世界中に、Happy を smile を!

どんなときも笑顔で!元気よく!毎日カンシャ!
みんながhappyでsmilyな世界になりますように。

以前のブログより。2005年5月23日

2006-03-23 23:54:09 | こども
Tomの真似をして(いつも真似してごめんよ♪)、
私も今までのブログをこっちに移したいと思うわ。

去年くらいから、日記的なブログをやってて、先近は日記はmixiに書いてるし、考え事はこっちのまじめな(?笑)ブログに移したいと思うから、残しておきたい内容をこっちに書くね☆
読んだことある人、とばしてー!
感じたことを文字に残すのは大切だと思うので^^

2005年5月23日
ずいぶんと前だなー。
久しぶりに自分で読んでみると、面白いな☆


「生えない永久歯とささやかなwish」


今日テレビで最近の子供で永久歯が生えてこない子がいるんだって。
レントゲン写真をとると、乳歯の下の歯茎の中に普通なら永久歯が見えるんだけど、
そこがすかーんと何もないのね。
永久歯が下から生えてきて乳歯が抜けるところが、
乳歯のままで周りが永久歯だったり隙間が出来てしまったりしていた。
結構そういう子いるみたいで、(びっくり!)
治療法は乳歯を残し続けるために歯磨きの徹底しかないみたい。
原因は不明らしくて
食生活が柔らかいものばかりになったからとか、
最近の子は小顔になってきてあごが小さいからだとか説はあるんだって。
歯芽(歯のもと)は胎生期に出来るから遺伝的なものなのかなあ。

小児科医を目指す私としてはすごく気になった。
最近子供の体の異変って話よく聞く。
背骨が曲がってるとか土踏まずがないとか。
私の子供たちの時代になったらどうなってしまうんだろう。。
最近の子供たちは発育がよくて確かに足長いな~小顔だな~って感じること多い。
って私は何歳なんだ?!笑。
最近大人になったばかりのくせに~
むしろ、いまだ子供か。
なんにせよ、私の歯生えてきてよかったなあ。


今日時間があったときに久しぶりに前から持ってた本、
「4001のお願い」
をぱらぱら読んだ。
これはひたすら4001個「~だったらいいな。~してみたい。」という
お願いが書いてあるウィッシュリスト。
例えば、一粒の種をまき、芽が出て育つのを見る。とか
この世からみょうちきりんな食べ物をなくす。とか(笑)
醜いアヒルの子が美しい白鳥になるのを手伝ってあげる。とか
翻訳者がなんと向井千秋・万起男夫妻。うーん夢がある!

夢(dream)って言うとかなわないものとかなうものの
二つしかないような気がしてしまうけど、
ウィッシュ(wish)やホープ(hope)って言ったら
ささやかなもの、途方もないもの、素晴らしいもの、ばかばかしいもの、
何でもありな気がする。
私のwishは何なのかな。
毎日毎日利己的なことや壮大な善人的なこと、
つまんないくらい大したことないこと、ささやかなこと、
願って期待して。
で忘れちゃう。笑
たまにはそうゆうの、全部書き出してみるのもいいかも。
かなうとかかなわないとか気にしないで。
何も構えないで浮かんだ願い、書いてみようかな。
そんな願い、なんかかわいいよね。

今は大好きな喫茶店で美味しい夕ご飯を友達と食べて
コーヒー飲みたい。
あはは、現実的な夢だー
そして今からほんとにしに行くんだ!笑

とりとめもなく、自己整理の日

2006-03-22 06:11:11 | その他

ここまでまじーめに、ブログを書いてきたから、今日は肩の力を抜いて、思うことをつらつら書こうかな。
すげーpersonalな内容だから、興味ない人はスルーして下さい。
私はココで頭の整理をしたいだけなので☆


