑張ってくれているのに、この私を励まし、なおかつ応援してくれてる。泣。

何、私が凹んでるんだ。
私が、一番笑顔でプレーしなくてどうする?
苦しい逆境こそ、私が「大丈夫!まだまだやれる!私にトス回して!絶対決めるから!」と胸を張って言わなくては。

相当、励まされました。
団体競技のよさ。みんながいること。


凹んでる暇はありません!!!
人一倍、じゃなくて、人三倍くらい、頑張って、頑張って、恩返ししたいです。

ありがとう、なんかじゃ、足りないや。
ほんっと、部活のみんな、大好き。

国際フレンズ

2006-09-16 00:56:49 | その他
今夜、1年以上ぶりに会う、国際フレンズと飲み飲み、国際トーク全開してきた。
めっちゃ、楽しかった。

つくばの国際学類の4割くらいの人は、3年次9月より1年間留学する。
今日会った3人は、一人はチェコ、一人はフランス、一人はロシアから、帰国したばかりだった。

国際学類の人たちは、全然医学の友達と違うオーラがあって、国際情勢や異文化理解、特に各国の特性について、語る語る語る。
その話を聞いてるだけでも楽しいし、面白い。しかも知的教養の度合が、高い。
それが何に役立つわけでもなく、就活に役立つわけでもなく(ま、多少は役立つかも。。)、ただ好きだから、と、ぺらぺらとロシア語をしゃべる。チェコ語を勉強する。いいなーーー、教養もっと付けたいって思った。

僕の可愛い彼女っていう言い方を、チェコ語・フラ語・ロシア語で何ていうかを習った。笑
フラ語の、プティット○●って言う言い方、可愛いなーー。
やっぱ、一度は国際恋愛をしてみたいものだぁ。
日本人は愛情表現が下手だぁぁ、ていうか似合わないし。

といっても、帰国した彼らは口をそろえて「やっぱ日本人だ!」と叫んでいた。笑
まぁ、ロシア帰りのある彼だけは、ロシア人の彼女も出来、ロシアを我が祖国と熱愛してたけど~。

世界は、ひ・ろ・い! そして楽しい!!!

準備と後片付け

2006-09-14 04:48:45 | こども

準備と後片付けは、同じくらい時間が掛かる。

最近本を読んで、あ!と思い当たった言葉。
そう、後片付けは予想以上に時間が掛かるものなのだ。
きっとそれはもうめんどくさいという思いから、勝手に、後片付けの時間の見積もりが甘くなるから。negativeな思いからスタートするため、進みも悪い。何かを始めるときのpositiveなエネルギーは、実は結構めんどくさいことも多いはずの準備もなんとか切り抜けるための起爆剤になっているため、あっという間に実施まで突き進み、実施後燃え尽きる。
ということは、何かをスタートの時点で後片付けまでを視野に入れて、「評価」を終えてなお、微熱が残ってる、くらいになるように考えて、時間もエネルギーもはいぶんしていかないといけないってことか。

今、ぬいぐるみのアンケート回収やってて、こんなこと考えているわけで。
実際、私の行動がいつも、先を見通してないからこうなる。思い切りの良さ、といえば聞こえはいいが、用は、後片付けが苦手なだけだ。
私のことをよく知っている人は分かると思う、私のこの整理整頓の苦手さ、段取りの悪さ、めんどくさがりや根性。
出来る人間になるためには、いつも合理的に効率的に考え、self-management能力が高く、ならなきゃな。

アンケートの回収、解析ほどめんどくさいものはないけれど、評価が何よりも大事ってことはわかってるから、地道にやってくしかありません。
自分でやりたいと言ったことに、責任を持たないと。
それは自分にプレッシャーをかけるのではなく、自分に一歩階段をのぼらせるということ。なーんて、自己暗示。笑
よりよい活動になることを目指して。
これを通して自分がもっと成長することを目指して。


9.11

2006-09-11 17:16:12 | 国際保健
昨日の夜、NHKの番組に釘付けになって、見てました。

それは、9.11後のアメリカ。
嘆き悲しむ人の様子、怒りをむき出しにしてインタビューに答える人。
ドキュメンタリーは、イラク戦争にスポットを当てていた。

私としては、その後のチアリーディングをしている女の子たちのコメントに、驚かされ悲しくなった。
イラクに派遣される兵士を見送る、パレード。
ザ・アメリカって感じの、元気いっぱいのチア。
「アメリカは侮辱されたのよ!戦うのが当然だわ。」
「アメリカは突然ぶたれた子供みたいなものよ。どうしてだか全然わからないわ。」
目を輝かせて、戦争賛成!と唱える彼女ら。
「アメリカがどれだけ強くて、正しい国か、証明しないと!」


イラクに夫が派遣させられ、亡くなってしまった、奥さんの言葉。
「なんのための戦争なの。(ブッシュ大統領が戦争の理由に挙げた)大量破壊兵器なんてどこにも見つからないじゃない。(兵隊の人は)早く帰ってきてほしい」
その亡くなった方のお父さんは、はっきりと言う。
「馬鹿を言うな。息子の死を無駄にしないためにも、徹底的にアメリカ軍は戦うべきだ。」
そのお父さんにインタビュアーが、お嫁さんとの意見の違いについて聞く。
「彼女は彼女の意見を持つ権利がある。私には私の意見を主張する自由がある。
これが、アメリカだ。」と。