今頭にあること。
☆即行動的なもの
・フラッシュ(作って発表できるようになりたい)→3月中危うし?
・HP(早く公開して、色んな人のリアクションを見たい。ってことはもっとブログをきちんと取り組まねば?)→3月中の完成濃厚♪
・ぬいぐるみ病院の今後の方向性、アドバンストな内容。(頭がイタイ…)
・病院見学。(3月病院側が忙しくていけなさそうだ><)
・試合。(部活の試合、3/25・26&4/1・2…。勝てますように☆)
・報告書(山のよう…。GAとパワポとチームぬいぐるみのやつ。ここまでくると後回しにしてる場合ではない><)
・名刺交換した人にメールを送る。
・ぬいぐるみ全体のHP作る。

☆ぼんやり考えていること
・学生部会の今後の動き(どれくらい関わっていこう?)
・ネパールproject(密かに応援している)
・NGAとAPRMのOCchairは誰がやるんだろう?自分はスタッフやるのかな…?
・4月7日はWORLD HEALTH DAY (何かイベントあるかな?)
 同じく、3月24日はWORLD TB DAY (世界中のSCOPHianは何をしてるんだろう?)
・クリニクラウン。(やってみたい…。うずうず)
・写真展に行きたい。(今東京でやってるMSFのやつ。)
・USMLE(ストップしたままだ…。でも自分は本当に米国留学したいのかwondering中。)
・MPH(こっちもぼんやり。でもでもやっぱり多くの有名な先生方は持っている…。)
・健康格差社会という本を読む。(読もう読もうと思ってるけど、そう言えばまだ読んでない。)
・世界水フォーラム(水問題は気になる。モギコクに久しぶりに行きたいなぁ…)
・夏までの予定
 →4~5月 部活の新歓、ぬいぐるみの新歓、I-J新歓
  5,6月? ぬいぐるみ病院実施(あ、学会発表どうしよう…)
  7月 病院見学、うまく部活をすり抜けてAMSC(香港)行きたい
  8月 東医体、クロアチア留学


振り返るのは次へ進む一歩として。
また頑張るために、大切なプロセスとして。

思ったこと。
2006年3月チリ。GAに参加して。
世界は広く、可能性は無限で、自分はちっぽけ。
異文化を受け入れ、順応していく柔軟性の大切さ。
人種、国籍、肌の色、言語違えども、HAPPY、JOY、PEACE、LOVEは一緒!
対等にディスカッション出来る能力が必要。

2006年1月にたてた今年の私の目標は
①見る前に跳べ(好きな先生の言葉より)
 躊躇してる暇はないから、チャレンジあるのみ☆
②SMILE
 人を笑顔にする、が夢の自分自身が、笑ってないと、ね。
③朝を大事にする。
 朝に色々やる。このブログもね…
④語学!

①は今のところ守ってるかな。決して保守的ではないので^^
②③④を継続することはむずかしいよ~
ほんっとに、「熱しやすく、冷めやすい」「飽きっぽい」タイプなので。

正月に引いたおみくじには、
「小さな善行を積むこと。
チリも積もれば山となる。」
って書いてたっけ。
今の私にぴったり。
出来ることを少しずつ、出来ることから。

ちょっとずつ過去に戻ると。

去年12月 野口医学研究所留学説明会に参加して。
将来を見据え、本気で留学しようと頑張っている人ばかりで、USMLEstep1に既にpassしてる人もいて、圧倒された。
自分はほんとにほんとに将来留学したいんだろうか?

去年の10月 I-J総会でぬいぐるみ病院のプロコを引き受ける。
つくばぬいぐるみ病院の活性化につながればと思って。
うまくいってるのかな?
1年間で、何を達成したいのか。
今だ目標が定まらず、だめプロコだわぁ~><


ちょっと飛んで。
2004年12月 EAMSCに参加して。
あんなに大人数の前でプレゼンすること自体、初経験で超緊張したし、あまりの各国のレベルの高さ、自分の未熟さ・幼稚さに、立ち直れないくらい、凹んだ。
外国人と対等にやり合えるようになろうと、決意!
今もなお、努力中…。


2004年夏、熊本。パッチ・アダムスの講演会を聞く。
この日の感想を書いたメモを発掘
パッチは、「医療分野で人間に奉仕すること」「一日も悪い日を作らない」って決心して以来、怠った日は一日もないと言っていた。
There is no BAD DAY in m。y life until I decided it so....
BAD DAYを嘆くよりも、作らない努力を!
情熱を持つ人、よりも、伝える人に!
すごくステキな講演会だった。


2004年、夏。ドイツ平和村での3週間ボランティア。
予想とは違う雰囲気に戸惑いつつ思ったこと。
全ては実際に自分の目で見、耳で聞いて、手で触れてみないと分からない。
柔軟性と忍耐力が海外では大事。
出会いを大切に。
よかれと思ってやったことが結果的にいいかどうかなんて分からない。
懐疑心も大事。(本当にその人のためになっているのか?)


高校のとき。
ある本を読んで、シエラレオネの平均寿命が約25歳(今は30越えてるかな…?)という衝撃の事実を知ったとき。
2025年には世界の人口の3分の2が水不足に苦しむという新聞記事を読んだとき。
国際の道に進みたいと思ったっけ。
XP(色素性乾皮症)の子供が外で遊べない。大分にもその病気の子がいると知ったとき。
医者の道に進もうと思った。
(外で遊べないなんて、私が子供だったら一番苦痛だと思った。)



あぁ、なんだか自分も色々考えながら、浮いたり沈んだりしながら、ここまで来たんだなぁとしみじみ。
また明日から(あ、今日から?か。もう朝だね。)頑張れそうな気がする。
こうゆう過程も大事よね。
形に残したくて、書いちゃいました。

長々と、自分整理に付き合ってくれてありがと☆


自分には関係ない?

2006-03-20 08:54:49 | 公衆衛生

自分には関係ないと思っている人やっぱり多いのかな?
最近は減ってきてるのかな?

『HIV/AIDS』

知らない人はいないよね。
認知度はあるけど、果たしてrealityを感じている人って日本にどれくらいいるのかな?
私もぶっちゃけ、「知ってるけど、自分にはあんまし関係なさそう」と思っていた。
結構最近まで。(医学生なのに><)
だってリアルじゃないじゃん。
アフリカとかアメリカとかで流行ってることは知ってるよ?のレベル。
恥ずかしいけど…。

大学1年生の時、小児科の先生が
「今大学病院に1人いるよ~HIV陽性の妊婦のお母さん。」
ってさらりとおっしゃって、私は心底びっくりした。
あ、筑波にもいるんだ…
知ってたよもちろん、日本にもHIVpositiveの人がいて、感染者は年々増えていることとか、東京に感染者がすごく多いこととか…。
でも、やっぱりびっくりした。
自分が医者になって外来の時に、「私HIVpositiveなんですけど。」っていう患者さんが来た時、普通に「あ、そうなんですね。分かりました。では…」と対処できるようになっていたい。
きっと、まだまだ理解の足りない医者とかいて、
「え?HIVなんですか?」とあわてふためいたり、変な目で見たりする人もいるんだろうな。