ザ、あめりか。


カメラはイラクの米軍キャンプの中も写していた。
突然、夜中にイラク人ゲリラに襲われる。
今夜も数人が怪我をし、数人が亡くなった。
兵士の言葉。
「僕たちは、彼らを助けに来たのに。」
想像以上のイラク人の反発、攻撃姿勢、に、精神がまいってしまう人も少なくないと言う。
生死と隣りあわせで毎日過ごし、戦争の意味に疑問を持ちながら、銃を構えてばかりでは、PTSDにもなるでしょう?
なのに、幻覚に悩まされて帰国を訴えた兵士は、それを理解してもらえず、帰国後「おくびょう罪」で軍から訴えられたとか。
(医学的根拠が立証されて無罪になったらしいけど。)


2週間の休暇をもらい久しぶりに帰国した兵士の話。
アメリカに着くなり言った言葉。
「ここではイラク人の(敵対心にあふれた)目をきにしなくていい。
緑のにおいがする。緑のにおいは前向きでいい。攻撃とか、爆弾とかと違って…。」
彼は母校に出向いて、戦争の話を高校生にする。
「イラク人の子供たちは、地雷や砲撃が怖くて外でサッカーができない。
そんな生活、想像できる?」
帰り道、彼の独り言。
「これをきっかけに、イラクに関心を持ってくれるといいな。
…あれ、おれってこんなことする人間だったっけ。」


戦争賛成と声高に叫ぶ、自由の国アメリカ。
戦争の意味のなさに気づき始めている人も少なくない、痛みを抱えたアメリカ。
教育、間違ってないか?
メディア、おかしくないか?
日本は、アメリカナイズされてていいのか?



ムスリムってだけで、怖がられるのが、やっぱやだな。
寂しそうに言っていた、エジプト人の友達。
でも、彼女はクロアチアで誰よりも丁寧で親切で、やさしい女の子だった。

何が正しいのか。


でもとにかく絶対何が何でも、戦争は反対。
力やお金で、平和が買える・つかみとれる、わけ、ないじゃんか。

筋ジス

2006-09-08 16:51:07 | その他

今日授業で、筋ジストロフィー、ならいました。
前に簡単にならったことあるけど、今日のほうが胸が痛かった。


知り合い(といっても、ほんと話したこともない、人でした)が、筋ジスで21歳で亡くなったから。
詳しくは前のブログに↓。
http://blog.goo.ne.jp/yuuui/e/6b402e3f8caf318f53701e88b2ae8a36


授業でならうスライドは、たんたんとしていて、ほんっとに、リアリティーがなかった。
彼の病気の説明。

Duchenne型筋ジストロフィー(DMD)
X染色体劣性遺伝
ジストロフィン遺伝子の異常により、ジストロフィン蛋白質が欠損
2~4歳に歩行障害→20歳前後~心・呼吸不全死
男子出生3500人に1人
…………

何にも、響いてこない、この羅列した文字。


知り合いの病気だと、いつも何気なく勉強していることに、重みが増す。
機械的な暗記ではなく、感情が渦巻いてしまう。

あぁ、そうなのか。と思った。
やっと気づいた。

どうやって国際協力をしたらいいのか、援助って何なのか、みんなが平和な世界をつくるのにどうしたらいいのか、
「こうして僕らはアフガニスタンに学校を作りました。」を読んで気づいたこと、
【ただ、世界中に愛する人を、大事な人を増やしていけばいいんだ】っていう簡単なこと。

これ、病気を勉強していくこと、患者さんを診ること、とも、同じなんだって、気がついた。
その病気が、自分の周りの人が罹った事のあるものだったら、自然と勉強するときに感情移入もするし、間近に感じられるし、どうしてこうなっちゃうわけ?治療法は何なの?どうしたらって自然と勉強もやる気になるだろうし、患者さんが知り合いだったらそりゃ親身になる。

だからもっともっといろんな人に出会い、本を読み、ドキュメンタリーやら映画を見たりして、患者さんと一人でも多く友達を作ろうと思った。
本の中や、画面でしか会えなくとも。

勉強って、そこに「なんでこれを勉強したいのか」という目的や「勉強してこうなりたい」と言う目標がなきゃ、ただの機械的作業になって、心が伴わない。
そんなの、嫌だ。
若年性パーキンソンの人の本読んだから、神経の教科書も気になってそこを読んだし、こうやって「自分の友達・知り合いを治したい」という思いで勉強するべきなんじゃないんだろうか?

今日、授業中に、そんなことに、気がつきました。


みんながhappyでpeacefulな世界を作るために国際協力することも、
目の前の一人の患者さんとその家族の方のサポーターになることも、
方法論は、同じなんだ。
一人でも多くの友達をつくっていくこと(世界中に、もしくは色んな悩みや苦しみや病気を抱えている人と)。

今すごくハッピーです、私。笑
どんどん実践したくてたまらない!
もっともっと、人間を好きになろうと思いました。