今日なんでいきなりHIV/AIDSの話を書いたかというと、またGAの話に少しなるんだけど、GA中のあるsessionで、AIDS(もう発症してるってことね)の子供、11歳くらいの男の子の、約40分のドキュメンタリーを見て、すごく印象に残っているから。
そのsessionのテーマが、「WTOとAIDS」だったから、
TRIPS協定の話をした後、ARV(と言う薬。めっちゃ高価だけど、今特効薬はこれしかない)が手に入らなくて死んでゆく子供の話だった。
TRIPS協定について簡単に説明すると、
(間違っていたらごめんなさい)
TRIPS協定は一言で言うと、知的所有権を守ろうって言う国際的取り決め。
AIDS治療薬を開発した製薬会社がその知的所有権を保護され、
他の会社がその技術をコピーして安く薬を作って売ってはいけないってこと。
本やCDの著作権と同じようなもの。
で、治療薬は技術を保護されている製薬会社が独占して製造することになるから価格は一向に下がらず、先進国のAIDS患者はいいものの、発展途上国のAIDS患者は治療薬にアクセスする事が出来ない。
確かに、知的所有権を守らないと、誰かが技術を開発しても、他の人がすぐ真似をし、価格はどんどん下がり、製薬会社は売り上げを上げないと次の薬の開発が出来なくなってしまう…。つまり、製薬会社のインセンティブがなくなっちゃうんだよね。
でもでも、生命に直結する薬(確か、AIDS・マラリア・結核?とかだけ。たった3種類くらいの病気の治療薬)だけは、ジェネリック薬を作る技術があるならばその国の中で作ってもいいことになって、ブラジルは国内のAIDS患者に無料で配り、確実に死亡者が減ったんだ。(まあ、ブラジルはそう取り決めが変わる前に、強行的に実施し、国際社会はTRIPSを変えるしかない感じにした。って感じだったはず。)
そのジェネリック薬を例えばアフリカの貧困国に輸出してもいいかどうか?は、ちょっと私の記憶にはなく分からない><だけど、
ブラジル政府の対策は勇気あると思うし、素晴らしいと思う。
それだけ、国内にAIDS患者がいて、大変だったんだろうけど。

ドキュメンタリーに話を戻そう。
その男の子は母子感染。
お母さんは2週間前になくなった。
男の子の体はやせ細り、目だけが異様に大きく、まさに骨と皮。
ものすごい胃痛・気管痛、吐き気とあるらしく、ご飯はもうずーっと食べれない状態。
まわりで泣いている家族。
「薬さえあれば…。薬が安ければ…。」
最後はなすすべなく、病院へ搬送する車の中で息を引き取った…。


衝撃的でした。
私はAIDSのドラマとか映画とか見たことあるけど、
現実は違う。
初めて死ぬ間際のAIDS患者の姿を見た。
苦しみながら、薬が手に入らず、死んでゆくしかない姿。


私たちと遠い世界でしょうか?
日本にもHIV/AIDSの人が1165人いるそうだ。(2005年厚生省調べによると)
報告してあるだけで…。

去年秋、国際保健フォーラムのAIDSのワークショップで
「明日彼女と検診に行きます。」
って宣言している男の子がいた。
かっこいいと思う。
私もいつか検診に行ってみようかと思うけど、ちょっと勇気が出ない自分がいる。
感染してなくても、検診を受けることで、少しHIV/AIDSの人の気持ちを思いやることが出来るようになれると思う。
少しだけ、その人の気持ちを想像する。思いやる。
今出来ることってそれくらいしかないから。

ちょっと考えてみたいと思う。


参考までに。
世界のHIV/AIDSの感染者分布状況
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2260.html

日本のHIV/ADIDS患者の分布状況
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/7345.html


global point of view

2006-03-17 08:13:02 | その他

帰国して今日で1週間になる。

出国前はテスト三昧、慌ただしく成田に行き、今から本当に地球の裏側に行く気がしなかった。
行ってしまえば、日本とは違う環境に興奮したり疲れたりしながら、あっという間にまた成田に帰ってきた。
日本に帰ってきてみれば、日々の忙しさに追われ、頭や気を使うことが多くて、時間はもっともっとあっとゆう間に過ぎる。
1週間前のことが嘘のよう。
チリ行ったのは夢だったの?ってくらい。
GAで得たinspirationを忘れたくなくて、帰国して一週間以内でHPを作れたのはスゴイ満足。
でももっともっとやりたいことは沢山。
熱の冷めないうちに。
鉄は熱いうちに打て。(じゃないけど、笑。)

学校や部活やらの忙しさに負けると、向上心を持ち続けることを怠りそうになる
activeにchallengeする精神を忘れそうになる
その思いをactに移すことが億劫な気になる
motivationが上がる経験をしても、熱はすぐに冷たくなる

なるんだけど。
なるんだけど。

今回こそはmotivationを維持し続けたいと強く思うのは、やっぱりGAで多くのことを学んだからかな。
自分はまだまだだし、もっともっと色んな可能性に発見したい。勉強したい。
世界は広い。
自分の出来ることはものすごく小さい。
世界中の苦しんでる人を助けたいならば、UNやWHOは威力を発揮するかもしれない
目の前の困っている人を助けたいならば、町医者が最適かもしれない
先天性の病気、難病の人を助けたいならば、大学病院がいいかもしれない
本当に自分が何をやりたいのか
何を自分の一生のライフワークとしてやっていきたいのか
まだ暗中模索な自分がもどかしい。

今の自分に出来ることは、引き出しを増やすことだけ。
これは私の大切なポリシー。

例えば、世界の視野、global point of viewは、絶対に持ち続けていた私の中の引き出しの一つ。
部屋に貼ってあるHungerMap。
世界中の飢餓に苦しむ国が色分けしてある
one child dies every 5 seconds from hunger related cause
基本的欲求、食事すら出来ず、死んでゆく子供が5秒に1人。
自分の贅沢な暮らしが恥ずかしくなる。

世界中には10億人以上の安全な水が飲めない人がいる。
世界の人口は60億くらいだったけ。
6人に1人…。
アナン事務総長は国連総会(2000年)
「水不足の圧力は世界人口の三分の一に達し、2025年には三人のうち二人に達する。」
水資源の搾取、森林伐採、水汚染。

今日の朝ご飯はトースト。
今日も一口も何も食べれない人は世界中にどれくらいいるのだろう
どれくらいのつらさなんだろう
昨日の夜のつくばは大雨だった。夕立のような。
世界中には雨を見たことがない人がどれくらいいるのだろう
海を見たことがない人がどれくらいいるのだろう
汚い水を飲まなければならなくて、おなかを壊しちゃう子供が今日だけでどれくらいいるのだろう

考え出したらきりがなくて、自分の無力さにむなしさを感じてみたり…。
UNやWHO、MSFとか国際的機関やNGOで働いている人も無力さを感じるんだろうな。
問題点が見えれば見えるほど、解決のしようのなさ。


うーん、朝からnegativeになるのは良くない!
私に出来ることは小さなこと。
将来貢献できる人間になれように今の自分を磨くこと。
今の自分でも出来ることを見つけてやっていくこと。募金とか。

マザーテレサの言葉。
「身近な小さなことに誠実に。親切に。
大切なのは、どれだけ心を込めたたか。」


引き出しって大切。
人間としての広さと深さだと思うから。
思慮深く、注意深く、洞察深く、
自分なりの考えや感動を蓄えてるかどうか。
それが人間としての味わいになるんじゃないかな。
また時間があったら、別の引き出しの話を書きます。


かわいくて、わがままな弟

2006-03-14 19:46:56 | BOOKS&MOVIES

かわいくて、わがままな弟
著者 金澤絵里子 (講談社)

今日の昼間、東京に国際保健関係のシンポジウムに行こうと思っていた。
でも部活が長引いて、往復の交通費と3時間くらいしか講演を聴けないのとで、断念。
本屋さんに立ち寄ったことろ、探していたこの本を見つけちゃいました。
早速、購入。
特大サイズのカフェミストを片手に、スタバで熟読。
周りの目を気にせずに、泣きながら読んでしまいました。
行くはずだった東京分以上の価値だった気がする…。


主人公は、金澤正和くん。
出身は大分県。別府市。
英語と世界にまつわることが大好きで、オタクなくらい物知り。
どこまでも明るく、楽天的で、彼の周りにはいつも友達がいっぱい。
大学は、かの有名なICU。
授業は全部英語で、ユニークなカリキュラム、海外留学提携大学も多く、実は私もあこがれていた。
享年21歳。
彼は筋ジストロフィーでした。
(しかもデュシェンヌ型。一番重症な進行性筋ジスと授業で習った…。)
筋ジスのノンフィクションの本でしょ?
かわいそうだけど、そうゆう本よくあるよね…。
なんて絶対思って欲しくない。
いいから読んでみて欲しい。みんな。

え?ちょっと待って…?筋ジスで、ICU…???
少しこの病気を知っている人ならそう思うだろう。
進行性に筋肉が衰えていくこの病気。
鉛筆を握ること、ページをめくること、
いやいや、体を支えること、呼吸をすることすら、困難だったはず。


私は彼と少し知り合いなのだ。
大分県。
21歳。
英語塾。
ぴんと来た人いるかな?

彼は私より学年がいっこ上でしたが、そう、英語塾が一緒でした。
しもごおり。
本にも出てくるけれど、その塾は本当にスパルタでついていくのは相当きつい。
私もかなり泣きながらついていったようなものだ。
大学受験なんかを目指してるのではなく、いかに国際社会に通用できるEnglishCommunicaterになれるかを目指していて、
膨大な量の英文暗記(見ないで言える!書ける!)やスピーチ、ディスカッションについていけずにやめる人が多い。
私も「世界中の人と対等に話がしたい!」という理想を抱いたのはこの塾に行っていたから。
英語の楽しさ、世界に出ていくチャレンジ精神を養った、思い出の場だ。
彼は英語と世界がほんとうに大好きで、全国スピーチコンテストの最終選考まで進んだり、ICUに進学して平和構築の勉強に励んでたんだって。
そこまで健常者でもかなりのハイレベルの勉強を、病気と闘いながら、明るく生き抜いた姿を、みんなも読んで欲しい。


本の写真をみて、「あぁ。」と思った。
塾では学年が違うから一緒に授業を受けたことはなかったけれど、廊下でよくすれ違ったっけ。
車いすにのって通っていた人なんて彼しかいないから、覚えているよ。
お母さんが車いすを押しているところ。
友達が車いすを押してあげている姿。
私もエレベーターのボタンを押してあげたことがある気がする。
あの時間を一緒に共有した人が、もうこの世にいない。
世界を夢見て、英語をしゃべっていた空間。
私と彼との接点はそこしかないけれど、今後英語を話すとき、海外に行くとき、彼の姿を、彼の夢を、keep in mind し続けたいと。
それが自分自身の励みになるし、彼の夢を引き継ぐささやかなの方法だと思うから。


この本で読んで欲しいのは、彼の頑張りだけでなく、お母さんやお姉ちゃん、友達、理解ある先生達の惜しみない愛情と思いやり。
いつもいつも学校では世話を焼いてくれた横山くん。
高校の試験の始まる直前なんて、結構殺気立っているのに、「何かない?」といつも声をかけ、肘の角度を変えてあげたり、鉛筆拾ってあげたり出来る?
介護に明け暮れる彼のお母さんのことまで気遣ったり…。
24時間365日介護している家族だって、ホントにすごい。
衝突や葛藤は色々あって逃げ出したくなっても、健常者と同じ教育を受けさせ、それどころか可能性をどんどん伸ばし、やりたいことをやらせる最大限の努力を惜しまない…。
障害者になかなか理解のない日本社会(大学受験とか!怒りと悲しみを感じる内容が書かれてます…)だけれど、彼の育った環境、小学校~高校はとても恵まれていたと思う。
恵まれた環境を作り出した、家族の力が、やっぱり、すごい。
なんだか、スゴイなんていうちっぽけな言葉じゃ、表しきれないや。


筋ジスの平均寿命は20歳前後。
簡単に教科書には書いてある。
おいおい、て思う。
医療と現実のこの愕然とした距離は何だ?
彼の頭はちょーーークリアで、国際関係論とか平和構築論とか外交論とか国際法とかコミュニケーション論とか、日々の世界情勢やトップニュースやゴシップとか、友達とのたわいのない会話や家族との憎まれ口とか、
そうゆう当たり前のことをやっている頭をもっていて、
なのになのに、
体が機能をストップさせてしまったんだって。
最後の頃、彼は何を考えていたんだろう?
やりたいことがいっぱいあって、やり残したことも多いんだろうな。。

無力感を感じる。医療の限界と、生命の限界を。

 

でもでも彼はさいっこーーーーに、HAPPYだった!
すてきなえがおをしている^^
HAPPYな人生を生ききった。

自分はどうよ?
どんな人生を生きる?
明日死んだらどう思う?
HAPPYな人生を、精一杯生ききったと、胸を張って言える?

後悔よりも、周りの人への感謝で胸をいっぱいにして、
「なんてステキな人生だったんだ!
もっともっと生きて色々したかったけど、こんなに頑張った!
自分自身HAPPYに過ごせし、色んな人をHAPPYに出来たんだ!
夢も叶えたんだ!
ありがとう、お父さんお母さんお兄ちゃん妹。
ありがとう、今まで私にかかわった全ての人。」
そう言える人生を送りたいです。


正和くんは本当にかっこいい生き方でした。
少しでも見習えるように頑張りたいと思います。


心が洗われるよう、とはこんな気分なのかもね。
是非みんな、読んでみて下さい。

2006年3月14日スタバにて☆


チームぬいぐるみ

2006-03-12 14:32:42 | こども

第一回目チームぬいぐるみのご報告


3月11日朝10時半
戸板女子短期大学に日本全国(?)から集まってくれた仲間は、
遠くは愛媛、富山からも。

ご協力下さったのは、ウェルビーイング(株)さん。
こんな学生活動に投資して下さるなんて

楽しかったよ!ほんとに^^


私はIFMSAでぬいぐるみ病院のproject coordinatorをしている。
ぬいぐるみ病院は今までは各大学でサークル単位で立ち上げてやるしかなく、
このチームぬいぐるみは誰でも参加できる♪形で初めて開催したわけです。


来てくれた子供たちは17人。4,5歳から大きい子は10歳くらいまで。
参加してくれた学生は11人。


このプロジェクトの目的は、
病院ごっこを通して、医療や病院への恐怖心を和らげる、
思いやりや看護の気持ちを養う、
学生は子供とのコミュニケーションがきちんととれる人間になる、
ってこと。


泣いちゃう子がいたり、肌が黒いとか対処に困ることを言われたり、
ドクター・ナース役も初経験の人ばかり(練習会は経験してても)で戸惑うこともあったり、
最後にはカルテを渡しそびれる…><泣 ミスった…


と、色々問題点もあったんだけど、でもでもやっぱり楽しかったんだ~



子供たちはやっぱりかわいくって
「家に帰ってもお世話する!」ってちゃんと約束してくれたし。

初めて劇をしたけれど、
(筑波でぬいぐるみ病院やるときはゲームっぽいのしてかたらね)

劇って楽しいわ^^
子供たちのリアルな反応と、ばかうけ(何がそんなに面白いんだろう?笑)がうれしくって

 

evaluationはアンケートやカルテを見ないとどうかまだ分からない。

でも、楽しかったからいいんじゃない?と言ってくれる人もいた。


でもでもやっぱり、楽しくて意味のあるもの、にしたいなぁ!!

 

帰国次の日にこの企画の実施で、仲間には迷惑をかけたけれど
ほんとにほんとにみんなに助けてもらいました。
なかまってスバラシイ
次回も頑張ります


TABACCO

2006-03-11 06:49:40 | 公衆衛生

3月1日~7日、チリのPuconという山奥でGAに参加した。

GAとは、IFMSA(国際医学生連盟)の世界総会で、SCOPH(公衆衛生に関する委員会)に出席した私は、TBACCOのdisuccusionがあった。

聞いてびっくりしたこと。
スウェーデンやUKなどでは公共室内完全禁煙化が進んでいるらしい。
日本も進んできてるのかなぁ?
学校内禁煙になってるけど、外で吸ってる人いっぱいみるもんなぁ。
将来の医療従事者なのに…。
体に悪いことなど百も承知だろうに…。

こんなニュースを見つけた。
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/child/news/060228b.html
学校の先生は吸わないで欲しい、室内で。 
中学校の時、休み時間あけの先生がたばこ臭くてやだなぁって思ったことがある。
教育って大切だよー。
吸わない方がいいって分かっててもやめられなくなるんなら、
吸い始める前に、しっかりとeducation!!って思っちゃうんだけど。

室内で先生吸ってたら、生徒そうゆうとこちゃんと見てるもの。

医学生も医者も同じ。室内じゃなくとも、禁煙の努力を、と思っちゃいます。

だってだって
肺も歯もお肌もぼろぼろよぅ。
この写真有名だけど、見たことない人のために。
Twins, 22, made up to show how they would look at 40 if Kirsty, left, was a smoker and Kelly, right, was not
http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/1566191.stm
(BCCニュースより)

22歳の双子で片方がたばこを吸い続け、1人が吸わなかったら40歳の時どうなるか…。(メイクアップですよ、コレは)

女の子は吸わない方がやっぱいいよ><


そして海外旅行してて思うのは、海外のたばこは高い!
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/4740.html
一箱800円近くもしたらそりゃ子供は買えないわ…(←UK)
日本もたばこの自動販売機に成人カードを導入しようかとか議論あるけど、
価格を上げるのがいちばんいい様な気がする…。

一概には言えないけど。


今後もたばこtopicsは気になったら載せていきますね~☆


可能性は無限大!

2006-03-11 03:17:21 | その他

可能性は無限大!

SKY is the LIMIT!!

 

これは私の大好きな言葉で、GA(世界総会)から帰ってきた今も、噛みしめている。

日本より40時間以上もかけて、チリのプコンと言うところから今夜帰ってきた。
IFMSA(国際医学生連盟)に加盟する60カ国以上の550人を越える医学生と意見を交わし、better peaceful worldを作るためアツイ話を交わした7日間だった。


医学生になって3年目が終わり、ターニングポイントとしてこのブログを開設しようと思うにいったのは、
この3年間で色々な医学系学生団体や、講演会・イベント、MLに参加してきて
得られた情報や経験はかけがえがなく、
inspireされたりmotivatedされたり、また問題意識や葛藤を感じることもあり、
情報を自分も発信していけたら、
自分が感じている事を他の人とshare出来たら、と痛感したから。

私と同じように色んな考えを語りたい方、是非コメントお願いします♪

 

 

初めてGAに参加して思ったこと。
世界は広く、頑張っている医学生が沢山いるって言うこと。

日本でもIFMSA-JAPANは色々projectを展開しているけれど、
IFMSA-Japan Webpage : http://ifmsa-j.umin.ac.jp/
私はここでぬいぐるみ病院のproject coordinatorやってます♪)

世界にはもっともっとすごいのがあったー!
詳しくは今度活動報告としてアップするつもりなのでココでは簡単に感想だけ。


世界中の国々で私のやってるのと同じTeddy Bear Projectが実施されているし、
organ donation やmental healthに取り組んでいるもの、
Aflica のcommunityに密着した international なproject…etc。

色々あって圧倒されたけど、
私にもやれば出来るんじゃないか?という思うがむくむくと。


私も同じ医学生。
いち学生にしか過ぎないけれど、何か社会に貢献できる活動をきっと出来ると、これからの可能性を大いに感じた。


わざわざチリまで行ってほとんど観光もせず、
discussionやsessionに明け暮れた分、


これからの自分に、localに、nationalに、はたまたinternationalに、還元して行きたいと思います。
そうじゃなきゃ可能性も腐っちゃう。笑
(と、自分に言い聞かせつつ。)


では初投稿はこの辺で。
今後の投稿に乞うご期待です。